西村京太郎トラベルミステリー 悪逆の季節 東京?南紀白浜連続殺人事件
中央値: 26 Amazon点数: 2.6
スコアーボード
標準偏差 5.72 (難易度) 2.00 mk2レビュー数 3ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 0pt | 2pt | 0pt | 1pt | 1pt | 2pt |
15pt
GOOD!
強いて良い部分を上げなければならないとしたら
ロードが早いことと
いつでもロードできる
ことです。
原作自体は西村京太郎なので悪くないはずだと信じたいです。
短くて申し訳ありませんが本当に良いところがこれしか思い浮かびません。
BAD/REQUEST
推理アドベンチャーゲームは50?60作ぐらいプレイしています。山村美紗や西村京太郎などのミステリー作家原作のゲームも過去にもいくつかプレイしています。
今作の「悪逆の?」は3DOの実写ゲームのリメイク版になります。こちらもプレイ済みです。
参考までに3DO版の「悪逆の?」は十津川警部を松方弘樹さんが演じていています。内容は、何度も繰り返して聞くセリフ以外はほぼフルボイスでムービーは粗いながらもふんだんに盛り込まれています。全てのムービーをつなぎ合わせると2時間ドラマ分ほどの長さになるのでやりごたえも十分ありました。
さて、今回の「悪逆の?」はそれに比べるとかなりの劣化版と言わざるをえません。
オリジナリティー 1pt
リメイク版なので仕方ありませんがもう少しシナリオにサプライズが欲しいところです。
推理物としてはよくある「総当たり」でクリアできます。文字入力をするところがありますが非常に簡単です。時刻表を使ったトリックも一見複雑そうですが平凡で誰でも簡単に解けます。10年以上前の作品のリメイクなのでもっとオリジナリティーがあってもよかったと思います。次回作の期待も込めて1ptです。
グラフィック 0pt
HPにはPVに実写を使っているのに実際のゲームには実写を使わないのはもったいないですね。トラベルミステリーなので少しぐらい景色のよい画像を入れてほしかったです。
さらに人物描写に使われているのはサウンドノベルではおなじみの青いシルエットなのですが、人物に特徴をもたせていないので誰がだれだか分らないばかりか、セリフにも誰がしゃべっているか表示されない時がある(特に重要な部分でおこる)ので誰の会話がわからず混乱しました。後々あれは誰がしゃべっていたのか理解できましたが、初めてプレイする方は混乱するばかりか怒りさえおぼえる人もいると思います。
捜査陣も5人いる必要が全くなく、これまた見た目に大した特徴がありません。さらにほとんどの人物が直立不動なので、もう少し人物1人1人に個性的な演出をしてもよかったのではないでしょうか。
とにかく良いところが見つかりません。10年以上前の3DO版以下では0ptしかつける点数がありません。
サウンド 2pt
全体的に暗いです。雰囲気を盛り下げる役割しかありません。SEをもっと効果的につかえばもっと重要な証言が出た時や、証拠が出た時に緊張感がでるのではないかと思いました。さらにクライマックスでもっと盛り上げるようなサウンドがあればよかったのですが…残念です。
熱中度 0pt
とにかく短いです。ファミコンの推理ゲームですらもっと長かったように思えるほどです。ストーリーの短さが熱中度0ptの最大の理由です。やり込み要素としては捜査日数を減らしたり、途中のミニゲームなどを高得点でクリアすれば良いみたいですが、つくりが甘すぎてやる気が全くおきません。ミニゲームは(ゲーム性があるのかわからないものもある)意味不明のものや、カンで進むものなどが多くやり込み要素もありません。ミニゲームに関しては最低ですね本当に。
全編通して1つでも熱中できるミニゲームでもあればよいのですが、なにもありませんでした。フォローのしようがありません。
開発者の方が次回作に奮起してくれると願いを込めて0ptにしました。
満足度 1pt
推理小説のあらすじだけを読んだようなシナリオなので満足感がありません。ゲームの流れも最初以外は毎回同じで「捜査会議」→(「移動」→「聞き込み」)×4 で1日が終了し、それの繰り返し。正直面白くありません。価格も決して安くはないのでとにかく残念です。
快適さ 1pt
ロードはできるのにセーブできるのは捜査一課に戻った時のみで、非常に不便です。なら捜査一課にいつでも戻れるかというとそうでもなく、捜査一課に戻るとその日が終了するので、セーブするために捜査一課に戻ると「最短捜査日数」ではクリアできなくなるのでクリア後の評価が下がることになり、やる気がうせます。
アクションゲームならまだしもアドベンチャーゲームを携帯ゲーム機でプレイするのにどこでもセーブがないのはそれだけで評価が著しく下がると思います。
よって快適さは1ptです。
COMMENT
片手プレイはできません。 アナログパッドは対応しています。
以前3DO版をプレイしたので購入しました。
大変厳しい評価になってしまいました…自分でも恐縮してしまいます。
ですが期待とは裏腹にかなりの部分で裏切られた感じがしました。中古で買うにしても相当安くなってから購入されることをおススメします。
じっくりゲームをやりたい人には向きません。かといってサクッと楽しみたい人にもストーリーが重いので後味が悪く感じる方もいると思います。(特に性暴力の描写があるので女性には向きません)
西村京太郎のファンの方がどうしてもやりたいというのであれば買いかと思いますが、それなら3DOの実写の方をおススメなので(中古であれば3DO本体含めても本作より安く手に入ります)
「西村京太郎のファンでPSPでどうしてもプレイしたい人」のみおススメします。
Amazonレビュー
レビュー者: あ レビュー日: 2009-06-24その所為でちょっと無駄な行動をとったためにゲームオーバーでやり直し、結局最短クリアを目指すことになってしまいます。
操作がボタンの反応が効きずぎるのか十字キーでコマンド選択する場合、ひとつ下にさげたいのに二個も三個も下にずれてしまったり、数値を入力する際決定ボタンで二回押したことになったり面倒
かといってアナログで選択はもっさりしている。
操作に関しましては、調べられる箇所が少なすぎて面白味が少なく、
強制的に場所を移動させられたにもかかわらず、調べても何もなく説明のないこと多数あり。
途中の張り込み、尾行は不要、特に張り込みはプレイしてみないとわからないと思いますが
ズーム機能の効果が全く意味不明
また金庫の番号入力の際、番号を調べる前に開錠を試みると
ヒントは出るけれども、番号入力の画面から抜けられないというファミコン時代を彷彿とさせる親切仕様に参りました。
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GOOD!
■…あるのでしょうか。無理に探せば、2時間サスペンスの王道的なプロットでアイロニーと悲哀に満ちたシナリオです。料理次第では結構面白くなったと思います。…多分。
BAD/REQUEST
■ダウンロードした予告編を見て面白そうだったので購入しました。しかし、何ですか?これは?久しぶりに地雷を踏んでしまいました。
パッケージには「至高のトリックに挑め!」「時刻表トリックを完全再現!」「さまざまな捜査を体験!」「デモムービーを多数収録」など、推理物ファンなら心躍る惹句が満載ですが、「羊頭狗肉」「誇大広告」「詐欺まがい」「ぼったくり」…様々な罵詈雑言が脳裏をよぎります。
不満を言い出したらきりがないため、代表的な事だけ書きます。
グラフィック…予告編は実写がふんだんに盛り込まれているのに、実際は皆無。ほとんど詐欺です。
また、ブルーシルエット&ボイスなしのため、誰の台詞かがよくわからないまま、話が勝手に進行しています。捜査もワンパターンで面白味がほとんどありません。
キャラクター…刑事も多数登場しますが、たいしたエピソードもなく、記号に等しい名前だけで会話が進むので、何の感情移入もできません。
音楽…他の項目と比べればましですが、パターンが少なく、オープニングもエンディングも印象に残りませんでした。DS版を見習ってください。
システム…セーブが自由にできません。携帯アドベゲームとしては致命的な欠陥では?
また「尾行」や「モンタージュ作成」「張り込み」もさして面白くありません。PSPの性能を活かせば、もっと面白くなったのでは?
COMMENT
■10年以上前に作られた作品の移植だとは知りませんでした。それ自体が悪い訳ではありませんが、より面白く進化させようという制作者の情熱が全く感じられません。
何しろ、PSPで発売した意義が皆無です。おそらくDSで西村京太郎シリーズがそこそこ売れているので、しり馬に乗ったのでしょうね。
■DSのシリーズは、?1本に3話入っている ?キャラクターが立っている ?ミニゲーム(ミステリーに挑戦.・・50問?100問)が充実 ?音楽も印象的 ?しかも安い…など全て本作より勝っています。同じ作家名を冠していて、これだけ出来映えに差があるのも驚きです。
■私はこれまでmk2に150作品くらいのレビューを投稿していますが、ここまで悪く書いた作品は珍しいと思います。それは制作者の方が愛情を持って作られた作品を「くそゲー」の一言で切り捨てるのは余りにも失礼だと思い、良かった所を積極的に評価しようと考えているからです。しかし今回はそう言わざるをえません。本当に残念です。
これほど熱中度&満足感の低かった作品も稀有なので、ある意味では心に残るメイサクだと思います。