Never7 -the end of infinity-
中央値: 74 Amazon点数: 4.7
スコアーボード
標準偏差 9.26 (難易度) 1.75 mk2レビュー数 4ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
70pt
GOOD!
恋愛モノとSF的な要素を融合したようなストーリーで、全体的に温かい雰囲気です。
登場するキャラクターもすれぞれ個性があり、魅力的ですし、キャラクター毎に用意されている音楽も合っていると思います。
ユーザー配慮もよくされていて、いつでもセーブできたり、既読部分のスキップ機能や過去の選択肢の色が変わるなど、インフィニティシリーズ共通の秀逸のシステムです。
BAD/REQUEST
攻略対象毎のストーリーの中で張られた伏線が、最後のメインストーリーできちんと回収できていない部分が多く、やや消化不良な印象です。
特に、あるヒロインの過去の思い出と自分(プレイヤー)との関係については結論が出ませんでした。
同社のEVER17のように、ばらばらな各ストーリーを最終章で1本の線で繋げるといった展開は、あまり期待しないほうが良いかもしれません。
あと、立ち絵にムラがあり、同一人物でもしぐさによって可愛い、可愛くないのギャップが大きかったように思います。
COMMENT
EVER17を先にやってしまったからでしょう。期待が大きすぎました。
純粋に各ストーリーを楽しむ分には十分なレベルだと思います。
ただ、如何せん、中途半端かなという印象です。
SF要素を盛り込むならきちんと伏線回収してほしいし、最後にもっと驚かせてほしかった。
それがないなら、とことん恋愛アドベンチャーとして追及してほしかった。
何年も前のゲームを復刻しているので仕方ないと思いますが、どうせならおかしな点を補正して、満を持して世に出せば、よりメーカーのブランド力が増すのではと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: 次屋一 レビュー日: 2009-01-26PS2版やKIDミックスセクションなどNever7関連のCGがほとんど収録されているのはファンとして嬉しいです。
特典のサントラとブックレットですが…
・サントラはまぁまぁと言った感じでしょうか…PSP版のメモオフに比べると、入ってない曲があるので、些かボリューム不足に感じます。…需要の問題ですかね。
・ブックレットはPS2の説明書みたいで、指紋が付きやすく…痛みやすい感じなので、本にして欲しかったです。
しかし影崎夕那氏のちょっとしたコメントと、今回の特典テレカのイラストが見れるのは嬉しかったです。
さて、今回のPSP版は今までのリメイク版と違い…
主題歌のなかったOPムービーに「千億の星屑散らす夜ノ空」
EDには「綻びし華」という歌があります。
私はあまり知らないのですが、「Asriel」という方がこのOPとEDを歌っています。
個人的な意見ですが…
infinity特有の幻想的なイメージと、今回の今風な主題歌は合わない気がします。
・新規OPは雰囲気や演出は今風で、ムービーは綺麗です。特に影崎夕那氏のイラストとグラフィックを組み合わせた演出は大変気に入りました!
しかし歌自体は…私は少し苦手です。
こればっかりは好みの問題かと…
・EDは、歌と作風があきらかに合ってない気がします。たぶん以前からのファンも、初めてプレイした方が見ても合ってないと感じるはず…。
いづみEDは以前のED曲、川上とも子の「TRESURE DREAM」のようです。
以前と同じ曲で安心できます。
最後に…
この作品の主題歌には、幻想と切なさを曲に仕上げる志倉千代丸氏を起用して欲しかった…それだけが残念でした。
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GOOD!
・ストーリー
今では出てくることも当たり前になりつつある「ループ物」のシナリオではあるが(「Never7」以前には、古典名作「この世の果てで愛を唄う少女YU-NO」や怪作「プリズマティカリゼーション」といった先駆者は存在した)、ループそのものは少ない代わりに確実に悲劇を回避する、という判り易い流れなのは好印象。
また、2011年6月12日に亡くなった声優・川上とも子さんが出演されていた作品なので(特に酔っ払った演技などはなかなか聴く事もなかったため、一度聞いてみる価値はある)、そのつながりで未プレイの方はプレイの動機にしても良いだろう。
BAD/REQUEST
・グラフィックス
元々の作品が11年前に発売された作品である、という事を鑑みても、PS1・DC時代の古臭いイメージが漂う事は否めない。
「想いのかけら-Close to-」(オルゴールで「magic of true」が収録されているつながり)や、発売予定の「Ever17」Xbox360版のように、グラフィック面の大幅なリファインをした方が印象が良くなった気もするのだが。
・ストーリー
やはり11年前の作品と言う事を鑑みても、シナリオで語られていない部分の多さなどは気になってしまった。
公式の資料が「Never7 設定解説ファンブック」(ネタバレが激しいので、本編全クリア後に読みましょう)位しかなく、原典が発売された2000年当時は公式の設定があれこれと存在する作品は稀で、プレイヤーの考察や想像に委ねられる作品が多かったという事情もあるのだが、今の時代だからこそ公式で物語の語られない部分を補完しても、考察や想像の手助けになったのではないだろうか?
COMMENT
PSP-3000型使用。
流石に11年前の作品であるので、話の短さやシナリオで語られていない部分の多さは気になるが、本編全クリアまでの所要時間は約13時間半と短く、AVGの経験の少ないプレイヤーが経験を積むためには丁度良い作品ではある。また、現在ではベスト版が発売されており安く手に入れられるのだし。
未だにプレイしていなかった人も、あるいは川上とも子さんが出演された作品を探している方も、終わりゆく夏の夜や来たる秋の夜長にプレイされてはいかがかと。その時には攻略サイトを探してプレイの助けにされると良いだろう(シナリオ自体は短くてもそこそこ選択肢が多いため)。