密室のサクリファイス
中央値: 76 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt |
78pt
GOOD!
【ストーリー】
萌え系の絵に見合わぬシリアス一本なストーリーが光る。
絵のタッチとのギャップで良く見えてるっていう部分もないとは言わないけれど、
サプライズや伏線など、入れるべきものをちゃんと入れた及第点以上のストーリーなのは確か。
脱出ゲームの舞台とストーリーがちゃんと噛み合うように作られていて、
ストーリーの設定を活かした舞台で探索パートを遊べるのはとても良くできてる。
【謎解き】
ステージ数は非常に多いとまでは言わないものの及第点程度の数があり、
それぞれの謎解きのアイデアが大変バリエーション豊かで飽きさせない。
試行錯誤しながら考えて、正答が導き出せた時の快感は他では味わえないものがある。
【グラフィック】
質から言えば普通なんだけど、探索シーンの絵の枚数の多さには感嘆する。
殆ど使い回しなしでこれだけの絵を作成するってのは地味ながら大変凄いと思う。
一枚絵やサービスシーンもある（欲を言えばもうちょっと欲しいけど）。
BAD/REQUEST
【難易度】
全体に難易度が高めで、ヒントの少ない謎解きも多いので、
ネットとかの脱出ゲームがけっこう得意っていうぐらいでないと間違いなくどこかで詰まる。
良い所でもあるんだけど、思考系苦手な人が萌え絵に惹かれて遊ぶと多分火傷すると思う。
一箇所でも詰まるとそのまま物語が先に進まなくなってしまうので。
あと、片手で数えられる数ではあるがこれはヒントが不親切だろうっていう謎解きもあった。
【グラフィック】
賛否あるかもしれないが、取得判定が狭いならともかく目視できないアイテムはどうなのか。
某ステージでネジ回しの存在になかなか気付かず苦労したので。
【文章】
誤字脱字が少々目立つ。
また、バックログは同じメッセージが何回も記録されたり保存数が少なかったりで使い勝手が悪い。
【BGM】
曲自体は合ってるんだけど、種類が少ない。
ただでさえ自分が考えている途中はずっと同じ曲が流れてるので、少々聞き飽きる。
せめて一頭地を抜く名曲か、各キャラクターのテーマソングみたいのがあったら良かったかなと。
COMMENT
PSP-3000使用です。
評判が良かったので購入したが、それに違わぬ良い出来のゲームだったと思う。
こういう脱出ゲームに重厚なストーリーが付いていてそれらがうまくマッチングしているのは、
自体験では意外になかったのでオリジナリティもそこそこあるのではないかと感じる。
アクション性の強いゲームのほうが得意な人や脱出ゲーム未経験の人にはややきついかもしれないが、
とりあえず脱出ゲームがそこそこ好きで苦手意識もそれほどない人には是非やってほしい作品。
攻略サイトもあるけれど、気軽にそっちを見てしまうと面白さが損なわれると思う。
個人的には最低２?３時間、出来れば半日以上の長時間考えて、
それでも無理だったら答えを見ることを薦めます。
Amazonレビュー
レビュー者： ＴＫ１３ レビュー日： 2010-04-13萌え要素満載のようなパッケージイラストですが、
ゲーム自体は萌え要素が皆無と言っていいくらい、硬派です。
惑わされずに深く考えて謎を解ける、シリアスに物語の展開を楽しめる。
変なキャラ付けが少ないところも好感が持てます。
ストーリー的にもアリだと思います。
非現実的な舞台設定ですが、破綻はしていません。
最後の方で「あれ？」と思うところが全くないわけではありませんが・・・
ゲーム全体の雰囲気には引き込まれるところがあり、非常に上手い魅せ方をする作品だと感じました。
途中からシナリオを選ぶ順番により、キャラ毎のルートに分かれますが、
そこから先はまさに『サクリファイス』の連続。
最後にトゥルーエンドにたどり着いた時には感動しました。
続いて、マイナス評価の部分。
ボリュームを増やすためなのか、ストーリー的に関係のない暗号が多すぎます。
いわゆる「理不尽な謎かけ」です。
ナンバーロックを解くために、ヒントのない（もしくは極端に少ない）暗号や
パズルを解く場面がかなりのステージで見られます。
アイテムの見つかりにくさもちょっと気になりましたが、それ以上に暗号の難しさが理不尽すぎます。
ステージ毎にアイテム状態が清算されるので、必要なアイテムが無くて先に進めないという
完全な詰み状態に陥ることはありませんが、
この暗号解読作業の多さ故、
攻略サイト等を全く見ずにクリアーすることはほぼ不可能ではないかと思いました。
これはルート分岐においても同じことが言えます。
フローチャートもなく、ルート分岐についてのヒント等も皆無です。
なので、最終的なトゥルーエンドに独力でたどり着いた人ははたしてどれだけいるのだろうかと
疑問に思うくらいです。
また、ノベルパートのスキップ機能等も、もう少し充実していて欲しいところです。
結局、中盤以降は攻略サイトの世話になりながらでないと厳しいゲームです。
と、言うわけで良い面も悪い面も目立つゲームというのが最終的な感想です。
割りに楽しむことは出来ましたが、友人がショップで手に取ろうとしたら一言忠告しなければならない。
そんな評価のゲームです。
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GOOD!
・解きごたえのある難しい謎解き
考えて考えて数日悩んで、はっと閃いて解けた時の爽快感は、
謎解きゲームならではの醍醐味だと思います。
（謎解きが苦手の方にはマイナスだと思いますが・・・）
ということで、熱中度と満足感は４点です。
・意外と考えられてあるストーリー
謎解きゲームにしては、ストーリーがなかなか考えられていると感じました。
こういうゲームにありがちな、女の子だけが取り残されるシチュエーションですが、
それがラストの展開に活かされていて、この点はとても良かったです。
（さすがにノベルゲームと比べると見劣りしますが・・・）
ということで、オリジナリティーは４点です。
BAD/REQUEST
・論理的ではない謎解き
解きごたえがあるのはいいのですが、難しすぎです（笑）
謎解きゲーム『MYST』は、論理的に考えれば謎が解けるようになっていますが、
このゲームでは、それがあまり感じられなかったのが残念でした。
提示されるヒントと解法とが、論理的に繋がっていない謎解きもあります。
（このヒントでこう解くかっ！？ という驚きはありますが）
『MYST』と同様の謎解きを想定されている方は注意です。
・見えないアイテム
重要なアイテムが見えないことが多々ありました。
ということで、新しいステージを始める際、
まず最初に画面を片っ端からクリックしていたという印象があります。
謎が解けない時、アイテムが見つからないから解けないのか、
それとも謎自体が解けていないのか、
それが分からなくてイライラすることが多かったです。
COMMENT
PSP-3000使用です。
エンドは、バッドエンドを含めて６種類あり、
自力で３つ、攻略サイトを見て３つクリアしました。
謎が解けなくても、自力で突破できる謎解きがあるのが悩ましいです（笑）
例えば、４ケタのダイヤル問題は、００００から９９９９まで回せば開くので。
MYSTシリーズの『リヴン』を自力で解けた方なら、
もしかしたら、本作も自力突破できるかもしれません。