セブンスドラゴン2020
中央値: 70 Amazon点数: 3.7
スコアーボード
標準偏差 10.67 (難易度) 2.17 mk2レビュー数 36ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt |
82pt
GOOD!
1:ストーリー
前作未プレイなのでやや分かりにくい設定はあったものの、「あれ?これちょっと説明不足だな」と思った部分については推測が普通に効くレベルなので特に問題なし。
シリアスかつ暗めのストーリーだが、ありがちな「おら、これでショック受けろよ」っていうわざとらしいシリアスさではない。よくよく考えると凄まじく暗い部分もあるが、あえてその部分の描写を薄くすることで、想像のレベルを個々に任せて、自分にあった暗さに調整できるような工夫をしているように感じる。
2:世界観(+ステージ)
東京が舞台だが、これが本当にすばらしい。現実の東京をうまくファンタジー化させており、その雰囲気やデザインが秀逸。都庁、池袋辺りはBGM,MAPの雰囲気、実際のグラフィックなど本当に感動した。後半に行くにつれてアイデア面ではやや息切れを感じる。MAP自体の出来はいいのだが、ただのRPGにありがちな地形といった感じの物が続く。
しかし最終ステージでは再びすばらしい出来に戻る。純粋に考えた人の才能に感服するレベルで大満足。
3:キャラバランス
全てのゲームにおいて一番難しいのはこの部分だと思うが、このゲームは過去にやったゲームの中でもトップクラスにそれがいい。頻繁にアップデートがあるネトゲやアーケードゲームでもこのレベルの物は滅多に出てこない。
たいていのゲームは「?は?の下位互換」とか「?が強すぎて他の選択肢がない」といった状況が出てきてしまうが、このゲームはそれがほぼない。久々に見る「外れキャラなし」のゲームである。
具体的には物理攻撃面に関して言及すれば3職存在するが、それぞれの攻撃スキルに加えてA職は多彩な無効化カウンタースキル、B職は支援スキルとデバフ、C職は状態異常とそれぞれ追加で色合いが設定されていて、それぞれが実用レベルなので差別化が図られている。
強すぎて糞ゲー化or弱すぎて使い道がないの二択になりがちな特殊支援職についても、大器晩成とはいえ圧倒的な汎用性でありながら、この職が居ないと無理ゲーになるというレベルではない絶妙の調整。スキルに関しても基本的なバフからかなり特殊な物まで取り揃えられていて、死にスキルが少ない
そして何よりも重要な要素がそれぞれの職間のシナジーがすごいこと。例えるならばTCGでデッキを考えているような気分で相性のいいスキルやコンボが本当に多く、多彩な戦略が組める。
いわゆる必殺技的な技もそれぞれが圧倒的な性能でありながら、差別化は出来ている。
4:キャラクター関連
他の方も語っているが声優が豪華。また声優ネタなども頻繁に盛り込まれており、知っている人は笑える要素も多め。あまりにも声優自体に力を入れすぎ、女性陣はややキャラクター被りがひどいとも感じられるが、この手の要素に特に思い入れがある人は純粋に嬉しいと思う。
キャラデザに関しても独特の雰囲気でありながら万人受けするようなイラストで優秀。
5:難易度
スタンダードとカジュアルの2種類選択可能。スタンダードで始めて、かなり歯ごたえのあるゲームだったので、クリア後にカジュアルも遊んでみたが、カジュアルではかなり難易度は下がり、ライトなユーザーでも楽しく快適に遊べるレベルになっている。
加えてイベント戦前には親切にセーブポイント、全快ポイントが存在し、戦闘自体もその場でリトライ可能なため、セーブ忘れて唐突に全滅してそれまでの数時間がパーにとか、ボスに負けてもう一度挑みにダンジョンもぐるの面倒すぎる、といったストレスがない。
6:ロード時間
UMD版だがインストールすると驚異的なロード時間の短さ。さくさく快適動作です。
BAD/REQUEST
1:唐突な分からん殺し
具体的には、かけるにしてもかかるにしても、状態異常が強すぎる。
それまでは普通のRPGであるが、中盤のあるダンジョンの最初に居る敵からゲーム内容が一気に変わる。これ以降から「状態異常」が戦闘の大きな部分を占めるようになる。
慣れるとこれこそがこのゲームの面白さを支えているものだということに気が付くが、あまりにも突然すぎて衝撃的だった。
もう少し徐々に慣らすか、いっそのこと最初からこういうゲームにすればよかったのに…と思ってしまう。
2:ストーリーの締め
おそらく前作と設定を共有するためにこのような展開にしているのだろうが、最終盤とクリア後が思いっきり適当というか超展開。それまでの話がしっかりとしていたがゆえに、余計にひどさが目立つ。さらにありがちな超展開の内容、セリフとかなり辟易。
ラスボス前のボスで終了してればよかったのに…と某ロボット格闘アニメとまったく同じ感想を抱いた。
特にクリア後に関してはお粗末もいい所で、ステージが進むごとにウィンドウ2つ程度の会話文が表示されるだけ。クリア後のダンジョン全て通しても文章がおそらく14,5行しかない。ダンジョン入り口で「これからネタばらしするよ」と話しているにも関わらずこれはちょっと…
3:初音ミクの存在
無理にやろうとして違和感がある。
声優に力を入れすぎて?の項目でも感じたが、無理に特定層を引き入れようとして問題が生じているように感じる。
これに関して言えば自分のようにあまり興味がないタイプからすればプッシュされすぎでうっとおしい、興味があるタイプからしても半端すぎて逆にがっかりすると思う。
全BGMについて初音ミクVerがあるのは魅力的ではあるのだが、2,3曲を除き微妙にアレンジした上でメインメロディーやコーラスをボカロで[ラー」と入力してあるだけ。素人のやっつけ仕事でも、もう少し丁寧な仕事をするレベル。歌詞付きの曲にしても出来は決してよくない。
その割にOPでは激しく中心人物っぽいポジションであったり、登場まで中身がない内容でもったいつけたり…
4:雑魚敵の強さ
ドラゴンを狩るのが目的だが、ドラゴン以外が激しく弱い。1MAPにつき5,6匹程度はドラゴンがいるのでゲーム性を損なうレベルではないが、ここまで弱いとストレス要因にしかならない。戦闘内容が非常に面白いゲームであるので、これならばエンカウント数を減らし、敵を強化、経験値なども強化して一戦ごとの濃度を上げたほうがよかったと思う。
5:やりこみ要素
戦略が非常に多くあるので、複数キャラ作ったり、いわゆる転生(このゲームでは転身)させて別の職やスキル構成に変えて楽しむという意味ではやりこみ性十分である。
だが、しかしやりこんだ上での目的があまりにも乏しい。
周回要素はなし。雑魚敵は弱すぎてゲームにならない。ラスボス、裏ボス以外のボスは全て1回しか戦闘できない。裏ボスは局所的にとんでも攻撃があるので、ある程度戦略の幅が狭められる。
よって現実的なターゲットがラスボスしかない。手を変え品を変えラスボスと戦い続けてはみたものの、どうしても同じ敵相手なので設定を変更してシミュレーションをやっているような虚しさに襲われる。
周回要素を加えたり、裏ダンジョンを工夫することによってやり込みの目的を作って欲しかった。やり込めないわけではないが、モチベーションを保つことが自分は難しかった。
この内容ならば100時間を越えて楽しめると思っただけに残念。
COMMENT
PSP3000にてUMD版プレイ
一部では電プチフリーズや致命的なバグ報告がされているが、自分の場合は56時間プレイしてて1回も発生してません。
なんかRPGやりたいなと考えパッケの絵と世界観に惹かれて購入。
ゲーム内容についてはほとんど調べずに買ったので、ある程度の地雷は覚悟していましたが、予想を裏切りゲーム性について大満足でした。
キャラデザだとか、BGMだとかそういう外観的な部分ではなく本来の意味で”ゲーム”を楽しみたい方には非常にお勧めできます。無論キャラデザとかBGMについて問題があるとも思ってはいませんので、そちらが気になる人も買って損はないと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: くろすぐり レビュー日: 2011-11-27詳細は他の方も述べているので割愛しますが、前作とは打って変わってプレイヤーに対してとても親切な仕様になっていて、それでいて決して「ヌルゲー」ではなく
誰しもが一度は全滅を体験するであろうという高難易度をキープしつつも難易度が高すぎることによってストレスを感じることも無い絶妙なバランスに仕上がっています。
シナリオもややブラックで単調ですが悪くはなく、総合的には普通のRPGとしてみれば並以上の出来になっていると思います。
しかし、セブンスドラゴン2020には普通のRPGとは異なる重要な要素の一つとしてキャラクターメイクがあります。
公式曰く
「深化(進化の誤字?)したキャラクターメイキング。好みの外見、好みの職業、好みのボイス、好みのスキル育成で自分だけのムラクモと、パーティーをカスタマイズ可能。」
だそうですが、結論から言ってしまえば自分だけの好みのキャラクターなんてほとんどカスタマイズできません。
スキル構成を除けばキャラクターを構成する要素は主に
名前 外見 職業 ボイス の4つです。
名前はひらがなとカタカナしか使えないのが少し気になる程度です。
次に外見と職業ですが、前作と比べると外見は28から10に、職業は7から5に、大幅に減少しています。
特に外見に関しては半分以下で、一般的RPGの主要キャラクター数と同じか少ないくらいしかなく選択の余地がほとんどありません。
キャラクターは最大で12人まで作成可能ですが、外見が10しかないため必ず見た目が被ります。
また、これは各人の好みにもよると思いますが、非常に特徴的で濃い絵柄をしているために「自分だけのキャラクター」を想像しにくいというのもあると思います。
そしてこのゲームの一番の売りであろう「豪華声優陣30人によるボイス」ですが、確かにこの手のゲームで30人という人数はかなり多いです。
しかし、台詞自体は戦闘時の掛け声くらいでそれほど多くないにも関わらず、1人の声優につき1パターンのボイスしか収録されていないために結局各性別15パターンずつのボイスしかありません。
これでは他のボイス付きキャラメイキングのあるゲームと比較しても多いと言えないどころか少ない部類に入るでしょう。
さらに致命的なのが、ほとんどの声優にその声優の代表作とも言える有名なアニメキャラを非常に意識した、というよりほぼ同じ演技をさせていることです。
元ネタ作品のファンで、その作品のキャラをゲーム内で再現したい!という方にとっては良いことなのかもしれませんが
元は「目立ってなんぼのアニメのメインキャラクター」用の演技ですので、当然それぞれ特徴が強く汎用性を失っており自分好みのキャラクターを作るには向いていません。
今作の絵柄に合うかどうかを完全に無視した演技をさせているために自分の好みかどうか以前にそもそも「不自然すぎる、どう見ても似合わない」組み合わせが多数あり
どのプレイヤーが選んでも外見とボイスの組み合わせはほとんど限られてしまってオリジナリティも糞もありません。しかも前作では自由に想像できたキャラクターの性格まで固定されるというオマケ付きです。
「この声優さんならもっとこのゲームや絵柄にあった演技も出来るのに・・・」という場合も多く、非常に勿体無いことだと思います。
また、これも有名キャラクターを意識した演技が多いことによる弊害ですが、ボイスの性格の種類がとても偏っています。
大雑把に言ってしまえば男女ともにわりと陽気な、大声を張り上げるタイプのボイスがほとんどで、控え目なキャラクターや温和なキャラクターを作りたいと思っている人はボイス選びに悪い意味で悩むことになるでしょう。
このように、外見や職業が少ないのは言うまでもないですが、ボイスもとりあえず声優の人数を揃えたというだけで実際の選択肢はかなり少なく感じます。
前作や、ディレクターである新納氏の代表作であり同様にキャラメイクに重点を置いた作品である「世界樹の迷宮」シリーズでは自分の想像に合わせてキャラクターを作るという感じでしたが
今作では外見やボイスに縛られてしまいそれに無理やり自分の想像を合わせるといった風で、「自由に好みのキャラをカスタマイズ」している感は全くありませんでした。
せめて外見は倍以上、ボイスは1人の声優につき様々な性格3パターンくらい収録されていれば胸を張って「このゲームはボイスが豊富!好きなキャラを作れる!」と言えたのではないでしょうか。
話題性や有名作品ファンへのファンサービスを重視しすぎた結果なんでしょうが、「キャラクターメイキングのしやすさ」を完全に放棄してしまっています。
キャラメイクが醍醐味の一つであり主要な楽しみ方でもあるセブンスドラゴンの続編で、公式でもキャラメイクを前面に押し出してPRしている以上、こんな手を抜くような真似はしてほしくなかったというのが本音です。
システムは前作よりも大幅に良くなっているのに、肝心な部分を軽視して大事なコンセプトの一つを自分で崩してしまっているのはとても残念です。
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GOOD!
本作品はダンジョンRPGのような育成、戦闘システムを採用した3Dの見下ろし視点で探索するRPGです
「セブンスドラゴン」シリーズの2作目に当たります
■システム
→キャラメイク
容姿10パターン+職業5種類+名前+声優を選んで製作できます
公式サイトなどでは職業の項目で容姿が見れますが、その職業(+性別)=容姿で決まるわけではなく
容姿と職業は自由に選べます(黒髪ロングの女の子をデストロイヤーにしたりなど)
ボイスタイプの種類も多く、自分の好みの声、作り上げたキャラクターのイメージに合わせた声を選ぶことが出来ます
→戦闘
ターン制バトル、最大3人パーティでの編成になります
他のRPGと比べ、人数が少ないため一人当たりの能力は高めに設定されており
尚且つ役割の重要性が高まっています
そのため1人のダウンでピンチになりやすいので、緊張感を持って挑めます
また、少ない人数がゆえにパーティ全体の補強が難しいため、職業の選択に試行錯誤する楽しみがあります
→育成
敵を倒すことでSP(スキルポイント)を手に入れ、それを消費してスキルの習得&レベルアップを行います
レベルアップでSPを得ていた前作と違い、討伐での取得のため入手が安易になっています
「全体攻撃がキツイから全体回復が欲しい、でもSPの使い方に失敗した」といった事が起きても
少し戦闘をすれば必要なスキルを集めることが可能です
レベルアップでのSP獲得の場合、この様な自体に陥ると後半になるほどレベル上げが大変なため
例え必要なのが初期のスキルでも習得とスキルアップに時間がかかってしまいますが
このシステムのおかげで不要だと感じた初期スキルなどを一先ず置いておく事が安易になりました
また本作では転職が可能です
レベルを半減にして別の職業(or現職)にクラスチェンジできます
その際ステータスにボーナスが入ります
加えてパーティ内でレベルの低いキャラクターは倍近い経験値を取得するので
すぐに戦力が戻ります(SPは通常通り)
■難易度
ボスや中ボスは強力な敵が多く、策無しでは勝てません
しかしこちら側にも強力なスキルがいくつもあるため、上記の育成にある通り
必要だと感じたスキルを習得すれば突破は可能です
また、回復アイテムと状態異常抵抗系装備などが安易に入手できるため
スキル以外での対策もすぐにできます
本編クリア後の裏ダンジョンは難易度が高く、物足りないと感じた人にはちょうどいいかもしれません
■ストーリー
本編+裏ダンジョンの構成になっています
前作にも通じる話が核心となっているため、前作をプレイした人には嬉しい演出もあるかもしれません
ストーリー自体の良し悪しは判断できないため割合します
■グラフィック
3Dで作られたキャラクターとモンスターはなかなか軽快に動くため、観てて楽しめます
3Dを生かして奥からこちらに突進してくる演出なども好印象
■サウンド
イースシリーズやアクトレイザーを手がけた古代祐三の音楽はとても気に入りました
特に帝竜(ボス)戦の曲は迫力があり最高です
BAD/REQUEST
■システム
→キャラメイク
選択肢の少なさが問題です
1つの容姿に色違いや装飾違いなどが無いため、容姿に関しては選ぶ楽しさがイマイチです
声優(性格パターン)は種類がとても豊富ですが、容姿の選択肢の少なさも相まって、選ぶ声がどうしても決まってしまいます
熱血な少年ボイスがあるにも関わらず、それに合いそうな容姿が無いのも疑問です
→戦闘
演出スキップがありません
奥義の演出は長いものが多く、少し厄介です
→育成
新規キャラクターの作成にメリットがありません
どうしても今の編成ではこの先ツライ、と感じた時、新規キャラクターを作成したりしますが
本作では転職時に獲得SPを完全に引き継ぐため新規キャラクターを作らなくても再編成できます
むしろ新規キャラクターはSP0で始まるため、序盤でない限り作るだけ育成が面倒なだけです
特に終盤ともなると強くなるまでに必要なSPの量は膨大なため、転職して再度レベルを上げたほうが無難です
いろいろとキャラメイクするのもRPGの楽しみ方ですが、新参キャラへの配慮が無いのが残念です
→やりこみ要素
やりこみ要素はありません
周回によるボーナス等もないため、新規スタートしかありません
上記のように攻略中のキャラメイクにメリットが無いため、新規スタートに合わせて新しい容姿を使うことが
メリットかもしれません
■難易度
→強力すぎるスキルが多い
強い敵が一気に弱くなるぐらい戦況をひっくり返すスキルがいくつも存在します
MPの消費も少ないのが多く、戦闘中の管理も安易で緊張感がありません
そのスキルの存在に気付くかどうかで難易度は大きく変わります
→雑魚敵が極端に弱い
調整ミスと思われるくらい弱く、終盤になっても脅威にはならず、消化試合になっています
それに加えて戦闘開始時専用の自動発動スキルで雑魚が即死します
裏ダンジョンでやっと普通の強さになります
とにかく安易で強力なスキルとアイテムが多いため、ボス戦の緊張感があまり無いのが残念です
演出上雰囲気が盛り上がっているのに楽勝では感動もありません
代わりになるスキルもないため意図的に封印すると逆に勝てなくなる極端なバランスなので
もう少し弱体化すべきでした
■ストーリー
3Dキャラクターが可愛らしく動いてる画面とは裏腹に、人物が次々と死にます
テキストにも少し猟奇的な表現があり、とてもチグハグしています
かと思えば女の子が軽い口調で話し出したりと、雰囲気の明暗がよくわかりません
壮大なのかチープなのかわからない感じです
COMMENT
PSP-3000使用
前作25時間ほどプレイ、未クリア
本作裏ボス撃破までプレイ
簡単で安易な育成&戦闘システム、役割がわかりやすい5種類の職業、長すぎないストーリーなど
RPGに不慣れな方や手軽にRPGをしたいという方にうってつけの作品です
初音ミクや絵柄に興味を持ったけど、この手のゲームは苦手、という方でも問題ないかと思います
初音ミクに関しては、私自身詳しくない上にまだ一度も本編で聴いた事が無いので他の方のレビューを参考にしてください