グランディア
中央値: 72 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
標準偏差 12.87 (難易度) 1.43 mk2レビュー数 7ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 1pt |
65pt
GOOD!
○戦闘システム
すばやさに応じてゲージを溜め、たまったキャラ順にコマンド入力できる戦闘システムです。このシステムが通常攻撃、妨害のクリティカル、必殺の魔法・技の3すくみを成立させています。基本は効率がいい通常攻撃、敵が詠唱し出したらクリティカルでキャンセル、ここぞというときの魔法・技といった具合です。
バトルがめんどくさいときのためのオートバトルも完備しています。
またユニットの位置の概念もあり、ユニットを防壁に使ったり敵の範囲攻撃から数人逃したりで戦略に含めることができます。
これらの要素より面白い戦闘システムといえます。
○熟練度システム
武器・魔法の熟練度が設定されており、対応した武器・魔法を使用することで熟練度をあげることが出来ます。それに対応する系統の武器・魔法の熟練度を上げることでステータスボーナスを得たり、新しい魔法・技をおぼえ、自キャラを育成できます。
また熟練度のレベルが低い方が熟練度の経験値が多くもらえ、同じ系統ばかり育てるとすぐに経験値がもらえにくくなるので、様々な系統の武器・魔法を使った方が自キャラを強く出来ます。複数の熟練度を規定値まで上げないと覚えられない技や魔法もあります。
ほかにも系統ごとではなく個別の魔法や技にも熟練度が存在し、こちらは主に詠唱時間を軽減する効果があります。詠唱を短くすると敵のキャンセル技を受ける機会を減らせるので重要です。
○シナリオ
大まかには前半は冒険にあこがれる主人公が下積みを終え夢をかなえ、謎を解くため様々な新天地の踏破を目指して活動する話で、終盤は謎がだんだん明るみになり、背後にいた世界を滅ぼそうとする黒幕との決着を中心としています。
このうち前半はかなりわくわくするシナリオといえます。
○その他
・細部にまでギミックがこめられています。たとえばオブジェクトに触るとゆれたり、水場に近づくと水のせせらぎのSEが流れたりします。NPCの会話パターンの多さも魅力です。大抵のNPCに二回目話しかけた場合のセリフが用意してあります。
・シンボルエンカウント制をとっており多人数を相手に熟練度稼ぎをしたい場合や道に迷うことが多いので、うまくかみ合っている。また誤ってステージを抜けてしまっても、すぐに入りなおせばシンボルは復活しません。
・ボス戦前にセーブポイントがあったりボスの登場がわかりやすかったりの親切設計。突然ボス戦に入る、ということが起こりにくい。
BAD/REQUEST
×戦闘システム周り
良い点にあるとおり、面白いのですが調整不足な面が目立ちます。箇条書きで
・そうりょく(移動力)のパラメータがほとんど死にステ。そうりょくにボーナスの入るスキルの熟練度上げが割に合わない。
・ターン飛ばしがないので、敵の攻撃をやり過ごしてから行動といったことが出来ない。攻撃後にあわせての回復が出来ない、敵の攻撃が当たる寸前にターンが回ってくるとキャンセルやカウンターがほぼ確定になってしまうなどの点で不便に感じられた。
・熟練度を得にくい系統がある。具体的には回復・補助がメインの水の魔法。また熟練度をあげるためにわざわざ使いにくい魔法を使ったりしなければならない。魔法のエフェクトが長めで飛ばせないので魔法の熟練度稼ぎがかったるい。
・回復無料のセーブポイントが頻繁にあり、敵シンボルが復活しないので強力な攻撃手段を得られる終盤は敵を強烈な全体攻撃でお手軽に葬り、息切れしたらセーブポイントに戻るというプレイができ、面白みがなくなる。復活しないシンボルエンカウント制とお手軽回復ポイントがかみ合っていない。
・ボス戦が両方向に一方的になりがち。攻撃を受けると一定時間ゲージがたまらなくなるので、こちらの連続攻撃にボスが対応しきれないことがある。(特に人数がそろう終盤)逆にボスの範囲攻撃が全員に当たると運が悪いと連続攻撃を受けて壊滅することがある。(ターン飛ばしができない、の欄にも関連します)
・ターンがくるたびに時間停止状態になり、テンポがあまりよくない。エフェクトも長すぎではないものの、やはりテンポをそいでいる。
×取り返しのつかない要素
シナリオ進行にしたがって過去の町、ダンジョンにはいけなくなります。それ自体はいいのですが、このいけなくなる場所に「最高難度を誇る裏ダンジョン」「ショップ」が含まれているのがまずいです。
ラスボスを倒し、やりこみとして裏ダンジョンに挑もうとしても、その時点までいくと絶対に裏ダンジョンには入れなくなっており、本末転倒です。
ショップもラスダンの4つくらい手前のダンジョンに挑むとどこも利用できなくなります。なのにダンジョン中にお金が落ちていたり(当然使い道はゼロ)とかみ合っていません。
×シナリオ
私見ですがシナリオは進めば進むほどつまらなくなります。前半で積み上げたものを無駄にしたような感じです。前半がとてもよかったのに残念。
×その他
・アイテムの所持制限が煩わしい。難易度が低いのに所持制限なんかしても意味がないと思う。
・マップがとてもかくわかりにくい。探索するにも同じところを行ったり着たりということが頻繁に起こる。見渡しポイントやコンパスはあるものの、ほとんど無意味に感じた。
COMMENT
PSP3000使用
本編だけで50時間近く持っていく超大作RPG。600円でこの拘束時間はコストパフォーマンス的に一流。
総評として、悪い点も多く書きましたが面白いゲームです。特にやり始めは面白い戦闘システムにわくわくするシナリオ展開と面白いと感じる要素がてんこ盛りです。
しかし戦闘システムは慣れていくほど粗が目立ち始め、シナリオもだんだん引き込まれるものではなくなってきます。やりはじめとクリア後では感想が異なってくると思います。
本作が「壁を越えるまでは良かった」とよくいわれるのも、シナリオのせいだけではなく戦闘面でも粗が目立ってくる時期であるためだと思います。個人的には脱落メンバーが出るまでは大いに楽しめました。
時間つぶしが目的の方や、オーソドックスなRPGをやりたい方にお勧めです。取っ組みやすいので、どのような嗜好の方でもそれなりに応えてくれると思います。
Amazonレビュー
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無双OROCHI
■ ジャンル:タクティカルアクション 本作でPSP版”初”の広大フィールドで、無双アクションが楽しめる。魔王【遠呂智(おろち)】が生み出した異次元世界を舞台に、真・三國無双と戦国無双に登場した全70名の武将を操り、PS2版と同じ大きさのフィールドで激しいバトルが可能になったのだ。PS2では当たり前だったストーリーモード、フリーモードの二人協力プレイが、なんと画面分割ではなく、1人専用の画面で広々と楽しめる。さらに、戦闘中のイベントシーンをPSPの美しいグラフィックに合わせてアレンジされている。(転用元:GDEXより)
■価格:5544
■発売日:2008-02-21
GOOD!
・主人公の少年が未知なる世界に冒険の旅に出る、という構図自体はJRPGにおいて使い古されたもので、特に目新しさはありません。しかし王道だからこその安心感があります。
・ストーリーは、寄り道要素がほとんどなしで50時間を超えるほどのボリュームで、かつ非常におもしろかったです。「冒険」という言葉がこんなに輝いているゲームはなかなかないでしょう。
・キャラクターはみんな魅力的で、彼らの出会いと別れは胸が熱くなりました。
・グラフィックはかなり緻密に作られていて、PS用ソフトのなかでは相当なレベルだと思います。またムービーシーンはPS2並のクオリティです。また細かい芸がたくさんあるのもよかったです。
・音楽は本当に素晴らしい出来でした。特にテーマ曲は流れるだけで鳥肌が立つほどです。単に壮大なだけでなく、時にコミカルな曲調で雰囲気を一層盛り立ててくれました。サウンドトラックは何度も聞いています。
・前述した通り、ストーリーのボリュームは十分すぎるほどで、かつとてもおもしろいので、とてつもなく熱中できました。
・戦闘はシンプルながら戦略性もあり、手に汗握りました。
・ロード時間はふつうといったところでしょうか。オートで戦闘が可能だったのは嬉しいですね。
BAD/REQUEST
・町はマップがあるのでましですが、ダンジョンではマップがないのにもかかわらずかなり広く、とにかく迷います。一応範囲限定であたりを見渡せる地点はありますが、範囲が狭くて参考になりません。
・アイテム管理は難ありです。
・後半につれて冒険感が薄れていくのは残念ですね。仕方ないことですが…
・一部のダンジョンなどで処理落ちすることがありました。
・イベントシーンが一部しか声がなかったのは残念です。
・上位魔法のエフェクトは長いので、スキップ可能にしてほしかったです。
・後半になると敵に苦戦することはまずなかったです。ラスボスですらリンチ状態に…。もう少し歯ごたえがあってもよかった気がします。
COMMENT
PSP-2000使用です。ゲームアーカイブスで初めてプレイしました。
古き良きJRPGの傑作です。600円でこんな素晴らしいゲームができるなんていい時代になったものですね。王道だからこそ味わえるRPGのワクワク感は最高の一言に尽きます。ぜひおすすめしたいRPGです!