ベアルファレス
中央値: 72 Amazon点数: 4.8
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
71pt
GOOD!
▼オリジナリティー
拠点（街）⇔ダンジョンの形式としてはWIZ、BUSHINみたいな感じの2DのA・RPG。
ただしアクション＋トラップの要素が有り、そこに独自性を持たせている。
また、異常に凝った設定・背景の語りが圧倒的で、それプラス、味のある
キャラクター毎の台詞回しが面白い。
▼グラフィックス
やや画面が暗く、クォーターヴューのためステージによっては見辛い部分も。
また街の一枚絵が小汚いのが…良く言えば味がある。
ドットキャラはモーションが細かく描かれており、職人の技術を堪能出来る。
▼サウンド
曲数は少ないものの、雰囲気に合っていて良い仕事をしてるな、という印象。
斬撃・トラップの効果音も違和感無く、悪くない出来だと思う。
▼熱中度
キャラクターと世界観の設定がアツいため、先が気になり熱中度は高い。
またレベル上げや資金集めがそれほど苦にならないのでどんどん使用キャラを
強化してみたくなる。
▼満足度
\\600でこれなら大満足。
最後の敵もなかなか強く、歯応えは充分にあった。
▼快適さ
総合的にはいまいち。ただし操作ボタンや、トラップ・キャラの切り替えを
L/Rに巧く割り当てていた点は好印象。ダンジョンマップ（地図時点）で
セーブ可能な点も評価するべきだと思う。
▼難易度
なかなか難しい。というのも初見のステージはやって覚えるしかないため、
どこでどのトラップを使用するのか、どのルートを行けばいいのか、
身体で覚えるしかない。ただ、リスク無しのリトライ機能を実装しているため
プレイヤーに対する配慮は充分なされている。
BAD/REQUEST
▼快適さ
まず移動が十字ボタン、というのがキツい。
ガストのアトリエシリーズのやり辛さを思い出して貰えれば分かる通り、
斜めに移動できないクォーターヴューでそこそこ賢い敵AI相手の戦闘は辛い。
難易度というよりはこの点が難しいゲーム。
また画面の切り替わりが遅い、画面の端がよく見えない等も減点要素だと思う。
▼仲間
最大3人で潜るため、孤独感こそ無いものの通常のRPG的な共闘感は薄いかも。
主人公がほぼ空気なため、ストーリー中心の会話というか、
実は仲間キャラに設定を喋らせてる印象が強い。
▼ステージ
やや陰険な構成のステージが多い印象。
もっとバッタバッタと敵を倒すような、爽快感のあるステージが用意されてても
いい気がした。強力な武器を入手してもいまいち使いどころが薄いかな。
後半の騎士団など、ストレスが溜まるのは簡便。
COMMENT
￥600でプレイ出来るのでおすすめです。
タイトル自体知らなかったけど、買って良かった！
フルリメイクしたら面白いだろうなーっていうゲームの中の一つ。
10時間前後でクリア出来るので、息抜き用途としてどうぞ。
PS3 液晶20・D4
Amazonレビュー
レビュー者： 長野太郎 レビュー日： 2010-08-20四方向のマス移動の上、斜め見下ろし視点なので操作性が悪く、
(上ボタンを押すと斜め右上に動き、下ボタンを押すと斜め左下に動く)
どうにもアクションゲームとしては評価しづらいというのが正直な所です。
どちらかというとローグライクやハックアンドスラッシュに近いのではないかと感じました。
この作品の魅力といえば、
やはり作りこまれた世界観と個性豊かなキャラクター、そして重厚なシナリオでしょうか。
とある町に、それぞれがそれぞれの理由を持って集まり、それぞれがそれぞれの結末を迎える。
主人公はそんな彼らの物語に一石を投じるように動き、ついには生涯を共にする程の関係へと
進展していきます。ひとつひとつのシナリオが短いのが難点ですが、どのキャラクターも、背
負っているものは想像以上に大きく重く、短いながらも内容の濃いシナリオとなっています。
きっと、最初の一人をクリアした時「こんな濃いのがあと二十五回もあるの…？」とお得感
を感じざるを得ないでしょう。
ストーリーやキャラも良いのですが、私が個人的に一番好きなのはキャラメイクです。
主人公は顔グラフィックが固定されている以外はほぼ無個性なので、ゲーム開始時に設定できる
出身地や職業、性別、目的などによって、そのプレイヤーだけの主人公像が出来上がってくるのです。
例を挙げると「一攫千金を夢見る大国出身の農民」や「不死の秘宝を探す辺境の国の神父」など。
この項目によってキャラクターの好感度まで変わってくるので、気合が入ってしまいますね。
PS後期の作品ですが、日本の古き良きアクションRPGを感じる事のできる貴重な作品です。
PSアーカイブスでも配信されているので(600円)、プレイされてみては如何でしょうか。
このレビューがご購入の参考になれば幸いです。
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GOOD!
グラフィック
主にドットです。これが細かく、とにかく表情豊か。キャラクター数が非常に多いにも関わらず、それぞれのキャラクターの細かい仕草までがドットによってしっかり表現されています。ここまで優れたドットは稀でしょう。道具にもそれぞれ一枚絵が用意されているのも良いですね。
BGM
優れています。場面毎に用意されたBGMは、場面にあっているのは当然として、作品の世界観を非常によく尊重していて、違和感無くゲームの世界に入り込めるエッセンスになっていました。曲ひとつひとつを取っても、安らぎの中にも寂寥感があったり、カッコよさの中にも焦燥感があったりと、決して単純な曲ではなく、それがこのゲームに大変あっていました。
熱中度
とにかく設定やイベントの作りこみが凄い！ ストーリー進行に直接関わらない部分の作りこみが半端無いので、細かいサブイベントを探すだけでも楽しい。図書室に篭って設定読んでるだけで何時間もいけますね（笑）EDの数も非常に多く、何度もプレイしたくなります。
満足度
ゲームのボリュームはそこまでではないですが、何度もプレイできるので薄いとは感じません。むしろ作りこみの凄さに圧倒されるほどです。バランス面での不満もあることはありますが、それを差っ引いても素晴らしい出来のゲームで、期待以上でした。
BAD/REQUEST
オリジナリティー
発想はよかったんですが、システムのバランスにちょっと難有り。罠を使う意味があまりなかったのが勿体無かったですね。結局普通のアクションRPGみたいになっていたのは残念です。
快適さ
移動速度に対して街の施設（というか寮）が広いので、少し面倒に感じる。操作に慣れていない序盤のMAPがゲーム中でもかなり難しい部類に入るなどのバランスの悪さが気になる。その他ユーザーインターフェースやレスポンスなど、この時代のゲームにしてはそこまで悪くない部類に入るとは思いますが、決して良くもないですね。
COMMENT
非常に優れたゲームです。製作者の気合が感じられる作品です。
万人向けとは言えませんが、一度はやってみて欲しい。そんなゲームです。
これが600円でできるようになるとはいい時代になったものですね。