Ys SEVEN(イース7)
中央値: 82 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
96pt
GOOD!
・音楽
評価が5点では足りません。他のゲームと比べ、明らかに頭一つ二つ抜き出て素晴らしいクオリティを誇っています。
フィールド曲からイベント時の曲、ボス戦時の曲とどこをとってもハズレ曲というものがありませんでした。特にそれらの中でも五大竜戦のBGMは絶望的なまでにかっこよかったです。
間違いなくサントラは買いますｗ
・戦闘
雑魚戦では爽快感重視、ボス戦では慎重な判断と的確な対応に追われることになりますが、このメリハリがとても気持ちいいです。
初見殺しのボスも数体いますが、対策を練ればちゃんと倒せるバランスの良さ。ボス戦の興奮度は特筆すべきものがあります。
・快適さ
ロードは皆無に等しく、あれだけ激しい動きをしているのに処理落ちもない。インターフェース等システム周りもすべてが快適でプレイ中にストレスを感じることはありませんでした。
これだけ詰め込まれた作品でこれだけの快適さを維持できるのはすごいことだと思います。
・熱中度、満足度
素晴らしいBGMと心地よい爽快感、いい感じで緊張感を持たせてくれるボス戦にゲーム全体のテンポの良さ。そしてそれらを裏で支える最適さも相まって、止め時を失ってしまいます。
久しぶりにゲームらしいゲームに出会えた事を嬉しく思えるほどでした。
BAD/REQUEST
特に目立った点はありませんが気になったところを少々。
・操作性
他の方々も言っていますが、スキルを使おうとした時に誤ってキャラ交代やアイテム画面を開いてしまうという事態が結構な確率で発生します。
プレイ中はこれがもっとも煩わしく感じました。
・やり込み
クリア後に何もありません。隠しボスや隠しダンジョンが1つでいいから欲しかったです。
見落としてるだけかも知れませんが、引き継ぎ要素もありませんでした。
あとパッケージ裏ででかでかと謳っているクエスト等のやり込みに関しては素材集めをするだけの作業が中心なので過度の期待はしない方がいいかと。
・サウンドテストが無い
ファルコムさんお願い…、早く…サントラを……。
COMMENT
PSP-2000使用、あとイースシリーズは?と?以外プレイ済み
傑作です。携帯機のA・RPGでは間違いなく1位2位を争う出来だと思います。
とがったクセもなく、なにかが欠けていると言うこともない。全てにおいて高水準でまとまっている作品です。
フェルガナみたく難しい（個人的にはすごくキツかったです…）わけでもなく、アクションが苦手な人でもすんなり馴染めるといった意味でも、万人向けの傑作であると言えるでしょう。
とりあえず少しでも興味があったら手に取ってもらいたいです。
Amazonレビュー
レビュー者： 生シオナイト レビュー日： 2009-09-19第一印象は、ファルコムゲームならではのノンストレス、スピーディーな展開。
通常移動速度が、他のゲームで言うところのダッシュ級はあり、そこに「回避」という、他のゲームで言うところのブースト級はあるアクションが加わります。
この「回避」は×ボタン（デフォルト）で行うのですが、ゲージなどはなく無制限。
「溜め攻撃(○ボタン)」最中にも連発出来るので、町の移動にも敵の背後取りにも大活躍！
こう聞くと反面「戦闘がテクニカルになっちゃってるんじゃないの〜？」という危惧もありましょうが、一定の間合いに敵がいれば攻撃ボタン押した時に敵をホーミングしてくれるシステムの恩恵で、空振り連発のフラストレーションにつながる事もありません。高精度な高速戦闘が展開されていきます。
細かい所では配色センスや、キャラとフィールドのサイズバランスも上手く、インターフェースも非常に見易い。疲労の溜まらないプレイに一役買ってます。
メニュー開閉やロードも早く、疾走感溢れる超カッコイイしびれるＢＧＭ群！生音をサンプリングしてるかのような臨場感溢れる効果音にも快感を促されます。
PC-88の頃から感じていましたが、本作でも無駄な色数やポリゴンなど、高負荷な要素を上手に削って作られています。
静止画の映えやリアリティには不利ですが、他のゲームでは決して味わえない、操作における高いレスポンシビリティを実現しています。
これだけアップテンポな要素テンコ盛りながらも、ストーリーは練りこまれ住人との会話も至極丁寧。少しでもゲームが進行すれば、別にスルーしても差し支えないはずの住人の台詞には変化が表れ、どんな住人にも性格や生活感をしっかり持たせており、この世界の没入へと誘われます。
脇役のその後にすら興味を抱かせる程、各々のキャラが立っているのは英雄伝説譲りの美点。
従来のイースから格段に増したボリュームといいやり込み要素といい死角はありません。
PSPの空の軌跡がFC→SC→3rdと右肩上がりの売り上げを示したように、リリースが少数でもこういう丁寧に作られた裏切らない作品を出し続けていれば、コンシューマー界でも確実にファルコムファンは増えていくと思います。
パソコン氷河期にソフトメーカーが次々と散っていく中でもトップセールスを保ち続け生き残ったメーカーがファルコムとコーエー。
このイース7や英雄伝説、ブランディッシュやザナドゥネクストなどをやってみると、その底知れぬ地力、センスにいつも驚嘆します。
お金と人力を湯水のように注いで作られたゲームも一つの魅力ですが、手間と工夫を湯水のように注いで作られたゲームには、ファルコムのみならず心を揺さぶられるものがあります。
現在、隆々と胸張ってプレイ出来るハイテク据え置きマシンが目の前にありながら、背中丸めてちっちゃなPSPに延々かじりつく自分がおります・・・(^^;)
ファルコムやイースのファンでなくとも、ゲームが好きな人、ストレス発散したい人に鉄板でお勧めします。
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GOOD!
・サウンド
相変わらずのファルコムサウンド。しかしいつにも増して今回はよかった。
フィールドですら素晴らしい曲の宝庫なのに、通常ボス戦や今回のストーリーの根本となる五大竜戦、終盤の物語のカギとなる敵との戦闘曲は最高の出来でした。
・爽快感
戦闘ではその単純かつ快適なアクションと全体的なテンポの良さから非常に爽快感があります。
そして何より仲間の頭がいいです。他のゲームではよく仲間が馬鹿でイライラさせられることがありますが、今作ではそんなことが一切ありませんでした。
・快適さ
戦闘中の操作性がとても快適です。
加えてロード時間やインターフェイス、移動スピードなどもかなり快適な感じになっています。
上記の仲間ＡＩのことも考えると、ここまでストレスなくゲームをクリアまでプレイしたのは初めてかもしれません。
・熱中度
とにかくテンポよくプレイでき、なおかつ快適・爽快・面白いとくるので止め時を失ってしまい、ついつい長時間プレイしてしまいます。
雑魚に比べ、ボス戦はちょっと難しくなっているのでちゃんと相手の戦術パターンを読んだ上で戦うことが必要となりますが、これが逆に熱中度を高めてくれます。無理な強さじゃないのがいいですね。
・敷居
「アクションはちょっと…」
「イースってやったことないから話が…」
こんな方でも十分楽しめるように、難易度は4つのうちから選択できるようになっているしストーリーは今作で始動し今作で完結するようになっています。
BAD/REQUEST
・ボリューム
ノーマルでやってクリアまで20時間かかりませんでした。
これで隠しボスとか二週目への引き継ぎとかがあればよかったのですが…。（下に続きます）
・クリア後
いままであったタイムアタックモードがなくなっています。というかそもそもクリア後に出来るようになることがなんにもありません。
隠しダンジョンや隠しボス、最強武器合成の解禁とか二週目の引き継ぎとか期待してたのになんにもありませんでした。
クリアしたらそれっきりです。とても面白いゲームだけにこれは残念すぎました。
・クエスト
おつかいばかりでつまらない上に報酬は微妙、とクエストをクリアする必要性を感じないものでした。
しかも数は20個あるかないかなのでやたら中途半端な印象を受けます。
・ストーリー
まあ可もなく不可もなくな出来。
今作は他の部分があまりにもよく出来すぎていたためか、ストーリーの標準的なクオリティ（良く言えば王道ってやつです）が若干目立っていました。
COMMENT
PSP-3000使用
久しぶりに純粋に「面白い」と思える作品でした。
この作品で面白いと思えないのであれば、他にどんなゲームをやっても面白く思えないだろう。
そう胸を張って人にお勧めできるものでした。
しかし惜しむべきはクリアしたらそれっきりなところ。
やり込み要素がなにかしら一つでもあればなお良かったと思います。
気は早いですが、イース８に期待します。