Ever17 -the out of infinity-
中央値: 85 Amazon点数: 4.7
スコアーボード
標準偏差 16.14 (難易度) 2.30 mk2レビュー数 30ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 1pt | 2pt | 1pt | 1pt | 0pt | 3pt |
20pt
GOOD!
セーブがたくさんできる。フルボイス。
ジュークボックスやムービープレイヤーがあり好きなときに好きな音楽や場面を再生することができる。
BAD/REQUEST
・絵の種類が非常に少ない。ほぼ立ち絵で若干表情が変わる程度。景色の種類も少なすぎるので変化が少ない。また、たまに挿絵が挿入されるのだが、その絵が普段の絵柄と違っていて同一人物なのかどうか見わけがつかないときがある。これがストーリーにおいて非常に重要なポイントでマイナス要素として響いてくる。絵柄も所謂萌え絵であり嫌悪感を抱く人も多いだろう。年齢はある程度いっているのに不自然に幼女なキャラも登場し、嫌悪感を与える。これはギャルゲーのお約束かもしれないがかなり人を選ぶ。
・音楽が単調。ジュークボックスを見ると種類だけは多いが覚えている音楽は1つ2つしかない。それも口ずさめるわけではなく、どこかで聞いたらever17でこんな曲あったな程度のもの。
・ストーリーが陳腐。ラストの展開は確かに予想はできないが、それはSF要素が絡んでいるためであり、現実離れしすぎていて推理していたのも虚しく思えたほど。真相解明編までに4つの女性と仲良くならなければいけないのだが、ここまでの道のりが長すぎる。そして単調。この4つのストーリーは手垢のついたようなベタベタな話。真相解明においても矛盾や意味のない行動が多い。ありがちな展開の連続。文章表現も非常に非常に幼稚で想像力を奪っていく。
・フリーズが数回あった。セーブしようとすると止まり、リセットもできず強制終了もできず本体の電池を抜くしかないような酷いフリーズ。これのおかげで一体何時間が無駄になったのかわからないほど。オートでセーブしてくれているのだが、それも曖昧でセーブしたと画面表示があるのに実際はセーブされていなかった。よってフリーズの際もオートセーブが役に立たず。また、片手でプレイできるようには作られていない。ADVにとってこれは非常に痛い。姿勢を強制されるプレイスタイルであった。これらにより快適さは特別点。
COMMENT
ネタバレなのでかけないが、おかしなポイントが多すぎた!
合理的に考えれば全て解決できるのに、キャラクター達の頭が悪いから無駄な行動ばかり。
真相自体が無駄な行動だったという前代未聞の体たらく。
非常にがっかりなストーリーだった。
普段小説やらを読みなれている人だったらおそらく楽しめないと思う。
逆にギャルゲーをやりなれている人だったら楽しめるのではなかろうか。
Amazonレビュー
レビュー者: Ntsin レビュー日: 2009-03-15なので、この限定版パッケージの特典について書きたいと思います。
まずサウンドトラックですが、新OP/EDを含めて全26曲。
サイバーフロント公式での予定曲数より6曲増えています。
OP/EDはフルバージョンで収録されていて嬉しい限り。
曲目は過去に発売したEver17 サウンドコレクションにOP/EDを差し替えたものになっています。(Amazonの商品紹介の曲目リストを参照)
1曲だけ曲順が変わっていますが、新EDの曲調が旧EDと違うので、曲の流れを合わせるために変えたのだと思います。
プレミアムブックのほうはフルカラー40ページ。
多量のネタバレが含まれるため、未クリアの方は閲覧注意です。
このゲームをプレイする場合、最大の敵はネタバレだと思うので。
まず前半12ページに、これまでのパッケージイラストをはじめ、PS2版とPSP版の各ショップの特典用書き下ろしイラストが掲載されています。
次が各ヒロイン3ページずつの紹介。
ネタバレなし紹介、設定資料集、ネタバレあり紹介となっています。
続くストーリー攻略チャートはエンディングまでを完全網羅。
注意事項やCG回収ポイントまで載っている親切設計です。
しかし前後をネタバレに挟まれているため、ある意味非常に扱いづらい攻略チャートといえます。
そして(個人的には)メインである中澤工氏へのインタビュー。
こぼれ話や今だから語れることなど、製作当時のエピソードを交えて8ページにわたってネタバレ全開で綴られています。
私はこれだけのためにPSP版Ever17を購入を決めましたが、満足のいく内容でした。
最後を締め括るのは新テーマ製作者インタビュー。
作品イメージに沿った曲作りの真剣さが伝わってきます。
オープニングテーマ曲製作者インタビューと書かれるはずの所が、エンディングテーマ曲と誤植されているのはご愛嬌といったところでしょうか。
プレミアムブックが目当てだったので、もう一度プレイする気はなかったのですが、ちょっと触ったら止まらなくなってしまいました。
私は物語の結末を忘れることが多く、時間を置くと再度楽しめるタイプなのですが、このゲームに関しては記憶に焼きついて離れません。
出来ることなら記憶を消してもう一度プレイしたい・・・
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GOOD!
■快適さ
セーブ・ロード・オプションなどのシステム面が素晴らしい。
シーン毎、選択肢毎にオートセーブされることに加え、
メッセージログからもロードできる。
テキストスピード、オートプレイの速度も細かく設定でき、スキップ速度も速い。
未読箇所に入ったことも一目瞭然となる工夫がされている。
オーソドックスなADVとして快適にプレイできるように、充分に配慮されている。
ゲーム開始直後に見たオプション画面の充実ぶりに、期待は高まった。
(期待外れだったわけだが・・・。)
メッセージの読破率が100%にならない原因を「推測」できるような
チャートのようなものがあれば完璧だった。
ただこれは、「推測」に留めるように(分岐がばれ過ぎないように)
うまく作るのは難しいだろうし、ないのが無難、とも思う。
■フルボイス
GOODなのかどうか迷ったが、ボイスがなかったら最後まで
プレイしなかったかもしれないと思い、挙げることにした。
数か所ある、訳の分からない即興の歌を歌うシーン以外は、
特に嫌悪感もなく、自然に聞くことができた。
また、ココのキャラクターが好きになれたのは、かなり大きいと思う。
ココを生理的に受け入れられない方には、このキャラクターは辛いだろう。
BAD/REQUEST
■冗長
ひどく冗長。これが本作一番の感想。
ストーリー、文章、台詞、どれも冗長。
・ストーリーの観点
策を練るが、結局は打開できないという状況が続き、
大した事件も起こらないまま終盤を迎えたという印象。
要するに、伏線の回収を終盤に集約させ過ぎなのではないか。
登場人物の思惑や真相が徐々に明らかになっていくなどの工夫がもっとあれば、
中だるみは軽減できたのではないか。
「終盤の怒涛の展開がいい」という感想を持つ人も少なくないようなので、
バランスの問題であり、好みの問題でもあるが。
・文章、台詞の観点
同じような内容の繰り返しや、くどい台詞が遍在している。
くまなく読もうとする性質の私はうんざりした。
■矛盾点
私はSFは好なので、そういうSF的なご都合主義的な展開は、
しっかり説明してくれさえすれば喜んで受け入れる。
本作では単なる物理的矛盾や論理的矛盾をも、複数の箇所に見付けた。
今までの前提はどこ行ったの? とか、
それじゃ説明になってないよ! と、著しく興を削がれた。
細かい矛盾でもそれが重なると、全体が陳腐に見えてくる。
■ゲーム性の低さ
マップから移動先を選んで探索するとか、
アイテム欄からアイテムを選んで使用するとかはなく、
選択肢のみがインタラクティブな要素なのだが、それはそれでいい。
(というか、不満ではあるがまだ許せる。)
ただ、真相が次々と明らかになっていく終盤、選択肢がほとんどない。
真相が明かされ、決められた方向に展開していく様を、ただ読み進めるだけ。
最後の選択肢からラストまでなどは、多分10時間以上かかったと思う。
だらだら読んでいたわけだが、それにしても長い。
どうしてそこを操作させてくれないのか。
ストーリーや世界設定を考えれば、真相が明かされてきてからが
ゲームとして作り込まれてしかるべき、肝だと思うのだが。
核心部分でプレイヤーの主体性が無視され、ただのノベルになっている。
なるほど、ここから面白くなりそうだ、と思ったら
もう選択肢は残っていなかったという感じ。
というわけで、元々ゲーム性の低いジャンルではあるが、
あえてゲーム性の低さを特筆した。
COMMENT
BADについてはネタバレに配慮して説得力のある書き方を避けたが、
いずれにしろ、このゲームを楽しめるかどうかは、
ストーリーやキャラクターが好きか嫌いかが大きいと思う。
SF的な突飛な展開が好みでない方は楽しめないかもしれない。
また、私のようにSFが好きな方、よく接している方は、
もちろん、満足する方もいるだろうが、
物足りなかったり、消化不良に感じる方もいるだろう。
個人的には特段斬新でもなかったし、よく理解しようとするほど
矛盾が見つかったり、曖昧さを感じたりした。
SFにあまりこだわりのない方は、それはそれとして自分なりに消化し、
恋愛、仲間、予想のできないドラマとして、楽しめるのかもしれない。