新・剣と魔法と学園モノ。 刻の学園
中央値: 39 Amazon点数: 3.1
スコアーボード
標準偏差 14.12 (難易度) 2.50 mk2レビュー数 8ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 2pt | 1pt | 0pt | 3pt | 2pt |
27pt
GOOD!
3D化したのは個人的にはよかったと思う。
それ自体が他のゲームより秀でているわけではないが、これまでシリーズのようにイラストのみという形ではこのゲームのコンセプトが生かしきれていないように感じたので。
キャラクリの幅が減ったのは事実だけども、イラストだけで微調整かけるのと、多少幅が減っても3Dグラとどちらがいいのかといえば自分は当然後者を選びます。
全体的な雰囲気は細かいSEなどが前作のものを流用してることもあって、シリーズの雰囲気を損なわない範囲で大幅リニューアルに成功したと言えるのではないでしょうか。
BAD/REQUEST
正直な所全てがお粗末と言わざるを得ません。
シリーズファンで、新シリーズに移行したとあって期待していたのですが、かなりがっかりしました。
これまでのシリーズのいい部分を全てそぎ落として、ありがちなクオリティにした挙句、マイナス部分が大量に噴出してしまったという感じ。
リニューアル後第一作目なので、いい部分が減って、ありがちなクオリティになったしまったことは目を瞑るにしても、マイナス部分が大量に噴出してしまったのは非常に残念。
しかもその部分は多くがリニューアルに伴う部分ではなく、”RPGのゲームバランス”という根幹部分に生じているので、致命的かつ、なんで今までのノウハウを生かせないのか理解に苦しむ。
以下より具体的に
・移動速度
極端に遅い移動速度に苦情が多く寄せられ、アップデートで改善されました…
と、思ったらなぜか×ボタンを押している間は動作が1.5倍されるという、どこぞの改造ツールのようなやっつけ仕事っぷり。プロである開発元が出すアップデートパッチなのですから、もう少しまともな対応をしてほしいものです。
鈍足モードで移動する利点が皆無なので、移動中は常に×ボタンを押しっぱなしにしていなければいけないという事は実際にやってみると想像以上に面倒です。
・季節変更
多くの方が言われているように、敵が大幅に強くなります。ただそれ自体は大した強化ではなく、ぬるゲーから通常レベルになるくらいの物です。
問題はこれまでいけたダンジョンに入れなくなることで、レベリング自体は低級ダンジョンが1つだけ残されているので、詰むようなことはありませんが、素材集めが不可能になります。
これによって、攻略サイト等で情報を集め、行動予定表()のようなものを作らないと不必要な周回をさせられることになります。
・ドロップ関連
ドロップ率がやや低め…というのは昨今のやりこみ系アクションゲームの成功を参考にしたのではないかな、と思っているので特に問題はありません。
最大の問題は宝箱ドロップ。敵から落ちないので、ダンジョン内にある宝箱を狙うことになります。
この宝箱は基本的に1ダンジョンに1回限り設置される物なので、何度も通ってるうちに宝箱ドロップ品が自然と集まるようなことはありません。よって多くのゲーマーが一番嫌がる行為であろうリセット連打をすることとなります。それ自体はやりこみ系アクションゲーム等では当たり前のことであり、ギブロやリセマラ、リタマラなどと言われるように一般的な行為ではあるのですが、このゲームは敵を倒しても宝箱が出ないので文字通りリセットするだけです。ひたすらリセットして目の前の宝箱を開けるだけ。
それを何時間も繰り返すだけというのがいかほどの苦痛かは、プレイしたことがなくても想像できるでしょう。
そしてそれをしなければ手に入らないアイテムが多くあり、ゲーム自体の難易度も終盤はやや高めであることもあって、それをしないと今度はストーリー進行のためのレベル上げに多くの時間を要求されることになります。
・戦闘関連
まず第一に3Dになったにも関わらずエフェクトがかなりおとなしい。
ドラクエで言えばバギクロスを唱えるとバギのエフェクトが出るといった感じでしょうか。
次に気になったのは圧倒的なまでの作業感
最初のダンジョンでは普通に戦闘していて、テンポの悪さに萎えました。どこが、と聞かれると明言するのは難しいのですが、とにもかくにも「遅くてイライラする」と感じました。
そこでためしにオート戦闘+高速化(エフェクト等全スキップ)を使ってみると、非常にサクサク戦闘が終わります。時間にして5秒弱でしょうか。
最初は快適だったのですが、もはやこれはゲームではありません。
敵とエンカウントしたらオート戦闘設定をして高速化ボタンを押しっぱなしにするだけ。そしてわずか数秒で戦闘終了。
ひたすらにこれを繰り返し、3,4回に1回のペースで全体回復魔法を使うだけ。
宝箱ドロップを吟味する行為も作業感がとんでもないのに、戦闘までこれでは…
二刀流がなくなり、戦闘人数も実質的に前作までの6人から3人(+半固定キャラ1人)と半分に減っているので、戦闘自体の戦略性も大きく減っていることも、作業感を加速させる要因となっているように感じます。
さらに気になるのはボスの不在です。ダンジョンの奥にはボスが居ませんし、4季が移り変わるごとに一区切りつく(他ゲーで言えば章が変わるというイメージ)のですが、移り変わる直前にもボスは居ません。
たまにイベント戦でちょっと強そうなのが出てきても、スキル攻撃で1確余裕というとんでもない弱さ。
これまで10時間前後プレイしてますが、最初の1時間を除き他の戦闘は全てオート戦闘+高速化でやってきて困ることはありませんでした。果たしてこれはゲームなのでしょうか。
COMMENT
これまでのシリーズプレイ済み。
3D化という方向性自体には一定の評価が出来るものの、グラフィック面での差別化は図れておらず、見るべき点はあまりない。
RPGという”ゲーム”としては最低の出来。
というか、数少ない1週目クリアする前に投げたゲーム。
中でも「?が耐えられない」など明確な投げたポイントがあるわけではなく、「今まで我慢してやってきたけど、これ以上やる意味を見出せないから」というぼんやりとした理由で投げたゲームは初めてかもしれません。
冬が来ると一気に難易度が上がる?との情報を見て、頑張って冬が来るまでやりましたが、冬になるとその難易度によって作業ゲーが緩和されると思いきや、今度は宝箱吟味を強要されるだけで、余計に作業ゲーが加速して絶望しました。
純粋にRPGを楽しみたい人にはこれはゲームではないので絶対にお勧めできません。
キャラゲーとしてニヤニヤしたい人にも他にいいものがあるでしょう。
シリーズファンとしてやると、これまでの作品と比較してしまい、絶望が待っています。
Amazonレビュー
レビュー者: bibiri レビュー日: 2012-08-07それをおもいきって撤廃して敷居を低くし一般ウケするRPGにしたといったかんじです。
前シリーズのwizardry風がよかった自分としては不満ですが、
レビューを見た感じこの路線変更は正解なのかもしれません。
ただ学科が豊富にあるのに3人までしか連れていけないのは窮屈な感じがしました。
スタメン3名がほぼ固定化してあとは席替え要員になりさがります。
盗賊技能が廃止された盗賊とか…リーダーに隣接する席に座っていればいいよ状態。
それにNPCがやたらと主張してくるのも困り者。
前作まではプレイヤーが物語の中心にいた感じがしますが、
今回はNPC中心でプレイヤーが空気ですね。
PSOのストーリークエストをおもいだしました。
個人的には不満満載のゲームではありましたが、
これはwizardry系が好きだった反動でもあるのでしょう。
定番のRPGが好きな人には問題なく遊べるゲームだとおもいます。
逆に前シリーズが大好きだった人は変更部分をみて受け入れることができそうかどうか吟味することをオススメします。
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GOOD!
・キャラクターが可愛い
今までの1枚絵から3Dグラフィック表示に変わりましたが、これが案外良い感じに元絵を再現出来ていると思います。
あまり期待していなかっただけにこの点は大きかったです。
・経験値と履修値
キャラのLVや学科は思った以上に早く上がって行きます。
やろうと思えば序盤から学科はマスターする事が出来る位なので、いざ学科選びに失敗したとしてもやり直しが容易になっています。
とりあえず学科をマスターしてから進めてみよう、という事も可能なのでそういった意味では遊び方の幅は広がっている気がします。
ただ経験値に関しては今までが少なすぎたと思う位序盤から入ったりするので人によっては素材集めしていたら思った以上に上がってしまった。
という事もあるので一慨に良いとは言い切れませんが、個人的には良いと思った所です。
BAD/REQUEST
・キャラメイク
全体的に見てキャラメイクの幅は狭まったとはっきり分かります。
まず髪型は性別で2種類ずつ、髪の色は今まであった色が消滅している種族もある、キャラボイスが色物系多目(男キャラは特に多い)
等々パッと上げるだけでも結構目に付きます。
例えば前作まで再現出来た堕天使に白髪が不可になっていたりするので、今までのキャラを再現しようと思っても出来ないパターンがかなりあるのは致命的です。
キャラボイスに関しては世紀末のモヒカン風だったり謎のおっさん声だったりとキャラの頭身や見た目とマッチしないものがチラホラ見えるのが残念。
あとはとにかく音質が酷い上に音量も小さいので、何を喋っているのかよく聞き取れない、という事もあります。
この音質に関しては正直ととモノ1以外でも悪かったのですが、今作は輪をかけて悪くなっているので気になる人は結構気になります。
・戦闘関連
全体的にもっさりしています。
適度に高速化を挟んでおかないといけないという点ではあまり褒められた物ではないかもしれません。
キャラの動作一つ一つが遅いのが原因になっているのでこれをもう少し早めに設定してやれば、ある程度は解消されると思います。
最終盤になると範囲攻撃だらけになるのも何時もと同じです。
この範囲攻撃も今回から導入された行動順への影響を考えると使える使えないの差が激しいスキルバランスになっているので、それによって学科も使える使えないとなったりするのが困りもの。
ウィークボーナスもあまり意味を感じられませんでした。
このボーナス自体の入手確率はあまり高くなく、更に武器防具に使う練成素材が設定されていたりすると、かなりの数を狩る羽目になります。
通常攻撃に該当する斬、突、打が弱点であればオートと高速戦闘の併用で何とかなるのですが、属性となるとこれがかなり面倒。
ボーナスに設定されているものが武器や防具であれば仕方無いと思えますが、素材となるとそれなりの数を要求されるので作業感が凄まじいです。
・宝箱
今作は敵が宝箱を落とすという事がなくなったので、装備は基本的に確立で発生するレアドロップやダンジョンの固定宝箱頼みになりました。
今までの様な敵からの宝箱漁りが好きな人からするとこの点は非常に残念。
参加人数3人(転入生含めると4人)という枠の制限から盗賊が必須枠に出来なくなったというのもあるのでしょうが、もう少し何とかならなかったのか、というのが正直な所。
ダンジョン侵入時にランダムで宝箱が設置される事もあるのですが、確率は低いのであれば良いな、程度の気休めにしかなっていません。
・その他諸々
まずダンジョン時のカメラワーク操作が方向キーに設定されているので、快適に動かそうとするとモンハン持ち推奨。
Lボタンはカメラリセットに設定されておりRボタンは設定なしになっているので、正直LRでカメラ動かす案は出なかったのか、といった所です。
キャラの勝利パターンが1種類しかないので設定したボイスによっては致命的な位合わない事がしばしば。
勝利パターンを増やす、それに合わせたボイスを最低限用意する等の対処は必要だと思われます。
相変わらずバグが多い。
特に今作は魔法使用不可バグという前代未聞なものが発生しているのでデバッグはしっかりしてもらいたい所です。
COMMENT
PSP-2000使用
新シリーズ1作目という事で実験作に近い感じです。
色々な面で痒い所に手が届いていないので、点数的にはこんな所に落ち着きました。
言う程悪い出来でもないが、良い出来とも言えないのがこのソフトの立ち位置ですね。
所謂何時ものととモノと何ら変わりないというのがある意味凄い、と思わされます。
今作の土台となっている素材自体は決して悪くはないので、それをきちんと練って作れば良い所まで行けたのに勿体無いというのが正直な意見です。
過度の期待は禁物なのですが、それでも作品を重ねる度に改善を重ねてきたタイトルだったので、次回作はそれなりに良い出来になっているだろうと信じたい所です。