ファイナルファンタジータクティクス
タイトル概要
中央値: 66 Amazon点数: 4.6
スコアーボード
ユーザーレビュー
373人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者： さつまいも レビュー日： 2006-05-15
数あるFFシリーズでもこれほど血生臭く（怪物ではなく人間同士の殺し合いが大半を占める）、戦争と政治、そしてイデオロギーが描かれているのはないでしょう。
ストーリーはクリスタルを絡めた展開など旧FF的な部分を踏まえつつも、冒険よりかは戦争（内戦）のカラーが色濃く出ていて異色作と言って差し支えないと思います。同スタッフが手がけたタクティクスオウガと同様に描かれる熱い政治劇はこの作品の魅力の一つであると思います。タクティクスオウガのような分岐はなく基本的に一本道になっています。タクティクスオウガは単にシナリオの分岐というだけでなく、体制側、反体制側といったイデオロギー的な側面が強く興味深かっただけに残念に感じます。
ストーリーだけでなくゲーム部分にもタクティクスオウガと酷似していますが、基本的に戦闘には5人前後しか扱えず（タクティクスオウガは10人が基本）大きく趣が異なっています
算術師のジョブや終盤に加わる仲間などの鬼のような強さと、後半のランダムバトルでのチョコボの大群などゲームバランスに問題は少なからずありますが、前者に関しては別に使おうと使うまいとストーリーに変化はないと言っていいので、プレイヤーの姿勢の問題になると思います。
システム面はやり始めの頃は煩雑さを感じ取っ付きは悪いのですが、3Dの戦闘やジョブシステムを組み込んだキャラ育成は綿密に練られており、非常に幅が広くやり応えのある仕上がりとなっていて、理解すればこれほどハマれるSRPGもそうそうないでしょう。
最大の難点はセーブ・ロードが速いのはいいのですが（またゲーム中のロード待ちは大変短くストレスなくプレイできます）、登録メンバーが主人公を含め最大16人までと非常に少ない事でしょう。これのお陰で終盤はリストラの嵐に見舞われます。2ブロック使ってでも32人ぐらいは登録できるようにしてほしかったですね。
ストーリーはクリスタルを絡めた展開など旧FF的な部分を踏まえつつも、冒険よりかは戦争（内戦）のカラーが色濃く出ていて異色作と言って差し支えないと思います。同スタッフが手がけたタクティクスオウガと同様に描かれる熱い政治劇はこの作品の魅力の一つであると思います。タクティクスオウガのような分岐はなく基本的に一本道になっています。タクティクスオウガは単にシナリオの分岐というだけでなく、体制側、反体制側といったイデオロギー的な側面が強く興味深かっただけに残念に感じます。
ストーリーだけでなくゲーム部分にもタクティクスオウガと酷似していますが、基本的に戦闘には5人前後しか扱えず（タクティクスオウガは10人が基本）大きく趣が異なっています
算術師のジョブや終盤に加わる仲間などの鬼のような強さと、後半のランダムバトルでのチョコボの大群などゲームバランスに問題は少なからずありますが、前者に関しては別に使おうと使うまいとストーリーに変化はないと言っていいので、プレイヤーの姿勢の問題になると思います。
システム面はやり始めの頃は煩雑さを感じ取っ付きは悪いのですが、3Dの戦闘やジョブシステムを組み込んだキャラ育成は綿密に練られており、非常に幅が広くやり応えのある仕上がりとなっていて、理解すればこれほどハマれるSRPGもそうそうないでしょう。
最大の難点はセーブ・ロードが速いのはいいのですが（またゲーム中のロード待ちは大変短くストレスなくプレイできます）、登録メンバーが主人公を含め最大16人までと非常に少ない事でしょう。これのお陰で終盤はリストラの嵐に見舞われます。2ブロック使ってでも32人ぐらいは登録できるようにしてほしかったですね。
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GOOD!
■グラフィック
スクエニのゲームはPSP出力に向いたゲームが多い。
他のPS1ゲと比較しても非常に綺麗に見える。
■熱中度、満足感
タクティクスオウガで確立した戦闘システムに、
ジョブチェンジとアビリティシステムが上手く融合している。
特にアビリティを覚えるのと組み合わせるのが楽しく、
時間を忘れて育成してしまう。
■快適性
ゲーム自体がと言うより、PSPのスリープ機能がベストマッチ。
長くなりがちなバトルシーンで、
即座に電源を落とせるのは非常に快適。
据え置き機でプレーは二度と無理だと思えてしまう。
BAD/REQUEST
■ジョブ、アビリティ
昔プレーした時にも思ったが、
系統ごとに１アビリティしか装着できない縛りを無くして欲しい。
FF5のような仕様にした方が面白かったのではないかと。
何かに特化したキャラクターは作りづらく、平均的なキャラが増える。
算術士だけが異様に強いのも謎の仕様・・。
出撃人数の少なさもキャラクター毎の分業を難しくしており、
消化不良だと感じる面もありました。
■固有キャラ強すぎ・・
チート・・？と思える程に強い。
手塩にかけたオリジナルキャラが空気のような存在に・・
■難易度
アビリティの存在のせいか、オウガよりバランスが悪い気がします。
序中盤は特にオートポーションや、ＪＰアップがないと、
戦闘が異様に長引いたり、レベル上げ作業が増えます。
■ゲストキャラの参戦
このゲーム一番のアホ仕様です。
今作は、戦闘参加人数がたった５人です。
その５人の枠の中にゲストキャラも含まれてしまいます。
ゲストが帯同している時は、
味方を必要人数育てられない事になります。
序中盤はキャラ総数も少なく、
アビリティも揃っていないため、この仕様にかなり振り回されます。
特に序盤のフリー戦闘（エンカウント式の）はかなり苦戦する事になります。
この時期がゲームの中でも一番難しいかもしれません。
COMMENT
オウガと比較すると、
固有キャラの魅力の無さや、分岐がない点、シナリオ面の見劣り、
レア職業（リッチなど）がない点。
そして、戦闘バランスや、出撃人数、死者の宮殿がない点などで、
全体的に見劣りする点が多いと思いますが、
それでも、かなり面白いゲームだと思います。
自分はメモステに入れておける点に一番魅力を感じて、
DL版を買いましたが、
追加要素目当てなら、PSPのパッケージ版を買っても良いかもですね。