ワイルドアームズ 2nd イグニッション
中央値: 67 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 13.5 (難易度) 1.75 mk2レビュー数 8ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 1pt |
65pt
GOOD!
まず町やダンジョンなどのグラフィックがかなり綺麗です。今アーカイブスで配信されているタイトルの中でも上位に入る綺麗さだと思います。個人的にゼノギアスを彷彿とさせ非常に良かったです。
ストーリー自体も結構長く長期に遊べます。ストーリー展開のテンポも良いです。ストーリー自体はベタベタの王道RPGですが、独特のコンセプトを最初から最後まで貫いているのには好感が持てました。(少し説明すると所謂『ヒーロー戦隊アニメ』みたいな感じです。なかなか細かい演出もあり、ヒーロー戦隊物が好きな方には良いかもしれません。)
戦闘システムはとっつき易く、キャラにそれぞれの固有技があり差別化を図っている所も良かったです。難易度もそんなに高くないのでRPGが苦手な人でも大丈夫だと思います。
サブイベントやモンスター図鑑・隠しボス等の寄り道ややりこみ要素もあります。
エンカウントをキャンセルする事ができスムーズに進めます。エンカウント自体もほどよい発生率で良かったです。
前作とはストーリーが異なり、前作をプレイしてなくても今作から始められます。
BAD/REQUEST
一番の点は戦闘のテンポの悪さです。気になる人は気になるかもしれません。
良いところで『独特のコンセプト』と書きましたが、癖が強いので人によっては受け付けないかもしれません。個人的には良かったですが。
COMMENT
今回が初プレイでしたが非常に良かったです。今販売されているUMDソフトにも全然見劣りしません。600円でこれほどの物がプレイ出来るってのには驚きました。ちょっとメモリ容量が多めのタイトルですが非常にオススメです。
Amazonレビュー
レビュー者: 豊 レビュー日: 2009-03-22そして個性的な主人公達と敵
1人1人がしっかりとした位置づけで、コンプリートガイドをみた後、更にそう思いました。
クリアして何年かたちましたが、時々思い出してはサントラを聴いてます。そしてWA2の世界に浸っています。
今なお心に残る作品と言っても過言ではないでしょうか。
もしリメイクがあれば、移植+(コンプリートガイドに載っていた)PSでは入りきらなかった小ネタを入れて欲しいですね。
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■価格:5544
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GOOD!
・エンカウントキャンセル
単純に雑魚敵とのエンカウントをキャンセルできるシステムですが、このゲームにおいてはこのシステム抜きでは語れないです。後述しますが、このシステムがなければはこのゲームの評価は暗転していたことでしょう。
全てをキャンセルできるわけではなく、不意打ちや敵レベルが高いときはキャンセル不能です。
・謎解き要素
キャラごとにグッズが用意されていて、ダンジョン内で新しいグッズを手に入れ、利用することでダンジョンを攻略していきます。どの仕掛けもかなり頭を使い、数も多く、ゼルダ系の謎解きに近いです。難しい物を解いたときは結構すっきりします。どうしても解けないとき攻略サイトを参考にするという手もあります。
また、エンカウントキャンセルがあるために謎解きをエンカウントに邪魔されません。というか謎解きが必要な場面ではエンカウントしない場所も多く、謎解きに専念できるように工夫されています。
・アニメ的要素
特撮・戦隊物要素をふんだんに含んだ少年マンガ原作アニメのようなストーリー進行をします。RPGという枠内ではこういう設定のシナリオ展開は見た事無いですw
ゲームを始める際のOPやゲームを終える際のEDはもろアニメを意識した物となっていて、クオリティもちゃんとアニメレベルになっています。(スキップもできます)
評者はストーリーは重視しないタイプですが、オリジナリティがあると考え良い点としてあげておきます。
また他の評者さんが挙げられているように、ラストの展開はかなり燃えます。ただし基本的に終始ベタな展開なので過度の期待は禁物です。
・やり込み要素と寄り道要素
今では恒例のモンスター図鑑集めやラスボスよりも強い裏ボス戦がやり込み要素として存在しています。寄り道要素も多いです。
やり込み要素も寄り道要素もこなさなくても難易度的にシナリオ進行に支障はなく、また一定以上進むと一品アイテムがとれなくなったり、期間限定の敵が出てこなくなったりという獲り逃しも少なくなっています。(ごく一部ありますが)なのでやりこませ要素的な雰囲気はありません。
・BGM
少年漫画的なゲームのテーマに良くマッチしています。終盤の曲はどれも名曲です。
・FP制
よくあるドラクエ方式のターンベース制戦闘システムを搭載したRPGですが、差別点としてMP制の代わりにFP制を採用しています。FPが一定値以上ないとオリジナルコマンド(重火器や魔法)が使用できないので、魔導師系のキャラはFPを貯めないことには実力を発揮できません。代わりに魔導師系のオリジナルコマンドは物理系よりも優秀です。また普通のオリジナルコマンドではFPは消費しませんが、ここぞという時の強力な物はFPを消費します。FP消費するか、手堅く保持するかのやりくりは結構面白いです。FPは物理攻撃をしたり攻撃を受けたりすると溜まります。
魔導師系のFP溜めは確かに面倒ですが、初期FP=レベルなので面倒なのは序盤だけです。FPのやりくりは特にボス戦で重要になってきます。
BAD/REQUEST
・雑魚戦の戦闘バランス
このゲームで最大のBADはこの点。雑魚敵が軟弱すぎで、雑魚敵は攻略の障害となっていません。適正レベルの物理キャラで殴ると敵最大HPの二倍はダメージを与えられますし、半減属性の魔法で攻撃しても一撃で倒せます。そのためか経験値もかなり低く、ほとんどボスの経験値でレベル上げを行います。(ただしレベル上げという作業をする必要がないとポシティブに考える事もできます)なので敵の行動パターンや持ち技を見ることはほとんど無いです。
受けるダメージも魔法攻撃以外は極小で、自分は即死技以外で雑魚敵にキャラが戦闘不能に追い込まれたことはありません。自軍の回復力も高いのでたとえ魔導師系ですらほとんどピンチになりません。
エンカウントキャンセルやFP制による事実上の資源制限無しの面もあり雑魚は全く障害になっていません。ただしエンカウントキャンセルのおかげで雑魚戦はやりたくなければやらなくて済むのでほとんど気になりません。
・テンポが悪い
行動ごとにいちいち間が開くのでテンポが悪いです。特殊行動の演出はもちろん、通常攻撃にしても敵に近づく→間を開ける→攻撃に移るといった具合で時間がかかります。こちらもボス戦以外は回避できるのでそこまで気にはなりませんが。
・フィールド探索
フィールドサーチをかけてフィールド上にシンボルを出すシステムを採っています。探索面の強化に一定の成功を収めていますが、フラグを立てないとシンボルがサーチにかかりません。なので結局イベントフラグ集めをしないと話は進まず、フラグを立てない前の探索は無駄に終わることが多く、かなり煩わしく感じます。ただしエンカウントキャンセルがあるためにそこまで時間の無駄にはなりません。
・一部の説明不足
プレイヤーキャラであるティムとマリアベルのオリジナルコマンドの覚え方には説明書含め特に説明がありません。複雑ではありませんが、適当にやっていてはオリジナルコマンドはほとんど増えません。
・マリアベルのオリジナルの仕様
特定の敵にアビリティドレインという技をあてると敵の技を覚えられる仕様なのですが、前述のように説明がない上にその仕様がかなり不親切です。
まず300種ほど居る雑魚敵のうちから一匹からしかドレイン出来ません。例えばAという技を使える敵が5匹居たとしても、Aをドレイン出来る敵は特定の1匹だけです。FFの青魔法のように特定の技を持っている相手なら誰が相手でも覚えられる、という仕様ではないので単純に面倒です。
さらに、ドレインは必中ではないです。なので大量の敵に総当たりでドレインしていく場合、アビリティドレイン可能かどうかも分からない相手にミスを見越して何回もドレインの試行をしなければならなく、非常に面倒です。こういうのは必中にしなきゃダメだなと思います。
・グラフィック
期待してはいけません。CGで作られたキャラ達はよく動きますが、機械的に動くので違和感があります。技のエフェクトも前作よりはマシですが技の名前だけ違ってエフェクトは使い回しというのが結構多いです。
COMMENT
PSP3000使用、シリーズは初代1のみを実機時代にプレイ済みです。
総評として好みの分かれる作品だと思います。以下では特に好みが分かれそうな点を重点的に挙げていきます。購入の際の参考にしていただけると幸いです。(ちなみにどの要素も評者はそこまで気になりませんでした)
・謎解き要素
かなり手応えがありますが、詰んだら先に進めませんので謎解きをやりたくない人にはきついです。特に詰みやすい物には、抽象的な文章に含まれるある文字に注目しなければ解けないような物があり、こういうのをRPGに求めない人にとっては苦痛でしかないでしょう。攻略サイトが必須になる事も・・・
・アニメ的要素
嫌いな人にとっては苦痛かも。使いイベント→事件発生のパターンでシナリオが進んでいきます。しかも作中で理由が説明はされてはいますが、あまりにも事件発生のタイミングが良すぎなのでご都合主義的といわざるを得ません。ほかにも行動が非合理的な敵組織や、「私が戦ったら手加減を忘れて君たちを殺してしまう・・・」と豪語していた割に12,3歳児との一騎打ちに敗北する敵幹部など、いわばお約束な展開があります。
ただしこういう展開はいわば前作からだし、そのお陰で強烈にシナリオが頭に残るといった面もありますので、あくまで好みの問題です。
・エンカウントキャンセル
ほとんどのRPGでは雑魚敵は目的達成を邪魔する存在ですが、このシステムはそこに真っ向から反逆しています。そもそも雑魚敵が妨害にならないくらい弱いですが、エンカウントすら消してしまうシステムは人によっては受け入れられないかも知れないです。ただし雑魚敵による金稼ぎ、経験値稼ぎを推奨しない設計になってはいますが、雑魚と戦いたいときは普通にエンカウントすればオーケーなのでプレイスタイルの選択の幅が増えると考える事も出来ます。
GOODの一番最初に述べたとおり、このシステムはこのゲームを語る上では絶対に外せないシステムです。BADの項に色々書きましたが、これがないとテンポ面が特に厳しいです。
戦闘はテンポがかなり悪いですが、このエンカウントキャンセルのお陰でそこまで気になりませんし、フィールド上の動きは快適、ロードも少なめなので快適度は平均点の3にしておきますが、正直、RPGは戦闘こそ全てという人には本作は退屈だと思います。
前作のネタや名称がふんだんに使われているし、いろいろな面が先鋭化しているので前作が楽しめた方には問題なくオススメできます。ただし前作の王道性に魅力を感じた人には向かない可能性はあります。
ちなみに死と勇気のガーディアンは完全に別人ですw