新・剣と魔法と学園モノ。 刻の学園
中央値: 39 Amazon点数: 3.1
スコアーボード
標準偏差 14.12 (難易度) 2.50 mk2レビュー数 8ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt |
65pt
GOOD!
[ゲーム性の転換]
ウィザードリィタイプの主観RPGから一転、3Dの可愛いキャラを操作してマップを探索する普通のRPGへと変貌したととモノ。マップ埋めやトラップ回避の楽しさは減れども、前作までの[洞窟だろうと神殿だろうと廊下だけが続く]奇妙な構成は無くなり、平原や廃墟などマップのバリエーションが大幅に増加した。更に[ラブリング]というNPCの好感度システムを導入、拠点となる学園内にもようやく[教室]を配置するなど、このあたりはいい方向に進化を遂げていると言える。
また従来の6人PTでは無く自由に作成出来る3人+転校生のNPC1人のPTとなり、こんなに必要か?とも思われていた学科(普通のRPGでいう職業)も大幅減少、錬金システムも簡素化するなど、今作からプレイを始める初心者にも優しい作りに仕上がっている。
[クエストクリアにおける報酬]
初代ととモノはクエストをクリアすると、仲間たちと繰り出す合体技を出すためのポイントが貰えた。しかしFinalになるとクエストをクリアしてもNPCからの労いの言葉のみ、稀に報酬を貰えることもあったが、ロクでも無い代物ばかりであった。今作はクエストをクリアすれば、クエスト中の選択肢によってNPCの好感度が上下したり、毎度毎度ちゃんと報酬を貰えたりとサブクエストもしっかり攻略する意義が生まれている。
[キャラ作成とあらゆる編集機能]
妄想全開、やはりこの言葉が最も似合う。男装の麗人だろうが男の娘だろうが作り放題、顔グラフィックは少ないものの、ボイスのバリエーションが恐ろしく多く(大抵耳障りなのだが)、更に戦闘中にボイス以外に発せられるフキダシ台詞を編集可能、役職名も編集可能、学科名も編集可能、学園名すら編集可能と、ゲームを[プレイヤー色]に染めることが出来てしまうのだ。厨二全開行くもよし、普通に行くもよし、受け狙いもよしとこのあたりは素晴らしい限りである。
BAD/REQUEST
[錬金術師の一強]
錬金は購買部で行う。さすれば錬金術師の存在意義は?
鈍器で殴ってよし、魔法唱えてよし、味方の支援してよしのオールラウンダーそれが錬金術師である。困ったら錬金術師入れとけばいいやという安直なパーティ構成をさせてしまう強さを持ってしまっている。パーティ人数が3人に減った今作、明らかにぶっ飛んだ性能の学科があれば、縛りプレイ以外では絶対それを使ってしまうことは眼に見えている。この学科を前にしては、前衛も後衛も関係ないのである。所謂使えない[死に]学科よりはマシなのだが、使えすぎるのも戦略性に富まず、面白みがイマイチと感じる。
[季節の変わり目]
季節が変わる、それは初見殺しの別名である。このゲームはストーリーが季節を経て展開していくのだが、季節が変わった瞬間、雑魚モンスターが異常なほどに強くなる。特に後半は状態異常攻撃や全体攻撃魔法を乱発するモンスターがわんさか出てくるため、それに対処出来ないと延々戦闘から逃げつつアイテムを只管探しまわるハメになる。こんなの冒険じゃない。
[中途半端]
[ラブリング]はNPCの好感度システムであるが、好感度MAXにならなければ何の意味もない。更に好感度をMAXにしたところで、購買部で購入可能なアイテムが増えるだけ。どれだけ好感度が低かろうが、ストーリー本編が進めばNPCはプレイヤーキャラに馴れ馴れしく接してくるようになる。また拠点にある学園にようやく[教室]が配置されたものの、クエストを受諾しなければNPCは出現しない。NPCの好感度を導入するならば、平時においてもNPCとの会話イベントはあっても良かったはずである。
また前作までにあったダンジョン内での学生応援も無くなった。ダンジョン内で学生がモンスターと戦闘しており、助ければアイテムを貰えるだけだったのだが、ファンタジー学園モノらしく[あぁ他の学生もそりゃあ冒険してるよな]と思わせる努力はしていた。全部3Dにするならば、シリーズの伝統とは言えイベント地点に[?]マークだけというのはそろそろ勘弁していただきたい。他の学生と競争や共闘するクエストなど、イベントの展開は[一緒に戦ってるよ]感を出そうとしているのだが、マップ内に存在するのがプレイヤーキャラと固定配置のモンスターだけというのは正直孤独感しか覚えられないのである。
COMMENT
バッサリと方向性を変えてしまった新生ととモノ。
相変わらず痒いところに手を届けてくれない造りに安心しつつも、従来のウィザードリィタイプを若干期待していた身としては、少々残念さがある。ただイラストの可愛さとは裏腹に、相変わらずRPG自体は硬派とも言えるレベルに難易度は高いので、[絵がダメ]などという諸氏も1度プレイしていただきたいものである。続編にも期待したい。
[BAD]とも[GOOD]とも言い難いのでこちらに表記するが、今回イラスト担当の[うし]氏はNPC3人と種族イラストのみである。これは少々残念である・・・。
Amazonレビュー
レビュー者: bibiri レビュー日: 2012-08-07それをおもいきって撤廃して敷居を低くし一般ウケするRPGにしたといったかんじです。
前シリーズのwizardry風がよかった自分としては不満ですが、
レビューを見た感じこの路線変更は正解なのかもしれません。
ただ学科が豊富にあるのに3人までしか連れていけないのは窮屈な感じがしました。
スタメン3名がほぼ固定化してあとは席替え要員になりさがります。
盗賊技能が廃止された盗賊とか…リーダーに隣接する席に座っていればいいよ状態。
それにNPCがやたらと主張してくるのも困り者。
前作まではプレイヤーが物語の中心にいた感じがしますが、
今回はNPC中心でプレイヤーが空気ですね。
PSOのストーリークエストをおもいだしました。
個人的には不満満載のゲームではありましたが、
これはwizardry系が好きだった反動でもあるのでしょう。
定番のRPGが好きな人には問題なく遊べるゲームだとおもいます。
逆に前シリーズが大好きだった人は変更部分をみて受け入れることができそうかどうか吟味することをオススメします。
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GOOD!
キャラクターのボイスが非常に多くなり、キャラメイキングの楽しみが若干増えた事
後は武器などのグラフィックが追加されたのは良かったと思います
BAD/REQUEST
前作「ととモノ。final」ではゲームバランスに不快感があり、今作では改ざんされてるだろうと思ったらむしろ悪化していました。
攻撃魔法やスキル、挙句回復魔法にも使用まで準備時間がかかり、「回復したくても出来なかった」と言う事がとにかく発生します。また、季節が変わるたびに敵が一気に強くなり、何の対策も無しだと、最悪積む可能性すら出てきます。
さらに、キャラを戦闘に参加させられる人数はストーリーキャラ含め僅か4人、これが前作と同じ6人だったらまだ楽だったかもしれません。また戦闘後の宝箱などが廃止され、アイテム集めが苦行と化したのもここに記します
キャラメイキングは、正直やってしまったなと思いました。
3Dキャラとなったのは良いのですが、DSでやれと言われても可笑しくないほどの手抜き極まりないグラフィックなどにはがっかりします
髪型や服装も前作と比べると半分近く減っており、劣化したと言えます
装備のグラフィックも、武器か盾しか反映されず、使い回しや色違いが多く目立つといったところです
キャラクターのボイスについては、戦闘中では全く聞こえず、何の意味があるんだと問い詰めたいです
COMMENT
一言で評価しろ、といわれたなら自分は真っ先に「クソゲーだ」と言うかもしれません
前作をプレイした後だと全てが悪く、良い所を見つけにくいです
おそらく全てを一新してみようと思ったのでしょうが、思いっきり裏目に出た感じです
ストーリーを進めていますが、正直やる気が出ません
今から購入を検討している方は、よく考えてから購入する事をお勧めします
そしてアクワイヤには深く反省してもらいたいと思います