ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
79pt
GOOD!
・シナリオ
シナリオAとBともに簡単に人死にが出る上に多少スプラッタなムービーとドット故にレーティングDからの予想以上のグロテスクさがありますが、「絆」「信頼」「憧れ」などが悪意に歪んで混ざってしまった昼ドラ的な意味で素敵なシナリオです。『うみねこのなく頃に』に通じる部分もあるような気がします。
そしてその歪んだ分だけ、歪んでいないシナリオCの世界が素晴らしいと思えてなりません。
主人公は勇者ではない
魔王やそれに類する世界の脅威となる「敵」が存在しない
惑星の滅亡を阻止する事が出来ない。
(Wikipediaより)
こういったストーリーのゲームは現在も少数しか無いと思います
・ムービーとドット
これ、発売されたの1997年なんだぜ?
特徴的なモノを挙げてしまうとネタバレになってしまうのですが、人を想うがゆえに狂ってしまった道の先はこのようなものになるのかと、意味深かつ放り投げジャーマンな伏線を知れば知るほど深く重くなると思います。
BAD/REQUEST
・グラフィック
これ、発売されたの(ry
当然ですが現在のRPGと比べるべきものではありません。
同年に発売されたファイナルファンタジー7よりマシと考えれば問題ないと思います。
・サウンド
これ(ry
それでも、イメージとしては現在のゲームとしても充分だと思います。
・シナリオ
PCEでは一枚絵が非常にアレだったそうです。PS版になってそういったものはかなり柔らかくなったとされています。でも正直な話一枚絵よりアニメーションのほうがトラウマレベル高いと思うんだ。
COMMENT
PSが我が家にあって小学生だった当時、この作品に非常に感銘とトラウマを受けました。誰もが幸せになりたいのに、幸せを得る過程が間違ってしまったがゆえに、みんな不幸になったのだと。
評価基準は「当時」+思い出補正です。ですから高評価ではありますが、決して同内容のゲームが
2012年以降に発売されていたら?というものではありません。
このゲームでは死んだものは生き返りません。ギリギリ人としての境界を越えた肉の塊が何とか再生出来るというだけで。故にレーティングは18歳禁止だとも思いますし、むしろもっと若い子供にプレイさせて命というものを考えて欲しいとも思えます。
近年のゲームから考えると非常に不親切でもあります。また、自由度が高いと言われつつも、実際は動物の強さの関係でそれほど自由ではありません。それでも、どうしようもない理不尽は無いと思います。
メタルマックスにハマったならば一度は触ってほしいゲームです。
レビュー、クリア
3,2,1 撃て
Amazonレビュー
レビュー者: 蕨 レビュー日: 2006-09-02いろいろ欠点があると思います。
私の友人の間でも評価は半々、といったところでしょうか。
でも、そんな欠点の数々は、プレイを続けるうちに欠点ではなくなりました。
私はリンダキューブが大好きです。
8年後には確実に滅びる星。順に星を脱出していくため、年を追うごとに減っていく人々。
そんな星に突然落ちてきた箱舟の乗務員となるケンとリンダ。
やることは「動物をできるだけ捕まえて箱舟に乗せ、箱舟を発進させる」
ただ、それだけ。
この設定は変わらないままに、3つのパラレルなシナリオが描かれます。
シナリオ毎に新しい世界が開け、そこで出会う人も街も動物も、気持ちの良いものばかりではありません。
むしろ、さわやかなものなんてほとんどありません。
でも、利己主義ですさんだ人々や、すさんだセリフや、気持ち悪い動物たちや、
そして密猟や密売や解体や、そんなすべてが一体となって何とも魅力的な、
何かのマネではないリンダだけの世界をつくりあげています。
そうして描き出される世界の、なんと生々しいほどに生の輝きに満ちていること!
このゲームのテーマは「愛」だそうです。
このキショクワルイ世界の中に確かに存在する「愛の根源的なカタマリ」みたいなものをぜひ感じてみてください。
そして、クソ生意気で暴力的で口が悪くてスタイル抜群でメシをうまそうに食べるリンダのそばに、
何があっても居てあげてください。そう、例え何があっても…。
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GOOD!
最初に断っておくが、良いところとダメなところが激しい作品。まずは良いところから。
・動物を収集するというシステム
ポケモンなどより早めに発売されたという、モンスター収集系ゲームである。このアイデアは斬新で、捕まえ方もバトルで捕獲・購入・オークション・ワナ・卵から孵化させる等々プレイヤーの自由に任されている。
・町の人との会話
賛同できる・できないは別として、皮肉めいたことや作り手側の主張(思想)を語ってくるので、一般的なRPGのNPCとの会話より、刺激があり楽しい。
BAD/REQUEST
次は悪いところを。
・シナリオ
シナリオには期待していたので、肩透かしを食らった。AとBが微妙なまま進み、Cではカタルシスを得られるよな…?と不安に思いながらプレイしていたが、Cも消化不良のまま終了。
Aは説明書等によると「狂気」をテーマにしているそうだが、ただ単にグロテスクな描写を見せたいだけだと感じた。
狂気ゆえの猟奇ではなく、猟奇ありきの狂気で、話も整合性が取れていない箇所がありモヤモヤ(一応この矛盾箇所は、Cで強引に説明される)
Bは設定上の矛盾などのモヤモヤは少ないが、Aよりも陳腐に感じた。
そしてC。ここで背景設定について明かされると思っていたのだが、なんとなく明かされるだけで核心は説明されず、矛盾やモヤモヤを抱えたまま終了。
一言で言うなら、「説明不足で陳腐なストーリー」。
必然性の無いグロと鬱とエロ(下ネタ)を楽しめ、設定を理論的に納得できるように説明されなくてもいい、というタイプの人間なら楽しめるのではないか。この作品を褒めている人を見ていると(mk2に限らず)このようなタイプが多いと感じる。
私のように、「伏線は全て回収されるべき」「設定は理論的に納得できるように説明されないとスッキリしない」という人間には、オススメしない。
COMMENT
最初にも書いたが、評価できる箇所とできない箇所の振り幅が激しい作品であった。
動物収集システムは良いので、オリジナリティーと熱中度は高い点数をつけたが、シナリオが(個人的には)標準以下だったので、満足感には低い点数をつけさせてもらった。
天外?や桃伝が好きなので桝田作品は大丈夫だと思っていたが、どうやら比較的深く関わっていない作品(桃伝)や「クライアントのオーダー通りに作っている作品(本人談)」(天外?)は楽しめても、デザイナーとして関わっている作品は楽しめないようである。
この作品然り、俺屍然り… 俺屍が合わなかった人はこの作品も合わない確率が高い。
シナリオはなんとなくでいい、動物収集のシステムさえ楽しければそれでいい、という人には間違いなくオススメ。散々言われているが、人を選ぶ作品である。