ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt |
56pt
GOOD!
○ ストーリー
あくまでストーリーの好みは千差万別であるということを前置きした上で、私にはとても面白かったです。
伏線とまでは言えないものの、ストーリー進行中にぽつりぽつりとプレイヤーに渡される謎が、後々ちゃんと解かれます。
またゲームにありがちなマップの「見えない壁」について、とても上手く理由づけていることに感心してしまいました。
話の筋も起承転結がはっきりしているし、そうきたか、と唸るような展開も所々にあり、とても楽しんでシナリオを追うことが出来ました。
後半に進行するにつれて「おいおい…」とツッコミを入れたくなるような展開もないわけではないので、手放しですべてを褒め称えるわけではないですが、及第点の内容でした。
○ 音楽
哀愁漂う音楽が多く、良い曲が多かったように思います。
個人的には全体マップ時の曲や、聖皇暦200年のヒオニ山等でかかる曲などが好きでした。
一部の街では、旧作(1とか2の辺り)を彷彿とさせる曲調の音楽もあり、懐かしい気分になりました。
○ 移動関連
どこをどう移動していても、特定のダンジョン以外はすぐにワールドマップにも出られるし、本拠地に帰ることも出来ます。これは非常に快適。
仲間集めの際に行ったり来たりが多いので、このシステムは当たりだと思います。
BAD/REQUEST
まず幻想水滸伝というタイトルで出ているからこそ感じる不満点は以下の2点。
○ 本拠地
前作までは本拠地は自由に歩き回れました。それが今回は出来ません。人数が増えると大きくなりはすれど、1枚絵のようなものです。
幻水って、仲間が増えるにつれて、増築されたり改築されたりしていく本拠地をひたすら歩き回り、「こんな所に部屋がある」「こんな所に人がいる」と見つけて調べて話しかけまくって、ニヤニヤするのも醍醐味のひとつだと思うのですが。
今回も本拠地を歩き回るのを楽しみにしていただけに、個人的に一番ガッカリした点が、この歩き回れない静まり返った本拠地でした。
○ 仲間集め
108人の宿星を探し回るのも幻水ならではの楽しみであり苦しみですが、今回その仲間を探しても、「(故人)」と表示され、しかも顔グラすらなく、名前と簡単な説明のみというキャラ(キャラと言っていいものかどうかすら迷う)がたくさんいました。
確かに仲間だけで108人ものキャラクターを用意するのは大変でしょうが、それにしたってこれはあんまりにもあんまりじゃないでしょうか。
それ以外の地の宿星についても、仲間にしても連れ歩けるわけでなく、本拠地にいてくれるわけでなく。ストーリー的に考えればそういう設定で正しいのでしょうが、地の宿星に好きなキャラが多い人には残念な仕様でした。
幻水ということを横に置いて、他に感じた不満点は以下。
○ 戦闘システム
なんだか作りかけて途中でやめた感じの強いシステムでした。
キャラの隊列の配置まであるのにもかかわらず、前列後列関係なく打たれ弱いキャラばかりが集中攻撃にあうという謎。何のための配置なのか意味不明です。
また、通常攻撃をミスする確率がハンパじゃなく高く、常に何かしら技を使わないと攻撃が当たってくれない。
そして明らかにレベルの格下の雑魚敵相手でもやたら先制攻撃を受けるため、「逃げる」コマンドでボス以外は確実に逃げられるとはいえ、イラッとはしてしまいます。
またボス敵に関しては、強烈な初手さえしのげば後は勝ったようなもの、というバランス。仲間集めでうろうろしているとレベルが上がりすぎて、ボス敵がびっくりするほど弱くなります。
シナリオメインで、戦闘はおまけ、という感じ。
○ 夕食とサブ職業
たまに特定の会話イベントが見られるのはいいですが、そんなに数が多い印象ではなかったです。
そして夕食も関係するサブ職業の解禁ですが、普通にプレイしてたら気づかないレベルでした。
発見する頃にはもうクリアしちゃってるのでは…。
○ 地図
ダンジョンでは画面右下にミニマップが表示されるのですが、特定のダンジョンでは操作キャラの周囲ごくわずかしか表示されないため、入り組んだ構造のダンジョンになると迷う迷う。方向音痴で鳥頭な自分は大変でした。
再度進入したときには全部表示されるようにするとか、全体図を見られるようにするとか、オートでマッピングできるシステムがあるとか、そういう何かしらの親切が欲しかったです。
○ ブツ切りされる音楽
ロードは個人的に気になるレベルの長さではありませんでしたが、ダンジョンなどはひとつのマップが狭いので、すぐに次のマップへ切り替わります。その際、切り替わりのロードに1?2秒かかるんですが、その間なぜかバックで流れている音楽まで途切れます。
同じダンジョンにいるんだからそのまま流せばいいのに、どうして音楽までいったん止まるのか。ちゃんと切れた所の続きから流れはするのですが、いい音楽が多かっただけに、ブツ切れになるのが台無しでした。
○ 人と人の争い
確かにそれがストーリーの主軸ではあるんですが…。
シリーズに特徴の「戦争」もないのに軍師もなにもあったもんじゃないような。
COMMENT
PSP-2000使用。幻水シリーズが好きだったので購入しました。過去作は1、2、外伝、3、4、5とティアクライスをクリア済みです。シリーズすべて、不満点がないわけではないですが、それなりに楽しんでプレイしました。今回も結局、楽しんでプレイしました。
私自身はRPGとSRPGが大好きで、シナリオと音楽を重視するタイプです。同じような傾向の方の参考になれば幸いです。
このレビューでは不満点の方が多くなってますが、得てして良い所より悪い所の方が目立ってしまうものだと思いますので、あしからず。
ストーリーはとても面白かったです。それだけに、それ以外の所で残念な所が多かった印象も否めません。もう少し時間をかけて作りこんでいれば、もっと面白かったんじゃないのかと思ってしまいます。
幻水シリーズのファンとしては、今回の作品の反省を次回に生かしてくれればいいなと思います。
いやホント、本拠地歩かせて下さい。わりと真剣に。
Amazonレビュー
レビュー者: kpogja レビュー日: 2012-02-11それでも失望が大きかったです
グラフィックの荒さやその他沢山の点は皆さん色々指摘しておっしゃっているのに
異論もないですし、むしろ大抵の人がそうおもうよなと納得して安心すらしてしまいました
操作性も悪いです。スティックで移動、十字キーでカメラ視点変更。
……無理です。コンフィングで変更できるのですが、その変更も
スティックと十字キーの役割を入れ替えるだけ……意味がわかりません
マップもカーソル移動の大マップ、部分マップの組み合わせです。
汚く狭い3Dマップをちょこっと歩くだけです。
拠点はあってないようなもので、「拠点」を大きくしていく楽しさなどありません
ここまではなんとかギリギリ目を瞑って最大最悪の点
『108星いない』
本当です。冗談ではありません。
イベントで少し加入するキャラが大半、一部に至ってははなっから死んでます。
冗談だと思ったら本当で唖然としました。
戦闘に参加出来るキャラは20人弱です。
最早これは『幻想水滸伝』と冠するべきではないゲームです
ただ、ついてなかったからといっても評価があがるようなゲームでもありません
ただただ残念です。
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■発売日:2008-02-21
GOOD!
・テンポの良さ。とにかくサクサク進む。戦闘で全滅しても直前からやり直せるし、レベルを2?3位上げれば倒せるバランスなので初心者の方でも遊べそう。
・OPを含めた音楽の聴き心地の良さ。シリーズおなじみの曲(例:経験値獲得の曲)も。
・移動が楽。イベントが終われば外へ出れるし、いつでもセーブができるようになって手軽さも増した。
BAD/REQUEST
・ストーリーが残念。過去を行き来して謎を解明するのは良いが、終盤になるにつれて強引になっていき、風呂敷を広げたのはいいがうまくまとめられずに終わってしまったような消化不良気味に。過去のキャラからの視点からが戦闘数回だけというのは正直寂しい。
・読み込みは気にならないが森や洞窟とか敵を避けて行こうとして引っかかって結果として戦闘になってしまうことが(ほぼ100%逃げれるが)。戦闘時は陣形の意味がなく、後衛にしても集中攻撃を受ける、一撃で大ダメージを食らって即死、やたら状態異常になる確率が多く、ダレルことも。
・本拠地の移動がない、会話ができないのは味気ない。入ったらすぐに出られないのも不便。
COMMENT
シリーズは1、2、4、ディアクライシス経験済。
今回はアイデアは悪くないだけに本拠地移動できない、過去キャラとの絡み少なめと正直惜しい部分が目立ったのは残念。
全体的に難易度は低めなのでストレスなくサクサク楽しみたいなら試してみてもいいと思う。