Amazonレビュー
レビュー者: セヴィリア レビュー日: 2013-06-30
■スポンサーリンク
アクセスランキング
-
モンスターハンターポータブル 2nd G
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1?4人 【廉価版】 ■ 発売日:2008/10/30 ■ 価格:3,140円 大人気「モンハン」シリーズの「2nd」に続く「2ndG」が登場だ。「2nd」をベースに作られた拡張版となっており、最上級クエスト「Gクエ」の実装や、シリーズ初登場となるモンスター、新ステージの導入、データ引き継ぎ機能の強化とファンには嬉しいボリュームアップだ。(転用元:GDEXより)
■価格:4800
■発売日:2008-03-27
-
モンスターハンターポータブル 3rd
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック時は最大4人)
■価格:5800
■発売日:2010-12-01
-
DISSIDIA FINAL FANTASY(ディシディア ファイナルファンタジー)
■ ジャンル:ドラマチック プログレッシブ アクション
■価格:6090
■発売日:2008-12-18
-
GOD EATER(ゴッドイーター)
■ ジャンル:チーム連係型ハイスピードハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック対応:2?4人)
■価格:5229
■発売日:2010-02-04
-
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
■ ジャンル:ハイスピード推理アクション(ADV) ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,200円
■価格:5229
■発売日:2010-11-25
-
METAL GEAR SOLID PEACE WALKER(メタルギア ソリッド ピースウォーカー)
■ ジャンル:タクティカル・エスピオナージ・オペーレーション ■ プレイ人数:1?6人(アドホックモード:2?6人) ■ ダウンロード版:4,700円
■価格:5229
■発売日:2010-04-29
-
GOD EATER BURST(ゴッドイーター バースト)
■ ジャンル:チーム連係型ハイスピードハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホックモード時:2?4人) ■ アペンド版:2,100円
■価格:5229
■発売日:2010-10-28
-
ときめきメモリアル4
■ ジャンル:シミュレーション ■ プレイ人数:1人
■価格:5250
■発売日:2009-12-03
-
ファンタシースターポータブル
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1?4人
■価格:5040
■発売日:2008-07-31
-
Ys SEVEN(イース7)
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人 ■ 限定ドラマCD同梱版:7,980円
■価格:6090
■発売日:2009-09-17
実際予約までして購入した身ですが、冷静なファンにとっては確かに「何故?」という作品だったのではないかと思います。
薄桜鬼である意味がどこにあるのだろうという。
そういった個人的な見解は皆さん多々ある上で、まずは単純にゲームとしてレビューを。
現在、高杉・桂ルート攻略済みです。
<キャラクター>
幕末の有名どころを持ってきたということで、同じような作品と、どう格差をつけていくのかなーと期待しておりました。
基本的には魅力的ではあると思いますが、どうしても有名すぎるキャラ故か、無難な仕上がりだったかなーと。
主人公は元々剣術の腕がありますので、単純に守られているキャラではなく、むしろ積極的に出て行きますね。時代が時代ですし、立場が革命側ですから、そういった意味では物語に合っているのではと思います。
攻略キャラは上記の通り無難。声優さんが豪華で実力がある方ばかりなので、耳にはいいと思います。
<サウンド・グラフィック>
薄桜鬼といえばカズキヨネさん。という考えが強い方は残念ですが受け入れられないんじゃないかと。ですが別作品として見れる方は、綺麗なグラフィックでよいと思います。戦闘時の3Dグラについてはおまけ程度に思っていたほうが良いです。「うわー高杉さんが動いてるー!」という程度に。
しかし個人的にはスチルは残念でした。綺麗ですしブレも少ないのですが。萌えだとか感動だとかそういう気持ち部分というか、そういうのが感じられないものもあります。なんというか・・・緊迫感とか、そういう見えない部分の表現がないというか…。まあ好みの問題だと思います。
サウンドは、過去薄桜鬼作品の定番BGMのアレンジだとかちょこちょこ使われています。全体的には無双録の雰囲気に近いつくりでした。若しくは十鬼の絆のような。
<システム>
基本的にはオトメイト仕様(フルボイス・自動再生・早送り・クイックセーブ)。今回は巻き戻し機能はありません。
それから、ゲームが会話パートと探索パートとちょこちょこ切り替わるので、履歴を見たいときに見れないことがあります。ついつい○ボタン押しすぎてログみたいのに、探索でキャラ移動中だから見れない。とか。
あと、共通ルートで、好きな攻略キャラと行動をともにできるのですが、誰が一緒にいるのか、わかりづらい。一緒にいる期間は短いので気にしなければいいのですが、昼と夜でメンバーから外れてしまっていたり外れなかったりと、あれー今誰が一緒だったかなーと確認できたらなあと思います。
確認方法もあるのですが、例えば情報画面で「同行中」とか出てくれれば・・・(もしかしたら出ているのかもしれないけど、ぱっと見て気づかなかったので・・・)
その他戦闘については、雑魚に関してはLvあまり関係ないので、無駄にLv上げする必要性を感じられない。大変なのはラストかなーと。っでもそれも1週目だけの杞憂です。
その辺は難易度の低いRPGのような感じですね。
その他イロイロ有りますが、RPGなれしていない人には丁度よく、慣れている人には手ぬるい感じかな。
せめてアイテム開放はレベル縛りとか攻略対象縛りとかすべきだったと思うのですが・・・。
<ストーリー>
高杉・桂しかまだクリアしていませんのでなんともいえませんが、歴史上の出来事はスパイス程度。主人公の目的はあくまで「兄の仇を追いかける」ですので、新撰組との全面対決や戦の臨場感を味わうということはありません。あくまで「若干関係しているけど傍観者」です。
そういった意味ではどのあたりで新撰組の面子と絡むのかなーと思われると思いますが、同行しているキャラが維新側ですので、警戒する相手としてちょこちょこ出てきます。平隊士ばかり(笑)
土方さん始め新撰組一同や鬼一族も、スパイス程度に出てきます。
個人的には例の薬に違和感を覚えています。本編、黎明録をプレイしていると、あの薬のあの具合は・・・納得いかない・・・。
まあそこは考えようで納得がいきそうなんですが(もしくはグラバールートでなんかあるんでしょうかね・・・と期待しているのですが)、だとしても、薄桜鬼シリーズの中核といえるものですので、もう少ししっかりとした骨組みをしても良かったんじゃないかなと思います。
<総合>
一つのゲームとしての評価は、難易度は低めでさくさくストーリーが進む当たり、ゲーム慣れしていない人向け・・・良くも悪くも万人向けかと思います。
避けようと思えば雑魚バトル避けられるし、依頼も無理にやらなくてもよい。でもストーリーは基本一本道なので、先には進むことが出来る。という感じです。
個別ルートへは単純に盛り上がりなく入るので、今までの作品を体験してきた人にとっては物足りなく、ノベライズ作品が苦手な人にはわかりやすいのではないでしょうか?
それから、「これは薄桜鬼作品なのか?」という、良くある意見ですが、私個人的にはグレーです。
薄桜鬼シリーズと同じ設定、同じ世界で、同じ時間軸の『まったく別の話』というか。
ですので、薄桜鬼シリーズだから・・・という考えでのプレイはしなくて良いと思います。
「薄桜鬼のあのシーンのとき、裏ではこんなことが起きてました」「薄桜鬼のあのキャラが、巡察中にこんなことしてました」みたいな。
あの新選組を中心に考える必要はないので、そういう意味ではなぜ「薄桜鬼」という名を背負うのか、疑問に思うかもしれませんが、そういった作品への思い入れを抜きに楽しめばいい作品じゃないかなーと思います。
例の薬が出てきたら「ニヤリ」とする。新選組の面々が出てきたら「おおっ?」と、その程度で考えてプレイしたほうが楽しいのでは?という感じです。
ただ、私は薄桜鬼シリーズをプレイ中、「はたしてこの薬が維新側に渡っていたらどうなっていたんだろう」「街中で出て行った羅刹が一般民や維新志士とかち合ったらどうだったんだろう」などということを考えたこともあり、この作品を購入することにしたので、後悔はしていません。
むしろ、この幕末を題材にした作品で、この作品ほど明確に「新選組」だけ、「維新志士だけ」と割り切った展開をしていくものも少ないと思います。
ただ残念なことに恋愛アドベンチャーとしての盛り上がりは少なめ、糖度も少なめです。
システム的なものは致命的なものはないのですが、この中途半端間が残念ですので、☆は少なめです。