戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校
中央値: 75 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 14.95 (難易度) 2.05 mk2レビュー数 39ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
69pt
GOOD!
・このゲームの骨子、BLiTZシステムが面白い。
具体的には、プレイヤーは地図を見ながら次の行動を考え、CPという値を消費してキャラクターを選択し、兵種毎に設定されているAPという値の限りキャラクターの操作を行うことになる。
新鮮味と適度な緊張感があるだけでなく、行動順やその内容等の組み立てを考える味わいもある。
・ミッション中の操作性が良い。
例えば「はしご」に接近すると「○:のぼる」と表示される等、明瞭なヘルプも出る。
・キャラクター、兵科、兵種、武器、ミッション等が豊富。
・車両(戦車、装甲車、多目的装甲車の3種)は編成によって戦闘の要にも行軍の補助にもなるので幅を持たせられる。
・エリア一つ辺りの面積が割と狭いので、移動し易い。
エリア内には土嚢や草むらなどもあり、そういったものを利用しながら進軍できるのも面白い。
・シナリオが基本的に能天気なので特に何も考えずに筋書きを追える。
・難易度は適切であるように感じた。
・セーブは早く、ロードも遅くはない。
ミッション中はほぼロードがない。
・効果音は良い。BGMは記憶に残らないが邪魔にもならない。映像も問題はない。
BAD/REQUEST
・武器や車両に積載する兵器は自分で開発するか敵兵から鹵獲(ミッションの報酬に相当)することになる。
だが正規に開発したものより鹵獲武器の方が優秀なものが多く、開発のツリーだけは無価値に長大なので開発を行う面白さがない。
なお、開発のための素材を全て収集しようとすると大変退屈なゲームになる。
・BLiTZそのものは面白いが、ミッションのクリア評価にはターン数以外は影響しないため、プレイ内容を適正に評価しているとは思えない。
また、待ちの戦術を取るのに適さないので地雷設置やCPを大量に消費するオーダー(指令)に期待ができない。
さらに終盤は敵兵の回避率が高く、まともに行動の計算ができない。
・ブリーフィング画面で車両の種類や装備を変更できないのが煩わしい。
・キャラクターは数こそ多いがそれぞれ型にはまった性格で個性は薄く、学内での能天気な会話も度が過ぎて、戦場が遊び場に見えてしまうことがある。
・上で難易度は適切だと述べたが、それはあくまでも育成に熱心でない場合に限る。
私は十分に育成し装備を整えてから攻略していったので一部のボス以外は容易に攻略できた。
・護衛、物資回収のミッションに面白味がない。
・遮蔽物や敵兵との位置関係がわかりにくい時がままあるので、一人称視点に適宜変更したかった。
・ミッション以外ではロードする回数が多いのでややテンポが悪い。
・イベント時のキャラクターの立ち絵や小さなウインドウがよく動くが、少々目障り。
・ダウンロードコンテンツが一部有料。
COMMENT
PSP-3000、メディアインストール使用。前作未経験。難易度「EASY」。
素材収集の手間を除けば良作であると思う。
ごく個人的な感想としてはまず上記のBLiTZが面白く、狙撃兵で敵兵の頭部を狙ったり、対戦車用の武器を担いで戦車を潰して回るといった行動が取れることに満足した。
やや低めの三人称視点からキャラクターを操作する、攻撃後の反撃だけでなく移動中に迎撃を受ける、手動でターゲットサイトを合わせる、といった点がTPSとは言えないが擬似的なそれとしては魅力がある。
タグに「やりこみ」を選択したのは、武器や勲章の獲得等にかなりの時間を要することの表現を意図している。
Amazonレビュー
レビュー者: ハバキリ レビュー日: 2010-10-123作目も出るとのことで感想を一つ。
総評では前作に比べかなり見劣りすると思います。
と言うのも戦争を扱っている割には雰囲気が軽い、低年齢層や女性を取り込もうとしたのでしょうが
その結果「戦場のヴァルキュリア」らしさが大分失われているように感じます。
以下箇条書きで良い点、悪い点を列挙します。
・良い点
1・「サブキャラターのイベント」
前作では主要キャラ以外はイベントが無く性格などが掴みにくく
感情移入しづらかったが今作は各キャラ毎に掘り下げがあるので愛着が湧く。
2・「兵科の増加」
新規の技巧兵をはじめ、各兵科が拡張され戦術・戦略の幅が広がったこと。
・悪い点
1・「過剰なやり込み要素」 ※個人的にこれが最も悪いと思っている。
兵科が増えたのは良いのですがその変更に「単位」を必要とし、これを集めるのが非常に手間なこと。
レベルと違い各キャラが別個に獲得する必要があり、良い成績を取れば上級の単位が取れるわけではなく
完全にランダムなため特定単位が中々獲得できずかなり時間を無駄に消費させられる。
獲得した経験値は全兵科で共有、レベルは兵科毎上がるシステムが前作では非常に好評でしたが
その手軽さが評価されたのに何故こんな非常に手間が掛かるシステムにしたのか理解できない。
またミッション数も莫大なものですが全てクリアするには100時間あっても足りない。
強力な武器の開発に必要な設計書や素材の入手に時間がかかりすぎる。
時間のある学生などはいいでしょうが社会人には不親切です、育成の手軽さが戦ヴァルの
魅力の一つだと思っていたのですが……。
2・「マップの縮小、出撃人数の制限」
携帯機に移行した欠点が如実に出ています。
前作の広大な一つの戦場を駆け抜ける爽快感は無くなり、細かく区切られた戦場を行き来する
ようになったために頻繁にマップを切り替えて確認する手間ができました。
また出撃人数が全マップで6人までの制限により「G組」で戦っている感じがしません。
3・「戦力のバランス」
前作では偵察兵、特にヒロインのアリシアが圧倒的な性能を発揮しましたが
今作は偵察兵は著しく弱体化され、剣甲兵が突出しています。
また能力を技巧兵に奪われた支援兵がほぼ不要の存在になっていたりと、
兵科によって能力・必要性に大きな差があるため使うキャラと使わないキャラが
決まってしまうのが頂けない。
4・「雰囲気の軽さ」
仲間のキャラと言えど下手を打てば死ぬのが前作でしたが、今作では入院するのみ。
しばらく使用不可になるとは言え戦争ものにしては……。
他にも学園が舞台とは言え内乱の最中に学園祭を開いたりと軽薄な行動に見える部分が多い。
5・「本体変更で鹵獲武器が消失する仕様」
PSPを変更すると敵から入手した鹵獲武器が消えるそうです。
通信で武器のやりとりが出来るわけでもないのにこんな仕様にする必要がどこあるのか……。
誰も得をしない……。
長いこと書きましたが楽しむことはできました、ただ良い点より悪い点が目立つ作品だと思います。
この作品から入る分には悪い点はそう気にならないのかもしれませんが、前作からの
ファンだときついものがあるかと思います。
3作目でも技巧兵が出るようですが1との整合性や、戦力・育成のバランス調整がどうなるか……。
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GOOD!
やはり注目すべきは携帯ゲームながらセリフが素晴らしいと思います。あれだけたくさんのキャラクターに1つの出来事にセリフが細かく設定されていてまるでPS3並、それ以上と言っても過言ではありません!(サウンド5)
僕は戦争ゲームは好きですが、戦死という概念がないまったりしたバトルもアリだと思います。緊張感はなくなりますが、その分余裕ができ、 戦争とかけ離れたほのぼの日常ムービーが楽しいです。キャラクターも熱血主人公を筆頭に、変わり者から真面目まで様々いていい感じです。(オリジナリティー・キャラクター4)
BLITZが面白く、戦略性もありながらアクションもある感じが面白かったです!
BAD/REQUEST
やはり皆さんも不満があるようですが、単位が厳しすぎます。とあるキャラクターは上級があり、最上級クラスになれる単位を持っているのにのに初級がないばかりに1つもクラスが上がれず、やる気がなくなりました。責めて上級単位→初級単位2つに変換のようなシステムがあるといいと思います。残念ながらこの厳しい単位だけで熱中度を2ポイント下げています。(熱中度2)
オーダーについては確かにほとんどのオーダーがコストが高く、滅多に使いませんでしたが、コストの低いオーダーが効果があるものもあったので減点には至りません。まあ、リーダーがいないと使えないのも残念ですが。
非常にわがままですが、敵も味方も同じ人間なのに、レベルであまりにHPに差があるんじゃないかと…HP以外を上げた方が良かったような…
COMMENT
2しかプレイしたことがありませんが、単位だけを改善すると、神ゲーとなる素質を秘めているかと思います。
オリジナリティー・システム共にGOODです。
1がいいと言っている人もいるのでまた1もプレイしてみたいです。