J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!6 Pride of J
中央値: 72 Amazon点数: 3.5
スコアーボード
標準偏差 17.2 (難易度) 2.41 mk2レビュー数 22ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 3pt |
43pt
GOOD!
メディアインストール。1046MBと容量を食うだけあって起動時以外はほぼ読み込みなし。まるでダウンロード版をやっているかのような静けさ。大容量メモステが安くなっているからこそできる大技だが今後発売される全てのゲームに標準装備されるべき機能。
経営という部分はしっかり作られている。特にサポーターとの緊張感ある関係がいい。単に強ければ良しというわけではなく、サポーターの信頼を得るための地道な努力が必要な所はリアルで良いメリハリになっている。努力が認められてコアサポーターが増えた時は素直にうれしい。
選手エディット。名前や顔を決めるまでは面倒くさいが、能力決めのルーレットは何度でもやり直せる上、かなり高い能力を持った選手ができるので楽しい。というか本編で使うかどうかは関係なくミニゲームとして楽しめる。
実際のJリーグには無い世界への挑戦ができる。
秘書が美人揃い。表情も豊かで癒し要素になっている。
BAD/REQUEST
・選手の年齢。
これがあるおかげで全てが台無し。世代交代は皆無ではないものの、年数の経過と共にJリーグだけでなく全世界レベルで選手が高齢化してしまう。ライバルクラブ以外はろくに補強もしないため、おっさん軍団相手に毎試合野球みたいなスコアで勝ちぶっちぎりの勝ち点で優勝なんてうれしくない。それ以前におっさんばかりなのはものすごく不自然。
またスカウトがリストアップする選手以外にも、直接交渉で世界の全てのクラブの選手にオファーが出せるというのが本作の魅力のひとつのはずなのだが、これも年齢の高さがネックとなってしまっている。若い選手を育てて強くしたいのにそういう選手が少ない。補強するよりユース選手を昇格させた方が使えたりする。
選手の栄枯盛衰やクラブの世代交代などは年齢というパラメーターがなくても他にいくらでも表現の仕様はあるはず。「さかつくシリーズには選手の年齢があるのは当然」という固定観念に開発者が縛られてしまったのは残念。当然考慮し変えていくべき部分だった。
・制約が多くその制約に説得力がない。
Jクラブで遊べるのが最大の魅力なのにいきなり選手の取捨選択を迫られる。覚醒が売りのはずなのに覚醒連習がひとりずつしかできない上、覚醒ポイントが貯まるタイミングがみんな一緒。保有可能な選手数が少なすぎる。特別練習をやりたいが疲労度が高く主力をなかなか鍛えられない。データブックの発売が遅いため選手の能力はコメントで判断するしかない。1月の新人獲得時の無意味な情報隠蔽。面談が月一回しかできないのに不満・天狗・スランプがやたら多い。
・未完成品である。
試合中交代選手への指示がうまく伝わらない、というすぐに見つけられ修正できそうなバグさえ放置されたまま。多すぎるバグだけでなくバランス調整や、複数の移籍オファーを一度に処理できないという操作系の修正など、あと3ヶ月から半年くらいかけてじっくり調整して欲しかった。
契約満了選手の移籍金廃止もあり今オフのJリーグは選手の大移動が予想される。その他様々な理由で発売日を延期する事はできなかったのかもしれない。別に全く遊べないクソゲーというわけではなく、特に最初の2,3年は夢中で遊べてしまう。
だが遊び続ける程に雑な部分や未完成な部分が目立つようになり、ついには我慢できずに放り出してしまうという完成度は非常に惜しい。しっかり作り込んでから発売していれば間違いなくpsp史に残る名作になったと思う。
・サッカーゲームとしては評価できない。
結局ゴールキーパーとストライカーの能力。ここさえ気をつけていればなんとかなってしまう。戦術やシステムは細かく設定できるが、あまり違いを感じない。キラーパスやピンポイントクロスが単なる横パスやバックパスの時も。とっくに全盛期を過ぎたおっさんチョン・テセのスナイパーショットで2失点など。
COMMENT
ものすごく期待していただけにがっかり。ただ「旬」があるゲームは発売日に買ってはいけないという教訓を得ることはできた。意地でも延期できない理由がある事を見抜けなかった自分が悪い。
試合はスキップして、電車の中など移動中に軽く遊びたいというライトな人なら楽しめるかも。逆にやりこみたい人はストレス溜まる部分をスルーできる寛大さがあれば。どちらにせよデータブックが出てからの購入がおすすめ。新作で買う価値はない。
アクション性のないサッカーゲーム、というジャンルは携帯向けにピッタリなのに他メーカーの参戦がないのは不思議。さかつく的文法以外にも現代サッカーをゲーム化するためのアプローチの手段はたくさんあると思う。セガだけでなく他メーカーの野心的な試みにも期待。
Amazonレビュー
レビュー者: -nobunaga- レビュー日: 2010-03-19楽しさが半減している惜しい作品でしたが
2010/3/9に配信されたアップデートのおかげで
ゲームバランスの調整、ユーザーの意向の反映、
バグの改善が図られています。
神の領域に近づいた最高のサカつくに生まれ変わりました。
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GOOD!
過去の作品の良いところを残し無駄な作業を排除している。これは素直に好感が持てる。経営面において少しずつ資金が増える喜び、お気に入りの選手が育つ嬉しさ、良い監督がリストアップされたときの達成感、これまでのチームの歴史を振り返って一人ニヤニヤ、そういうプレイヤー心をくすぐる仕掛けは今作も健在であり充分にツボをおさえている。
またこれまで散々問題視されてきたロード時間についてはメディアインストールによって克服。携帯機であることとの相乗効果によってとにかくサクサク進む。これは大きい。やめ時を失い延々と時間を浪費する仕様となっている。
まとめると、今作の良いところはこれまでどおりのサカツクであること(ただし転生仕様とバグをのぞく)、これに快適さが大きく向上していることに尽きる。なお、音楽やグラフィックについては良かろうと悪かろうと本シリーズの面白さの本質部分には全く無関係のため、とくにコメントはなしとする。
BAD/REQUEST
他のレビュアーと同様、悪い部分は何といってもバグの多さである。あまりにも低次元かつあり得ないバグであり、これが今作の良さを全て帳消しにしている。それでもとりあえず熱中はしてしまうのだが、それだけにこのバグのひどさは許せん。これさえなければ・・・。このような未完成品を市場に流通させファンに対して謝罪すらないセガには猛省を求めたい。
他には、他チーム所属選手が軒並み早熟なうえに転生年齢も若くないこと、これによって他チームから大金を投じて選手獲得⇒育成、の従来のサカツクの楽しみが全くなくなり、育成面での楽しみはユース入団選手のみに対してとなる。なぜこのような仕様にしたのか甚だ疑問であり、ひょっとしてこれもバグ?と疑いたくなってしまう。
また、転生仕様と相まって年数の経過とともに他チームの劣化ぶりが著しく、こちらは連勝街道まっしぐら状態であり緊張感も何もなくなってしまうこと、ほとんどの試合で9-0、8-0との大差での勝利が常態化してしまう。もう少し何とかならなかったのかと。
COMMENT
結論的には、とりあえず面白いが、それを帳消しにするほどのバグによって結果的には腹の立つゲームと言える。面白いのは最初だけ、具体的にはJ1昇格まで、それ以上はやればやるほどストレスのたまるゲームとなる。それでもダラダラと続けてしまうのはサクサク感の向上がもたらす効果であろう。よって他人にはお勧めできない。というよりもこんな未完成品をプレイしているとは恥ずかしくて言えない。バグの問題と転生仕様の改悪についてはセガのスタッフはどう思っているのだろうか。これでファンが納得すると思っているとしたらもうこのメーカーには期待できない。