ペルソナ
中央値: 66 Amazon点数: 3.2
スコアーボード
標準偏差 14.67 (難易度) 1.81 mk2レビュー数 37ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 1pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt |
73pt
GOOD!
PS版経験者です。
レビューはオリジナルと比較しての視点より。
まだプレイ途中ですが11時間ちょっとプレイしての感想です。
●戦闘スピードの改善
PS版で一番のネックだった戦闘スピードがかなり早くなっています。
特に、演出スキップをするとさくさく動きます。
ただ、私はオリジナルでキャラに思い入れがあったので、
ボイスを聞きたい時は演出スキップをOFFにして、使い分けています。
●メニュー周りのシステム改善
戦闘メニュー時に攻撃範囲を見ることが出来たり、
メニュー周りが非常に使いやすくなりました。
●全体的にさくさく進む
スピーディーに話を進められるので、
初めて無印ペルソナをプレイする人はもちろん
余りゲームに時間をかけられないけれどもう一度ストーリーを楽しみたい、とか
大好きなんだけどPS版でもう一度やる気が起きないという人にはぴったりかと。
BAD/REQUEST
●音楽、特にボーカルがわずらわしい
頭に残る日本語詞のボーカルが戦闘のたびにループで流れ、
かなりわずらわしいです。
戦闘時なのに、ポップな歌もので雰囲気に合っていません。
個人的にオリジナルの戦闘曲などがすばらしいと思っていたので
とてもがっかりしました。
●セーブポイントが増えすぎた
中断という機能もあるにもかかわらず、セーブポイントが増えすぎです。
オリジナルではダンジョンには各々1つずつしかセーブポイントはなく、
「レベル上がったからちょっとセーブポイントまで戻るか…」
といってダンジョンを戻っている間に全滅した、とかそういうハラハラがあったのですが。
セーブポイントが増えたことにより難易度が大幅に下がっており、
EXPARTモードで戦闘の難易度を上げたとしてもオリジナルのファンでは物足りないかも。
●戦闘の緊張感なし
セーブポイントの目の前で全滅は当たり前。
どうしても勝てないボロボロの状況でエンカウントして、しかたないから会話をするも
悪魔を怒らせて全滅。
ダンジョン内を1歩でも無駄に歩いたらエンカウントして殺される、とヒヤヒヤしながら移動。
そういう緊迫感がオリジナルのゲームバランスでした。
今回のゲームバランスでは戦闘がとにかく簡単になっています。
私はNOMALモードで始めて11時間プレイしましたが、いまだに全滅していません。
序盤でバイナルストライクを2発くらって
「あ…終わった…」と思ったのに、全滅などせずまったく余裕でした。
全滅しないに越したことは無いのですが、なぜかがっかりした気持ちがあったのは否めません。
COMMENT
総評…
スピードアップ、メニュー周り改善に関しては非常に高く評価。
難易度はこのくらいでも、魅力のあるキャラ・ストーリー・世界観を楽しめると思います。
ですのでなおさら音楽に関しては残念!
PSP-3000にてプレイ。
購入動機…オリジナル版が好きだったので。近作をきっかけに本体も同時購入。
Amazonレビュー
レビュー者: かに道楽 レビュー日: 2009-05-02まず、BGMが作品にあっていません。
ゲーム自体はシステムの見直しにより、PS版より格段にプレイしやすくなっております。
セーブポイントの増加、フォーム時に攻撃範囲が確認出きる、文字の見易さ、移動速度の増加、戦闘演出の高速化など・・・・、本当にシステム面では進化しています。
が、BGMが全てを台無しにしています。
勿論、目黒氏は今回も音楽に関して”は”かなりいい仕事をしていてくれています。
しかしゲームの雰囲気にBGMが合っていません。
正直、ゲームとBGM別々にした方が味は出ると思います。
いい物といい物を合わせても、必ずしも最高の物が出きるわけではない、いい教訓です。
戦闘中のボーカル曲が煩い+緊張感がいまいち。
そしてBGMとは逆にSEは大幅カット。
PS経験者ならビット落下時の声、交渉時の音、悪魔逃走時の声が無いのに物足りなさを感じるかもしれません。
!マークや冷や汗マークが出るときのSEもカット。(プレイ数秒にマークを見て違和感を感じた人も居るかもしれません。)
ちなみに、私は捨て台詞(声)も無く無音で逃走する悪魔に違和感を感じました。
更にSEに比べてBGMは大きめなので、戦闘中のキャラ音声、ペルソナ召還時の音等は大変聞き取りづらくなっております。
何と言うか、「俺の曲を聴け!他は二の次!」と思ってるのかなーと、そんな風に感じてしまいました。
BGMだけ作り直しで、他は移植+αといった感じだと解りやすいかもしれません。
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GOOD!
==システム==
システム面がPS版から大幅に改善されています。
ダンジョン内で「ダッシュ」可能になり移動が楽に
エンカウント率低下魔法「エストマ」追加
ダンジョン脱出アイテム「非常口」追加
セーブポイント増加、中断セーブ追加
↑によってかなりダンジョン探索が楽になったし、無駄な戦闘も回避できてかなり快適です。
また戦闘も
全体的に高速化
「ペルソナ召還」演出カット可能になりました。
PS版ではいちいちキャラクターのペルソナがもっさりと召還されて、その後攻撃しておりテンポが少し悪く、戦闘が重要なゲームであるためだれる可能性もありましたが、これによって結構ペルソナを成長させる楽しさを味わいやすくなったと思います。
==オリジナリティ==
今作は本来倒して経験値を稼ぐために存在するRPGの敵に「交渉」の概念があり、交渉し戦闘を回避したり、敵からアイテムをもらうことが出来ます。
また、その敵から「スペルカード」というものを入手し、キャラクターに装備する悪魔であり自分の別人格「ペルソナ」を作り出します。
またそのペルソナにもレベルの概念があり、ペルソナはレベルを上げればあげるほど新しい技を覚えてくれます。
このあたりは少し「ポケモン」に近いというか、ペルソナを育てて新しい技を覚えたときの快感というのはそういうものに近い気がします。
こういった上記の要素により、戦闘にとてもオリジナリティがあります。
==音楽==
批判されている方もいますが、いい曲も結構あります。
P3P4の曲を暗めにした感じの曲が多いです。
通常戦闘曲に「A Lone Player」は繰り返し聞いてれば結構なれますし、もともと曲自体の完成度が高いので大丈夫です。
またOPテーマの「Dream Of Butterfly」も結構いいです
作曲者である目黒さんは曲の完成度については今作もいい仕事をしています。
==シナリオ==
キャラクターたちがとても魅力的です。
またそのキャラクターたちのコンプレックス、それを乗り越えての成長は見ごたえがあります。
キャラクターたちの悩みはとてもリアルで、高校生という年代特有の悩みとかもとても多くて、近い年代なら感情移入しやすいでしょう。
またムービーが追加されたことで、多少説明不足なところが補われているのもいいです。
BAD/REQUEST
==音楽==
良い点に音楽を書きましたが、悪い点もあります。
音楽を使った演出です。
今作の目黒さんの曲は確かに完成度は高いです。
ただシーンにあっていないところがあります。
たとえば最初パーティーメンバーの親しい人物が死亡するシーンがありますが、そこで流れてくるのがなぜか後半から明るくなるピアノ曲です(前半は特に問題ないのですが)。
ヒロインのいる病院に来訪し、そこで話をするシーンがあります。そのシーンでは「母親が嫌い」とか結構暗い話をしているのに音楽は明るいし、ヒロインが苦しみだす緊迫感があるはずのシーンはなぜか緊迫感に欠けたノリノリのポップ系の音楽。
また学校のダンジョンではなぜかボーカルつきのヒップホップに近い曲が流れてきます。
とにかく演出があっていないのです。
いくら完成度が高い音楽を作っても、演出が悪ければ台無しです。
戦闘等は慣れます(もちろん慣れない人もいるでしょうが)が、こういった点はそのイベントの印象すら変えてしまいかねませんし、初めてプレイした方は印象に残るか疑問です。
これはPSをプレイしていようがしていなかろうが、多かれ少なかれ目に付くと思います。
シナリオが良いだけに、こういった演出が悪いのはちょっとマイナスです。
COMMENT
初めてペルソナの一作目をプレイするならば今作は理不尽な部分がかなり少なくなったので、PS版やるよりはいいでしょう。
ただ、演出が悪いのでシナリオにのめりこめるかはわかりませんが・・・
シナリオの雰囲気を優先するならPS版、快適にプレイするなら今作といったところでしょうか
ペルソナを育てる楽しさというのははまる人はものすごくはまりますので、その楽しさを味わうのなら今作は手軽に出来てかなりお勧めです。
自分が言った音楽と演出については、一応序盤のプレイ動画等を探して、それで判断していただくのもいいと思います。
演出面が気にならないなら、間違いなく良作です。