シャイニング・ブレイド
中央値: 59 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
標準偏差 12.97 (難易度) 0.88 mk2レビュー数 16ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt | 4pt | 0pt |
51pt
GOOD!
・オリジナリティ 3点
同社の戦場のヴァルキュリアに近い戦闘システムで、敵の射程距離に入ると迎撃を受ける。
ただ近づいて切り倒していた今までのシミュレーションとは違い、物陰を利用したり背後に回り込んだり、接近するためにも色々と戦略的にキャラクターを動かせるので、キャラごとの長所、短所の把握も重要になってくる。
・グラフィック 4点
キャラクターデザインはイラストレーターのTONYが担当。
これまでのシャイニングシリーズ同様、少しエロスでかっこいい、ファンタジックな衣装を身に纏うキャラが可愛らしく、時にかっこよく戦いを盛り上げてくれる。
会話やアドベンチャーパートの立ち絵も表情が豊かに描かれているが、口パクなどの動作はない。
戦闘時のグラフィックは3Dで描かれれており、PSPソフトの中でも割と美麗な方。特に、TONYらしさを失わせない優秀なテクスチャで、3Dゲームにありがちなパッケージイラストと3Dのキャラが全然違う! なんて事がない。
・サウンド 4点
BGMは街やダンジョン、クエストによってそれぞれ異なっていて、どれも状況によく合い臨場感を盛り上げてくれる。
ストーリー序盤以降、歌姫のフォースソングによってBGMを変えることができるようになり、歌によって様々な追加効果を得る事で戦闘を有利に進められる。
・快適さ 4点
└・システム
ロード時間はインストールありで平均8?12秒ほど。
個人的には少し長く感じたが、ストーリーの進行によってロード画面にキャラクターのモノローグが表示されるようになるので、さほど気になる事はなかった。
└・戦闘
シミュレーションとアクションを融合したような作りで、プレイヤーはフィールドを練り歩き、射程距離内の攻撃するといった具合の戦いになる。
移動距離にはキャラごとに制限があるが、デュオする事で仲間を一人牽引でき、駆使すればかなりの長距離を短いターンで移動する事が出来る。
更に、ターゲットへの射程距離内に味方が存在する場合、そのうちの一人と協力して攻撃を加えるリンクアタックを発動する事ができ、ダメージの底上げをしてくれる。
射程距離はキャラクター、フォースによって変化し、ムーブポイントが多いキャラは短射程、少ない場合は長射程という傾向にあり、連携攻撃の運用に幅を持たせている印象を受けた。(例外もいくつかアリ)
└・操作性
複雑な操作などはほとんどなく、敵の射撃を避けながら接近するなど、直感的にプレイする事が出来る。
ただ、街の中での移動速度は戦闘フィールドに比べ遅く、多少面倒に感じることもある。
・キャラクター
TONYの描くキャラクターたちを、豪華な声優陣が演じる。
オリジナルキャラクターは控えめだが、過去シリーズに登場した人気キャラなどが多数参戦しており、お気に入りだったキャラクターたちで夢のパーティを組むことも可能。
しかしユキヒメはレイジの武器としてしか参戦できないので、3Dグラフィックをあまり見る事が出来ないのが残念である。
BAD/REQUEST
・熱中度 1点
└・ボリュームの少なさ
人によるだろうが、20時間ほどプレイすれば全クリは余裕。
そこからさらに2?3時間プレイすれば裏ダンジョン含め(10章)もクリアしてしまえる。
ヒロインの攻略も普通にストーリーを進めていれば初期の3人は個別EDを確実に見れるレベルで、後半に加入する2人も個別EDには多少苦労するが、それでも30時間は掛からない。
近年のRPGとしては異質の短さで、やりこみの要素などもほとんどなく、パスワードが全部開放される頃には果たしてどれくらいの人が遊んでいるのか……と疑問に思う。
└・お祭りゲー?
過去のシャイニングシリーズの主役どころは集まってこそいるが、参戦していないキャラクターも多数存在する。
イクサはTONYじゃないせいか完全にスルーされている有様で、前作のハーツからはかなりの数のキャラクターが登場しているが、主人公だったリックを取り巻く環境が一変、あまりに過酷な運命を背負わされており、前作に思い入れのある人ほど悲痛である。
・難易度 0点
個人的には、RPGと言えば”初見殺し、全滅必至の強敵”の存在であると思っている。
ところがこのゲームでは、全滅するどころかラスボスですら2ターンで倒し終えてしまう。
ストーリーが気になるクチなので、特にレベル上げに走ったりせずストーリーの進行を優先したのにである。
戦闘のシステム自体は飽きが来にくく、やっていて楽しい物ではあったのだが、こうもあっさりケリが付いてしまうと肩透かし、拍子抜けと言うレベルでは済まされない。
・満足感 2点
裏ダンジョンまでやり終えた後「これで終わり……?」と思わず呟いてしまった。
ストーリーが短く、戦争モノであるのに勧善懲悪な主人公一味。
帝国とは一体なんだったのか……。
擬似的なマルチエンディングであるため周回プレイなども出来ず、他にやる事といえばフリークエストの消化、アーティファクト、フォースの強化くらいである。後半に登場する過去作のキャラたちとは、特別な絡みがないまま終わってしまうのも残念至極。
・その他
ゲーム中、イベントの中で一枚絵のCGが見られるシーンがあるのだが、これらは後々見返す事が出来ない。
ギャラリーモードなどがないためである。もちろん音楽の鑑賞等もできない。
せっかくのTONYのCGなのに、あんまりである。
ヒロインたちの攻略に関しても、こちらからプレゼントなども出来ず選択肢に答えてクエストをこなすだけ、攻略している感じは殆どなく、期待しているほどのラブコメやギャルゲー要素はなかった。
COMMENT
PSP-3000使用。
キャラゲーとしても中途半端で、RPGとしては佳作以下である。
キャラクターは可愛いが、それに尽きる。
購入は慎重に。
Amazonレビュー
レビュー者: hero レビュー日: 2012-03-19決して楽しめない作品ではない。
ただ多くの人が言ってるように戦闘バランスの曖昧さや、キャラの性能的個性を戦闘に生かしきれない点などは非常に残念。
戦闘の流用元は戦場のヴァルキュリアだが、BLiTZのカスタマイズ方向自体は間違ってないように思える。
戦ヴァルと違い、一回攻撃した後は大幅に攻撃力が下がり、実質ターン制+補助スキルや移動用の数ターンといった感じの仕上がりでRPGに向いている。
が、補助スキルといっても回復以外は費用対効果が微妙で、もっと仲間強化系を充実させたり、面白いスキルがあっても良かったのではないかと思った。
キャラの育成要素やスキル個性自体はヴァルキュリアと比較してかなり多い。
戦ヴァルのポテンシャルにあたるパーソナリティーやアクセサリー装備の他に
キャラ毎にフォースと呼ばれる必殺技が10個弱あり、
更にアーティファクトの付け替えによって攻撃特化型、防御重視型、バランス型等色々カスタマイズできる。
それに加え、歌姫キャラは効果の違う歌をそれぞれ覚える。
ただ、ここまで色々な要素が揃っていながら、それが戦闘の面白さに直結していない。
ほとんどの場面が火力で押し切った方が早いというのもその一因。
状態異常系のフォースを複数覚えるキャラも多いが、通常攻撃1〜2発で死ぬ敵にわざわざゲージ消費して状態異常かける必要性も少なく
その多くが死にスキル化している。
とはいえ、単純に敵のHPや防御を増やせばいいのかという問題でもなく、戦闘フィールドがそこそこ広いSRPGにおいて
雑魚を倒すのに3〜4回以上の攻撃が必要になると結構なストレスになるので
ここらへんの狭間でバランスが取りきれなかったといった感じだろうか。
以上、非常に惜しい作品ではあるが、決して育成の自由度が無いわけではないし、戦術も皆無というわけではない。
モデル、モーションの出来もよい為、動かしていて気持ちがいい(フォース演出はもう少し派手でも良かった気も)。
amazonの評価は自分の価値基準に基づいた絶対評価だろうが、期待値に対する残念度的な評価だろうが個人の自由だが、
あくまでPSPのRPG作品という観点での相対的評価の場合、決して1〜2が付くような出来ではない。
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GOOD!
キャラクター性が最高
登場キャラも多く、それぞれ個性的
攻略ヒロインならエルミナが可愛いと思うけど
登場キャラ全員なら龍那が一番
立ち絵も綺麗でグラフィックも安定しています。
戦場のヴァルキュリアに似た戦闘システムがテンポ良く進む。
また、何も考えずに進められる程甘くはなかった
後半の雑魚、ボスの攻撃力が妙に高い(スルトとか)ので基本は防御力の高いいわゆる「盾」で対応、周りの火力と回復で盾をサポート、ボスを撃破といった流れになり、戦略もちゃんと生きていた
BAD/REQUEST
大量にキャラがいるのにメイン5人、リザーブ3人と出撃枠が少ない
1?2人強制出撃とかもありから益々選択肢が狭まってしまう・・・
あとはクリア後のシナリオを進めるとEDを再び見ることが出来なくなるとこかな・・・
ED見たかったらクリア前のデータ残しておかないといけないし
EDまでが少々短い様な・・・
COMMENT
シリーズ最新作と言っても続編とかそういう訳ではなく、かといって全く独立している訳でもなく、ブレイドより前の作品をプレイしていればより楽しめることは間違いありませんが、別にやっていなくても十分楽しめます。
逆にこれを期に別の作品をやってみようという気になるかもしれません。
それなりのキャラゲー要素もやりこみ要素もあり、まあまあ「面白いゲーム」に分類されると思います。