ソルフェージュ?sweet harmony?
中央値: 78 Amazon点数: 3.5
スコアーボード
標準偏差 17.42 (難易度) 2.40 mk2レビュー数 5ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 1pt | 1pt | 3pt | 2pt |
42pt
GOOD!
グラフィックのタッチは柔らかで、ギャルゲーと言うより少女漫画に近いもの。これが、作品の雰囲気に良く合っています。
音楽は流石と言うべきでしょう。作品中の課題曲(ボーカル曲)をはじめ、非常に綺麗にまとまっています。また、音ゲーとして扱いやすい曲になっており、ボタンを押しながらきちんと「ノる」事が出来ます。
キャラクターは、やや類型的ですが良く描けており、安定しています。変なブレもありません。ひねったものが必要なゲームではありませんから、必要にして十分といった感じです。
システム関連は、必要な物が一通り揃っています。元がPCゲームですから当然と言えば当然ですが、この点で不満はありません。
葛藤も何もなく同性の友情が恋愛にジャンプアップする世界は、方向性としてアリでしょう。終始空間は百合色なので、逆に正常に思えてきます。
BAD/REQUEST
とにかくテキストが冗長。「サウンドノベル」のサウンド部分は上記の通り良いのですが、ノベル部分が酷いものです。
いつもの工画堂スタジオ、と言えば終わってしまうのですが、日本語はきちんとしているのにメリハリも切れもありません。しかも、このPSP版ではシナリオが追加されており、明らかに物語が終了しているのに、無理矢理話が続きます。
これにはさすがに耐えきれず、スキップ機能(PCゲームで言うCTRLボタン)を使いました。シナリオは外注でいいと思います、本当に。
やはり、PSPとノベルゲームは相性が良くありません。セリフに一々ロードが挟まり、しかも読み込みの振動が手に伝わってくると、いやでも現実に引き戻されます。インストール機能があれば、この部分は解消できたと思うのですが。
音ゲー部分はそれなりに出来が良いのですが、元がキーボードのため、物理的に無茶な操作を要求されたりします。(□と○を同時に押せとか)色数の問題なのか音符マーカーの色が重複しており、この辺のストレスは酷いもの。
しかも、同じ曲を何度も何度も何度も何度もプレイさせられて、本気で腹が立ってきます。
挙句の果てに、この音ゲー部分は、シナリオに影響しません!!物凄く良い点数でもコンクールに負けたり、ハイスコアを更新しても「今日は調子が悪い」と言われたり、ギリギリでクリアしても「素晴らしい演奏」とか言われたりします。
しかも、システムからゲームをスキップできたりもするので、存在意義に疑問が……
システムとシナリオを摺り合わせるのは、仕様以前の問題だと思うのですが。
COMMENT
PSP2000使用。
評判を聞いてやってみましたが、実に工画堂スタジオらしい、ちぐはぐなノベルゲームでした。
音ゲーの基本部分や絵・音楽と言ったここのパーツは悪くないので、シナリオライターを外部から招いて、全体のプロデュース体制を見直せば傑作が生まれると思います。
毎度のことですが、個々のパーツが決して悪くないだけに、とても残念です。
Amazonレビュー
レビュー者: co レビュー日: 2008-12-28しかしPSP版になって明らかに一つの作品として昇華したといえると思います。
PSP版になって初めて、「ソルフェージュ」としての一つの作品になったといえます。
システム面は非常に快適です。欲しい機能はあらかたありますし、(クイックセーブ・クイックロード、シーンスキップ、履歴からの巻き戻し・音声再生、スティックの左回転で巻き戻し)読み込み時間もないに等しいです。テンポよくさくさく進みます。
前作では頷けないところのあったボリュームも、追加ストーリーが加わることによってシナリオも約二倍になったそうです。それによって満足行かなかった部分もしっかり改良されていると感じました。CG数も49枚程度から90枚程度に、と納得のボリュームです。
音ゲーモードはメインのひとつとしても楽しく、EASYにすれば初心者でも十分クリアできます。難しくプレイしようと思ったら凝れる作りになっていて、なかなかやりこめると感じました。
PC版をプレイした方もしていない方も楽しめる出来になっていると思います。
百合が好きなら確実に満足できる作品になっています。
面白さの☆マイナスひとつは百合が万人受けするものではないということと、PC版からのすくねルートの途中までが憂鬱展開なため。
個人的にはとてもお勧めです。買うか買わないか迷ってらっしゃる方は、在庫があるうちにどうぞ!
PSP版の新曲もすべていい曲揃いですので、限定版をお勧めします。アンソロジーも読みごたえがあり、レベルが高いです。
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GOOD!
・グラフィックス
ライトノベル絵師として人気が高い椋本夏夜氏のタッチが活きたCGは流石だと言える。
「レジンキャストミルク」「アカイロ/ロマンス」など代表作として知られる作品の挿絵とは異なり、女子校の華やかなイメージに合ったイラストのためまた違った印象を受けるのだし、それだけでファンの方は購入の理由に入れても良いだろう。
・PSPでは稀少な「百合ゲー」であるところ
PSPでも意外に「百合」を題材にした作品は少ないが、その中でも登場人物たちは「女の子同士で恋愛をすること」に疑問も悩みも抱かず、また周りの人たちも寛容であるため、そうした部分では良質な百合作品と評価できる。
またPSP移植にあたり琴美ルートが追加されたり、すくねルートのテキストが大幅に加筆されたり、「特別編」が追加されたりしているので、PC版をプレイした方ももう一度プレイするのも悪くはないだろう。
BAD/REQUEST
・ミュージックアクションについて
シナリオの中で「ミュージックアクション」と呼ばれるミニゲームが存在するが、ASシリーズのミュージックアクションの常としてPCのキーボードに適した楽譜になっているのを、アレンジせずにPSP用の楽譜にしてしまったものだから異様に難易度が高い物になってしまったのはマイナス。
ASシリーズプレイヤーの方なら「どこまでハイスコアを狙えるか(=どれだけうまく演奏できるか)」という事にやりこみ甲斐を感じるのだろうが、PSPのキー配置を考慮していない楽譜のためベテランでも正直厳しいだろう。
他の方がおっしゃるようにどれほどハイスコアをとってもシナリオには影響せず、自動演奏に出来たり、スキップできるのはシナリオを妨げないと評価は出来るが。
・ストーリー
メインであるすくねルートでどうしても気になったのが、主人公・かぐらのパートナー探しの諸顛末である。「問題に対して同じような考えを堂々巡りし続けウジウジと悩んで時間を浪費し、問題の解決を先延ばしにする…」という俺がギャルゲーで嫌う話の傾向のパターンそのものだったので途中からウンザリし始めたのは確かだ。
しかもすくねルートの追加された部分(後日談的な部分)がまた問題で、本編の話が終わった後に続くならまだしも、本編で一度遭った悩み(パートナー絡みの諸顛末)にまた同じように悩み、また同じように解決を先延ばしにするのだから「一年経っても成長はないのか」と呆れるしかなかった。
追加された部分は「特別編」の中に入れ、かつ「特別編」では織歌か未羽を主人公にし、かぐらはあえて傍観者か助言者に徹した方が「成長」を表現できたのではないか、と思うのだが。
COMMENT
PSP-3000型使用。
PSPでは稀少な「百合ゲー」なのでそうした傾向が好きな方は購入の対象に入れても良いだろうが、シナリオの冗長さを好まない方(特にギャルゲーのシナリオのテンプレートな形が嫌いな方)にはあまりオススメできない。
またミュージックアクションのプレイに重きを置くプレイヤーは、PCへの「凱旋移植」版・「ソルフェージュ?La finale?」をプレイされた方がよろしいかと(それだけ「新曲をPCのキーボードで演奏したい」というユーザーの声が大きかったのだろうし)。
最もPCにインストールしてもやる時間がなかったり、ミュージックアクションにあまり興味がない方には携帯機の特性上プレイがしやすいPSP版が良いのだが。