Ys SEVEN(イース7)
中央値: 82 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
標準偏差 14.24 (難易度) 2.25 mk2レビュー数 53ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 1pt |
82pt
GOOD!
・PSP
:PSPとしての特徴を上手く生かした作り方。グラフィックは前作に比べれば落ちているが、PSPの機能に合わせて快適にプレイできるようにしたと考えれば十分。
:Rボタンとの組み合わせでスキルが発動するシステムもコンシューマーゲーム機のコントローラーのつくりに合っている。
・パーティ
:今までのシステムを一新し、パーティシステムを導入。ボタン一つで簡単にキャラクタの切り替えが可能。ほとんど完成されていたシステムだけに、それを打ち壊して新たな領域に挑戦する気概は素晴らしい。
:仲間が快適に動いてくれる。特に採取の際に仲間も一緒に採取を行ってくれたり、敵がいなくなれば自分からドロップアイテムを拾いに行ってくれるのは嬉しい。
・サウンド
:BGMは基本的に良い(特に気に入った曲というものが今回はなかったが)。
:敵を倒したときの効果音も爽快感がある。
BAD/REQUEST
・回避
:ジャンプが廃止、代わって一定方向に高速で移動する緊急回避が導入されたが、これが戦闘を全体的に単調にしている。
:ほとんどの敵の攻略方法が一緒。ボス戦でも攻撃動作を見せたら緊急回避するだけでほとんどの攻撃を避けることができ、おかげで何度もトライしながら攻略方法を見つけていく・特定のパターンに慣れていくということがない。
・スキル
:特定のアイテムを入手して新たなアクションが増える方式ではなく、武器によってスキルを取得していく方式になった。それ自体は悪くはないが、スキルで戦況をコントロールするということがない。
:スキルが「単なる強力な攻撃方法」でしかないため、やはりボス戦が単調(一部回り込んだり飛んだりして回避できるものもあるが)。
・ガード
:使わなかった。難易度が上がると必須になるのかもしれないが、ほとんど空気。
COMMENT
PSP-2000使用。
イースシリーズは全体の6割くらいプレイ済み。6からの新シリーズはすべてプレイ。
回避システムとスキルシステムが戦闘の単調さを作り出してしまったような感がある。相手の攻撃方法に合わせて対応する、という局面がほとんどなく、ボス戦を何度も繰り返して攻撃に慣れていくということがなかった。
これ単体で見れば良作の部類に入る気はするが、前作、前々作を知っているだけに落ちて見えてしまう。うーむ、アドルがもてもてということもなかったことも含め、今一歩という感じ。
Amazonレビュー
レビュー者: 生シオナイト レビュー日: 2009-09-19第一印象は、ファルコムゲームならではのノンストレス、スピーディーな展開。
通常移動速度が、他のゲームで言うところのダッシュ級はあり、そこに「回避」という、他のゲームで言うところのブースト級はあるアクションが加わります。
この「回避」は×ボタン(デフォルト)で行うのですが、ゲージなどはなく無制限。
「溜め攻撃(○ボタン)」最中にも連発出来るので、町の移動にも敵の背後取りにも大活躍!
こう聞くと反面「戦闘がテクニカルになっちゃってるんじゃないの〜?」という危惧もありましょうが、一定の間合いに敵がいれば攻撃ボタン押した時に敵をホーミングしてくれるシステムの恩恵で、空振り連発のフラストレーションにつながる事もありません。高精度な高速戦闘が展開されていきます。
細かい所では配色センスや、キャラとフィールドのサイズバランスも上手く、インターフェースも非常に見易い。疲労の溜まらないプレイに一役買ってます。
メニュー開閉やロードも早く、疾走感溢れる超カッコイイしびれるBGM群!生音をサンプリングしてるかのような臨場感溢れる効果音にも快感を促されます。
PC-88の頃から感じていましたが、本作でも無駄な色数やポリゴンなど、高負荷な要素を上手に削って作られています。
静止画の映えやリアリティには不利ですが、他のゲームでは決して味わえない、操作における高いレスポンシビリティを実現しています。
これだけアップテンポな要素テンコ盛りながらも、ストーリーは練りこまれ住人との会話も至極丁寧。少しでもゲームが進行すれば、別にスルーしても差し支えないはずの住人の台詞には変化が表れ、どんな住人にも性格や生活感をしっかり持たせており、この世界の没入へと誘われます。
脇役のその後にすら興味を抱かせる程、各々のキャラが立っているのは英雄伝説譲りの美点。
従来のイースから格段に増したボリュームといいやり込み要素といい死角はありません。
PSPの空の軌跡がFC→SC→3rdと右肩上がりの売り上げを示したように、リリースが少数でもこういう丁寧に作られた裏切らない作品を出し続けていれば、コンシューマー界でも確実にファルコムファンは増えていくと思います。
パソコン氷河期にソフトメーカーが次々と散っていく中でもトップセールスを保ち続け生き残ったメーカーがファルコムとコーエー。
このイース7や英雄伝説、ブランディッシュやザナドゥネクストなどをやってみると、その底知れぬ地力、センスにいつも驚嘆します。
お金と人力を湯水のように注いで作られたゲームも一つの魅力ですが、手間と工夫を湯水のように注いで作られたゲームには、ファルコムのみならず心を揺さぶられるものがあります。
現在、隆々と胸張ってプレイ出来るハイテク据え置きマシンが目の前にありながら、背中丸めてちっちゃなPSPに延々かじりつく自分がおります・・・(^^;)
ファルコムやイースのファンでなくとも、ゲームが好きな人、ストレス発散したい人に鉄板でお勧めします。
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GOOD!
いままでのイースアクションとはかなり大きく変化している
これまでのイースシリーズではあくまで1キャラ操作だったが、今回はパーティ要素が加わり、ボタンで操作キャラを切り替え、ほかのキャラはAIで動き回る
どちらかというとZWEIシステムの進化版みたいなイメージに感じる
こういうと複雑化しているように思うかもしれないが、そんな感じはまったくなく自然になじむ
とにかく遊びやすく、スピーディな戦闘が非常に爽快
今回ジャンプアクションは廃止されてしまったが、回避とガード中心の戦闘は別の面白さがある
サウンド面もさすがのファルコムといったところで、ムード系からハイテンションな曲までかなりクオリティが高い
ロード待ちもあまり感じられないので、かなり快適
BAD/REQUEST
グラフィックがものすごく悪いとも言えないが、良いというほどには良くない
ストーリーは王道的とはいえ、いまいちひねりもなにもなく真っ直ぐすぎ
最近のゲームに見られる傾向だが、謎解き関連が単純すぎてただの作業に感じる
あまり難しすぎてもどうかとおもうが、もう少し頭をひねるような謎解きが欲しいところ
モンハン的な素材集めて武器つくるみたいなやりこみ要素もいらない
どちらかというと隠し的なやりこみ要素の方が欲しい
COMMENT
ファルコムのバランス感覚は非常に高く、とにかく遊びやすい
これほどまでに快適に遊べるゲームはなかなか存在しない
昔からなかなかコンシューマーにはいけない会社であったが
PSPでは大きな成果を挙げているので、がんばってほしい