ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 3pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
83pt
GOOD!
●戦闘
そんな……バカな!? が第一印象。
予想以上に――いえ、確かにその予想の基準が低かったこともありますが、それにしても素晴らしい戦闘アニメーションを見せてもらいました。スパロボチックな2Dアニメなのですが、ただ単に美麗なグラフィックであるだけでなく、非常によく動いていて、何度見ても飽きが来ませんでした。
また、今作のキモ(?)である「鎧破壊システム」がいい味を出しています。5つある防具の1つ1つに耐久度があり、それを全て0にすれば勝利出来る……簡単に言えばモンハンの部位破界のようなものなのですが、これに成功すると所謂「ご褒美画像」を見ることが出来たり、色々と特典が出てきます。これが案の定ハマること×2。基本HPを削りきるより難しいので、色々と工夫する必要が出てくるのがGOODでした。
スパロボにもある援護攻撃&防御に回数制限が無いのも個人的に良かったです。
●やり込み
全体的に高難易度なゲームですが、今作にはフリーマップがあります。
ステージクリア後に選択できる、要は経験値稼ぎのためのステージなのですが、これの存在によって次のマップまでにキャラを育てたり装備を鍛えたりすることが可能です。ちょっと難しくても決して先に進めないなんてことはないので、途中で投げることなく遊ぶことが出来ました。
S・RPGに不慣れな方や、やり込み系の方への配慮が出来ていることは評価に値します。
以上の理由でオリジナリティー・グラフィックス・熱中度に5点をつけています。
●BGM
スパロボとの大きな違いと言えば、BGMがしょぼくない(失礼)ことです。
特に良い曲があるかと言えばそうでもないのですが、戦闘シーンを阻害することもなく、それなりに聞いてて気分が盛り上がるものが多くありました。
BAD/REQUEST
●ストーリー
特に悪いものではありませんでしたが、起伏の無い単調な物語でした。
人にもよりますが、このストーリーを苦とする方もいるかも分かりません。
ゲームシステムは素晴らしいので、ストーリーにもっと力を入れてくれれば更に完成度は高まったのではと思います。
●仲間モンスター
鎧破壊をすることで一部モンスターが仲間になるのですが、これが実質3種類しかいません。
楽しい要素であるだけに、さすがに残念でした。満足感の?1分のほとんどはこの要素によるものです。
COMMENT
PSP-2000
原作(ゲームブック?)未プレイ アニメ未視聴
次作「クイーンズゲイト」にクェイサーの彼女が出ることから、前作をプレイ
似ていることからスパロボと比較しましたが、直接関係はありません。悪しからず。
いやはや驚きました。
コンセプトや雰囲気は完全な「バカゲー」なのに、なんでこんなに力の入ったS・RPGなのですかこれは? って誰に聞いてんだ自分w
システムやジャンル等で完全に人を選ぶ作品ではありますが、ここまで思考し、ここまで楽しめた携帯機S・RPGは久しぶりでした。
次回作クイーンズゲイトに参戦する作品に興味がある方、S・RPGが好きな方、スパロボっぽいシステムのゲームが好きな方にはオススメします。傑作でした。
Amazonレビュー
レビュー者: いしいたける レビュー日: 2009-12-19クイーンズブレイドの世界を楽しむのならやっぱりゲームにしてくれるのが一番いいのになあと思っていたらゲームになったので購入しました。
ゲーム性についてはスパロボです。似たようなゲームにナムコクロスカプコンがありますがそれよりもずっとスパロボに近いです。
正直お色気目当てで買ったのでプレイしているうちに空しくなってきてすぐ投げ出すゲームになるかもしれないなと思っていたのですが、スパロボが好きだからか、むしろはまってしまいました。
スパロボでも女性パイロットの胸が揺れるカットインが入る攻撃だけはアニメーションを飛ばさないように、やはり当初の目当てであったお色気成分はすばらしく充実しています。眺めているだけで目の快楽は得られます。
個人的にたのしい点をあげると、シミュレーションRPGで感じる楽しさの要素のひとつに「ひいきにする」というのがあるように思います。いくつもの操作可能ユニットがいる中で自分のひいきのキャラに良い装備を持たせたくさん経験値を稼がせる。そのエコヒイキ感が、「ああ、おれってこのキャラ愛してるんだな」というのを感じさせてたのしいです。
クイーンズブレイドではトモエやレイナなど好みのキャラが多く、ひいきしがいがあります。
残念な点は主人公級の男性キャラです。
単純に彼に魅力がない。制作者側の意図は、女性キャラのお色気シーンを引き出しやすくするためなのでしょう、彼の性格がいやらしく設定されている。なので言動がキモイです。
ドラクエの主人公みたいに空白のようなキャラであればユーザー側で好きな性格を設定(想像)でき、感情移入できるため楽しめたでしょう。わたし個人の趣味でいえばアバターみたいにキャラメイクできる主人公だったら最高だったんですが。
制作側に性格が設定されてしまうキャラでもサクラ大戦の大神一郎みたいにきちんと男性キャラとして魅力的な人物であればそれはそれで楽しめるのですが、それも望めない。
要するに非常にポテンシャルの高いゲームなのですが主人公の男キャラが重要なところを台無しにしているゲームだと感じます。
他の方のレビューを見ると女性主人公にして欲しかったという意見もありますし、次回作では主人公要素を今回の何倍もがんばってほしいですね。
主人公の残念さの分ひとつだけ星を減点して星四つ評価とします。次回作に期待!
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GOOD!
クイーンズゲイトを前にして、前作のブレイドの情報も気になる方もいると思い、発売当時にプレイした感想・レビューを書きます。プレイヤーの情報はCOMMENTにありますので、どういう人がレビューしたかを参考にしてください。
【作りこまれたドットグラフィックス】
・特筆すべきはドットです。スト?を彷彿とさせる完成度が非常に高いドットアニメーションです。戦闘シーンに突入し、このアニメーションを見た時点で、このゲームに対しての偏見が消えました。
このゲーム特有のシステム「鎧破壊」を実行すると、破壊された部分だけドットが変わり、アクション中もその状態で動きます。「鎧破壊」されたキャラクターをステータス画面で確認すると、立ち画にも変化がなされてるのも芸の細かさを感じました。
これだけだと「キレイなキャラゲー」なので、ゲームとしてはどうなのかが一番気になると思います。
【ほどよい難易度・考えながら戦える・宝石でバランス調整できる】
・マスゲーとしては難易度がやや高め。レベル上げ用に過去にクリアしたマップを何度もプレイできるので、いくらでも育成でき、詰むことはありません。キチンと敵が壁となってくれる程度の難易度なので、ちょうどよいと感じました
「鎧破壊」を意識してプレイすることで、強い技だけをふるうだけの単調さから開放されます。「全鎧破壊」を成功させると戦闘不能扱いなので、プレイヤーに考えてプレイさせてくれるのがよかったです。
装備品にあたる宝石により、キャラが好きでもあまり強くない、使いにくいキャラクターでも最低限の活躍はできるようになります。
【ロード気にならず・戦闘テンポが速め】
・長引きガチなマスゲーで、快適さは大事だと思います。
メディアインストールが実装されています。インスト前をプレイしてないので比較はできませんが、十分快適です。場面切り替えなどで気になる点はまったくありませんでした。
戦闘シーンではボタン押しっぱなしにより早送りができます。これをみこしてか、早送りでもキャラの掛け声が不自然にならないようになってます。こういうところで地味に作りの細かさを感じます。部位破壊カットインなどもちゃんと早送りできます。
BAD/REQUEST
【操作できない・画だけ】
・操作不能キャラクターが何人かいます。中にはストーリー自体に介入しないのもいます。
【少ない女の子モンスター】
・仲間にできる女の子モンスターが3種類しかいません。色違いで名称が違うのがいますが、実質3種類といえます。
【出番が限られすぎるジャン】
・ジャンが全鎧破壊を成功させることで女の子モンスターを仲間にできますが、その役目を終えるとジャンがわざわざ出向く理由がなくなるのが残念。
【重い腰があがらない・少ないやり込み要素】
・マルチエンド・追加衣装・道中分岐などなどありますが、それらが2週目へのモチベーションに繋がりにくいです。
キャラクターの鎧破壊カットインや技はすべて見ており、テンポが速めとはいえマスゲーなので1ステージごとの戦闘に時間がかかるのが原因です。
加えてキャラクターの成長に介入操作できないので、エンディングまでの道中でのやり込める要素が分岐点しかないです。その分岐点も2回ほどです。
【淡白で少ない会話イベント】
・キャラクター同士やプレイヤーの分身ともいえるジャンとキャラクターの掛け合いがあまりありません。ジャンとの間に好感度があり、イベントはありますが、あじけなく淡白に感じました。
COMMENT
PSP-3000使用
クイーンズブレイドシリーズはビジュアルブックのみ。
当時はアニメは未観。
過去にプレイ済みのマスゲーは「NAMCO×CAPCOM」(クリア済)
マスゲーが嫌いです。すぐ終わる戦闘を意図的に長引かせておりテンポが悪いので好みません。
テンポが速いとはいえ、やはりマスゲーらしい時間のかかる戦闘なので【快適さ】は3にしました。お約束みたいに敵が追加登場するのがなじめません・・・。
元々QBシリーズは好きでしたので、購入に踏み切りました。この手のは俗に言う「キャラゲー」というクソゲーの類になりがちですで、それを覚悟してました。しかしいざプレイしてみると、あまりの作りこみのすごさに驚きました。
長く遊べるゲームではありませんが、太く短い良作です。
他ではみれない美麗なドットで動くキャラクターは一見の価値あり。
出荷本数が少なく、中古ソフトの中でも高値であることが多い当作品ですが、3000円付近でもプレイする価値は十分あります。
ユーミルというキャラがいますが、ゲームをプレイしたことで好きになりました。あの動きはおもしろいうえにかわいかった(笑)