Enkeltbillet
発売元:
アイディアファクトリー
(オフィシャルサイト)
発売日: 2014-07-31
価格: 6264(税込)
レーティング: 【B】12才以上対象 恋愛 セクシャル 犯罪
(CERO について))
タイトル概要
中央値: - Amazon点数: 3.9
スコアーボード
標準偏差 0 (難易度) - mk2レビュー数 0Amazonレビュー
レビュー者: ちはや レビュー日: 2014-08-15
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モンスターハンターポータブル 2nd G
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ガンダムバトルユニバース
■ ジャンル:3Dアクション ■ プレイ人数:1?4人
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モンスターハンターポータブル 3rd
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Ys SEVEN(イース7)
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タクティクスオウガ 運命の輪
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ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
■ ジャンル:ハイスピード推理アクション(ADV) ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,200円
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GOD EATER BURST(ゴッドイーター バースト)
■ ジャンル:チーム連係型ハイスピードハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホックモード時:2?4人) ■ アペンド版:2,100円
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METAL GEAR SOLID PEACE WALKER(メタルギア ソリッド ピースウォーカー)
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英雄伝説 碧の軌跡
■ ジャンル:ストーリーRPG ■ プレイ人数:1人 ■ 完全予約限定版:9,240円 ■ ドラマCD同梱版:7,980円
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■発売日:2011-09-29
この方が同じくシナリオを担当したゲームは、「デスコネクション」「カヌチ」(いずれもPSP版のみ)「華ヤカ哉、我ガ一族」シリーズ全てをプレイ済です。
いずれも、大なり小なり突っ込みどころや不満点はあっても、キャラ萌え出来たり、ここぞ!という場面ではぐっと心に迫るセリフがあったりして私は好きでした。酷評された「カヌチ」も、なんだかんだで憎めず手放せないし、「華ヤカ」シリーズに至っては、特に「無印」はプレイした乙女ゲームの中でも3本の指に入るくらいのお気に入りです。
だから、この方の新作が発売されると知り、きっとまた魅力的なキャラや掛け合いを楽しませてくれると信じて購入したのですが……、あと一人の攻略キャラを残して挫折します。自分でもびっくりする程、合いませんでした。
【キャラクター】
まず、主人公。
高木さんのゲームでは、主人公が精神的に幼く「突然癇癪を起こす→自己嫌悪に陥る」というのはもはや風物詩だと理解はしていました。
そういうのがあっても驚かないつもりでしたが、今回はあまりにその回数が多く、一つのルートで何回あるのかとうんざりしました。
ゲーム序盤、彼女は過酷な状況にあるので、不安やら何やらが爆発してしまうというのは、まあ仕方ないかなとも思えました。
しかし、日数が進んで友達にもやつあたりする(結構酷い言いぐさで、私が言われた立場だったら友達やめるレベルです)個別ルートに入ってから帰国日が近づいた段階になっても「私は私が嫌いなんです」とウジウジメソメソ。終始イライラしました。
彼女の成長物語ですから、生暖かく見守ってあげればよいのでしょうが、私には無理でした。
とにかく「イライラしてやつあたり→自己嫌悪→謝る」「キャラにきついことを言われる→その場から逃げだす→自己嫌悪→攻略キャラが謝りに来る」この流れを、周回プレイの間で何度見たことか。あるルートだけ、とかならまだガマン出来ますが、ほぼ万遍なく遭遇したのでうんざりしました。
攻略キャラも、主人公と同じように、自分がうまくいかないからと言ってやつあたりしてくる場面が多々ありました。
私は主人公がちやほやされるよりは、キャラ達に冷たくされる方が好きですが、これは違うんじゃないの?と思いました。
怒りの沸点が低いというか、精神年齢が低いというか……、そんなことでキレるの!?ということがしばしば。
主人公、そこまで悪くないでしょということでも、すぐに声を荒げるんですよね。後ですぐに謝るんですが、それなら最初からやつあたりしなきゃいいのに。いい大人なのになんだかな~と思いました。
主人公も、それに対して「私も悪いんです」とウジウジ。
攻略キャラ達はそれぞれ悩みというか問題を抱えているのですが、これも思春期の少年じゃあるまいし、そこまでこじらせなくてもと思い、感情移入出来ず。
総じて、狭量で自己中心的なキャラ達だったなという印象です。
キャラ萌えもカップル萌えもなかったので、ほんっとうに私には合わなかったんだなと思います。
【シナリオ】
単なる海外旅行のお話ではありませんでした。
周回プレイを続ける内に、真相のピースが埋まっていくという感じです。
恋愛ゲームに真相を用意して、複雑な人間関係や状況を絡み合わせていくのはさすがだなと思いました。
10日間と言う短い期間ながらも中身は濃いです。
キャラ同士のやりとりは、思わず笑ってしまう軽妙なものもありました。
ただ、恋愛面に不満が残ります。
まず微糖なんてものじゃなく、キャラによってはEND直前まで無糖のような展開です。
私がプレイした限り、恋愛過程なんてものも見当たりませんでした。
個別ルートに入った段階では明らかに友人の一人だったろうに、主人公もキャラ達もいったいいつ、どんなところに惹かれたのかさっぱり分かりませんでした。特に外国人組。
最初からお互いに印象が最悪で、「会っても無視しろ」とまで言ってきたあるキャラ。
そのくせ自分から食事に誘って来たり、落ち込んだ時には手を握ってきたり。
これがデレ後で照れ隠しからツンを装っている状態なら分かりますが、会って間もない序盤の、お互い最悪な印象のままの時です。
言動が破たんしていませんか?理解不能です。
END後の恋愛模様は、どのキャラも同じです。
まさかEND後が金太郎飴になるとは驚きです。
なかなかドラマティックな展開ですが、あれっぽっちの恋愛描写でこれをやられても説得力がありません。
むしろ、どこにそんなに惹かれる要素があったのか、ますます謎が深まるばかりでした。
【システム】
システムは、本当に快適でした。
目パチ口パク・デフォルト名呼びあります。
イベントをごっそりスキップも出来ます。
この辺りは、他の乙女ゲームでも標準装備にしてほしいくらいです。
コンプリートモードでプレイしたのですが、バイトやクエストは楽しかったです。
バイトでお金を貯めて携帯アプリを購入して、パズルゲームを楽しむことも出来ました。
このような細かな作りこみは、純粋にすごいなあと思います。
英語音声の場合に文字をオフにする機能があるのですが、これは面白かったです。
見知らぬ異国に一人でいる臨場感を味わえます。おすすめです!
強いて言うなら、クイックセーブ・ロードが全くクイックじゃなかったことが改善してほしいところです。
それから、プレイ中に2度ほど画面が真っ黒になって、電源を切るしかない状況になったことがありました。
他の方でも起こる現象かは分かりませんが、こまめにセーブをすることをお勧めします。
【イラスト】
正直、好みの絵ではありませんでした。
CGは時々不安定だなあと思いました。主人公があまりかわいくなかったり、攻略キャラも顔が崩れていたり……というのが少々気になりました。でも透明感のある感じが、世界観には合っていると思います。
立ち絵や背景の種類が豊富なのには驚きました。
1キャラにつき、衣装も何着かありますし、メガネのオンオフや髪形なども変化があったり……見ていて楽しかったです。
こんな所に、丁寧さやこだわりを感じますね。
残念なことに、「人気声優と流行りの絵師を組み合わせさえすればいいでしょ」という魂胆が見え見えの手抜き乙女ゲーは、数多くあると思います。
その中で、このような細部にわたる丁寧な作りこみや快適なシステムは、他の製作スタッフさんも見習ってほしい優れた部分だと思います。
ただ、今回はあまりにも私には合いませんでした。
キャラ萌えが全てとは言いませんが、キャラに共感を持てること・感情移入出来ることがゲームを楽しむ上でいかに大切かがよく分かりました。
他の方が軒並み高評価なので、私のようなレビューは少数派だとは思います。
が、このような意見もあるということで、これから購入を考えている方の参考に少しでもなればと思います。