Ever17 -the out of infinity-
中央値: 85 Amazon点数: 4.7
スコアーボード
標準偏差 16.14 (難易度) 2.30 mk2レビュー数 30ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
88pt
GOOD!
前作Never7クリア済みです。
まずこのゲーム、ジャンルとしては一応ギャルゲーに入るみたいですがどちらかというと…いえ、ほぼサウンドノベルと思っていただいて結構です。
5ptより
オリジナリティー
他の方も仰っていますがやはりこれです。
今までのサウンドノベルの常識を覆すラストの展開、いやはや幾重にも練りこまれたアイデアの勝利と言ったところでしょうか。詳しくですがやはりネタバレになるので言えず。非常に歯がゆいところです。アニメ、ノベル化できない理由も納得のゲームならではのオリジナリティあふれる作品です。前提を覆すシナリオ、最後は驚きっぱなしでした。ある意味史上初であろう本当にゲームに介入できる作品です。本当にラストの一言に付きます。諦めたくなるかも知れませんが、本当に素晴らしい結末が待ち受けています。どうか必ずネタバレなどに注意してラストまで頑張ってください。
満足度
内容はほぼ上記した事と被っています。シナリオ、オリジナリティです。
まぁ、ノベル系の満足度はシナリオは直結してしまう物ですので…
おまけが結構充実してて嬉しかったです。
CGやシステムボイス、スクリーンショット、音楽鑑賞など。
システムボイスはあまり見ないから良かったですね。あ、あと女の子にも満足です。
グラフィック
PSPの割には中々綺麗です。殆どPC版と遜色ありません。
熱中度
中だるみする人も多いそうですが、私の場合自分で推理していく中で回答が気になって仕方なかったので熱中してプレイできました。
快適さ
かなり快適です。高速メッセージスキップやセーブデータスロット100個。
既読でなくても内容的に被る部分があってうっとおしかったのですが、既読でない部分もスキップできたおかげで快適にプレイできました。
サウンド
所々で盛り上げてくれます。
ever17で耳にも残る名曲といったらピアノ曲のカルマぐらいですがそのカルマがかなり良いです。
MPGプレイヤーに放り込んでであるぐらいです。もちろん他の曲も粒ぞろいの良い曲です。
あぁ、サウンドといえば声優さん。あまり詳しくないのですが皆さん非常に上手いとかんじました。感情の抑揚などが上手く表現されています。
BAD/REQUEST
長所でもあるのですが、ラストシナリオにたどり着くまでが長いです。
人によっては推理などがめんどくさく投げてしまう方も多いようです。
後半似たような展開の所を長々と読まないといけないのはだれます。
対象年齢は15歳対象とあるように、表現の問題だけでなく15歳程度からが妥当だと思います。
15歳でもある程度教養がないとストーリーを理解する事が難しいかも知れません。
次元平面の話や4次元空間、哲学、倫理的問題など少々小難しい話がでて来ます。
かなりわかりやすく説明はしてくれますがもっとわかりやすくしないと理解できない人もいるかもしれません。
COMMENT
名作です。
数々のサウンドノベル、小説を読んできましたがTOPを争う作品です。
ある事情により小説化は不可能ですがもし体験そのまま小説化できるならベストセラーとなってもおかしくありません。
ちりばめられた伏線という伏線を超高速で回収していくラストには圧巻の一言。
本当に投げずにラストまで頑張って欲しいと願う作品です。
世間からギャルゲーとして見られてしまうのが非常に残念です。
428やかまいたちのようにオタ向けに見られないのなら世間体を気にせず人に勧められるのですが…。
まぁそれぬきにしても人に勧めたくなる作品であることは間違いないです。
間違いなくゲーム史に名を残したまごう事なき名作。プレイしないと人生損しちゃいます。
ギャルゲーという先入観を取り払って今すぐプレイしてください!!
くれぐれもネタバレには気をつけて…
Amazonレビュー
レビュー者: Ntsin レビュー日: 2009-03-15なので、この限定版パッケージの特典について書きたいと思います。
まずサウンドトラックですが、新OP/EDを含めて全26曲。
サイバーフロント公式での予定曲数より6曲増えています。
OP/EDはフルバージョンで収録されていて嬉しい限り。
曲目は過去に発売したEver17 サウンドコレクションにOP/EDを差し替えたものになっています。(Amazonの商品紹介の曲目リストを参照)
1曲だけ曲順が変わっていますが、新EDの曲調が旧EDと違うので、曲の流れを合わせるために変えたのだと思います。
プレミアムブックのほうはフルカラー40ページ。
多量のネタバレが含まれるため、未クリアの方は閲覧注意です。
このゲームをプレイする場合、最大の敵はネタバレだと思うので。
まず前半12ページに、これまでのパッケージイラストをはじめ、PS2版とPSP版の各ショップの特典用書き下ろしイラストが掲載されています。
次が各ヒロイン3ページずつの紹介。
ネタバレなし紹介、設定資料集、ネタバレあり紹介となっています。
続くストーリー攻略チャートはエンディングまでを完全網羅。
注意事項やCG回収ポイントまで載っている親切設計です。
しかし前後をネタバレに挟まれているため、ある意味非常に扱いづらい攻略チャートといえます。
そして(個人的には)メインである中澤工氏へのインタビュー。
こぼれ話や今だから語れることなど、製作当時のエピソードを交えて8ページにわたってネタバレ全開で綴られています。
私はこれだけのためにPSP版Ever17を購入を決めましたが、満足のいく内容でした。
最後を締め括るのは新テーマ製作者インタビュー。
作品イメージに沿った曲作りの真剣さが伝わってきます。
オープニングテーマ曲製作者インタビューと書かれるはずの所が、エンディングテーマ曲と誤植されているのはご愛嬌といったところでしょうか。
プレミアムブックが目当てだったので、もう一度プレイする気はなかったのですが、ちょっと触ったら止まらなくなってしまいました。
私は物語の結末を忘れることが多く、時間を置くと再度楽しめるタイプなのですが、このゲームに関しては記憶に焼きついて離れません。
出来ることなら記憶を消してもう一度プレイしたい・・・
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GOOD!
ノベルゲームは初プレイなのだが、UI(ユーザーインターフェース)が非常に良いように感じた。
というのも、既読スキップやログの確認、(自動)クイックセーブ等が素早く行なえて、インターフェース面の不満が全くなかった。
オプションで自動クイックセーブのタイミングを設定できたり、その他オプションで細かい設定が行なえるのも非常に好感を持てた。
ストーリーについては、最初は目まぐるしく視点が変わり、何がなんだかわからないものの、ある程度進むと視点が定まりやっと落ち着けるといった感じ。
また伏線が非常に多く、最初は本当に何がなんだか分からないかもしれないが、最後はそれらの伏線もほぼ全て回収され、スッキリとゲームを終えることが出来た。
エンディングも複数存在して、それぞれを楽しめ(哀しめ)る確りとした出来だった。
他にも、いろいろな知識についての話があって、ストーリーだけでなく科学的なことの説明も楽しめた。
BAD/REQUEST
キャラの立ち絵がちょっと古めかしい。といってもこれは仕方ない。
出来たのが昔なんだしね。
立ち絵以外は納得できる感じで良かったと思う。
ただ少々表現がちょっとグロテスクに走る部分があったり、画面が真っ赤になるシーンがあったりと、度がキツかったと少し思う。
ストーリーについては少し靄の晴れない部分があるが、一部ストーリーを読み飛ばした部分にあったのかもしれない。
あとストーリーといえばもうひとつ、同じ話をさも別の話であるかのように扱っていること。
つまり、話している内容は同じなのに、既読になっていないということ。
既読スキップは使えないし、かと言って強制スキップを行なえばちょっと改変された部分を読み逃してしまいそうで出来なかったのが面倒くさかった。
COMMENT
全体を通して非常に楽しめた。
バッドエンドは哀しくて涙出ちゃうし、グッドエンドはつい綻んじゃうような。
ストーリーは本当に大どんでん返しで非常に驚かされた。