那由多の軌跡
中央値: 67 Amazon点数: 3.2
スコアーボード
標準偏差 9.89 (難易度) 1.74 mk2レビュー数 23ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
74pt
GOOD!
まずアクションがとにかく爽快です。
序盤は基本的な動きしかできませんが物語が進むにつれて技やギアクラフトなどが
使えるようになるとかなり縦横無尽に動くことができるようになります。
シンプルなのに奥深いアクション性はさすがアクションRPGを十八番にしてるファルコムだなと
思いました。
個人的にはイースのフェルガナのアクションをベースに7の要素を入れたような感じがしました。
難易度は初心者から熟練者まで幅広く楽しめる絶妙な感じだったと思います。
ボスの強さはイースと同等な感じですが今作は回復アイテムの性能がいいのでアイテムさえ
あればよほどアクションが苦手じゃない限り初見で倒せると思います。
逆にアイテム縛りなどをすればギリギリのスリルあるイースみたいなボス戦が楽しめることが
できます。
次に独特な世界観や風景が中々いい味を出しています。
決して世界中の人々と関わるような壮大なものではなく、小さな一つの村を中心に
広がる物語は暖かみがあって良かったと思います。
またマップのグラフィックはかなり力が入っており景色を楽しみながら攻略をすることが
できるのが良かったです。
BGMはさすがのファルコムです。文句なしの良曲揃い。
特にリズヴェルトの冬のステージBGMなどは素晴らしいの一言です。
また今作はステージ攻略制であり、かなりのステージ数があります。
しかもストーリー上でやらなくていいステージも沢山あり、クリア後のやり込みに
持って来いです。
BAD/REQUEST
やはりタイトル負けしてることでしょうか。
軌跡シリーズを謳う割にはあまりにも軌跡らしさが皆無です。
システムとしては軌跡よりイースに近い方ですし、ストーリーも従来の軌跡のような
奥深いものではなく、やはりイースみたいな展開のストーリーでした。
画面上無理だったんでしょうがせめて会話時に顔グラフィックくらいは
欲しかったところです。
またグラフィックは背景やマップは綺麗ですがキャラは若干荒めです。
ですが個人的にはそこまで気になりませんでした。
後ギアクラフトがボタン押しっぱなしで発動と言う形のため、たまに発動しなかったり
普通にボタン押しただけなのに誤発動しちゃうことがあったのが気になりました。
それと今作は×ボタンがジャンプで△ボタンがステップなのですがイース7では×ボタンが
ステップだったため、慣れるまで時間がかかりました。
キーコンフィグがなかったのはかなり残念でした。
COMMENT
今作は軌跡シリーズの外伝作みたいな感じで捉えたほうがいい感じです。
従来の軌跡の要素は皆無なので過度な期待をしてガッカリする人もいたかもしれないので
やはり軌跡シリーズにする必要はなかった気もします。
とはいえゲームとしてはかなりの良作で、逆に軌跡シリーズとは言え今作は完全に
独立したものなので従来の軌跡シリーズをやったことない人でも普通に楽しめると思います。
ファルコムらしさをすべて凝縮した作品とも言える作品なのでファルコム作品未プレイの方などは是非今作からデビューしてみてはいかがでしょうか。
Amazonレビュー
レビュー者: ジェダイ レビュー日: 2012-07-29軌跡シリーズの名前を借りたZWEIシリーズの新作ですね。
肝心のゲーム内容ですが、あまり面白くなかったです。
剣のアクションなど結構種類はあるのですが、使う機会がほとんどなかったり、
同様に魔法の数も多いのですが、どれも似たり寄ったりであまり使い分ける必要性がなかったり、
全体的に無駄な贅肉が多いような感じを受けました。
同じステージをギミックを変えては何度もプレイを強いてきますし、ちょっと飽きますね。
クリアまで20時間程度を要しますが、もう少しシンプルにまとめればまた違ったかもしれません。
お話も今一歩でしたし。
ただ、音楽だけは相変わらずのファルコムサウンドで良かったです。
セルジュとかミラとか軌跡シリーズの呼称が無理やり出てくるくらいで、過去の軌跡シリーズとはお話、世界観ともに全く別物なので、
過去の軌跡をプレイしていないからという理由で購入を迷っている方は、そこに関しては気にしなくて大丈夫です。
同様にZWEIシリーズもプレイしていなくて大丈夫です。
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GOOD!
・BGMは安心のファルコムクオリティ。全編通じて良曲が揃っている。
・アクションは爽快。1週目は素直にNormalにすれば、最後まで気持ち良く突き進める。
・ラスボス戦の演出。詳細は避けるが、こちらへの攻撃手段が泣ける。
・ストーリー全編通じて必死に頑張っているノイが可愛い。
ステージでもふよふよと付いてきて、魔法やギミックで賑やかに大活躍。
・周回プレイでのやりこみ要素は、満足のいく盛り込みっぷり。
BAD/REQUEST
・プレイヤー視点で見える世界や人物が非常に小さなコミュニティに限られ、スケールが小さい。
さんざん「世界の危機」が取りざたされるが、プレイヤーには5?6人でケンカしてるだけに見える。
・ボス戦が「特定のタイミングで弱点攻撃」させるためのループ作業で、ムダに戦闘時間を水増しされてる気分。
3分掛かったとして、そのうち2分30秒は逃げ回りながら弱点攻撃のための準備作業。残り30秒で必死に斬る。
あと、ボスがわざわざ親切に足場作ってくれたりするのは萎える。
・主人公含めてキャラクターの言動が、全体的に幼い。社会人プレイヤーにはきついかも。
・ギミックちょっと多すぎでは。正直、最後の方は楽しいというよりもう面倒だった。
・ゲームなので言っても仕方ないことだが、断崖絶壁に生えた1枚の葉っぱの上をぴょんぴょん飛び移ったり、
あまりに非現実的な動きにはちょっと白けた。
COMMENT
散々言われてきたことだろうが、あまりにも前作までとコンセプトが違い過ぎて、軌跡の名を冠する必然性には疑問が残る。
碧の軌跡のエンディングが承知の通りなので、「前作と関わりがない」とどれだけ公式に明言されていても、気にしない訳にはいかなかった。ゲーム内ではストーリーと無関係の隠し要素であるみっしぃを公式ページの登場人物にわざわざ載せたり、「タイトル釣り」の意図が全くないというのは少し苦しいだろう。
ARPGとしては間違いなく良作だけど、もしこの作品が「ZWEI3」や「那由多の夏休み」というタイトルなら、わざわざ買わなかったという人は、確実に一定数いるだろう。少なくともここに一人いる。