月影の鎖 -錯乱パラノイア-
タイトル概要
中央値: 41 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
標準偏差 0 (難易度) 2.00 mk2レビュー数 1ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
550人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: 行村 ナオト レビュー日: 2014-11-29
★良い点
・ストーリー
・スチル
・おまけ要素が楽しい
・美しいBGM
まず、お気軽に甘い恋愛をお望みの方にはおすすめしません。
まさに一つの時代を生き抜いた人々の物語。
市の財政難や駐屯地案の問題など、様々な問題に苦悩しながらも生きる主人公や登場人物たち。
とても重く苦しい、けれど深い物語で個人的にはすごく楽しめました。
結局お話は大体同じ方向へ終結しますが、決して金太郎飴ではなくいろんな方面からお話を読むことができてよかったです。
恋愛部分ですが、選択肢により恋愛か依存へと結末が分かれます。
甘酸っぱいものもあれば苦いものもあり…糖度は低いですが、美しいスチルと共に私は大変満足しました。
さすがTAKUYOさんというか、他の乙女ゲームとは一味も二味も違います。
非常に気に入ったし、兄がどうしても気になるのでFDも注文しました(笑)
●攻略順は特にありませんが、神楽坂響は最後に攻略することをおすすめします。
もし順番を決めるとすれば
兄(正式な攻略対象ではない)→望月→榛名→猪口→神楽坂 が良いと思います。
乙女ゲームにより強い物語性、深く暗いお話も大丈夫方にはおすすめの作品です。
・ストーリー
・スチル
・おまけ要素が楽しい
・美しいBGM
まず、お気軽に甘い恋愛をお望みの方にはおすすめしません。
まさに一つの時代を生き抜いた人々の物語。
市の財政難や駐屯地案の問題など、様々な問題に苦悩しながらも生きる主人公や登場人物たち。
とても重く苦しい、けれど深い物語で個人的にはすごく楽しめました。
結局お話は大体同じ方向へ終結しますが、決して金太郎飴ではなくいろんな方面からお話を読むことができてよかったです。
恋愛部分ですが、選択肢により恋愛か依存へと結末が分かれます。
甘酸っぱいものもあれば苦いものもあり…糖度は低いですが、美しいスチルと共に私は大変満足しました。
さすがTAKUYOさんというか、他の乙女ゲームとは一味も二味も違います。
非常に気に入ったし、兄がどうしても気になるのでFDも注文しました(笑)
●攻略順は特にありませんが、神楽坂響は最後に攻略することをおすすめします。
もし順番を決めるとすれば
兄(正式な攻略対象ではない)→望月→榛名→猪口→神楽坂 が良いと思います。
乙女ゲームにより強い物語性、深く暗いお話も大丈夫方にはおすすめの作品です。
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GOOD!
・快適なシステム
…TAKUYOのゲームをプレイしたことがある方ならお分かりかと思いますが、いつも通りの快適システムが実装済みです。選択肢では自動的にセーブされているので、パラメータ調整で選択肢を振り返ることも容易です。
ただ、メニュー画面を開く際の切り変わりが遅いかなという点が少し気になりました。好感度ページにはプレイ画面からスキップして飛ぶことができるので、あまりメニュー画面を使うことはないものの、辞典が見たい時には若干不便かと感じてしまいました。
・グラフィックの彩色
…全体的に暗めの色合いが強く、ゲームにはよく合っていたと思います。
BAD/REQUEST
・ストーリーが暗い
…大正末期から昭和初期を題材としたオリジナル世界観になっています。そういった時代背景があるため、舞台となる島には、どこか閉鎖的な雰囲気が蔓延しており、物語を進めていくと、異人への差別や商店街からはみ子にされたりと、ドロドロとした部分がどんどんと出てくるようになります。
“選択肢によって「好感度」か「依存度」が変化する”とあったので、うつ要素は覚悟していたのですが、モブキャラクター(※一般の島民)のとる行動がとにかく理不尽で、プレイしていても、どうしても楽しむことができませんでした。
・主人公の自尊心が低い
…たとえば、物語の都合上、主人公が商店街の人々から、かなりつらい仕打ちを受けることがあるのですが、それをじっと耐え忍んで仕方のないことだと受け止めてしまう。もちろん、商店街というコミュニティが大事なものだという意識が根付いていることもありますが、それを抜きにしても、あまりにも自分を大切にしない子だという印象が強かったです。
(※この点については、主人公の生い立ちや過去が関係しているのですが、そこに言及すると文章が長くなってしまいますので割愛いたしました)
・公式サイトのあおり文句に違和感
…「これは激動の時代を必死に生きる人々の闘いの記録である」と書いてあるのですが、そこまでかな?と感じてしまいました。
激動の時代と言っても、島内の混乱は時代という波ではなく、あくまで一人の外部の人間が島にもたらした問題によるものです(それもただの私怨によると言って差し付かえないでしょう)。主人公の敵も、市長や役所といった公的なオーソリティではなく、むしろ属していたコミュニティとなっています。
ゲーム全体を通しての問題は「駐屯地誘致案」であり、敵はやはり「深海尊人」になると思いますが、主人公については、どうしても「商店街からの村八分」が目立ってしまいました。
COMMENT
主人公の悲しい過去と昭和初期という時代、そして閉鎖的な島という3点がそろった時点で、明るいゲームではないなと思っていたものの、思っていた以上にプレイするのが辛かったです。
主人公や攻略キャラクター達が正しい意見(※ここで言う「正しい」とは“現代的”思考や観点によるものなので、ゲーム内では「異端」と言われるものかもしれませんが)を述べ、主張しているにもかかわらず、絶対多数の糾弾によってメインキャラクターたちが悪だと決めつけられる。特に、異人の差別問題が大きく関わる人物の個別ルートでは、ただ外国人だからという理由で、女性と幼い子供が大勢の大人達に罵倒される場面があり、悔しさと憤りで気分が悪くなりました。
もちろん暗いシーンばかりではなく、キャラクターとの甘いシーンや、コミカルなやり取りもあります。ですが、島内に渦巻く停滞感が頭から離れず、攻略キャラクターとのイベント中でも「またあの理不尽な仕打ちに耐えなければいけないのか…」という思いが消えずに、鬱々とした気分のままプレイしていました。
TAKUYOのゲームはメーカー買いを決めているので、こちらの「月影の鎖」も予約して購入したのですが、発売から半年ほど経った今でも、残念ながらまだフルコンプは出来ていません。年末にファンディスクが発売されますが、12月までに個人的な評価が変わらなければFDも購入しないと思います。
これからこのゲームを買うか否か迷っている方は、他のレビューサイトでも十分に評価を読んでいただいてから決めてもらえればと思います。私には合わなかったゲームですが、もちろんゲームとして良く出来ている点もありますし、最初から最後まで全編通してプレイヤーに苛立ちを与え続けたという点は、うつゲームという枠組みとして見れば評価に値すると思います。ただし、これはあくまでも乙女ゲームですので、恋愛よりもうつ要素ばかりに意識が持って行かれるというのはどうかな…と疑問に思う点でもあります。