Monochrome -モノクローム-
タイトル概要
中央値: 50 Amazon点数: 3.5
スコアーボード
標準偏差 0 (難易度) 4.00 mk2レビュー数 1ユーザーレビュー
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492人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: 夏 レビュー日: 2015-04-17
Monochrome モノクローム PSP版
~神様はいないんじゃない…いるけど、ただ残酷なだけ~
■一言感想
崇って神様でしょ。きっと幽遊白書のコエンマみたいな立場じゃないの?
人間の姿になって地上界に降りてきたんじゃないの?そうじゃないと辻褄が合わない。
■システム面など
音声と操作音をミュート設定にして遊ぶ。
プレイ時間は50時間。うち半分がBGM再生のみのために使用(Jukebox)。
攻略済みキャラは全員。10数回自力で攻略するも途中で断念。攻略サイト参照。
■第一印象
悲しい恋の物語だった。雰囲気は良かった。
似たメロディーラインばかりだがBGMにかなりの好感を持つ。
ゲームを開始すると第1章からではなく、なぜか第0章から始まる。
■途中経過
個別シナリオが大変短く、各キャラへの突入条件もシビアだった。
一つの選択肢を◎で表すと、◎◎◎◎◎◎と、分岐まで僅か数回の選択シーンがなく、
このうち二つ目だったか三つ目あたりの選択肢で
1.幸せを肯定する/2.幸せを否定する
みたいなものが表示されるのだが、ここで「幸せを否定する」を選ばないと、
雛水ルートに入ることができないと攻略サイトを参照して初めて知る。
他の選択肢は攻略サイト通りを選んであっただけに、余計判定がシビアだと感じた。
■終盤にかけて
花織ルートに天使が登場しないが、留年確定を彼女に告げねばならず、気が滅入った。
しかし選択肢によってストレートに学院卒業ENDが存在してもいいのでは、と思うことも。
まず強調しなければいけないことがある。さっきも触れたが個別が大変短い。
しかもただ短いどころではなく、共通ルートのノリがそのままENDを迎えるものばかり。
思いっきり消化不良で、あまりのわけのわからなさにSS(二次創作)を読みふけったほど。
いくつか箇条書きで例を挙げよう。
(1)梨沙だけ第3章まである。現世の梨沙は天使が転生した姿。彼女はかつての大輝のツレ。
しかし、恋仲ではない。あくまで、ツレ。しかも、対象者にドメスティック・バイオレンスされている。
(2)(1)の通り天使が対象者にD.V.されたが、なぜか被害者の天使が執行部に虐殺される謎展開。
(3)ゲーム開始冒頭で、大輝が崇の導きで遊羽に会う。大輝は学院卒業生。崇は卒業生を追って学院に転校。
遊羽の正しい対象者は大輝じゃなかったと判明。じゃあ、誰が遊羽の実の対象者なのか。それが不明。
(4)千歳が遊羽の天上界に戻る際の光を見て記憶を取り戻す。千歳には前世があり、天使だったそうだ。
しかし、大輝に大変なる負い目があり、手紙を書き残し、疾走する。なぜかそのことを崇は知っている。
そして、崇はカーナビの道案内のごとく、千歳の失踪先(学院)を大輝に告げる。崇の目的は?千歳の過去は?
(5)遊羽の天使の翼は黒に変わる。愛の所為らしい。人間になりたいからそうなった。そして瀕死状態に。
親友の雛水は己の白い天使の翼の片方を切り裂き、遊羽に手渡す。文面だけ追えば感動的な展開。
でもグッドエンドで遊羽の天使の翼が左と右とで異なるCGを一瞥すると、まるで雛水の呪いみたいで不格好だ。
(6)そんな雛水。彼女の生存ENDが存在しない。梨沙もそう。二人とも死んでしまう。
そして雛水は遊羽と双子の姉妹として、大輝と千歳の子として転生する。
しかし、雛水はいつ愛を覚えたのか。というか大輝と千歳の子として、とあっさり告げられたことも驚き。
(7)涼太と深雪の破局は不幸なのか。デートに誘う電話の会話の時点で、すでに不穏な空気が漂っているが。
そんな二人が猫に転生ってありなのか?
(8)それにしても大輝と梨沙の天使時代の背景の街並みが近代過ぎる。思いっきり違和感を感じた。
(9)雛水だったか、皐月と葉月という名前が出てきたが、アレはなんだったのか。もう少し掘り下げてくれても。
(10)第3章が梨沙しか存在しない。遊羽の第3章もあれば良かったのに。
■総評
伏線を回収しないというのは、前情報が実は伏線じゃなかったと、ただそれだけの話に過ぎない。
しかし寸止めというか、どういう風にでも解釈できる終わり方ばかりで、こっちが余計混乱してくる。
神様はいるけど、ただ残酷なだけ…とキャッチコピーにあるが、実際に残酷に仕掛けてくるのは執行部だけだった。
執行部というと聞こえはいいが、天上界の死神二人組連中に追っかけられた印象しか残らなかった。
皮肉なもので、一番天使と疎遠な花織ENDがまともな気さえする。ストーリーもだいび短いが。
■心の叫び
「大輝も男なら血だらけの雛水を無言で抱きしめて愛の言葉でも囁いてやれよ!」
「なんだあの崇と大輝のボーイズラブみたいな展開は!」
「千歳の呪文がはったりでげんなりした。欲求不満とはまさにこのこと。そんな気分」
「紗耶香の天使こそ不幸の極まり。紗耶香に殺された名も無き天使に祝福を」
「梨沙の串刺しCGなんか要らないから千歳の大人と天使CGをゲーム中に入れてくれよ」
「っていうか、キャッチフレーズに神様とあるが、当の神様がゲーム中に登場しないんっすけど」
「天使の高齢化だの少子化だのいう設定って必要あるのか。雛水の神力ってなんなのさ」
(了)
2015年4月18日(土)作成
~神様はいないんじゃない…いるけど、ただ残酷なだけ~
■一言感想
崇って神様でしょ。きっと幽遊白書のコエンマみたいな立場じゃないの?
人間の姿になって地上界に降りてきたんじゃないの?そうじゃないと辻褄が合わない。
■システム面など
音声と操作音をミュート設定にして遊ぶ。
プレイ時間は50時間。うち半分がBGM再生のみのために使用(Jukebox)。
攻略済みキャラは全員。10数回自力で攻略するも途中で断念。攻略サイト参照。
■第一印象
悲しい恋の物語だった。雰囲気は良かった。
似たメロディーラインばかりだがBGMにかなりの好感を持つ。
ゲームを開始すると第1章からではなく、なぜか第0章から始まる。
■途中経過
個別シナリオが大変短く、各キャラへの突入条件もシビアだった。
一つの選択肢を◎で表すと、◎◎◎◎◎◎と、分岐まで僅か数回の選択シーンがなく、
このうち二つ目だったか三つ目あたりの選択肢で
1.幸せを肯定する/2.幸せを否定する
みたいなものが表示されるのだが、ここで「幸せを否定する」を選ばないと、
雛水ルートに入ることができないと攻略サイトを参照して初めて知る。
他の選択肢は攻略サイト通りを選んであっただけに、余計判定がシビアだと感じた。
■終盤にかけて
花織ルートに天使が登場しないが、留年確定を彼女に告げねばならず、気が滅入った。
しかし選択肢によってストレートに学院卒業ENDが存在してもいいのでは、と思うことも。
まず強調しなければいけないことがある。さっきも触れたが個別が大変短い。
しかもただ短いどころではなく、共通ルートのノリがそのままENDを迎えるものばかり。
思いっきり消化不良で、あまりのわけのわからなさにSS(二次創作)を読みふけったほど。
いくつか箇条書きで例を挙げよう。
(1)梨沙だけ第3章まである。現世の梨沙は天使が転生した姿。彼女はかつての大輝のツレ。
しかし、恋仲ではない。あくまで、ツレ。しかも、対象者にドメスティック・バイオレンスされている。
(2)(1)の通り天使が対象者にD.V.されたが、なぜか被害者の天使が執行部に虐殺される謎展開。
(3)ゲーム開始冒頭で、大輝が崇の導きで遊羽に会う。大輝は学院卒業生。崇は卒業生を追って学院に転校。
遊羽の正しい対象者は大輝じゃなかったと判明。じゃあ、誰が遊羽の実の対象者なのか。それが不明。
(4)千歳が遊羽の天上界に戻る際の光を見て記憶を取り戻す。千歳には前世があり、天使だったそうだ。
しかし、大輝に大変なる負い目があり、手紙を書き残し、疾走する。なぜかそのことを崇は知っている。
そして、崇はカーナビの道案内のごとく、千歳の失踪先(学院)を大輝に告げる。崇の目的は?千歳の過去は?
(5)遊羽の天使の翼は黒に変わる。愛の所為らしい。人間になりたいからそうなった。そして瀕死状態に。
親友の雛水は己の白い天使の翼の片方を切り裂き、遊羽に手渡す。文面だけ追えば感動的な展開。
でもグッドエンドで遊羽の天使の翼が左と右とで異なるCGを一瞥すると、まるで雛水の呪いみたいで不格好だ。
(6)そんな雛水。彼女の生存ENDが存在しない。梨沙もそう。二人とも死んでしまう。
そして雛水は遊羽と双子の姉妹として、大輝と千歳の子として転生する。
しかし、雛水はいつ愛を覚えたのか。というか大輝と千歳の子として、とあっさり告げられたことも驚き。
(7)涼太と深雪の破局は不幸なのか。デートに誘う電話の会話の時点で、すでに不穏な空気が漂っているが。
そんな二人が猫に転生ってありなのか?
(8)それにしても大輝と梨沙の天使時代の背景の街並みが近代過ぎる。思いっきり違和感を感じた。
(9)雛水だったか、皐月と葉月という名前が出てきたが、アレはなんだったのか。もう少し掘り下げてくれても。
(10)第3章が梨沙しか存在しない。遊羽の第3章もあれば良かったのに。
■総評
伏線を回収しないというのは、前情報が実は伏線じゃなかったと、ただそれだけの話に過ぎない。
しかし寸止めというか、どういう風にでも解釈できる終わり方ばかりで、こっちが余計混乱してくる。
神様はいるけど、ただ残酷なだけ…とキャッチコピーにあるが、実際に残酷に仕掛けてくるのは執行部だけだった。
執行部というと聞こえはいいが、天上界の死神二人組連中に追っかけられた印象しか残らなかった。
皮肉なもので、一番天使と疎遠な花織ENDがまともな気さえする。ストーリーもだいび短いが。
■心の叫び
「大輝も男なら血だらけの雛水を無言で抱きしめて愛の言葉でも囁いてやれよ!」
「なんだあの崇と大輝のボーイズラブみたいな展開は!」
「千歳の呪文がはったりでげんなりした。欲求不満とはまさにこのこと。そんな気分」
「紗耶香の天使こそ不幸の極まり。紗耶香に殺された名も無き天使に祝福を」
「梨沙の串刺しCGなんか要らないから千歳の大人と天使CGをゲーム中に入れてくれよ」
「っていうか、キャッチフレーズに神様とあるが、当の神様がゲーム中に登場しないんっすけど」
「天使の高齢化だの少子化だのいう設定って必要あるのか。雛水の神力ってなんなのさ」
(了)
2015年4月18日(土)作成
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GOOD!
え?非常に微妙なゲームだったが良いところは
・主人公以外の視点があった
この手のゲームでは主人公視点が基本だがこのゲームは主人公以外の視点がままあり
キャラクターへの理解を深めるのによかった(心情がわかるので物語を理解しやすい)
・中世ヨーロッパみたいな雰囲気に合う音楽
季節は冬で物静かでキリストの教義が多々出てくるこのゲームの雰囲気にあう音楽は良かった
BAD/REQUEST
・ストーリーが残念
肝心のストーリーが今一つ・・・というか突っ込みどころが多すぎて・・・
なんか矛盾してるところもあるし、キャラの心情の移り変わりのポイントとかクリアした後でもまったく読めない
・エンディングが残念
終わり方に疑問符を浮かべるのが多々ある
しかもグッドEDのはずなのに気分的に鬱になるやつもある・・
グッドEDならもっとハッピーにしてもいいだろうにと思った
・ルートが最初からすべてオープンしていない
いちいち順番にクリアをしなければならないのがだるかった・・・
COMMENT
色々書きましたが・・やはりストーリーが残念と言わざるを得ない・・
どういう風の人向け・・・なのだろうか・・
とりあえず甘い雰囲気を楽しみたい方にはこれをお勧めできないことを断言できる
ただグラフィックや音楽などは良かった