こちらは、前作のED2後の流れを組み込んだサイドストーリーのスペシャルディスクとなっているそぅで、最初に「アルカナ・ファミリア」の簡単な解説があったり、メモリーズで補足もありますが、やはり前作をプレイした方が楽しめる内容だと思います。

プロローグの後すぐに個別選択でルートに入り、期間は船上での3日間と言う短い日数ですが、前作からの各キャラとのED後の状態をプレイする事が出来ます。

ちなみに、前作のデータ引継特典が幾つかあり、ジョーリィとダンテのクリアデータがあれば初回からプレイが可能です。

2週目以降はアッシュも選ぶ事が出来、この場合は前作キャラとは誰ともカップリングが成立していない状態の様でした。

本編は5章あって個別ルートは2時間位で、EDは前作と同じく3種類あり、アモーレの数値で変わります。

甘さは既に恋人同士と言う事もあり、前作に比べれば本編の糖度は少し上がっていたと思います。
キャラによって多少差があった気がしましたが、ED1が基本的に甘く、ED2は賑やかで楽しめ、ED3が喧騒の面白展開でした。

「アルカナ・ファミリア」の魅力であるコミック感覚のコミアルシステムは勿論の事、もぅ1つの最大の魅力であるキャラクターは…今回は個別ルートに入ると他キャラとの絡みがかなり少なく、本編だとキャラ同士の掛け合いに関しては物足りなさがあるかと思います。

しかし、皆相変わらずの…
リベルタは元気な純情少年、ノヴァはツンツンツンツンツンツンちょいデレ、パーチェはラ・ザーニア!!、デビトは口が悪く、ルカはお嬢様命、ダンテはダーンテ、な、ジョーリィは性格悪いと(笑)、愛すべきキャラは健在のまま個性光りまくりでした♪

それに、今回は早い段階からのフェリチータとの仲を楽しめたり、語られていなかった過去の話が登場したりと、そちらで各々のカラーを見れると思いますし、掛け合いはおまけシナリオで楽しませて頂きました。

正直な所、シナリオは其処まで深いとは言えないと思いますし、ヨシュアとの関わりが無いキャラ達のルートだと、しっくり来ない点がありました。
しかし、前作で気になっていたり、謎だった箇所の一部が今作で明らかになる事もあったので、私的には少しだけスッキリした所もありました。

そして、プレイ後には…

●シナリオが分岐する「愛×笑」のミニシナリオ3つ
●パーパとマンマによる「裁きの時間」
●前作の簡単なシナリオを見れる「メモリーズ」
●おまけモードの「ルーレット」

などが各キャラにあり、おまけボイスも前作同様豊富で、エピソードも8つあって、本編は短いと思っても楽しめる要素がかなりあり、本編でもココアルや選択肢をフルに見、おまけ要素も堪能したらば…最終的にはプレイ時間が34時間を超えていました。

ちなみに、一言二言の台詞しかありませんが、フェリチータの声がドラマCDやアニメに合わせて今作から変わっていました。
前作で少し気になっていたフクロータの声は、今回はOFFにする事も可能でした。

個人的には…若干おまけを減らして、本編とスチルをもぅ少し増やしてくれれば良かったと思いましたが、隅々まで遊び尽くしたい方や、小ネタが好きな方は相性が良いのではないかと思います。

私は今回も楽しめましたし、キャラクターは勿論の事、「アルカナ・ファミリア」と言う作品が気に入っているので、更なる展開の予感&希望を含んで★は4つと言った所です。

※フルコンプ後に少し補足書き込みをさせて頂きました。