魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE THE BATTLE OF ACES
中央値: 69 Amazon点数: 3.2
スコアーボード
標準偏差 13.98 (難易度) 1.67 mk2レビュー数 6ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 5pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
なのは第2期終了後の後日談がパラレルワールドになっています。
ストーリーは、原作ではほとんど描写がなかったリインフォースとアースラチームの会話や、守護騎士たちのリインフォースへの想いが描かれていて満足できるものでした。
シリーズのファンとしては「なのは」らしい、真っ直ぐな気持ちを伝える台詞は心にグッとくるものがありました。
サウンドも原作で使われている曲などもあり、原作の雰囲気を壊さずにまとまっていたと思います。
ストーリーモードの最終ステージでの「ETERNAL BLAZE」のアレンジもかなり盛り上がりました。
どこかワイルドアームズくさいアレンジだったのも個人的にはすごくうれしかったです。(ETERNAL BLAZEの作曲・編曲者の上松さんはワイルドアームズ4や5・XFの曲もいくつか書いてます。)
戦闘システムは単純操作ながら派手な魔法戦が楽しめますし、キャラクターの特徴も原作に沿った形で差別化がなされており、非常によく練られています。
クロスレンジが弱いはやてでシグナムやフェイトからいかにしてロングレンジをとるか、など戦略面でも熱い駆け引きができます。
グラフィック面に関しても、キャラクターのモデリングはほとんどアニメそのままでしたし、ストーリーモードの一枚絵も十分奇麗だったと思います。
満足感で5点を付けた理由ですが、こういったキャラクターゲームは外れることも多い中で、原作の雰囲気を損なわずゲーム化されたこと、それを実現させた製作陣の作品への愛を感じたことが大きな理由です。もちろんストーリーが原作者の都築真紀氏書き下ろしということもあるでしょうが、キャラクターの特徴づけなども違和感なく、ゲームとしてなのはたちにまた会えたことが非常にうれしかったです。
BAD/REQUEST
ストーリーとアーケードをクリアしてしまうと、一人でできることはほとんどなくなってしまうのは残念です。
サバイバルやミッションモードなど、一人でもやりこめるモードがあればよかったかなと思います。
ストーリーモードで見た一枚絵を見られるようにしてあるのですが、スライドショータイプになっているため、見たいCGに飛ぶのが面倒くさかったです。
せめてサムネイル型にして、見たいCGに飛びやすくしてほしかったです。
対CPU戦の簡単さも気になりました。
攻撃頻度が高くなく、EXガードもあまりしてこないので、操作キャラクターが得意なレンジに持ち込めばごり押しできてしまいます。
対人戦のために練習しようと思うと、かなり自重して行動しなければならないので、少しじれったいです。
また、限定生産版のリリカルBOXが非常に高価です。
Figmaがついていたり特典が豪華なのは認めますが、ビジュアルアーカイブBOOK目当てで買った自分はそれ以外の特典があまり魅力的でなかったので、購入の際はかなり悩みました。
COMMENT
PSP-2000使用です。
なのはシリーズのファンで、なおかつワイルドアームズのファンでもあった自分にとって、金子彰史氏が開発に携わるという時点で購入が決まっていました。
ビジュアルファンブック等での対談を見る限り、金子氏はなのは(特に2期)のファンであることは知っていたので、期待して購入しました。
実際、キャラクターの台詞や操作時の特徴など“なのはらしさ”がまったく損なわれていなかったように思います。GOODの項目でも書きましたが、開発スタッフのなのはシリーズへの愛を感じました。
あくまで原作ありきのゲームなので、なのはを全く知らない人にはお勧めしがたいですが、ファン向けのキャラクターゲームとしては非常に完成度が高いと思います。
なのはが好きで第2期まで知ってる方なら買っても損はないと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: 朔真 レビュー日: 2010-01-23・グラフィックはキャラゲーにしては綺麗な方だと思いますが、格ゲーとしては初心者にはいいですが簡単すぎて物足りない感じです。
欲を言えば技のバリエーションとかももっと欲しいかな・・・次回作がでるならその辺り期待したいです。
・ストーリーはなのは作品らしいほのぼのとした心暖まる話になっています。
八神家はリィンフォースが加わってさらに家族度が高くなっています。そしてザフィーラは今回プレイキャラになってるだけあって格好良すぎました。
なのフェは相変わらずいちゃついてます。
評価としては高くないですが、暇つぶしにやるにはいいゲームだと思います。ファンとしては抑えておきたい一品です。
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GOOD!
※ストーリー制覇済。対戦経験あり。原作アニメを知っています。
■原作アニメファンの期待が現実に
原作アニメの設定自体がいかにも対戦バトルゲームになりそうな内容であった為、「なのはの対戦ゲームをやってみたい」というファンの声は以前から大きかったと思います。その期待が現実になったことを、まずは喜びたいです。
■ストーリーモード
「原作アニメ直後のタイミングを描いたオリジナルストーリー」がくっついています。こう書くとかなり大げさで、ようするに「仲間のコピーキャラ達と戦う」だけなのですが、戦闘合間の掛け合いセリフがなかなかに良く出来ておリ、思いのほか楽しめました。
特に、原作では敵側となる「はやて(闇の書)&守護騎士達」が、かなり丁寧に扱われていますので、それらのキャラクターが好きな人なら満足感も高いのではないでしょうか。
■原作の設定・イメージを大事にしている
上記の補足です。後日談ということで初めて見るエピソードになるわけですが、キャラクターのセリフ、キャラ設定、性格付けなどが原作アニメにとても忠実な感じで、違和感やズレをまったく感じませんでした。
又、「歌付きのOP・ED」「フルボイス」「2D絵のアニメ調の塗り」など、節々で原作アニメを意識したつくりになっており、「ファンを喜ばせる為のキャラゲー」として、全体的に出来が良いと思います。
■ゲームシステム
一言でまとめると、「キャラゲーにしては相当良くできている」という感想になります。
「飛び道具による差し合い」「コンボ(連続技)の存在」「打撃・投げ・カウンターの3すくみ」「直前ガード」等々、近年の対戦ゲームの基本となる要素が一通り整備されており、人vs人の対戦プレイも(それなりには)楽しめる域に達しています。
又、各キャラの技性能もしっかりと差別化されており、キャラゲーでありがちな「どのキャラ使っても見た目以外ほぼ同じ」みたいな手抜き感はありません。
■敷居は低め
操作自体はそこまで複雑ではなく、比較的単純な動きだけでもストーリー制覇は可能ですので、「このテのゲームは苦手だけど原作が好きだから」という人でも、おそらく大丈夫だとは思います。
ちなみに、敷居の低さから考えると思いのほか奥が深く、腕の差はかなり出ます。
■音楽
原作そのままだと思われるBGMがかなり入っているのですが、それらの曲がもともと大好きなせいで、バックで流れるだけで満足してしまっています。評価としては不適切ですが・・・
■ゲーム中の3Dモデリング
「完璧・大満足」とまではいかないものの、PSPのハード基準で考えればそれなりの出来で、技モーション・立ちポーズなどは、ちゃんと原作を確認しながらがんばって再現していると思います。
■ロード時間
戦闘前に数秒あります。インストールはないようですが、まあ許せる範囲だと思います。
BAD/REQUEST
■ゲームシステムと対戦バランス
良いところで「キャラゲーにしては相当良くできている」と書きましたが、「有名対戦型ゲームに匹敵するほど良く出来た対戦ツール」とまではいかないと思います。
「キャラやスキルの強さバランス」「火力に対する体力のバランス」「どうしても単調な動きになってしまう」「ダッシュの使い勝手がいまひとつでスピード感にかける」「逃げに徹する戦法を抑制するような要素がない」等々、人vs人の対戦を前提とした場合、いろいろと詰めの甘い部分も見受けられます。
又、そういった部分を改善したらしたで、今度は難解・上級者向けになりすぎて「キャラゲーとしての敷居の低さ」を失ってしまう可能性もあるかと思います。難しいところです。
■ボリューム感・オマケ・やりこみ要素
全キャラのストーリーを制覇してしまうと、後は「腕を磨く」ぐらいしかやることがなくなります。ですので、対戦環境がない・元々対戦に興味がない場合、「一本で長々と遊べる」とは言いがたいです。
又、キャラ数も9人(色違い系含めて12人)と若干少なめ、同じくキャラの技数も若干少なめです。数々の水増し・改良を繰り返してきた有名ブランド対戦ゲームの続編モノなどと比較すると、もろもろボリューム不足な感は否めないかと思います。
■戦闘オプション関係
ボリュームの話と絡みますが、もっと充実させて欲しいかなと思います。棒立ちのCPU相手に練習したいですとか、もっと難しいモードが欲しいですとか。
■技モーションについて
「悪いところ」とまではいきませんが、特に接近戦については、もう少しカッコよく演出できそうな気もしないでもないです。
COMMENT
■総括
こと原作ファンに対しては「良作」という評価でオススメできる内容だと思います。
「なのはを本当に対戦ゲームにしてしまった」という試みの一発目としては十分すぎるほどの出来ですし、単なるファン向けキャラゲーとして見た場合の「原作を大切にした丁寧なつくり」も好印象です。
オマケ要素やボリュームの面での不満はありますが、「なのは好き」であればチョロっと遊ぶだけでもけっこうな満足感は得られると思いますので、サイフの中身と相談して検討してみてください。
逆に、これまで数々の対戦ゲームをプレイしてきた方が、「原作を知らないけど対戦ツールとしてやりこみたい」という目的で触る場合、「思ったより良くできてるけど、本格的に対戦しまくるとなると色々不満がある」ぐらいの感想になると思います。
対戦環境(SSID変動型なのでkaiでは色々と面倒なようです)と対戦相手も必要ですし、「誰にでも自信を持って勧められるか」と言われると難しいところです。
やはり、原作アニメを知っているかどうかというのは重要だと思います。そこは大前提ということで。
尚、不満点の部分がDLC(予定はされているようです)や次回作などで改善されたら、本当に良いゲームになれると思います。期待しておきます。