ペルソナ
中央値: 66 Amazon点数: 3.2
スコアーボード
標準偏差 14.67 (難易度) 1.81 mk2レビュー数 37ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 4pt |
60pt
GOOD!
ストーリーが良かったです。
現実の世界で起こるダークでシリアスな独特な世界観と、個性豊かな高校生(若者)たちが持つ悩みや葛藤から繰り広げられる物語の展開には、とても魅力的でした。
ストーリーも本編である「セべク編」と、特定の条件を満たすことで展開する「雪の女王編」の2つあり、それぞれ展開の内容がガラリと変わるのも良かったです。
BGMが良いものばかりです。
ボーカル入りの曲が多く、印象に残るものも多かったです。
特に薬屋で流れる曲はかなりハマってしまいました。
戦闘中の演出がスキップできる機能があるところ。
ペルソナの召喚や攻撃のモーションなどの演出のスキップをいつでもONにできるので、OFF時に比べて戦闘のテンポが良くなります。
難易度設定があるところ。
ゲーム開始時にBIGENNER・NORMAL・HARDから選べます。
BAD/REQUEST
ストーリーの内容について、もう少し詳しい説明・描写が欲しいところ。
シーンによっては「あのキャラの正体は何だったんだ?」というような説明不足の描写がいくつかあり、クリアしてもそれらの疑問が残ったままでした。
ムービーにボイスがほとんど無いです。
一部のキャラを除いて、ほとんどは口パクと字幕だけの会話なので味気ない。
一部のシーンと、そこ流れるBGMがマッチしていないところがある。
シリアスなシーンのはずなのに、BGMはポップで明るい曲というところがいくつかありました。
今作の売りであるペルソナシステムは、慣れるまで扱いが難しい。
スペルカードの入手交渉から合体によるペルソナの作成まで、攻略情報を参照しないと分からないところが多い。
交渉に失敗しない会話の選択肢選びや、求めているペルソナに必要なスペルカードの種類がかなり多く、自力で作成しようとするとかなり時間がかかる。
全体的に難易度がかなり高い。
戦闘では、属性の種類がかなり多く、それらを上手く突いて攻撃しないとなかなかダメージを与えられません。
毎ターンでダメージを受ける魔法や即死してしまう魔法もあるため、ペルソナの組み合わせやパーティの装備などで戦略をしっかりと練らないと、あっさりとゲームオーバーになりやすい。
経験値の配分が「貢献度システム」という、キャラの選択した行動によって変わってしまうシステム。
これのせいでキャラの成長にかなりの差が出てしまい、成長の遅いキャラはずっと遅いままになってしまうことがしばしば。
COMMENT
PSP-3000使用
ペルソナシリーズは今作が初プレイです。
難易度BIGENNERで、セべク編は38時間、雪の女王編は25時間ほどでクリア。
以前からペルソナシリーズに興味があったので、シリーズ第一作目のリメイクである今作を購入してプレイ。
それなりに面白かったのですが、難易度で人を選ぶ要素がかなり強いです。
私は難易度BIGENNERで攻略サイトを参照しながらプレイしましたが、それでも難しいと感じるところが多かったです。
オリジナル版に比べたら難易度はかなり低下したそうですが、それでも難易度NORMAL・攻略情報無しでやろうとするとかなりキツく感じると思います。
特に拘りがなければ、攻略情報を参照しながらプレイすることをオススメします。
私は現在発売されている廉価版を購入しました。
これからプレイする方もそちらをどうぞ。
Amazonレビュー
レビュー者: かに道楽 レビュー日: 2009-05-02まず、BGMが作品にあっていません。
ゲーム自体はシステムの見直しにより、PS版より格段にプレイしやすくなっております。
セーブポイントの増加、フォーム時に攻撃範囲が確認出きる、文字の見易さ、移動速度の増加、戦闘演出の高速化など・・・・、本当にシステム面では進化しています。
が、BGMが全てを台無しにしています。
勿論、目黒氏は今回も音楽に関して”は”かなりいい仕事をしていてくれています。
しかしゲームの雰囲気にBGMが合っていません。
正直、ゲームとBGM別々にした方が味は出ると思います。
いい物といい物を合わせても、必ずしも最高の物が出きるわけではない、いい教訓です。
戦闘中のボーカル曲が煩い+緊張感がいまいち。
そしてBGMとは逆にSEは大幅カット。
PS経験者ならビット落下時の声、交渉時の音、悪魔逃走時の声が無いのに物足りなさを感じるかもしれません。
!マークや冷や汗マークが出るときのSEもカット。(プレイ数秒にマークを見て違和感を感じた人も居るかもしれません。)
ちなみに、私は捨て台詞(声)も無く無音で逃走する悪魔に違和感を感じました。
更にSEに比べてBGMは大きめなので、戦闘中のキャラ音声、ペルソナ召還時の音等は大変聞き取りづらくなっております。
何と言うか、「俺の曲を聴け!他は二の次!」と思ってるのかなーと、そんな風に感じてしまいました。
BGMだけ作り直しで、他は移植+αといった感じだと解りやすいかもしれません。
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GOOD!
==システム==
システム面がPS版から大幅に改善されています。
ダンジョン内で「ダッシュ」可能になり移動が楽に
エンカウント率低下魔法「エストマ」追加
ダンジョン脱出アイテム「非常口」追加
セーブポイント増加、中断セーブ追加
↑によってかなりダンジョン探索が楽になったし、無駄な戦闘も回避できてかなり快適です。
また戦闘も
全体的に高速化
「ペルソナ召還」演出カット可能になりました。
PS版ではいちいちキャラクターのペルソナがもっさりと召還されて、その後攻撃しておりテンポが少し悪く、戦闘が重要なゲームであるためだれる可能性もありましたが、これによって結構ペルソナを成長させる楽しさを味わいやすくなったと思います。
==オリジナリティ==
今作は本来倒して経験値を稼ぐために存在するRPGの敵に「交渉」の概念があり、交渉し戦闘を回避したり、敵からアイテムをもらうことが出来ます。
また、その敵から「スペルカード」というものを入手し、キャラクターに装備する悪魔であり自分の別人格「ペルソナ」を作り出します。
またそのペルソナにもレベルの概念があり、ペルソナはレベルを上げればあげるほど新しい技を覚えてくれます。
このあたりは少し「ポケモン」に近いというか、ペルソナを育てて新しい技を覚えたときの快感というのはそういうものに近い気がします。
こういった上記の要素により、戦闘にとてもオリジナリティがあります。
==音楽==
批判されている方もいますが、いい曲も結構あります。
P3P4の曲を暗めにした感じの曲が多いです。
通常戦闘曲に「A Lone Player」は繰り返し聞いてれば結構なれますし、もともと曲自体の完成度が高いので大丈夫です。
またOPテーマの「Dream Of Butterfly」も結構いいです
作曲者である目黒さんは曲の完成度については今作もいい仕事をしています。
==シナリオ==
キャラクターたちがとても魅力的です。
またそのキャラクターたちのコンプレックス、それを乗り越えての成長は見ごたえがあります。
キャラクターたちの悩みはとてもリアルで、高校生という年代特有の悩みとかもとても多くて、近い年代なら感情移入しやすいでしょう。
またムービーが追加されたことで、多少説明不足なところが補われているのもいいです。
BAD/REQUEST
==音楽==
良い点に音楽を書きましたが、悪い点もあります。
音楽を使った演出です。
今作の目黒さんの曲は確かに完成度は高いです。
ただシーンにあっていないところがあります。
たとえば最初パーティーメンバーの親しい人物が死亡するシーンがありますが、そこで流れてくるのがなぜか後半から明るくなるピアノ曲です(前半は特に問題ないのですが)。
ヒロインのいる病院に来訪し、そこで話をするシーンがあります。そのシーンでは「母親が嫌い」とか結構暗い話をしているのに音楽は明るいし、ヒロインが苦しみだす緊迫感があるはずのシーンはなぜか緊迫感に欠けたノリノリのポップ系の音楽。
また学校のダンジョンではなぜかボーカルつきのヒップホップに近い曲が流れてきます。
とにかく演出があっていないのです。
いくら完成度が高い音楽を作っても、演出が悪ければ台無しです。
戦闘等は慣れます(もちろん慣れない人もいるでしょうが)が、こういった点はそのイベントの印象すら変えてしまいかねませんし、初めてプレイした方は印象に残るか疑問です。
これはPSをプレイしていようがしていなかろうが、多かれ少なかれ目に付くと思います。
シナリオが良いだけに、こういった演出が悪いのはちょっとマイナスです。
COMMENT
初めてペルソナの一作目をプレイするならば今作は理不尽な部分がかなり少なくなったので、PS版やるよりはいいでしょう。
ただ、演出が悪いのでシナリオにのめりこめるかはわかりませんが・・・
シナリオの雰囲気を優先するならPS版、快適にプレイするなら今作といったところでしょうか
ペルソナを育てる楽しさというのははまる人はものすごくはまりますので、その楽しさを味わうのなら今作は手軽に出来てかなりお勧めです。
自分が言った音楽と演出については、一応序盤のプレイ動画等を探して、それで判断していただくのもいいと思います。
演出面が気にならないなら、間違いなく良作です。