那由多の軌跡
中央値: 67 Amazon点数: 3.2
スコアーボード
標準偏差 9.89 (難易度) 1.74 mk2レビュー数 23ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 1pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt |
45pt
GOOD!
「アクションゲームとして」
最低限、押さえるべきところは押さえたゲーム、という印象。難易度は全般的に簡単めで、完全コンプリートプレイ(特定要件を満たすことで得られる実績、隠されたところにあるアイテムやお金取得ポイントを網羅する)を志さなければ普通にサクサクとプレイできる。
どっちかといえば近年のイースのシステムが近いのかな?
「ノイ」
主人公、ナユタにふよふよついてくるピンク髪の妖精さんです。可愛くて良いです。お着替えもできるし、マスコットとしては申し分なし。
でもしれっと中盤以降は主人公よりはるかに強いキャラになったりとか。魔法が強すぎるゲームなので。
BAD/REQUEST
「ストーリー」
新ジャンル、ストーリーARPG、と銘打たれた本作。残念ながらストーリーが凡百以下です。
ネタバレになるのであんまり詳しくは書きませんが、敵対することになるキャラクターがあっさり心変わりしすぎです。そんな簡単に諦めるならそもそも戦ったり、世界を滅ぼそうとすることがなかったのでは?
また、中盤?終盤ではご都合主義オンパレードでそこもいまいち感情移入できず。
まあ、最後が大団円になるためにはご都合主義な展開が一番手っ取り早いんでしょうけど、そこはもう一歩考えて欲しかった。
「キャラグラフィック」
容量の少ないPSPで、しかも3Dということなので同情の余地はあるにしても、ちょっとグラフィックが粗すぎです。
ヒロインの女の子が微笑むシーンがあるんですが、そのシーンで特にグラフィックの粗さが際立ちます。ぶっちゃけ笑顔が怖いです。ここは2Dの一枚絵とか挿入しても良かったのでは……
「キャラクター」
ストーリーがダメなのと似た理由になりますが、キャラごとの交流が少な過ぎ、あっさりしすぎで魅力が伝わって来ません。「素直になりきれない幼馴染」や「秘めた過去を持つヒロイン」など、設定で言えば魅力的なのに、主人公と交流しないからそれがプレイヤーまで伝わらないのが残念。
結局(というわけのみではないですが)四六時中、主人公と一緒にいるノイが一番ヒロインっぽいです。
せっかくそこそこのクエスト(村民からの依頼)があるんだから、ヒロインや幼馴染と積極的に交流できるクエストを5?6個くらい用意してくれればよかったのに……
「自由度と不自由度」
こういったアクションゲームでは、プレイヤーに面白さを感じさせるために「不自由なゲーム」にする(ミス・即・死なデスゲームとか)か、「自由度を高く」するか(あっちこっちにフリーマップがあったり街があったりで好き勝手にふらふらできる過程を楽しむなど)どっちかが必要かと思うけど、これは「変に不自由な束縛を与えてしまっている」ゲーム。
町中の移動は足が遅く、それでいてクエストのためにあっちこっち移動しなきゃダメ。しかも移動速度アップは二週目じゃなきゃ許さないよ、という作り。
マップの絶対数が少なく、冒険という感じがしない。しかも全マップ攻略は二週目じゃなきゃ許さないよ、という作り。
謎解きのために必要なスキルがそのマップにいける段階では絶対に入手不可で、実績などが欲しければ同じマップをマラソンする必要がある。特定の魔法については二週目じゃなきゃ許さないよ、などなど。
……いや、二週目にこだわり過ぎじゃないですかねこれ。その不自由さは要らない気が……
COMMENT
軌跡シリーズ初がこの「那由多の軌跡」。
普通のアクションゲームとしては普通に楽しめます。
でも、細かいところで不満点の残る作品となっていてちょっと残念。あくまで「普通」以上でないことが不満点の一番大きいところ。
もし次回作が出ることがあれば「ストーリー」にはこだわって欲しいところ。せっかく新ジャンルを標榜したんだから、そこはぜひ。
Amazonレビュー
レビュー者: ジェダイ レビュー日: 2012-07-29軌跡シリーズの名前を借りたZWEIシリーズの新作ですね。
肝心のゲーム内容ですが、あまり面白くなかったです。
剣のアクションなど結構種類はあるのですが、使う機会がほとんどなかったり、
同様に魔法の数も多いのですが、どれも似たり寄ったりであまり使い分ける必要性がなかったり、
全体的に無駄な贅肉が多いような感じを受けました。
同じステージをギミックを変えては何度もプレイを強いてきますし、ちょっと飽きますね。
クリアまで20時間程度を要しますが、もう少しシンプルにまとめればまた違ったかもしれません。
お話も今一歩でしたし。
ただ、音楽だけは相変わらずのファルコムサウンドで良かったです。
セルジュとかミラとか軌跡シリーズの呼称が無理やり出てくるくらいで、過去の軌跡シリーズとはお話、世界観ともに全く別物なので、
過去の軌跡をプレイしていないからという理由で購入を迷っている方は、そこに関しては気にしなくて大丈夫です。
同様にZWEIシリーズもプレイしていなくて大丈夫です。
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GOOD!
ストーリーは若干王道ながらも、うまくまとまっていて感動できる内容。
仲間との絆、隠された真実、壮大な演出など、さまざまな展開が繰り広げられていくのが、とても魅力的でした。
展開の流れもテンポ良く進むので、ダレることなく楽しめました。
今作のシステムが大変素晴らしい。
戦闘アクションは、イースシリーズのようにうまく立ち回りながら剣技や魔法を駆使して戦うので、とても爽快感があります。
攻略するステージは、季節ごとに内容が変化するので、攻略していて楽しい。
グラフィックも大変素晴らしい。
作中のオブジェクトが色鮮やかで精巧な造りになっていて、見ていて美しい。
登場人物のモデルも従来の作品以上に造りが精巧になり、イベント時における感情表現が豊かになりました。
BGMも良いものが多いです。
それぞれの場面やステージに合ったものが多くて、盛り上がります。
やりこみ要素がかなり豊富。
キャラや魔法の育成・強化やサブイベント攻略など、やれることがいろいろあり、それぞれにクリア後の報酬もしっかりあるのでやりがいがあります。
特にキャラや魔法の育成・強化は、やればやるほど本当に強くなっていきます。
難易度がBEGINNER・NORMAL・HARDの3段階あるところ。
今作は従来の作品とは違い、ゲーム開始後もオプションで難易度を変更できます。
BEGINNERでは敵が弱体化されるだけでなく、ステージ中のギミックの難易度も低下しているので、初心者でもプレイしやすくなっています。
BAD/REQUEST
ストーリーの展開が、基本的に「異変→異変改善のためにステージ・ボス攻略→異変→…」という流れが多いので、ある程度展開が読めてしまう。
また、ストーリーの内容も王道なものである分、ストーリーの真相や設定もある程度読めてしまうため、斬新さには欠けます。
ただ、王道なストーリーと言っても決して(悪い意味で)陳腐というわけではないので、そこはとても評価できるところ。
UMDの容量の問題のせいか、残念ながらフルボイスでないところ。
ボイスが挿入される場面は限られており、ここぞという場面で入ってなかったりするため、せっかくの場面の盛り上がりがちょっぴり減ってしまう。
一部のダンジョンで、距離感がつかめないことがある。
そのせいで、穴に落ちたり、罠のダメージを受けたりすることがあります。
PSPのリジューム機能からの再開で、ロードが長引くことがある。
場合によっては、フリーズしたのかと思うほど長い場合も。
COMMENT
PSP-3000使用。
軌跡シリーズは空の軌跡FC・SC・3rd、零の軌跡、碧の軌跡をクリア済みです。
今作は難易度BEGINNERでクリア。
中古500円で売られていた今作を購入し、プレイしました。
ファルコムの作品ということで期待していましたが、期待以上の面白さでした。
王道ながらもうまくまとまっている感動的なストーリー、爽快な戦闘システム、飽きないやりこみ要素など、どれも良い出来でした。
過去のファルコム作品で培われたアイディアや技術が、今作にとてもよく練り込まれていると感じました。
RPGが好きな方・ファルコムの作品が好きな方にぜひオススメです。