円卓の生徒 The Eternal Legend
中央値: 71 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 8.98 (難易度) 3.11 mk2レビュー数 9ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt |
90pt
GOOD!
以下のGOODは全て「Wiz系RPGである」という前提条件を元に読んでいただければ幸いです。
Wiz系は通常のRPGより高難度、圧倒的なやり込みが要求されます。
全体的に今までのWiz系作品を混ぜた上で、やや普通のRPGに寄せようとしたんだなと感じました。
一部システムやスキルは定番Wiz系RPGとモロに同じ物が出てきているので余計にそれを感じました。
・ストーリー
RPGではしばしばありがちな状態異常「魅了」を主軸としたストーリーはなかなかに面白く、中盤以降の展開は引きこまれる物があった。
多くのWiz系はストーリー()になりがちな傾向がありますが、このゲームは普通のRPGと比べて遜色ないレベルによく作られたストーリーだと思います。
・キャラクター
Wiz系にも関わらず、汎用キャラではなく、全員固有キャラという異色の本作ですが、どのキャラクターも魅力的でよかったと思います。
・独自システム
仲間同士の絆が非常に重要視されていて、それが数値化して成長可能なステータス扱いになっていたり、そのステータスが影響する特殊スキルが非常に重要になっているなど、通常名ばかりの「絆」についてゲーム的に掘り下げてシステムとして搭載したのは非常に面白いと思います。
・ダンジョン
今まで色んなWiz系ダンジョンRPGはやってきましたが、ここまで凝ったダンジョンは初めてかもしれません。中盤以降うんざりするほどの迷路+ギミックです。
幸いマッピング機能はあるので同じ所をぐるぐる迷うということはありませんが、広大かつ複雑なMAPを走り回るのは楽しめました。
・難易度
ノーマル、ベテラン、マスターの3つから選べます。マスターはノーマルのセーブデータから一部データを引き継いでプレイ可能な二週目用超難度モードという設定です。
自分の場合はノーマルをエンディング後までクリアして難しいとも簡単とも思わない感じでした。遊びやすく、ぬるすぎもしない難度が通常難易度として用意されていながら、やり込み用難度を用意してあるというのは、Wiz系ゲームではいいことだと思います。
・BGM
メインテーマを軸に、名曲揃いです。統一感もあり、「円卓の生徒」のタイトルやストーリーにもよくあった曲が多いと思いました。
・ロード時間
ほとんど読み込み時間がありません。
というか、むしろ不自然なレベルです。
UMD版購入でインストール500Mもありませんでした。にも関わらずゲーム起動時以外UMDシーク音がしません。インストールデータはちょくちょく読んでいるみたいなのですが、こんなにちょっとしかインストールしてないにも関わらず一切UMDを読み込まないのは非常に不思議でした。
・トラップエンカウントシステム
要はダンジョン内部の特定の場所に餌を仕掛けて、そこに寄って来た敵と戦うシステムです。この戦闘は通常の戦闘と異なり、宝箱100%ドロップ+中身が確定で装備品となっています。
このシステムが非常に優秀です。
前述したとおりMAPがあまりにも広大なので、通常エンカウントが頻発していたらストレスで禿げ上がるのですが、このトラップエンカウントシステムがあるのでこのゲームは通常エンカウントがかなり控えめとなっています。おかげで快適に戦えるというのが一点。
かならず敵が出現+宝箱を落とすのでレベリングやアイテム掘りが非常に捗るというのが一点。
置くアイテムによって多少の背伸びチャレンジができるというのが一点。
様々な面で非常に優秀なシステムだと思います。無論ダンジョン内にはトラップエンカウントに加えて、接触すると戦闘になるシンボルエンカウントがありますし、Wiz系なのでガンガン戦闘してレベル上げないと、とても前には進めないバランスになっていますので、通常エンカウントが少ないのをいいことに、サクサク強引に進めてぬるすぎるなどといったことはありません。
BAD/REQUEST
・使用キャラの強制
あくまでも自分の場合なのですが、途中で一時的に使用キャラクターが固定されるのが非常に嫌いです。このゲームはそのパターンがかなり多く、そこは残念でした。
スタメン落ちしてて、全然育ててないにも関わらず、あるダンジョンではそのキャラクターの使用を強要される。当然戦力にはならないし、死にまくるしで面倒。さらにそのキャラクターにパーティー枠を取られるので本来のスタメンのうち一人の育成が遅れるなどなど、かなりデメリットがあります。
何箇所かでこれがあり、強要されたキャラクターをスタメン付近まで引き上げる作業+その後、一時的に抜けてた本来のスタメンを続投したスタメン付近まで引き上げる作業で相当の時間を食いました。
・蘇生呪文について
相当なレベリングをしないとラスボス付近まで蘇生呪文、蘇生アイテムが使えません。これは相当バランス悪いなぁと思いました。
ダンジョンの奥地で目の前にはボスが居る、その直前であえなくメンバーの一人が死亡。泣く泣く町に帰って、またダンジョンの奥地まで走り抜ける作業が待っています。
また中盤以降は即死攻撃の存在もあってその作業が加速します。
エルミナージュユーザーには首切りゲーといえばご存知でしょうか。このゲームの場合首をはねられるわけではないので、厳密には即死ではないのですが瀕死攻撃というものがちょくちょく出てきます。
これによって運ゲーで突然死する可能性があるにも関わらず、蘇生呪文がラスボス付近までなかなか使えないので泣く泣く町に帰り作業を何度やらされたか…
COMMENT
PSP-3000 UMD版でプレイ
エルミナージュ+とともの+通常のRPGといった趣の異色のWiz系
こちらでのレビューも自分が見たときは1つもなく、店頭にも中古では一切見ない。
そんなわけで相当マイナーで不人気なソフトなのかなと思ったら、意外や意外。
非常に楽しめて驚きました。自分もマスターモードで2週目の最中なので、完全クリア後のやり込みも含めれば久々のプレイ時間100時間超えソフトになりそうです。
パクリだけで中身がない糞ゲーになっているわけじゃなく、うまく混ぜて新ジャンルを確立できたんじゃないかなと思いました。
次回作や類似作品が出たらぜひ購入したいと考えています。
Amazonレビュー
レビュー者: スパイシーチキン レビュー日: 2014-11-08当然ではありますが、本作はPSPの作品なので、vitaでプレイした場合、画質はあまり良くないので、DL版購入される方はご注意下さい。
それでも文字が読みづらいといったことは一切なく、プレイに全く支障はありません。
本題ですが、本作はファンタジーな世界観とキャラデザのRPGとなっていて、いかにも「今風」の雰囲気を醸し出していますが、キャラゲーでもなければ萌えゲーでもなく学園ものでもなく、ゲーム自体は本格的なダンジョンRPGが楽しめます。
イベント、ムービーシーンももちろんありますが、あくまで戦闘に重きを置かれていて、戦闘を楽しむためのゲームと言えると思います。
主人公は100年前死んだ円卓の騎士と呼ばれる英雄の転生であり、舞台となる時代では先生と呼ばれ慕われます。
そして、慕ってくる仲間たちが便宜上「生徒」となるわけです。
自キャラ、そしてこの生徒を育て、パーティ構成を組み強くなっていく、これがこのゲームの醍醐味です。
ダンジョンは一人称視点で進む形となっていて、その道中には仕掛けなどもあります。
一人称視点なのでグングン進んでいく臨場感を感じます。
ゲームシステムとしては、初期のドラクエをやった程度であってもすんなり受け入れることが出来るほど敷居は低いと思います。
それでいて、前衛、後衛のシステムにより、戦闘の深みも感じることも出来ます。
カーソルを当てた項目を連続で選択する高速戦闘も出来るので、攻略済、踏破済のエリアや、格下の相手との戦いも非常にスピーディです。
その他、先生として生徒と面談や食事を行い絆を深めたり、食材を使い料理したり、いらなくなった武具を溶かし、より武具の熟練度を早めたりすることも出来ます。
最新のゲームと比べてしまうと、トロフィーがなかったり、自動移動がなかったりと、多少不便もあるのですが、それを踏まえても、今からでもやっておくべき価値のあるゲームです。
ここから☆マイナス1の理由です。
一部謎解きが面倒な箇所があります。
RPGでは一切攻略を見たくない自分でさえ、面倒くささに答えを見て進めました。
また、同時期のタイミングでマップ移動が一時的に不可になります。
イベントのために仕方ないことですが、ほとんどのプレイヤーはここで足止めを食らうことでしょう。
これがモチベーションの低下につながり、私もプレイを一度辞めました。
総評して、強くなることを実感しながらしっかり冒険を楽しめるRPGです。
全体的に良い意味でさっぱりとしているので、非常にプレイしやすいです。
vitaでのDL版もオススメです。
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GOOD!
wiz系と言われる3DRPGは初めてです。
・ストーリー
世界を脅かす魔王を討伐しに行ったら返り討ちにされた。しかし転生して新たに仲間を集めながら魔王を倒す旅にでる。という極めてファンタジーの王道中の王道です。
・戦闘のスピーディーさ
へんな演出などが全く無く、寂しい感じもしますが戦闘ログが早いのでそこらへんは完全ストレスフリーです。何が起こったのか俺にも判らねぇ…状態にも多々なりますが。
・ボイス
フルボイスではないですが要所要所でちゃんと喋ってくれるので十分です。
重要な部分は全部喋ってくれますが「こんなものがあったのか!」ってセリフで「おおー!」とか喋る程度が多いです。
BAD/REQUEST
・どっちに転んでも難易度
私はノーマル難易度で始めて(イーンシリンまで進めましたが)非常に温いので直ぐにMASTER(最高難易度)でやり直しています。○ボタン押してれば勝てるのはツマラナイ。
MASTERでやると確かにやり応えはあります、レベルを上げなければボスなんて倒せません。ただ後半だとザコすら致命傷をドンドン与えてきます。常に楯役に囮して貰わなければドンドン死にます。そこはもう少し攻撃力を下げて貰えればよかったかな…?デーモン三兄弟は恐ろしすぎる。
・単調な行動
結構好評なシステムの餌しかけて敵を倒して装備もゲット、の集中狩り(ハクスラと言うらしい)は勿論やりまくりましたが私は余り好きでは在りません。
ザコ戦闘のメリット皆無。装備も経験値もエンカウント速度もトラップ場の方が断然速い。
装備が整うのは楽しいですが…いかんせん「なんでお前ら絶対に宝箱持ってるんだよ」って思ってしまう…。大方2箇所を行き来するだけってのも同じ理由で違和感がありますね。
・ステータスの重要性が判りづらい&重要度の違い
1週目クリア後にwiki見てステータスの重要性に気付き、取り返すにも非常に面倒なため2週目をした感想として、
全体として力の重要性がまず無い、武器依存と言ってもいい程に上げる意味がない。力をあげるくらいならそれぞれ体力と運をあげて、魔法使いなら知力と加護もあげましょうぐらい。
私が知らないだけかもしれませんが「無属性魔法は運ステで上昇する」のも判らず弱いと感じてました。
・即死攻撃
大ダメージで死ぬのではなく、即死。ザコも頻繁に使ってくるので頻繁に死ぬ。ヤメロ。
逆にボスは即死攻撃は殆どない。
・からの蘇生方法
基本は街に戻ります。一応蘇生アイテムが在りますがクリア後ぐらいに取れるのでまず使わないです。それに使うタイミングを選びます。(戦闘以外or中でも。HP1or全快の4種類)
ボロボロ取れる頃には蘇生呪文があるのでそっち使います。何時でも使えるし全回復するし…。覚えるタイミングはクリア後でしょうかね…。
・主人公の性別
私は2プレイ目も男主人公でやりたかったのですが内容がアレでしたので何か変わるのかと非常に気になり女主人公でやり直しましたが、あの内容なら性別女なんて無くても良かったとしか思えない内容でした。
女主人公だとガチ百合要素があるので嫌いな人は是非男主人公でプレイしてください。そうでなくてもとあるイベントで感動が薄れるので男主人公がいいです…。それに女主人公でもエルフからの呼ばれ方がアレだったのはしょうがないとはいえショック。
妄想の領域となりますが個人面談でエロネタもあるので苦手な方は注意してください。
・戦績(これが性格上一番重要だった
基本コンプリートするタイプなので非常に気になる「誰かが死んだ回数」と「敵から宝箱を取った回数andパーセンテージ」
例えば「全体で敵を倒した数」とか「宝箱を取った数」とかなら良かったですが、死んだ回数なんか見ても「うわぁ。記録に残ってしまった…」となってしまい、正直残して欲しい記録ではないです。宝箱も取り逃すと個数と共に何故か%表示も付いてるので取り逃したら「%下がるのか気になる…!」と余計な記録に見えました。
ただ途中までは死んだ回数を気にして「死んだらリセット」としてましたが、このゲームでそれを気にするとザコすら即死使ってくるのでゲーム進みません。諦めましょう。
COMMENT
私は悪い部分ばかり気になるタイプなので悪い点として沢山上げましたが非常に良いゲームだと思います。なんとなくで発売一ヶ月以上経ってからの時期を少し外しつつのVITAなのでDL購入のフルプライスでしたが非常に満足してます。
プレイ時間もストーリーを堪能しつつ公式サイトにも書いてる一種の目標である大村正を取るためにだいたい初見からだと80時間ほど必要でしょうか。それぐらいなら十分楽しめるので非常にお勧めしたいと思われます。
戦略を考えたり装備やレベルを整えたり手応えは十二分に在りますがヌルゲーではないので「ボスを倒すために装備やアイテム、レベルや戦略を整える」事の出来ない人にはお勧め出来ません。