続 御神楽少女探偵団 ?完結編?
タイトル概要
中央値: 72 Amazon点数: 5.0
スコアーボード
標準偏差 9.8 (難易度) 2.67 mk2レビュー数 3ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
536人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: ももも レビュー日: 2004-12-20
推理物のアドベンチャーゲーム。お話の途中で「続く」という前代未聞の終わり方をした「御神楽少女探偵団」の続編です。会話の中で気になった点があったら突っ込みを入れるという、GBAの逆転裁判で有名になったシステムを採用しています。開発はこっちの方が先だと思いますが。
「気になった点に突っ込みを入れる」という事は「よく考えて、どこが矛盾しているのか、どこが変なのかを理解しないとうまく進まない」ということです。
そのシステムにより、ゲームを進めていくために自然とストーリーを深く把握することになる為、主人公のキャラクタと併せ、クリア後にこの作品に愛着がわく人が多いのではないかと思っています。
私は推理小説などを雰囲気で楽しむ方なのでトリック等に関して細かい考察、突っ込みが出来ないんですが、おどろおどろしい江戸川乱歩的雰囲気に主人公が適度なコメディ要素と華を添えており、その面でも十分に楽しめました。
開発会社であるヒューマンは既に倒産しており、この作品の続編としてエルフからWindows用の18禁ソフト「新・御神楽少女探偵団」が発売されています。そこにはおまけとして本作品も収録されているのですが、魅力のひとつである音楽が大幅に削られている為、プレイするならこのPS版がお勧めです。
「気になった点に突っ込みを入れる」という事は「よく考えて、どこが矛盾しているのか、どこが変なのかを理解しないとうまく進まない」ということです。
そのシステムにより、ゲームを進めていくために自然とストーリーを深く把握することになる為、主人公のキャラクタと併せ、クリア後にこの作品に愛着がわく人が多いのではないかと思っています。
私は推理小説などを雰囲気で楽しむ方なのでトリック等に関して細かい考察、突っ込みが出来ないんですが、おどろおどろしい江戸川乱歩的雰囲気に主人公が適度なコメディ要素と華を添えており、その面でも十分に楽しめました。
開発会社であるヒューマンは既に倒産しており、この作品の続編としてエルフからWindows用の18禁ソフト「新・御神楽少女探偵団」が発売されています。そこにはおまけとして本作品も収録されているのですが、魅力のひとつである音楽が大幅に削られている為、プレイするならこのPS版がお勧めです。
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GOOD!
・相変わらず推理トリガーシステムは新鮮です。聞き込みの際の緊張感が常に保たれていて、飽きがなかなか来ません。
・キャラの立ち絵や背景などのグラフィックは前作とさほど変わりませんが、ムービーは前作を遥かに上回るクオリティになっています。今のアニメとも遜色ない出来だと思います。
・ボリュームは前作をぐんと上回る量になっています。また外伝や探偵ランク、設定資料などのやりこみ要素が充実しています。
・ストーリーの雰囲気は、前作の江戸川乱歩の作風から変わり、より現実味を帯びた内容になっています。その分より人間関係が濃く描かれ、先の読めない重厚なストーリーになっています。今作も謎が謎を呼ぶ展開で止め時がありません。
・前作からインターフェイスが一新されたのですが、これが物凄い快適さを生み出しています。前作で億劫だった部分はすべて簡素化され、サクサク快適にプレイできます。明らかにユーザーの意見を取り入れた内容になってますね。また30項目以上の設定項目があり、自分好みのプレイスタイルにできます。加えてロードも短いです。
・音楽は相変わらず良曲が多く、緊張感を一層引き立ててくれます。今作から追加された曲もいいものばかりです。
BAD/REQUEST
・ストーリー自体はとてもおもしろいのですが、前作よりさらに猟奇的な内容になっていて、かなり重苦しいです。また倫理的にもかなりきわどい所があって、子供にはあまりやらせたくない内容になっています。
・システム面があまりに快適すぎて、逆に味気がありません。また前作のようなレトロな雰囲気もなくなっています。まあ両方とも慣れれば、気になりませんが…
・外伝があるのはいいのですが、絵が違う、推理要素がほとんどない、すぐゲームオーバーになるなど欠点が多すぎます。前作の「探偵達の休日」のような雰囲気にしてほしかったです。
・今作では推理トリガーを20回前後使用できるので、やや緊張感が薄れています。ただその分難易度は上がっています。
・一部文字が小さくて、PSPの画面では見づらいです。
・インターフェース以外での目立った進化はなく、基本的なゲームスタイルは前作と変わりません。
・イベントシーンでのコマンド入力が唐突で、初見はミスしがちです。
・あるイベントで暗号を解かされるのですが、それがかなり理不尽なものになっています。
・最後のストーリーが少しやっつけ感があり、いまいち盛り上がりに欠けるように感じられました。
COMMENT
PSP-2000使用です。ゲームアーカイブスで初めてプレイしました。なお前作『御神楽少女探偵団』のレビューもしているので、合わせて見るといいと思います。
欠点部分を多く書きましたが、大半は細かいことで、全体的にとても素晴らしいゲームだと思います。推理ゲームはあまりやらないのですが、このゲームは夢中でプレイしました。ゲームアーカイブスでもトップクラスの面白さを誇るアドベンチャーゲームだと思います。
ただ個人的に気になったのが、御神楽時人の探偵としてのあり方です。探偵は警察ではないので、依頼をこなすかどうかの選択権はあります。しかし自分の価値観で罪を判断するのには疑問を感じました。どんな事情があろうとも罪は罪だと思います。詳しくはみなさんが自分でプレイして考えてみてください。
いろいろと書きましたが、紛れもなく屈指の推理ゲームなのでぜひプレイしてみてください。ただし前作との絡みもあるので、前作をプレイしていない人はそちらからどうぞ。