ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 5pt | 2pt | 1pt | 3pt | 4pt |
52pt
GOOD!
■オリジナリティ
単調になりがちなコマンド戦闘ですが、
強めに調整された敵と連携が、
戦闘の良いアクセントになっていると思います。
閃いた瞬間が最高に嬉しいのもシリーズならでは。
■グラフィック
尋常じゃない程に綺麗です。
PSPという事で、当時サガフロプレー時に、
使っていたブラウン管より解像度も高く。
さらに、画面の小ささもあるのでしょうが、
書き込まれたドット画に驚かされます。
このゲーム、こんなに凄かったんだな・・と関心してしまいました。
■音楽
作曲家も変わり、ロマサガ1からサガフロ1までの系統から、
ガラっと曲の雰囲気が変わり、
サガらしくない音楽で残念ですが、名曲揃いだと思います。
特にボス戦の音楽が印象的です。
感動的な音楽で素晴らしいと思います。
これを聞くためだけに買ってもいいかも。
■熱中度
パーティ戦闘の楽しさは相変わらずで、及第点以上の楽しさはあると思います。
シナリオもサガにしては珍しく、
しっかりしており、見ごたえは十分あると思う。
BAD/REQUEST
■詰む
このゲーム最大の難点はここにあると思います。
ゲーム進行の仕方が、
シナリオを選ぶ→クリアすれば次にいける→シナリオを選ぶ・・
と、なる訳ですが、一度シナリオを選ぶと後戻りできません。
一度選んだシナリオは二度とプレーできません。
元々の難易度が高いのもありますが、
いつでも町にいける訳じゃないので、後半、かなり厳しい場面もあります。
強い装備の回収をし損ねると、それが原因で以後の難易度も上がってしまいます。
その後の進行が不可能になる事も極めて多いです。
一部、ノーヒントに近い難しい謎解きもあり、理不尽なシビアさを感じる事も多い。
何十時間も遊んできたゲームを最初からやり直すのはツラく、
セーブデータを何度も作って遊ぶ事を知らないと、
確実に途中で投げ出す事になると思います。
■継承
ロマサガ2のように親から子へ技が受け継がれる訳ですが、
子で覚えたものは親は使えない。
シナリオはある程度自由に選べるのだが、遊ぶ順序を間違えると、
せっかく覚えた技が使えないという悲しい事になる。
■武器などの使用回数制限
これは、このゲームで一番駄目な所だと思います。
どの武器にも使用制限が付いていて、消費しきると使えなくなります。
上で詰まると言いましたが、その原因の一つでもある。
シナリオに入っていきなりダンジョン。町もない。武器も手に入らない。
つまり、武器補充が出来る環境のシナリオ以外では、
育成すらまともに出来なくなる訳です。
このゲームの良さでもあるが、
雑魚が強いため、常に全力で戦わないといけないのも仇に。
■育成
今作はランクアップ性が廃止されている。
非常に残念な事である。このシリーズの醍醐味だといえるのに。
シナリオ毎にパーティーメンバーがかなりキャラが変わるのだが、
主人公を含め、シナリオ毎に勝手にステータスが調整されている。
育成すれば、ステータスが引き継がれたり、補正がかかるようだが、
育成が面白かったシリーズとしては、物足りないシステムである。
これも詰まる原因であって、
まともに育成ができないシナリオがあっても、
その詰まったキャラクターたちのいる前のシナリオまで戻って、
育成をしてこないといけない訳です。
ただ、該当キャラがいなければ・・・
■いらないと感じる戦闘
・バハムートラグーンのような戦闘
各小隊メンバーが全般的にしょぼい技しか使えず、全く楽しくない
・個人戦闘
これも理解に苦しむ。
パンチやキックなど、コマンドを組み合わせて技を出せるのだが、
今作でも前作でも散々、連携を楽しんできた人には、なんなのこの地味な戦闘?
くらいにしか感じられないと思う。
COMMENT
チャレンジ作と言える本作。
前作までとは、完全に別のゲームだと言えると思います。
今振り返っても、自分の好きだったサガシリーズが、
大きく変わってしまったのは、今作が原因だと言えると思います。
悲劇とまで言える出来だったアンサガのベースになっていると思います。
今作は、新たに導入されたシステムが、
今までのシリーズとの相性が悪く、ゲームをつまらなくしていると感じます。
サガシリーズの良かった部分、手に汗握る部分。
やらされてる感のない、遊んでいる感のあった部分。
おそらく、シリーズファンが感じていただろう良かった事。
そのほぼ全てが、台無しになっていると感じます。
極めて凡なRPGでもあって、
世界観やシナリオ、音楽は非常に好きですが、
このシリーズに期待しているのが、育成と戦闘ですから、
個人の印象としては、非常に残念なサガだな・・という感想。
ミンサガは最高に面白かったですが、
あの良き時代のサガの製作にもう一度チャレンジして欲しいものです。
Amazonレビュー
レビュー者: ホネオ レビュー日: 2008-11-29難しいところが良かったですね。
このゲームほどボスを倒したときの興奮を味わったことはないです。
仲間が皆死んで一人で戦って技閃いて倒した時は思わず叫びましたw
戦闘システム等はかなり練りこまれていて
次はこれをやって試してみよう、これをやったらどうなるかな?というように、
ただひたすらレベルアップを待つのでなく、能動的なプレイを要求されるところが素晴らしいです。
難しいゲームではありますが、やるならば是非攻略サイトなどは見ずに
自分で試行錯誤してプレイしてほしいですね。
苦しい環境の中で自分でがんばって攻略する面白さがあると思います。
シナリオ等には賛否両論ありますが
淡々としているからこそリアリティがあったし
つくりものではない感動があったと思います。
シナリオにそってキャラが動くのではなく
そこに実在した人物の人生を覗き見るような感覚でした。
誕生、成長、老い・・・
うまく表現できませんが、時に熱く、時に哀しく、そして言いようの無い切なさがありました。
長々書きましたが自分にとって忘れられない作品です。
万人受けするようなものではありませんが、できるだけ色んな人にプレイしてもらいたいですね。
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GOOD!
・音楽、担当者が変わりイトケンサウンドの派手さはないが、戦闘BGMを始めなかなか耳に心地よい。
その音楽と牧歌的、ファンタジーなグラフィックが醸し出す雰囲気はとても素敵で、落ち着いてゲームが出来る。
ただし、もう一度言いますが今までのサガシリーズみたいなノリノリのものを期待しないでください。
・親子3代に渡る感動的な物語によるシナリオ構築
サガフロ1をプレイした後だとまるで別のゲームになったことに驚かされるだろう
ギュスターヴ編とウィル・ナイツ編の流れを行き来しながら、術不能者ながらも強く成長し革命を起こし様々な伝説を残したギュスターヴ、親子3代に渡り邪悪なエッグと戦ったウィル家の大河ドラマを巡っていくシナリオ形式。
それまでのサガシリーズとは正反対に時代ごとに組むPTなどは決められている上、時代が変わればほぼ総入れ替え
そしてそのサーガに語られるキャラクターは
長年の間、兄ギュスターヴを憎みながらも再会に涙を流したフィリップ。
父を探して旅に出たジニーの真実を知った悲しみ。
罠と知りつつも家族を守るために戦ったリッチ。
親っていたギュスターヴを追って炎上する砦へ走るフリン。
死期を悟りながらもギュスターヴに何か残そうと最後に老体を押したネーベルスタン等印象に残るものばかり。
結果として、荒削りになりがちなサガシリーズのシナリオでは屈指の完成度に纏まっており、同時代のFF7や8よりは遥かに良ゲーといえる。
全く新しい方法論での物語を構築を評価してオリジナリティーに満点を与えたい。
悪い点に書くが1度のプレイでは完全に理解できないのがとにかく難点であるが。
・前作取り入れた連携システムに加えて、一騎打ちで戦闘を行うデュエル
しかし、技を閃くのと同じ効果を持たせるのはどうかと思うが。あんなの攻略本かまぐれでしか覚えないですよ。
BAD/REQUEST
・サガフロ2のシナリオシステムによる弊害
良い点での裏返しでありますが自由度はほぼありません。
できることはコーデリアの生死とハン・ノヴァの街の構成を変更することとシナリオの順番を選択する程度です。
そして、1回目のプレイでは平気で引き抜き、入れ替えのされるキャラに感情移入しづらいでしょう。
もう1つ、重大な問題としてキャラクターが途中退場してしまう為、育てる意味が非常に薄くなっていることです。
ロマサガ2の伝承のようなフォローすら全くありません、キャラの初期レベルは固定。
最終メンバー以外育てる意味を感じられませんが、後述しますがラスボスがかなり強いため、最終メンバーをロクに鍛えていないとほぼ嵌る。
・基本易しめだがピンポイントで猛烈に上がる難易度、有名所としてはサウスマウンドトップの戦いとラスボス戦。
コンバットの最終決戦となるサウスマウンドトップの戦いであるが、悪条件の中限られた答えと強運が必要であり、まずここで挫折した人多数。
ロマサガ3のマスコン最終戦の3倍は難しい。
そして、いい点にも挙がるかも知れないがサガシリーズのラストにおけるトラウマ復活となったラストバトル。(私的にはこういう強いラスボスは歓迎)
実はこのゲームの難易度はサガシリーズ屈指のヌルゲーと評されるGBサガ3やサガフロ1といい勝負であり、ラスト手前まではキャラを鍛えずともスイスイ進んでいく。というか頻繁に入れ替えが入るので鍛えても意味が無い。
で、ラスボスになって将魔を倒す順番に関する前情報、LPブレイク対策、技や術の習得、そしてその技や術の活かし方に突然プレイヤーの知識が要求されてくるからです。
前々作ロマサガ3、前作サガフロ1と違いある程度のゲーマーでも初見で勝てた人は極めて少ない。
結果、ロマサガ2と並ぶ「ラスボスが強過ぎて倒せない」というハマリゲーとしての悪名を残す事になっている。勿論、そこでセーブしてしまうと最初からのやり直し確定。
COMMENT
色んな意味でサガらしいマニアゲー、サラッとプレイした程度ではおそらく面白さを理解できず、凶悪なまでに跳ね上がる難易度に挫折させられる。
ゲームシステムを骨の髄までしゃぶりたい人はアルティマニアと共に買えばいいと思う。