シャイニング・ブレイド
中央値: 59 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
標準偏差 12.97 (難易度) 0.88 mk2レビュー数 16ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 1pt |
43pt
GOOD!
まず初めに、今作自分で歩けるのは街中だけ。
ダンジョンという概念はなく、街から外に出るとワールドマップにポイントが示されており、そこを選択するとフリー戦闘orクエスト戦闘orストーリー戦闘が始まり、クリアすると街に戻る。
それを最初から最後まで繰り返す形式なので、RPGというよりSRPGと思っていた方が良い。
■グラフィック
ポリゴンモデルのキャラデザの再現度がかなり高い。
ステータス画面でキャラをグリグリ回転させるだけでも結構な満足感がある。
■音楽
ゲーム中に声優の曲を10曲以上聞くことが出来る。
■その他
登場キャラクターが多く、また複数のコスチュームを持つキャラクターが何人かいる。
今までのシャイニングシリーズのキャラがたくさん出てくるのでお祭りゲーな側面もある。
戦闘がとても簡単。
レベル上げや装備の強化等もほぼする必要がなく、どのキャラを使っても詰まることがまずないのでお気に入りのキャラで戦闘メンバーを固めることが出来る。
BAD/REQUEST
■オリジナリティ
戦場のヴァルキュリア3をシャイニングブレイドのキャラにすげ替えただけ。
歌や敵の部位破壊等の新要素があるものの取って付けた感は否めず、RPGに組み込むに当たってのシステム的なブラッシュアップが見えない。
というか若干劣化している。
■音楽
歌姫の歌が尽くシーンと合っておらず、恐ろしいほどにミスマッチ。
各精霊王の卵を眠りから覚ますシーンは毎回失笑してしまった。
歌がテーマなのだからシーンに合った曲作りをすればいいのに、キャラソンとしても売りたいという商業的な嫌らしさを隠す気がないノリの良い歌ばかりである意味潔い。
■戦闘
前述した通り戦ヴァルのシステムをまんま積んでいるだけならまだしも、劣化している部分があるのはいただけない。
今作は使用可能キャラ数20人以上の大所帯だが戦闘で使えるのは5人まで。
加えてストーリー戦闘では1?2枠が強制出撃枠にされてしまうことも多い。
戦ヴァルであれば戦闘中でも拠点でキャラクターの出し入れが出来たのだが、今作は戦闘開始前に指定した5人を戦闘中に他のキャラと入れ替える術がない。
折角魅力的なキャラばかりなのになぜ拠点のような場所を設けなかったのか。
また戦ヴァルのシステムは歯応えのあるタクティカルなシミュレーションだからこそ合っているわけで、今作のようなヌルゲーと合わせてしまうと折角の戦ヴァル式の利点がなくなってしまう。
むしろ歯応えもないのにちまちま1キャラずつ動かして?を繰り返すので、苛々に繋がりマイナス効果しか生まない。
コマンド戦闘ならオートなんて気の利いたものもあるが、今作にそんなものは当然ない。
ポリゴンモデルが良いのだから、そのままオーソドックスなコマンド戦闘をした方が遥かに良かった。
■ストーリー
ストーリーや世界観自体は壮大だと思う。
ただ登場キャラ数が多すぎるせいもあるのだろうが、悪い意味でテンポ良く駆け足で進行するため話に全く重みがなく安っぽい。
額縁だけは立派だが中身がついてこれてないという印象。
良い点でも述べた通り過去キャラが多く出てくるのだが、過去作を知っていても「こいつの性格が180度変わってんだけどどういうこと?」みたいなこともある。
■快適さ
前作ほどではないが今作もロード関係は気になる。
また歌姫の歌を使うとキャラを動かす度にカットインの会話が入るので地味にウザったい。
ただでさえテンポが良くないのだからこういう演出はせめてカット可能にしてほしかった。
■その他
どの街も街というにはおこがましい狭さ、民家の中に入れるわけでもないし話しかけられる住人は2?3人程度だし、単なる1エリアに街っぽいオブジェを並べただけ。
なのにキャラの移動速度が遅いせいで苛々。
街の狭さを移動速度の遅さで相対的に広く見せようという魂胆なのかと疑いたくなる。
あれならいっそ街中も全部選択移動式で良かったのかもしれない。
今回も攻略キャラとの個別イベントが薄いように思う、もっと頑張って欲しい。
また各キャラクターは最新の街に全員いるわけではなく、複数の街に点在しているので好感度を上げる為に全ての街で会話をして回るのが大変だった。街の出入りはそこそこロードも入るので。
前作のマキシマに続き今作もサクヤが攻略できない。
今作では攻略出来る的なことを匂わせていたような気がしないでもないのだが、夢幻だったようだ。
次作でもまた出るらしいのだが、攻略出来ないのなら出てこなくていいと言いたい。
クリア後含めやりこみに繋がるような要素が少ないのも気になった。
COMMENT
PSP3000使用
悪い点ばかり目立つが、それでも総合すればいつも通りのシャイニングだろうか。
■購入を考えている人へ
シャイニングシリーズに興味がない人にはお勧めしづらいゲーム。
「RPGがやりたい」とか「戦ヴァルが好きだからそのシステムの新作をやりたい」という人は安くなるまで待った方が良いかもしれない。
Amazonレビュー
レビュー者: hero レビュー日: 2012-03-19決して楽しめない作品ではない。
ただ多くの人が言ってるように戦闘バランスの曖昧さや、キャラの性能的個性を戦闘に生かしきれない点などは非常に残念。
戦闘の流用元は戦場のヴァルキュリアだが、BLiTZのカスタマイズ方向自体は間違ってないように思える。
戦ヴァルと違い、一回攻撃した後は大幅に攻撃力が下がり、実質ターン制+補助スキルや移動用の数ターンといった感じの仕上がりでRPGに向いている。
が、補助スキルといっても回復以外は費用対効果が微妙で、もっと仲間強化系を充実させたり、面白いスキルがあっても良かったのではないかと思った。
キャラの育成要素やスキル個性自体はヴァルキュリアと比較してかなり多い。
戦ヴァルのポテンシャルにあたるパーソナリティーやアクセサリー装備の他に
キャラ毎にフォースと呼ばれる必殺技が10個弱あり、
更にアーティファクトの付け替えによって攻撃特化型、防御重視型、バランス型等色々カスタマイズできる。
それに加え、歌姫キャラは効果の違う歌をそれぞれ覚える。
ただ、ここまで色々な要素が揃っていながら、それが戦闘の面白さに直結していない。
ほとんどの場面が火力で押し切った方が早いというのもその一因。
状態異常系のフォースを複数覚えるキャラも多いが、通常攻撃1〜2発で死ぬ敵にわざわざゲージ消費して状態異常かける必要性も少なく
その多くが死にスキル化している。
とはいえ、単純に敵のHPや防御を増やせばいいのかという問題でもなく、戦闘フィールドがそこそこ広いSRPGにおいて
雑魚を倒すのに3〜4回以上の攻撃が必要になると結構なストレスになるので
ここらへんの狭間でバランスが取りきれなかったといった感じだろうか。
以上、非常に惜しい作品ではあるが、決して育成の自由度が無いわけではないし、戦術も皆無というわけではない。
モデル、モーションの出来もよい為、動かしていて気持ちがいい(フォース演出はもう少し派手でも良かった気も)。
amazonの評価は自分の価値基準に基づいた絶対評価だろうが、期待値に対する残念度的な評価だろうが個人の自由だが、
あくまでPSPのRPG作品という観点での相対的評価の場合、決して1〜2が付くような出来ではない。
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GOOD!
●グラフィック
個々のキャラがとても可愛く、線も細い。特定キャラは設定によって衣装や武器が変化し、衣装は楽しめる。
メニューではそのキャラの全体図を見ることが出来、モードチェンジ後のカラフルな服の変化が伺える。
戦闘画面も見やすく、イベント時の背景は種類が少ないが悪くはない。細かい描写の街の背景なんかはとても好きだ。
また、イベントCGがあるのでシュミレーション風にも少し楽しめる。
●オリジナリティー
ありがちな「世界を救う」がテーマだが、とにかくキャラが可愛く、人数も多いので自由度がある。
しかもRPGに関わらず、会話での主人公の受け答えを選択でき、それによって相手キャラへの好感度が変化する。受け答えは一定時間選択しないと「黙った」ことになり、逆にそれが相手の好感度を上げることもあるという面白さ。
ストーリーは分かりやすく、区切りがはっきりしている。
●音質
音楽は至って普通。気づかない。ただ、7人の歌姫の歌をバトル中に流す事が可能で、こちらは普通に良い。(自分が一番好きなのはエルミナの曲)
声優もそこそこ豪華で(特に私が好きな田村ゆかりさん等)、キャラの印象に声が的確。
BAD/REQUEST
●グラフィック
グラフィックに関しては悪い点は見つからない。ただ、もう少しイベント時の背景は多くてもよかった。
●オリジナリティー
ストーリーが分かりやすいため、少々話が読める。
●音質
音楽に関してはほとんどBGM。よほど気にしない限り印象には残らない。
●難易度
バトルや会話の受け答えも簡単で、とくにバトルなんかは色々な魔法があるが、ゴリ押しでいけるのであまり意味がない。
ボス戦でも5人リンチなら味方攻撃2ターンでも終わるし、雑魚が多い方が手間取ると思う。
自分も一度として任務失敗したことは無く、バトルよりストーリーに期待。
COMMENT
絵に惹かれて買ってしまったが、後悔はしていない。むしろ、人に貸したいと思う。
満足度はこの点数。あまり良い評価をしない方もいるが、私としてはとてもよい作品だった。