428 ~封鎖された渋谷で~
中央値: 82 Amazon点数: 4.6
スコアーボード
標準偏差 15.19 (難易度) 2.13 mk2レビュー数 32ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 1pt | 4pt | 4pt | 1pt |
70pt
GOOD!
ストーリー
渋谷を中心に起こる大きな事件を描いたサスペンスドラマ調のストーリーを、複数の主人公視点で進めていく展開です。会話主体のわかりやすく読みやすい文章、テンポがよくハラハラする展開など、サウンドノベルとしてだけでなく、他の小説やドラマにも劣らない内容です。
キャラクター
どのキャラクターも、真剣で機転もきく一方ユーモアもあり、非常に魅力的に描かれています。また映画のように、主人公やヒロインなどにおもな焦点をあてたわけでなく、各キャラクターをほぼ均等に扱っているため、どのキャラクターも、動機や人間性、過去の経験などが深く掘り下げられています。
オリジナリティー
ゲームシステムは斬新で、このゲームを盛り上げるのに大きな力になっています。タイムチャートにそって複数のキャラを進めていくザッピングシステムのおかげで、展開に対する各キャラの行動が把握でき、キャラに感情移入しながらも一方で監督になった気分で、事件の展開を見渡したり想像する楽しさを作り出しています。
また、多くのバッドエンドが用意されてるにもかかわらず、攻略サイト等に頼ることなく自力でゲーム進行ができるようになっています。KEEP OUTやJUMPというシステム、1時間ごとの全キャラのストーリーを区切る方式などにより、プレーヤーが行き詰った箇所の原因を判断しやすく、また手軽に、選択肢によるいろいろな行動を試しやすくなっています。
グラフィックス
本編は実写による静止画ですが、随所にムービーも仕込んであり、紙芝居のような印象はうけません。またキャストの演技(顔の表情など)や画像の構成が、よく練られてるなと感じます。緊迫感があったり、コメディ調であったり、1枚1枚に対する製作者の気持と工夫がよく現れています。またキャストがイケメン・かわいい子ぞろいなのもうれしい点です。
BAD/REQUEST
ストーリー
多くの要素を詰め込みすぎて多少むちゃな感じがします。身近な街の人々が引き起こすトラブルから、世界をまたにかけた巨大組織の陰謀まであらゆる要素や出来事を多量に入れているのは、奥行きを与えているというより、非現実的な感じを与えてしまっています。1日2日でクリアを目指すなら、場面展開の速さで押し切れるかもしれませんが、少しじっくりやっていると、多少、白けてしまいました。
熱中度
飽きがこなく長く遊べるゲームではありません。初心者にもプレイしやすいシステム・構成になっている反面、上級者向けの高難度設定ややりこみ要素などはほとんどなく、周回プレイでもしない限り、ほぼ1度きりになってしまいます。おまけ編のスペシャルエピソードの解放は、裏技に近いようなもので、情報なしの自力発見はほぼ不可能なため、やりこみ要素とはいえません。
本編2周目などでは新しい事件がおきたり選択肢と展開がかわるなどの要素を詰め込むようにして、周回プレイも楽しくできるようにしてほしかったです。
おまけ編
スペシャルエピソードやボーナスシナリオなども用意されていますが、ウケ狙いだったり、本編とほぼ関係なかったりで、がっかりしました。せっかくのおもしろい本編の余韻が、かき消されてしまう内容はやめてほしかったものです。
COMMENT
PSP-3000使用
わかりやすいストーリー・魅力のあるキャラクター・迫力のあるグラフィック・斬新なゲームシステムなど、多くの点で完成度の高い作品です。ビジュアルノベルが好きな人だけでなく、初心者の人も楽しくプレイできると思います。
私は以前からこうしたADVが好きでしたが、どちらかというとホラー系や殺人事件などを扱ったものが好きでした。しかしこの428で、怖さや推理を楽しむだけでなく、ドラマや映画のような迫力のある展開も実現できるのだと初めて教えらた気がしました。
こうしたゲームがたくさん発売されてほしいと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: かっくん レビュー日: 2009-09-19スケルトンディスク仕様でWii版より凝っており、制作者の談話もあって、ファンにはたまりません。
一番気がかりだった読み込みは「街」と同じくほとんどありません。
画質はWii版よりもさらにソフトな感じがしますが、何より携帯ゲーム機とサウンドノベルの相性がぴったりなので、空き時間にゲームをされたい方にはPSP版を断然オススメします!
Wiiリモコンの操作性が画期的だったのですが、PSPだと平凡な感じもしました。ただ快適さは二重丸!!
操作は同じなので、単に使い方が面白かっただけなのでしょう。
懐かしいサウンドもあり、街ファンの僕でもワクワクしました。ただ、何回もやりたくなる「街」に比べて、分岐はあれど、お話が一本道なので、「街」と同じ物を求めると期待外れになる方もいると思います。
しかし、サウンドノベルの一つの完成形を見せられた傑作。制作者の方もやり尽くした感があるので、一旦忘れて欲しいと言ってました(笑)
長くなりましたが、読書が好きでゲームにしか無い物を求めている方にはコレしかありません!!
最後まで読んだあなたならぴったりだと思いますよwww
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GOOD!
・文字が読みやすい
・システムがそれぞれの主人公を同時に進めていき、お互いが邪魔し合わない選択をして個々のストーリーを進めていくというもので斬新
・キャラクターが個性的で、鼻につく部分もない
・ちょっと非現実的だが、ストーリーが先が読めずついつい引き込まれる
・ロード時間が短い
・ヒロインが可愛い
BAD/REQUEST
・BAD ENDが多い。またちょっとそうなる頻度が高い。
熱中している時に何度もBAD ENDになるとイライラしてしまう。
・隠し要素が充実しているようだが、出現条件がとても面倒。
攻略サイトを見たが、繰り返し意味のないプレイをさせられる感が強くまだ試みてない。
・上木彩矢とのコラボはわかるが、本人のPRが露骨すぎ。無理やりストーリーの合間に関係ないアルバムの話などが入る。
彼女のファンだけどこれはやり過ぎ。
・ヒロインは可愛いが、大根役者なのか表情がほぼ一緒。変化が乏しい。
COMMENT
今までこういう文字と映像だけのノベルゲームはプレイしたことがなかったのですが、
たまたまこのゲームでコラボしている上木彩矢のファンだったのでプレイしてみました。
正直最初はちょっと退屈で、ありがちなストーリーとキャラクターだなと思ってプレイしていたのですが、中盤あたりからキャラクターが増えストーリーも複雑になっていき引き込ませ、
気づけば先が見たくて一気に進めていました。
他のこういったゲームと比べることはできませんが、多少の不満点はありつつも
緊張感とコミカルさとバランスのよいストーリーと、初心者でもとっつきやすいゲームシステムで良い出来だと思いました。
もし続編が出たなら、是非プレイしてみたいです。