CLANNAD(クラナド)
中央値: 84 Amazon点数: 4.6
スコアーボード
標準偏差 9.85 (難易度) 3.41 mk2レビュー数 17ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt |
79pt
GOOD!
満足度を5にした理由としてボリュームがかなりあります、登場キャラの数もさることながらその1人1人を掘りさげる為のテキスト量も半端じゃないのでクリアするまでにたっぷりと楽しめるのが良いです、かといって変にダラダラ感があるというわけでも無く適度に漫才チックなやり取りを盛り込んでおりテキストタイプのギャルゲーにしてはクセの少ないオーソドックスな感じも良いですね。
システム面も中々優秀でスキップやコンフィグ関連をいじる自由度の高さといった部分も遊ぶ上では嬉しい部分であると思います、インストールする事によってより快適に遊ぶ事も出来ますしその上必要容量そのものも少なめに抑えられているのでMSにある程度の余裕が生じれば恩恵に預かれるのも大きいです。
サブキャラクターが凝ってます、設定にしろキャラ作りにしろ脇役的存在までスポットをしっかり当てて引き立たせた作品って珍しいと思うのですがゲーム以外でも舞台やお芝居やドラマなんかにしろこの辺に力を入れてる作品ほど名作が多いような印象を受けるので個人的に非常に興味を引いた点でした。
CGも口パクくらいあっても良いかなと思いましたがクオリティ自体は優秀な部類と思えるくらい綺麗ですし表情もそれなりに多くのパターンを用意されていたりと頑張ったと思える点が多かったのも高採点の要因でもあります。
BAD/REQUEST
まず率直に言うと非常に難しいです、フラグが多くまたキャラ間の設定等が複雑に入り組んでおり理解していくまでに時間と根気をかなり要するタイプでしてその辺をちょっとでも補足をしてくれるようなおまけみたいなのが説明書にでもあれば良かったのですが少々不親切な部分かなと思いました。
他社や同社のゲームのシナリオでこんなのがあったなって思わせるほど似たような展開や演出が多かったです、狙ったのか無意識なのかは定かではないですが減点材料として採点しました、あまりこの手の作品を遊ばないような方であれば気にならない部分であると思われます。
音声が遠いですね、BGMと声との音量のバランスが欠けていてせっかくセンスの高いBGMを揃えているのに声の部分の音量があまりに小さいのでクリアであっても聞き取りにくいのはフルボイスという売り物を活かしきれず惜しいです。
COMMENT
シナリオやシステム面にしろ総合的に見てもよく出来ています、突出して素晴らしい部分があったとかそういう特筆してお薦めしたいような所は無いのですがバランス良くまとまった良作という感じの作品に仕上がっているので安心して遊べるのではないでしょうか、細かく見れば矛盾した点なんかもチラホラとあるにはありますが世界観やゲームそのものを壊すような致命的な欠点とは程遠いくらいに些細な部分でして膨大なテキストを擁する作品にしては大味さが無くしっかり読ませてくれる点もこの手のゲームを考えれば評価出来るでしょう、品薄な店舗が非常に多く入手にかなり苦労させられましたがその苦労の見返りに十分値するだけの作品だと思いますし個人的には満足度は高いですがゲームの性質上どうしても万人向けとは正直なところ思えないのでお薦めしにくいのが何とも。
Amazonレビュー
レビュー者: Half-blood Prince レビュー日: 2009-12-06こんなに素直に泣けたゲームは初めてかもしれません。
馬鹿やって、笑って、たまには頑張って、挫折して、でもまた頑張って、そして恋をする…日常って、こんなに素敵なものだったんだなぁって、CLANNADをやってそう思いました。
絵や、女の子たちの口調などが気に障る人もいるかもしれません。でも、どの女の子も一生懸命です。自分のためにも、他人のためにも一生懸命なんです。
そんな姿を見ていたら、主人公と同じように、素通りするなんてできないって、そう思うはずです。
応援してあげたくなるんです。笑ってほしいと思うんです。
そういう優しい気持ちを思い出させてくれる素晴らしいゲームです。
それに笑いもあります。春原のアホっぷり、秋生さんの暴走、早苗さんの恐るべきパンの威力…これらも欠かせない大事な要素です。
敬遠せず、一度はやってみてください。
必ず、あなたの心になにか温かいものを灯してくれるはずですから。
トゥルーエンドに至るまでの道はとても長いですが、すべてのストーリーに意味が合った、と私は思います。
だから、渚だけがヒロインではありません。
杏や智代、ことみや風子も主人公・岡崎のかけがえのないヒロインです。他の女の子たちもそうなんですよ。
もちろんメインは渚になっていますが、誰が自分のヒロインかはあなた次第です。
自分が一番好きだと思った子が、あなたのヒロインです。
ちなみに私は、渚か杏かで悩んでます(笑)
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GOOD!
【アニメ版から入った者のレビューです】
●After Story編
本編シナリオを攻略し条件を満たすとタイトルメニューに出現するAfter Story。
実はこれこそがCLANNADの真髄にして完結編でした。途中までは恋人二人の成長
を中心に展開されますが、とてつもない悲しい展開が待っています。その後悲し
みを乗り越えようとする登場人物たちの姿には非常に胸を打つものがあります。
その過程があるからこそ、ハッピーエンドであるTrue ENDを迎えた時は感動の
嵐でした。まさに「人生」! それが集約された素晴らしいシナリオです。
●魅力的なキャラばかり
主人公は口は悪いですが優柔不断な面はあまりないので、行動力があり好印象な
方かと。ヒロインも特に変わった言葉遣いをするキャラはいないし、純情で
可愛いキャラばかりです。またサブキャラも脇役として非常に存在感があり話を
盛り上げています。特に主人公と悪友との漫才チックなやり取りは常に笑える。
しかもこういう笑えるエピソードが物語の至る所に散りばめられているので、
最後まで飽きずに物語に引き込まれていく感じです。
●音楽が傑作
キャラ毎のテーマBGMはキャラの特徴を上手に表現しているし、その他のBGMも
場面にとてもマッチしています。そして主題歌・挿入歌・通常ED曲・True ED曲
といずれも心に残ります。特にTrue ED曲「小さな手のひら」は幻想的で優しく
て心地良くて、ラストを飾るに相応しい素晴らしい曲です。
●快適なプレイ環境
サウンドデータをメモステインストールすると、動作が軽い軽い。スキップや
ロードが爆速です。また選択肢を選ぶ前まで戻せる巻き戻しや自動送りのまま
一括表示できるなどシステム周りが便利なので、プレイ環境はとても快適です。
BAD/REQUEST
●フラグが複雑
序盤から選択肢がたくさん出現する。その中にはルートに入るための必須フラグ
が多く含まれているので、アニメ版と同じ感覚で手当たり次第プレイすると、
痛い目を見ます。しかしルートによってはあるキャラとは途中まで同時進行で
進めないといけなかったり、攻略順によっては発生しないイベントがあったりと
やたら複雑です。最初から攻略サイトにお世話になることをオススメします。
●セーブファイル位置記憶なし
セーブする時、普通は最新に更新されたファイルの位置を記憶しているもの
ですが、位置記憶がないため、いつもセーブ1(頭)からです。フラグが複雑で
ルートが多いため必然的にセーブ数が多くなるので、これが段々不便に感じて
くる。ちなみにロードの時も同じ。これ以外のプレイ環境は快適なのに…。
●クセがある構成
After Story編に入るための条件がほぼ全てのルートシナリオを光入手が必要な
イベントは発生させてクリアすること。いくつかサブキャラのルートもある。
シナリオに差があるルートを増やして、条件に入れているこの構成には疑問を
持つ。また何故「幻想世界」を共通パートの所々に挿入した構成にしたのか。
意味が分る人はごく少数だと思う。そして入るまででも長いAfter Story編を
1周しただけではTrue ENDに辿り着けない果てしなく長い構成。ライターは
自己満足に走るだけではなく、プレイヤーの遊びやすさも考慮するべきでは。
COMMENT
まさに長い長い坂道(=プレイ時間)でした。その坂道自体は良い面も悪い面も
ありますが、我慢して坂道を登りつめた先の頂上(=True END)にはかつて
ないほどの感動の衝撃が待っていました。それこそしばらくの間はCLANNADの
ことで頭がいっぱいになるほどでした。既にプレイ途中の方は、ぜひ頑張って
頂上までプレイしてから、この作品を評価してもらえると幸いです。
ただ残念なことに人を選ぶ作品と言えます。難易度が高い上にクセがある構成
なので、我慢強い人でないと途中で積んでしまう可能性が高いです。また全体
で見ると重い展開も結構あるので、それが駄目な人には合わないと思います。
それでも、一人でも多くの人にあの頂上の感動を味わって欲しいと願います。
余談ですが、アニメ版のOPにすごい伏線が含まれていたことに今更ですが気づ
きました。おそらくアニメスタッフは最初からAfter Story編のための2期を製作
するつもりだったのでは。After Story編にこそCLANNADの真髄がありますから。