続 御神楽少女探偵団 ?完結編?
中央値: 72 Amazon点数: 5.0
スコアーボード
標準偏差 9.8 (難易度) 2.67 mk2レビュー数 3ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt |
84pt
GOOD!
・相変わらず推理トリガーシステムは新鮮です。聞き込みの際の緊張感が常に保たれていて、飽きがなかなか来ません。
・キャラの立ち絵や背景などのグラフィックは前作とさほど変わりませんが、ムービーは前作を遥かに上回るクオリティになっています。今のアニメとも遜色ない出来だと思います。
・ボリュームは前作をぐんと上回る量になっています。また外伝や探偵ランク、設定資料などのやりこみ要素が充実しています。
・ストーリーの雰囲気は、前作の江戸川乱歩の作風から変わり、より現実味を帯びた内容になっています。その分より人間関係が濃く描かれ、先の読めない重厚なストーリーになっています。今作も謎が謎を呼ぶ展開で止め時がありません。
・前作からインターフェイスが一新されたのですが、これが物凄い快適さを生み出しています。前作で億劫だった部分はすべて簡素化され、サクサク快適にプレイできます。明らかにユーザーの意見を取り入れた内容になってますね。また30項目以上の設定項目があり、自分好みのプレイスタイルにできます。加えてロードも短いです。
・音楽は相変わらず良曲が多く、緊張感を一層引き立ててくれます。今作から追加された曲もいいものばかりです。
BAD/REQUEST
・ストーリー自体はとてもおもしろいのですが、前作よりさらに猟奇的な内容になっていて、かなり重苦しいです。また倫理的にもかなりきわどい所があって、子供にはあまりやらせたくない内容になっています。
・システム面があまりに快適すぎて、逆に味気がありません。また前作のようなレトロな雰囲気もなくなっています。まあ両方とも慣れれば、気になりませんが…
・外伝があるのはいいのですが、絵が違う、推理要素がほとんどない、すぐゲームオーバーになるなど欠点が多すぎます。前作の「探偵達の休日」のような雰囲気にしてほしかったです。
・今作では推理トリガーを20回前後使用できるので、やや緊張感が薄れています。ただその分難易度は上がっています。
・一部文字が小さくて、PSPの画面では見づらいです。
・インターフェース以外での目立った進化はなく、基本的なゲームスタイルは前作と変わりません。
・イベントシーンでのコマンド入力が唐突で、初見はミスしがちです。
・あるイベントで暗号を解かされるのですが、それがかなり理不尽なものになっています。
・最後のストーリーが少しやっつけ感があり、いまいち盛り上がりに欠けるように感じられました。
COMMENT
PSP-2000使用です。ゲームアーカイブスで初めてプレイしました。なお前作『御神楽少女探偵団』のレビューもしているので、合わせて見るといいと思います。
欠点部分を多く書きましたが、大半は細かいことで、全体的にとても素晴らしいゲームだと思います。推理ゲームはあまりやらないのですが、このゲームは夢中でプレイしました。ゲームアーカイブスでもトップクラスの面白さを誇るアドベンチャーゲームだと思います。
ただ個人的に気になったのが、御神楽時人の探偵としてのあり方です。探偵は警察ではないので、依頼をこなすかどうかの選択権はあります。しかし自分の価値観で罪を判断するのには疑問を感じました。どんな事情があろうとも罪は罪だと思います。詳しくはみなさんが自分でプレイして考えてみてください。
いろいろと書きましたが、紛れもなく屈指の推理ゲームなのでぜひプレイしてみてください。ただし前作との絡みもあるので、前作をプレイしていない人はそちらからどうぞ。
Amazonレビュー
レビュー者: ももも レビュー日: 2004-12-20「気になった点に突っ込みを入れる」という事は「よく考えて、どこが矛盾しているのか、どこが変なのかを理解しないとうまく進まない」ということです。
そのシステムにより、ゲームを進めていくために自然とストーリーを深く把握することになる為、主人公のキャラクタと併せ、クリア後にこの作品に愛着がわく人が多いのではないかと思っています。
私は推理小説などを雰囲気で楽しむ方なのでトリック等に関して細かい考察、突っ込みが出来ないんですが、おどろおどろしい江戸川乱歩的雰囲気に主人公が適度なコメディ要素と華を添えており、その面でも十分に楽しめました。
開発会社であるヒューマンは既に倒産しており、この作品の続編としてエルフからWindows用の18禁ソフト「新・御神楽少女探偵団」が発売されています。そこにはおまけとして本作品も収録されているのですが、魅力のひとつである音楽が大幅に削られている為、プレイするならこのPS版がお勧めです。
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GOOD!
前作のレビューもしているので、その前提でレビューします。
・グラフィック
基本的に前作と同じく美麗なアニメ絵のキャラがアニメーションしながら会話するのが良かったです。
作画の乱れなども見受けられず、全体的なレベルは高く感じました。
OPのムービーは前作と同じものですが、ところどころ修正が入っているのも良かったです。
・サウンド
前作とあまり変わりません。
ただ、前作のレビューには書き忘れましたが、EDの主題歌がいい曲です。聴く価値あります。
・システム、難易度
前作で煩わしく感じた移動パートが移動したい場所を選択してすぐに切り替わる方式になったので、楽になりました。
推理トリガーも前作以上にフラグに絡むようになり、難易度は上がってると思います。
前作ではBADに上げたムービー中のボタンアクションはアクションの入る場面では左下の文字が点滅し、ボタン表示も画面の真ん中に表示されるようになったのでクリアしやすくなりました。
前作と違って推理のための選択肢も大量に追加され、クリア後の評価にも影響するため頭を使う場面が増えました。
ちなみにムービー中のアクションやミニゲームの成否は評価には関係ないので、純粋に推理を楽しむことができました。
・ストーリー
前作は事件の途中で終わってしまったのですが、開始する際にその続きからか最初からかを選べるのは良かったです。
また、前作よりボイスのつく場面が増え、「事件編」と「解決編」はフルボイスで臨場感もアップしてます。上記の前作収録分にもボイスが追加されてますので、最初からプレイするのもいいですね。
そして内容ですが、やはり推理小説を読み進める感覚もあって良かったです。
特に最後の事件の犯人は本当に意外な人物で、気づいた瞬間に震えが来てしまいました。
ある事件での暗号解読も、けっこう捻られていて面白かったですね。
BAD/REQUEST
ボリュームは前作より多くなりましたが、おまけは少なくなってしまいました。
おまけの資料モードの切り替えが遅く、スライドショーやジャンプ機能などもないので面倒です。
外伝シナリオの絵柄は賛否あると思います…
画面のサイズがやや小さめなので、自分で調整しないと見づらいと思います。
それとインターフェースが変化しているため、前作に慣れていると思わぬ操作ミスをしてしまいがちです。
特に全体マップに移る際、前作は△ボタンですぐに出れましたが、今作では移動可能場所の中から選ぶ以外なくなったので…
また、移動する際にキャラが歩くアニメーションがなくなったのはいいですが、その分ロード表示が若干長く、イライラすることもしばしば。
ムービーと音声が合ってない場面があります。
あと、高速モードにしていたためか、エンディングムービーの途中で一度音が途切れたのは興ざめしました…
ムービー中は通常モードにしておいた方がいいです。
COMMENT
前作、今作ともにPSP-1000使用。
ありきたりですが、前作からの登場人物が多いので前作をクリアしてからプレイすることをお奨めします。
純粋な推理モノを楽しみたい人にもお奨めです。