東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚
中央値: 76 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 12.34 (難易度) 2.07 mk2レビュー数 14ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
77pt
GOOD!
〇ストーリー
和物でシリアスあり笑いあり。
ご都合主義が過ぎずバランスが良い。
登場キャラも子供っぽいのから非常に大人な者、そして色モノもおり飽きない。
それぞれの立場、価値観に矛盾がなく、それぞれに共感出来るいい作品でした。
〇システム
アドベンチャーパートと3Dダンジョンパートに分かれ
章ごとにOPとEDが入り、区切りよく進む。
メインストーリーと関係の無いクエストなどやり込み要素もある。
〇アドベンチャーパート
それぞれちょっと長い…が、感情入力システムや選択肢が多く
選択によりバトルに繋がる仲間が増えたり能力が上がったり
分岐に繋がったりするので
飽きる事はありませんでした。
何よりストーリーが面白かったので。
〇ダンジョンパート
謎解きは簡単過ぎず難し過ぎず。
慣れている人には簡単だとは思いますが。
各ダンジョンがコンセプトに沿った作りになっていて楽しいです。
〇バトル
ダンジョン内で敵と遭遇するとバトルに移る(ランダムエンカウントではなく特定の場所)
行動値を消費していき、無くなったら相手のターンという形式ですが
敵を連続撃破する事で行動値が回復し、また能力にもボーナスを得られるようになっていますので
如何に少ない手数で、一度に多くの敵を倒すか考えながら動くのが楽しい。
武器による攻撃範囲も様々で、また多様な効果を持つ花札も駆使出来るので、色々な戦術が使える。
そして射撃武器限定ですが、弱点を突くと一気に削れるので、弱点を見つけるのが楽しい。
BAD/REQUEST
〇クエストがメンドクサイ
クエスト、最初は面白いのですが同じような内容で飽きる&全体の量が多過ぎ
単にこなすだけになってしまいました。
〇弱点のシビアさ
射撃武器によって弱点を突くと大ダメージを与えられますが
PSPのアナログスティックでは照準を合わせるのが厳しい。
照準の移動スピードは段階的に変えられますが
遅くすると細かい調整はし易いが、大きく移動させる時にストレスになり
早いと細かい調整が出来ず弱点を外したり。
〇花札の効果バランス
特定の花札が強すぎたり、一度も使わず終わるような花札があったり。
〇成長要素
レベルアップに応じて自由にポイントを各能力に振り分けられますが
極振りすると割と簡単にカンストしてしまいます。
極振りした割りにはそこまでぶっ飛んだダメージにもならないのが少し残念でした。
COMMENT
PSP-2000使用、UMDでプレイですが特にストレス無くプレイ出来ました。
ストーリー、システム、ボリューム、全体的にバランスが良いなという印象です。
今後改良されていけば相当面白い物になるのではないかと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: メカって素敵 レビュー日: 2010-05-01ご了承ください。
Good
・キャラ、ストーリー、雰囲気がほんとにジュブナイルしてます
・思わず吹き出す台詞やクサイけどジーンとクル台詞など、キャラの個性が凄く良い
(上記二点については個人的に九龍より本作の方が好きです)
・キャラ絵がさらに良くなりました
・ダンジョンMAPが使い物になるようになった
・隠人(敵)を3連続以上で倒せば倒すほどAP回復&攻撃力UPなどの恩恵があり爽快
Bad
・ダンジョンの仕掛け、謎解きがイマイチおもしろくない
基本的に仕掛けを動かしたり貴重品を手に入れて別の部屋に行ってそれを使って
ということの繰り返しです
九龍にあったヒントが書かれている「石碑」のようなものもなく
各階層に関連付けられている「時代」もあまり感じることができず味気ない
・戦闘難易度が低い
戦闘で苦労するよりサクサク進みたい人には良いかも
ボス戦も吹き飛ばし札を使って離れたところから射撃でノーダメージがほとんど
あえて色々やって自分で楽しみ方を見つけるべきなのかもしれないが・・
・離れた敵の弱点が狙いにくくてしょうがない(画面が小さいせい?)
・調合でできる物が少ない
一応用意した、という感じです
・特定の装備品を特定の札で強化すると別物に変化するが
ダンジョンから出ると解除されるため毎回札強化をし直さなくてはならなくて面倒
総評
九龍から操作性やMAPなど洗練された部分がありつつも
ダンジョン探索、謎解き、戦闘、アイテム関係全般に関しては削ぎ落とされすぎて物足りなく感じる。
しかし、非現実的な青春を精一杯生きる主人公&周りの人物は非常に魅力的。
ジュブナイルが好きな方、学園物が好きな方、ストーリー・キャラ重視の方は
買って損はしないと思います。
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GOOD!
東京魔人学園伝奇シリーズに代表される感情入力システムを採用したアトラス二作目のADV+RPGだが九龍妖魔学園紀の続編ではない。しかし、いわばこれらの作品の心臓部であり、ゲームとプレイヤーの一体感を強固にするこのシステムの力は、今作品でも十分に発揮されていたと私は思う。私がJRPGの良心とも思っている物語性とそこへの没入感は、このごろお目にかかる他のゲームでは感じられなかった満足感を私にもたらしてくれた。
オリジナリティーという点では先発の作品を知っている方々には新しさを感じられないかもしれないけれど、それを差し置いても十分に遊べるゲームだと思った。
グラフィックはPSとPS2の中間といった感じだろうか。ダンジョンのギミックなどにポリゴンを駆使しているが荒さは気にならない。初めて見る人にはこのゲームのデザインに少し戸惑いを覚えるかもしれないが、やはりその良し悪しも作品への没入感が鍵となると思う。当たり前ではあるが、初めから苦手意識をもたれているとゲームが楽しく感じられなくなってしまうことだろう。私はそれほど強い先入観を持たずにゲームを始めることができたので、プレイヤー兼キャストとして物語を進めて行くうち、初めは癖のあったキャラクターにも強い愛着が湧いてくるようになった。
サウンドに関しては、アトラスの主要クリエーターである土屋氏らが担当となっている。優れているとまではいえなくとも物語に自然と寄り添う親しみやすい曲になっていると思う。発売前少々話題になった今作のオープニング兼テーマ曲も、何度か聞いているうちに耳に馴染んでくる。例えば母親の子守唄が仮に特徴的でさらに個性的なものであったとしても次第に愛着が湧いてくるといった感じだろう――といったら言い過ぎか。しかし物語の要所で少しアレンジの加わったBGMとして流れてきた時は虚言などでなく本心から感動した。
BAD/REQUEST
シナリオに関しては自分の嗜好からも少し厳しくなってしまうかもしれないが、客観的にプレイした状況で考察すれば、物語の設定や展開にやや強引なところが見受けられるところがなくもなかった。特にノンフィクション的な部分をもう少し自然に取り込めていれば、と思う部分もあったが、発売当時前後の他のゲームと比較するならシナリオを良い点としてあげてもよかったと思う。
そしてPSP自体の制約かPS2の九龍妖魔学園紀に比べてゲーム内の小品的なものが控えめでヴォリュームが小さく感じられる部分があった。まあ、自分の欲求に反比例して小さく見えているだけなのかもしれないが。
COMMENT
熱中度や満足感に関しては、どれだけこの作品に入り込めるかであって、人それぞれだとも思うので具体的に言及するつもりはなかったが、よくJRPGにある主人公の没個性化はこうした形に進化していくためのものであって、海外発のRPGに比べて局地的でありながらも、ビデオゲームのもつ一つの独自性としてアトラス等が目的としているだろう答えに近づいていくものだと私は思った。既存の作品や価値観にとらわれずに、今後こうしたジャンルの作品が発展していくことに期待したいと思う。
プレイ環境 PSP-1000使用
体感的にどう感じるかは別としてロード時間は短めだと思う。
手持ちのゲームと比較する場合、PSP版ジルオール(RPG)に比べればゲームテンポは快適といえた。あまりやったことがないのでわからないが、他のテキストADVに比べれるとどうかはわからない。
ただ、敵配置のときに少しタイムラグがあり、心に余裕がないときはやきもきさせられる。