スターオーシャン2 セカンド エヴォリューション
中央値: 69 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2pt | 2pt | 3pt | 2pt | 1pt | 2pt | 4pt |
36pt
GOOD!
●スキル関連の自由度
戦闘に参加したキャラがレベルアップ時に取得したSP値を自由に各スキルに
振り分けることで、キャラの付加能力を選択できる。また取得したスキルの
組み合わせにより特技(主にアイテムクリエーション)を取得でき、状況に
応じて使い分けることによって、冒険を有利に進むことが出来る。この自由度
の高さがSO2の最大(唯一？)の魅力でしょう。
●エンディングが多種
あくまで攻略サイト上の情報ですが、各キャラには感情値という隠れ数値が
有り、PA(プライベートアクション）での選択や特定ボス戦で戦闘に参加
しているかどうかによって変動するらしい。ED時に高い感情値同士のキャラ
がいると、共通EDの後にカップルEDが見られるとのこと。これはやり込みが
好きな人にとっては長く遊べる要素でしょう。
BAD/REQUEST
●リメイク箇所が少ない
大まかに言ってキャラクターデザイン・声優変更とイベントのフルボイス化と
ワールドマップの改良とアニメーションムービー追加以外はほとんど10年前の
PS版の質のまま。移植ではなくリメイクと売り文句にして、まさかこれほど
リメイク箇所が少ないとは思わなかった。
●戦闘システムが単純
アクション要素があるシステムでフリーランだが、通常攻撃は一旦対象敵と
横並びしないと当てられない(自動追尾はするが)。「ガード」/「緊急回避」
ボタンが無いので、弱いうちは雑魚敵でもまともにダメージを受け苦戦する
(ハメ殺しにされる場合も有り）。操作キャラの必殺技は基本２つしかセット
できないし、必殺技はスキが大きい。演出効果が、現在の水準から見ると…。
●快適面に難有り
メニュー画面がPS版をそのままサイズ調整した感じで、ぼやけていて見づらい。
ワールドマップの読み込み処理が間に合っていないことがある。
味方への指示(作戦)が大雑把なせいか、味方AIは極端な行動が多い(アホです)。
「逃走」を選択してから、逃走が完了するまでの時間が長いことが多い。
勝つことができない戦闘(全滅した後進行等)が多いので、ストレスがたまる。
●物語があっさりしすぎ
一つ一つのエピソードがあっさりしすぎて、展開に唐突感がある。主人公二人
が幼稚に感じるため、感情移入できず物語にのめりこめない。また仲間キャラ
は仲間に入れるのを選択制にしているせいか、存在感が薄いような気がする。
総括するとストーリーはつまらない部類に入るかと。
●終盤のボスのバランスがおかしい
ラストダンジョンの中のボスは、味方キャラ全員の「はやて(移動速度増加）」
や「早口(紋章術の詠唱時間短縮）」スキルLVがMAXでも、こちらより断然行動
が早いです。相当レベルを上げないと倒せない仕様なのか、もしくは最強装備
を前提としている仕様のか、どちらにしろバランスがおかしいです。
他にもありますが、キリがないのでこれぐらいで…。
COMMENT
期待外れだったのが正直な感想です。まあ購入前の情報収集が甘かったことも
原因の一つですが…。10年も経てばユーザーの目も肥えます。10年前なら名作と
評価された作品でも、リメイクとは名ばかりの移植では、熱烈な旧作ファンと
子供以外の今のユーザーが「色々物足りない」と感じるのは当然だと思います。
メーカーも商売ですし予算が限られているのはわかります。ですが「人気声優に
よるフルボイス化とアニメーションムービーを追加すれば、後は少しのリメイク
でも知名度の高さで売れるだろう」的な姿勢はユーザーを少し舐めているかと。
ラストダンジョンの途中までプレイしましたが、ここまで興奮や感動はあまり
得られず、苦痛に感じることのほうが大きいため、飽きてしまいました。
…辛口な評価になってしまいましたが、スキル関連の自由度など一応良い点も
ありますし、熱烈な旧作ファンになら、携帯ハードで遊べるということだけで
嬉しいことでしょう。
プレイ環境：「新型PSP使用」
Amazonレビュー
レビュー者： Y.O. レビュー日： 2008-05-08PS版からの主な違いを。
【改善点】
・フリーズ・バグが無い→ある意味最も重要かもしれませんｗ
【主な変更点】
１．声優キャストの(ほぼ)総入れ替え
２．キャラグラフィックの刷新
３．一部のNPC(ウェスタ・レジス・アレン・ナールetc.)に立ち絵が追加
４．新キャラの追加(ウェルチ)
５．イベントのフルボイス化、アニメーションの追加
基本的に好みの問題ではありますが、最初はかなり戸惑うかもしれません
ウェルチは設定上かなり強引で、ストーリーから浮き気味ですが、
逆に言うと、原作のストーリーはしっかり護られています。
【改悪点】
１．"ボイスコレクション"の廃止
→ボイスはゲーム中に聞いた聞かないに関わらず全て視聴可能です
PS版で頑張った経験のある人からすると、かなり物足りないかもしれません
２．戦闘ボイス種類の大幅削減
→紋章術の技名以外(月の光よ~、異界の魔物よ~など)が全面廃止になった他、
掛け合いボイスの廃止、戦闘終了ボイスの大幅減など、往年のファンにとっては
残念なものになっています。
ということで、戦闘ボイスに関する部分が大幅に貧弱になった以外は、
大方、原作の雰囲気を良く継承していると思います。
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GOOD!
まず、スターオーシャン2を携帯機で出来るようになった事。
リメイクというより移植なので劇的な変化はありませんでしたが、
ワールドマップ移動時の快適化が素晴らしいと思いました。
戦闘システムも若干の手が加えてあり、
一部のキャラの通常攻撃がだいぶ使いやすくなりました。
別バージョンのOPの出来がとても良く、
本編中のものより雰囲気が作品にマッチしていた気がします。
BAD/REQUEST
ただでさえ冗長なイベントがフルボイスにより最悪な事に。
滑りの悪い台詞回しに棒読み気味な声が相まってかなり不愉快でした。
PS版に比べ町やダンジョンなどの画面が全体的にぼやけていて見辛い。
そして、音質の悪化についてはもう救いようが無いです。
これは個人の好みによるものだと思いますが、
キャラクターの顔グラフィックが生理的に受け付けませんでした。
PS版でのイメージでプレイするとえらい事になります。
COMMENT
今作ほど発売前に期待が膨らんだゲームは久しぶりだったのですが、
正直な所がっかりな一作でした。
しかしながらリメイクや移植に望むものは十人十色です。
今回の変更点や追加要素に満足した人はもちろんいると思います。
けれども画質・音質の悪化といった、
明らかに誰も望んでいないような部分を平気でスルーしていく開発陣の手抜きっぷりには言葉を失います。
あくまで私の知るスターオーシャン2という作品は、トライエース社が製作したものであるのだなと感じさせられました。