シークレットゲーム PORTABLE
中央値: 73 Amazon点数: 4.6
スコアーボード
標準偏差 24.28 (難易度) 1.63 mk2レビュー数 8ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 0pt |
66pt
GOOD!
<ストーリー概要>
13人の男女が、起きたら閉鎖された謎の施設に連れ去られていた???
首には取り外せない首輪が、そして手元には1人1台のPDA
PDAの画面にはAからKまでの番号が割り振られており、
首輪を外すには、72時間以内に各々に定められた「ルール」に従うしかない
「ルール」に背けば死が待っている。かくして13人の殺人ゲームが始まった・・
・という、興味をそそられる設定により1話目のEDまで熱中して読み進めることが出来ました。
・全4話(1話あたり10時間程度)の構成で、1つ1つの話は最初に出会う人物がもし違っていたら?というパラレルワールドのお話です。敵対していた人が仲間になったり、少しずつ真相が明らかにされていきます。どの話も生き残った人は幸せになっているので読後感は良いです。
・オートプレイ・スキップ・クイックセーブ、といったノベルものとして必要なものはほぼ揃っています。ロードの時間も気になりません。
BAD/REQUEST
・サスペンスアドベンチャーというカテゴリなのですが、いわゆるサウンドノベルとまったく一緒で文章を読むだけです。それでいて選択肢がまったくないのでゲーム的な要素は皆無と言っていいです。(唯一のゲームシステムといえる生存者を当てる「BETシステム」はほぼゲーム内容には影響がありません。犯人当てと違って推理材料もなくほとんど運、あくまで演出の1つ。)
・上記から「ストーリー=作品の評価」と言ってもいいのですが、1話目以降、序盤?中盤の展開が大きくは変わらず、非常に冗長に感じられます。選択肢がないのがそれをさらに加速させています。1話目が終わった時点である程度全体像がつかめてしまうので、クライマックスも個人的には衝撃やカタルシスは得られませんでした。
「Ever17」のようにゲームだからこそのシナリオというわけでもないので、これなら映画やアニメでも良かったのでは・・というのが正直な感想です。(もっとも、これを映画化するのは莫大なお金がかかりそうですが)
・この作品だけでは決してないのですが、生死がかかってる状況で主人公達が誰々が好きとかのんきに話してるので緊迫感が薄れています。男女が手錠で長期間つながれるというありがちな展開になってもトイレの話題が出なかったり、仲間の「ルール」をすぐにPDAで確認しあわなかったり、全般的に現実感がなく、感情移入しにくかったです。
・超私見ですが、2話目のヒロインがずっと「お前」と呼んでくるのが違和感ありまくりでした・・。
COMMENT
PSP-1000使用です。
全クリして最初の感想が「惜しいなぁ」でした。
設定は良かったんですが、それを生かし切れてない感がありました。(もちろん私がマイノリティな可能性もあります)
過去に「428」「かまいたちの夜」「街」「夜想曲」「ひぐらしの鳴く頃に」等の有名どころのノベルゲーは大体制覇してきましたが、熱中できたこれらの作品との違いは(選択肢の件は当然として)やっぱり犯人当て要素が薄いせいかなぁ・・と思いました。この要素がないなら「Ever17」「極限脱出999」の様なとんでもないクライマックスがないと舌の肥えたユーザーは満足出来ません。
Amazonレビュー
レビュー者: アキバフクロウ レビュー日: 2010-07-13ゲームやる分にはとても楽で(?)良かったです。
中身は残酷なシーンなどありましたけど、感動で涙するシーンもあり、
全体的にとても楽しめました。やっぱり最後のシナリオが良かったかな〜。
音楽は、秀逸です!
あと、おまけがとてもよかったです。なかでも声優さんのNGボイス集が、
聞いていてリテイク申請される声がとても面白かった!(笑)
(まぁ本人様たちはリテイクって不名誉なんでしょうけど。。)
このようなおまけは、他のADVゲームでもつけてほしいな〜って思います。
全体的に文句なく☆5 お勧めです!!
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GOOD!
システム上、何も問題がないこと。
セーブや、ロードは快適。
いつでも読み返せる。
pspの小さめの画面でも、読みやすい。
内容については、なかなか良い点が見つからないが……
あえて言えば、その設定は魅力的だと思う。
ただ、その設定を生かせているか、というと、はなはだ疑問ではあるが。
BAD/REQUEST
・オリジナリティー
良くある設定ではあるが、ほぼどこかで見たネタのつなぎ合わせ。
とりあえず、クリムゾンの迷宮に、強い影響を受けたのが良くわかる。
同人ゲーであれば、許されるかもしれないが……
・グラフィックス
絵は好みの問題とも言えるが、年配者が書けない、よくいる同人絵師。
女の子はかわいいが、男が壊滅的。
・サウンド
記憶に残らない
・熱中度
下に書くが、ストーリーの問題で、一章のみはそこそこ。
後は、まったく、消化試合。
・満足感
ここでの評価が高いときに買ったのですが、人には薦められません。
・難易度
選択肢なしなので、0。
売りのネタも、そういう小説を読みなれた人間からすると、チープ。
COMMENT
ノベルゲーなので、内容勝負だと思うのだが……
ありがち、そして、劣化ひぐらし。
閉鎖空間で、プレーヤーは、一人一人に別々の勝利条件が与えられ、
プレーヤーは、勝利条件を秘密にしながら、やがて殺し合いに……
という、ありがちな設定。
それ自体は、かまわないが、ありがちで行くならば、秀でた点が必要だと思う。
まず、相手の勝利条件を推理する余地がないなど、設定が生かせていない。
選択肢がないこともあるが、せっかく誰がどんな条件で動いてくるか判らないという設定がありながら、ほとんどその設定を生かせていない。
個々の勝利条件は単純であり、その行動原理も簡単に予測ができるので、誰がどの条件かがわかってしまえば、考える楽しみは、ほぼない。
さらに、2周目以降もプレイヤーの勝利条件が変わらないため、2周目以降はスリルもなにもない。
そのため、一周目に見えたバットエンドを回避、他のバットエンドに遭遇、さらに次の周で回避、を何周もやるノベル、つまり条件を生かしたノベルではなく、単なる「ひぐらし亜種」となっている。
しかし、ひぐらし亜種としては、わずか4周であることもあり、キャラクターの作り込みが浅く、背景も薄く、どうにもチープな感が否めない。
さらに、独自?の設定も生かせず、
その独自の部分も、どこかで見たネタばかりである。(ゲームの目的とGMの混入の展開なんかは上記のとおり、クリムゾンの迷宮、そのものといえる。)
好きな人には申し訳ないが、トータルとして、このレベルのものにこの金額を出すに値しないと思う。