太閤立志伝V
中央値: 78 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 8.61 (難易度) 1.67 mk2レビュー数 12ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 2pt | 1pt |
84pt
GOOD!
【オリジナリティー】
戦国時代を、一個人として生き抜く。誰でも思いつきそうなコンセプトですが、このゲームの場合出来ることが膨大、出てくる人物も膨大、イベント数も膨大。なのでそれらが重なり合い影響し合って、一回のプレイごとに様々に形を変えていきます。
たとえば最初のプレイでは大勢力に攻め滅ぼされていた小勢力が、次のプレイでは大勢力を平らげて天下に覇を唱えていたり、寿命で死ぬはずだったあの人が生きながらえていたり。シミュレーションであるとともにライフゲーム的な楽しみ方もできるのがこのゲームの面白いところです。
また技能の修得や、主命の達成に多種多様なミニゲームが関わってくるあたりも個性的です
【グラフィックス】
人物の立絵は信長の野望などと同様リアル調で私の好みに合っていました。大きなイベントが起きた時の一枚絵も良かったです。
また、コマンド選択時の花札を意識した扉絵もセンスがあると思いました
【音楽】
すごくキャッチ―なメロディーがあるとか、CDにして売ってもいいぐらい!ってほど良いわけではありませんが、場面にあった、耳に心地のいい邪魔にならない、でも妙に頭に残る音楽が流れます。特に合戦シーンとマップ移動の時のBGMは現実の移動中などに良く口ずさんでしまいます。
【熱中度】
忙しい人や、受験勉強中の人にはちょっと勧められません。私の少ないゲーム遍歴の中でも一、二を争う時間泥棒ゲーです。
私は非常に飽きっぽい人間で、集中力もあまりないので、同じゲームを何十時間もやり続けたり、あまつさえ徹夜したりなんてことはできません。その私が購入してから立った三日間で四十時間あまりプレイしてしまったのが太閤?です。
とにかくテンポが良くて、十分に一回は何かしらのイベントが起きたり、または閉塞状況を自分で打開したりするので、やめどきが見つからず、気が付いたらウン時間たっていたということがざらにあります
【満足感】
このゲームには技術、地名、人物など様々な役割を持った1200枚の札が出てきて、それをコンプリートすることが一つの目標となっています。ちなみに主人公としてプレイすることができるようになる主人公札は860枚あります・・・
この一事だけでもこのゲームの持つ馬鹿げたボリュームを推測していただけるのではないでしょうか。自分の好きな有名武将でプレイするだけでも大満足ですが、さらにパラメータ、グラフィック、列伝などを好きに決められる新武将を四十人登録できるので、本名で浪人プレイをするも、信長の末娘という設定を追加して女だてらに戦で活躍するのも自由自在。イベントも本当に膨大で、オリジナルのPC版発売から八年余りたった現在でさえ、未発見のイベントが見つかったとの報告が上がるほどです。私自身、まだ300枚程度の札しか収集できていず、コンプリートにかかる時間を想像すると空恐ろしくなります。
BAD/REQUEST
【快適さ】
このゲーム最大の問題点は、ロードの長さとマップ移動時のカクカクです。セーブデータロード時に入る十五秒程度のロードは、リセット&ロードを著しく不快なものにするので、重要な個人戦や合戦に負けた時以外は行う気になりません。
また、マップ移動のカクカクは、たとえば東海地方の長浜城から九州の島津を攻めるときなど、遠方に攻め込むときに最も気になります。だいたい二秒に一回ぐらいの割合で進軍が止まり、0,5秒ほどでまた動きだす。これが連続して続きます。敵に自城を攻められて、早く援軍を到着させなければいけないときなどにこれが起きると非常にイライラします
COMMENT
北条氏が武田徳川滅ぼして大帝国を築いた
尼子氏が毛利氏を滅ぼした
織田が今川にさっさと潰された
こういった歴史のifが頻繁に起こり、その渦中に一個人として放り込まれる私。身分の低いうちは地味に殿の主命をこなす毎日。合戦で第一功を取ったり、軍資金を物資転用で増やしたり、貿易で大儲けして調子に持って用心棒も付けずに街道を歩いていたら山賊に身ぐるみはがされたり。成功失敗織り交ぜつつ、やがては一国一城の主として、部下に主命を出す立場になり、果ては大大名として上洛し、天下に覇を唱える・・・
また、忍者として闇の人生を生きたり、酒場で博打に精を出したり、医者として民草の力になったり、商人として商売に精を出し、全国の販路を握り、海外貿易をおこなう・・・
とまあ、こんな感じで、プレイヤーの想像、試み次第でいくらでも面白くなる、一種の戦国箱庭ゲーです。疑似MMORPGといってもいいかもしれない。
歴史好きな人は買って損ないと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: けんみん レビュー日: 2011-09-12プレイヤーにとっても、まさに今「自分は遊んでいるのだ」という実感が湧く稀有なゲームで、ほんとうに丁寧に作りこまれていて、作品として素晴らしく完成しています。
昨今のゲーム業界では大人向け≒難解な用語の乱用・無意味なストーリー複雑さ・欝な展開とはき違えているように感じます。
そんななか、ゲーム中で日々暮らす中で遭遇する細かいイベントは、微笑ましく嫌味もありません。
かつて、ただ庶民の腹痛を癒すために薬草を採取する町医者を追体験するゲームがあったでしょうか!
趣向がかなり枯れて(いい意味で)いますので、若年のプレイヤーにはいまいち実感が伴いにくいかも知れませんが…
また、派手な映像演出や戦闘シーンこそなくメインストリームにもなりえませんでしたが、光栄の打ち出したリコエイションゲームが、かつてのゲーム業界において確かに果たしていた重要な役割を再確認できる作品の一つです。
コーエー様、
あらためて是非、「記憶に残り愛される作品」づくりを取り戻して下さい!
私は本当に大航海時代1・2やこの太閤立志伝シリーズの大ファンでした!
このようなゲームはもうこの作品が最後になっていまうのかもしれませんが、PSPで移植されたことを嬉しく思います。
最高におもしれー!!!!!
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モンスターハンターポータブル 2nd G
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1?4人 【廉価版】 ■ 発売日:2008/10/30 ■ 価格:3,140円 大人気「モンハン」シリーズの「2nd」に続く「2ndG」が登場だ。「2nd」をベースに作られた拡張版となっており、最上級クエスト「Gクエ」の実装や、シリーズ初登場となるモンスター、新ステージの導入、データ引き継ぎ機能の強化とファンには嬉しいボリュームアップだ。(転用元:GDEXより)
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モンスターハンターポータブル 3rd
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック時は最大4人)
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ガンダムバトルユニバース
■ ジャンル:3Dアクション ■ プレイ人数:1?4人
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タクティクスオウガ 運命の輪
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ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
■ ジャンル:ハイスピード推理アクション(ADV) ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,200円
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GOD EATER BURST(ゴッドイーター バースト)
■ ジャンル:チーム連係型ハイスピードハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホックモード時:2?4人) ■ アペンド版:2,100円
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METAL GEAR SOLID PEACE WALKER(メタルギア ソリッド ピースウォーカー)
■ ジャンル:タクティカル・エスピオナージ・オペーレーション ■ プレイ人数:1?6人(アドホックモード:2?6人) ■ ダウンロード版:4,700円
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無双OROCHI
■ ジャンル:タクティカルアクション 本作でPSP版”初”の広大フィールドで、無双アクションが楽しめる。魔王【遠呂智(おろち)】が生み出した異次元世界を舞台に、真・三國無双と戦国無双に登場した全70名の武将を操り、PS2版と同じ大きさのフィールドで激しいバトルが可能になったのだ。PS2では当たり前だったストーリーモード、フリーモードの二人協力プレイが、なんと画面分割ではなく、1人専用の画面で広々と楽しめる。さらに、戦闘中のイベントシーンをPSPの美しいグラフィックに合わせてアレンジされている。(転用元:GDEXより)
■価格:5544
■発売日:2008-02-21
GOOD!
・職業が多い
武将・商人・海賊・忍者・剣豪など、多くの職業が用意されています。
信長の野望では、1周終えると別の勢力を選ぶという選択肢しかありませんが、本作ではそれに加えて、別の職業を選ぶという選択肢もあります。
・できることが多い
交流する武将や購入する特産品などについて領地などによる制約がなく、プレイの初めごろは強い仲間を全国を巡るだけでいつの間にか時間が経ってしまいます。
また、君主プレイでは施設、作品によっては数字でしかない町の中に入って寺や宿屋に訪れるというのも個人プレイならではの面白さです。
・プレイしやすいシステム
やれることが多すぎて初めは何をすればいいのか分からなくなりますが、とりあえず新しいことを行おうとする時には誰かが手順を説明してくれます。
内政や修行も簡単なミニゲーム形式で、内政の助けとなるカードも存在するので、人によって時間はかかるかもしれませんが何もできなくてイライラするということはまずないでしょう。
BAD/REQUEST
・重い
このゲームの最大の不満点はここでしょうか。
「特定の行動が必ず重い」というのではなく、どのようなタイミングでもいきなり重くなることがあり得ます。
雨の時の攻城戦と月が変わる時はほぼ確実にゲームがスローになります。
・個人戦がインチキっぽい
やり方が悪いのかもしれませんが、それを差し引いても普段は裏をかくような行動をしてくる武将が、こちらが防御や秘技で動かない時だけ真っ直ぐこちらに向かってくることが体感的にかなり多いです。
分身を使った際には間違いなく本物の武将を見つけて追い回してきます。
このため、個人戦がメインの剣豪プレイはなかなかやりたいとは思えないです。
COMMENT
太閤立志伝シリーズ及び個人武将プレイは初めてなので、勢力プレイの信長の野望シリーズとの比較が随所に見られますが、総合的には一長一短ですね。ただし、どちらも「面白いゲーム」というハードルをちゃんと越えたうえでの話ですが。
最初は下っ端で主命を受けるだけだったのに徐々にできることが増え、ついには部下を持って自らが主命を与えるという立場になるのは、官位1つで地位が決まるのとは出世の実感が全く異なります。
武将を登用するのも自分で足を運び、茶席や贈り物で友好度を上げ、何度も説得してようやく仕官してもらえるので、配下への愛着もこちらの方が断然上です。
しかし、戦闘は基本的にひたすら門を殴るor総大将に突撃するということの繰り返しなので、戦争をして全国統一を行うのがメインなら、勢力プレイの信長の野望の方が面白いだろうと思います。
結論としては、ある特定の人物やその配下の一団が好きだったり、武将や町人といった様々な人間と直接ふれあいたいといったミクロな視点でプレイしたい方に特にお勧めです。