水月?Portable?
タイトル概要
中央値: 10 Amazon点数: 4.2
スコアーボード
標準偏差 0 (難易度) 2.00 mk2レビュー数 1ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
575人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: デルタ3 レビュー日: 2008-11-02
まず、多くの方が一番気にされているであろう点について。
シナリオ本編の内容ですが、PS2版&DC版とほぼ同じです。違うとするなら、相当プレイされた方なら分かる程度にごく一部のテキストが抜け落ちているくらいでしょう。
他は、ご丁寧な事に脱字の部分まで丸写ししています。
公式サイトに書いてあるPSP版の特徴が唯一のオリジナル要素でしょうが、OP&EDはムービーこそ違えど、曲はPS2版と同じです。
OPに関してはムービー自体はいいですが、曲にあまりマッチしていません。この辺の配慮が少し残念です。
EDに至っては、PS2版において、あれほど曲が作品に似合っていないという評判が出続けたにも関わらず、そのまま使っています。ムービーが変わったところで、水月の世界観に似合っているとは言えません。
ウォッチは時計カレンダー画面ですが、PSPの稼働時間を考えれば、正直使い道は薄いです。
演出面の強化を謳っていましたが、プレイしてみたところ、むしろPS2版より若干劣化していると思いました。細かくあげればきりが無いですが、読み込みが少し多い辺り、テンポの悪さで少し悪く感じる…というのが第一。
そして、上にも書いた通り、快適性では結構劣っています。読み返し画面やメニュー画面を呼び出す際にも、読み込みが多く、この辺りは携帯機故仕方ない事とも思えますが、PS2版の操作性があまりにも快適だった為、比べてみればやはり劣っています。
このような事を書いていても、星5つ。それを与えられる由縁がこの作品にあります。
PS2版にもいえる事ですが、まず、水月としての根幹部分ちゃんと残っている事でしょう。
記憶喪失の主人公の恐怖と苦悩。そんな中見つけた幸せ、決意…。
後半の意外な展開、そして神話や学問なども絡んできて、読んでいる者を実に飽きさせる事無く考察する楽しさを与えてくれます。
携帯機でそんな深いシナリオを楽しめるのも見逃せないポイントです。
また、PSP3000でプレイしたのですが、画面はPS2版に勝るとも劣りません。据え置きだとTVや配線で左右しますが、PSPなら安定した高画質が堪能できます。
また、これもPS2版と同じく、よくPC版と比べて劣化していると言われますが、確かに差し替えシーンは原作スタッフが手がけた物に比べて劣っていると感じさせるものもありますが、全年齢になった事が何より大きなポイントと言えます。18禁であったPC版はお世辞にも万人向けといえず、人を選びすぎる感が否めませんが、こちらは誰でも楽しむ事が出来るので、むしろ入りやすさは大幅に向上しています。水月はそこに至るまでの過程や内容の方が大切な為、前述したとおり水月の根幹部分はきちんと残っている為、18禁が全て…という人でなければ、全年齢版も十分な評価が出来るはずです。
特典内容はストラップ、テレカ、PSPマウンターとなっていますが、正直内容はあまりいいものとは言い難いです。
地味すぎ感が強いストラップ、PC版ビジュアルファンブックのポスターから転用のテレカ、紙素材で脆そうなマウンター…。
メーカーが利益をあげる為に、低コストで限定版を作った、というのが見え見えなのが辛いところ。水月に思い入れが強い方なら、限定版購入でもいいかもしれません。
唯一惜しむは、上記の通り移殖する会社に恵まれなかった事でしょう。
二度の延期の割には丸写しの本編、機能縮小、気休めになるかどうか分からない追加要素…全ての点において、低コスト化のみを図っている事が窺えます。
結論で言えば、水月という作品は評価できますが、GNソフトウェアが行なった移植内容については全くといっていいほど評価できませんでした。
名作であるが故の残念な結果ですが、未プレイの方なら間違い無くオススメできます。
もっと凝った移殖をしてくれる会社に移殖してもらえたならば、今までのユーザーも満足できる可能性もあったでしょうね。
シナリオ本編の内容ですが、PS2版&DC版とほぼ同じです。違うとするなら、相当プレイされた方なら分かる程度にごく一部のテキストが抜け落ちているくらいでしょう。
他は、ご丁寧な事に脱字の部分まで丸写ししています。
公式サイトに書いてあるPSP版の特徴が唯一のオリジナル要素でしょうが、OP&EDはムービーこそ違えど、曲はPS2版と同じです。
OPに関してはムービー自体はいいですが、曲にあまりマッチしていません。この辺の配慮が少し残念です。
EDに至っては、PS2版において、あれほど曲が作品に似合っていないという評判が出続けたにも関わらず、そのまま使っています。ムービーが変わったところで、水月の世界観に似合っているとは言えません。
ウォッチは時計カレンダー画面ですが、PSPの稼働時間を考えれば、正直使い道は薄いです。
演出面の強化を謳っていましたが、プレイしてみたところ、むしろPS2版より若干劣化していると思いました。細かくあげればきりが無いですが、読み込みが少し多い辺り、テンポの悪さで少し悪く感じる…というのが第一。
そして、上にも書いた通り、快適性では結構劣っています。読み返し画面やメニュー画面を呼び出す際にも、読み込みが多く、この辺りは携帯機故仕方ない事とも思えますが、PS2版の操作性があまりにも快適だった為、比べてみればやはり劣っています。
このような事を書いていても、星5つ。それを与えられる由縁がこの作品にあります。
PS2版にもいえる事ですが、まず、水月としての根幹部分ちゃんと残っている事でしょう。
記憶喪失の主人公の恐怖と苦悩。そんな中見つけた幸せ、決意…。
後半の意外な展開、そして神話や学問なども絡んできて、読んでいる者を実に飽きさせる事無く考察する楽しさを与えてくれます。
携帯機でそんな深いシナリオを楽しめるのも見逃せないポイントです。
また、PSP3000でプレイしたのですが、画面はPS2版に勝るとも劣りません。据え置きだとTVや配線で左右しますが、PSPなら安定した高画質が堪能できます。
また、これもPS2版と同じく、よくPC版と比べて劣化していると言われますが、確かに差し替えシーンは原作スタッフが手がけた物に比べて劣っていると感じさせるものもありますが、全年齢になった事が何より大きなポイントと言えます。18禁であったPC版はお世辞にも万人向けといえず、人を選びすぎる感が否めませんが、こちらは誰でも楽しむ事が出来るので、むしろ入りやすさは大幅に向上しています。水月はそこに至るまでの過程や内容の方が大切な為、前述したとおり水月の根幹部分はきちんと残っている為、18禁が全て…という人でなければ、全年齢版も十分な評価が出来るはずです。
特典内容はストラップ、テレカ、PSPマウンターとなっていますが、正直内容はあまりいいものとは言い難いです。
地味すぎ感が強いストラップ、PC版ビジュアルファンブックのポスターから転用のテレカ、紙素材で脆そうなマウンター…。
メーカーが利益をあげる為に、低コストで限定版を作った、というのが見え見えなのが辛いところ。水月に思い入れが強い方なら、限定版購入でもいいかもしれません。
唯一惜しむは、上記の通り移殖する会社に恵まれなかった事でしょう。
二度の延期の割には丸写しの本編、機能縮小、気休めになるかどうか分からない追加要素…全ての点において、低コスト化のみを図っている事が窺えます。
結論で言えば、水月という作品は評価できますが、GNソフトウェアが行なった移植内容については全くといっていいほど評価できませんでした。
名作であるが故の残念な結果ですが、未プレイの方なら間違い無くオススメできます。
もっと凝った移殖をしてくれる会社に移殖してもらえたならば、今までのユーザーも満足できる可能性もあったでしょうね。
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GOOD!
・ストーリー
記憶を失った主人公が、謎めいた夢や友人達との交流を通じ記憶を取り戻していく、というのが話の大まかな流れだが、オリジナルが2002年発売ながらも今も「名作」として評価されているだけあり、その流れの中に日本神話などのエッセンスが取り入れられているので、そういう知識を持っている人にとっては読み応えのあるシナリオといえるだろう。
・グラフィックス
オリジナルは2002年に発売されたが、それでも全然古さを感じさせないグラフィックスは見事といえる。それだけ「完成されている」グラフィックであるということか。
BAD/REQUEST
・オリジナリティ
しかし肝心の移植内容は、2004年にKIDが出した「水月」の移植版「水月?迷心」そのままで、申し分程度の変更(オープニングムービーとエンディングムービーは変更したが、曲は全く変化なしです。後はウォッチ機能くらい)以外はそのまま丸写ししたような移植なので、オリジナリティは最低にせざるを得ない。
他社の出した移植を名前を変えて自社で出す、という新手の「低コスト移植」を考え付く手口には呆れるばかりだが(さらにそんな丸写し移植なのに2回も発売日を延期しているところも印象を悪くしている。何のために延期をしたのやら)…
・快適さ
そしてご丁寧にKIDシステムと俗に呼ばれるシステム周りまでパクっているが(ジュークボックスやクリアリスト、セーブデータ画面などにそれが顕著)、本家本元に比べると相当劣化している(「ラストゲーム」が電源を切ったらリセットされて冒頭からの開始になるなど。「つづきから」の一番上にあるので気付かずに選んでしまいやすい)のは許しがたい物であった。
そうでなくても恒常的に読み込みが入ったり、カーソル移動時やメニュー・履歴の呼び出しの際にいちいち効果音が入る(しかもこれはオプションでオフにする設定すらないので「趣がある」どころか「鬱陶しい」としか思えない)のは快適性を大幅に下げていたのだし。
・熱中度・満足感
そうした感じで劣化版KIDシステムや、PS2版の内容を申し分程度の変更で丸写ししてる内容なのでどんどんこちらのプレイ意欲は下がり(未プレイの俺でさえ冷めているのだから、PC・PS2・DC版の経験者ならどれほど冷めるだろうか)、無論満足などできるわけがなかった。
まだ中古で購入したからマシであったが、フルプライスで買っていたらどうなっていたことやら(さらに初回限定版の方では店舗特典にでも出せそうなものを限定版特典につけるというトホホぶりだそうで)…
COMMENT
PSP-3000使用。
エロゲーの移植は数多くプレイしてきたが、まさか他社の移植を丸写しするというありえない移植ぶりを知って呆れ果て、相当酷評せざるを得ないのは致し方ないところだ。
いくら会社自体がステルス気味の知名度だからといっても、そんな節操のない真似をしようものなら自分の首を絞めかねないだろうに…
とはいえど原作は評価の高い作品なので、「水月」未プレイでかつKIDがあまり好きではない、という人なら買っても良いかもしれないが(その場合は通常版を買った方が利口でしょう)、それ以外の人なら素直にPC版のオリジナルをプレイするか、PS2版(他社の移植だが)を探してプレイした方が余程に経済的かと。