ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 5pt |
90pt
GOOD!
殺人事件で犯人が仕掛けたトリックを論理的に推理していくという、今まであったようでなかったタイプのノベルゲームではないでしょうか。
全10話からなるシナリオは現役最前線で活躍している大御所作家が7人も参加している豪華ぶり、熱くならないわけがありません。
シナリオごとに作家が一人一人担当している物語を読み吟味する「推理編」を経て、実際に自分の手で解き明かしていく「解決編」といシステム。
派手な演出やSEを抑え純粋に文章から推理して謎解きだけに集中できる「文章を読む楽しみ」を感じさせるシンプルな創りにも好感が持てます。
各話は独立しているシナリオですが全体的には大きな流れが存在しているという点もなかなか練られた構成になっています。
一話一話の尺も程よく、回が進むごとに上がる推理レベルも絶妙で憎いです。
また、遊び心溢れるオマケ的な要素も多々あり、本編とは別に色々と楽しませてくれます。
BAD/REQUEST
シーズン1をクリアして特に苦と思った箇所はなかったです。
推理している背景で流れるクラシックも邪魔にならない選曲でした。
しいて挙げるならもう少し個々でレスポンスを快適にしてもらえるとよかったくらい。
推理が失敗した後の硬化時間や、回答に当てはめたヒラメキを消去するのにいちいちアナウンスが表示されるなど負の部分に対する反応をポンポン切り替えてもらえたらもっとストレスがなかったかなと感じました。
文章を楽しむゲームだと思うのでアニメ部分や声優はいらなかったと思いますが、アニメ声優ではなく俳優や女優を起用したのは正解だったと思います。
しかもヤマ役の閣下にはいい意味で驚きました。お茶目な閣下が見れて満足です。
ただ声を当ててない時の方がキャラが弾けてたのでそれを閣下の声で聞いてみたいと少し残念です。
COMMENT
文章の中に散りばめられたヒントや証拠を組み立て犯人の嘘を見破って回答に導いていくといういわゆる本格推理好きにはたまらないゲームだと思います。
逆に言うと、あまりにも論理的な思考を要求され、いわゆる総当りにコマンドを拾えばストーリーが進むシステムではないので、それが苦手な人や物語を楽しみたかったりする人には抵抗があるかもしれません。
このゲームは純粋にトリックを解き明かす事を大前提にシナリオを練られていて、動機だのの人間的感情は一切排除して考えるように推理冒頭でも釘を刺されます。
それを受け入れないと謎を解いても意図とは違う問題が湧き出て釈然とせずに、このゲームの本来の魅力が何割も半減してしまう恐れがあると思いました。
でもそれはこのゲームの欠点ではなくて、それだけ人を選ぶ特徴的なゲームなのかな、とも思います。
それを含めてこのゲームは本当に画期的な試みだと思います。
下手な某脳トレゲームよりよっぽど頭働かせられるしやり応え十分です。
この世にはまだまだ素晴らしい推理作家は沢山います。
次回作があるならもっと色々な作家が出す挑戦に望んでみたいです。
これは小説好きにはゲームの楽しみを、ゲーム好きは小説の楽しみを感じさせる機会になるいい作品なのではないでしょうか。
Amazonレビュー
レビュー者: tenorsaxophone レビュー日: 2010-08-01推理小説なんて読んだことない俺には一切わからなかった。
誰にでも犯人の可能性があるように思えてくる。
文章を一回読んだだけでは、どう犯人やトリックに結びつくのかがわからないぐらい。
特に四話はトリックを解明した上で、まだ犯人がわかっていなかった。
推理するにあたって動機は一切関係なく、
現場の状況を説明する数多くの仮説(ヒラメキ)の中から、
唯一実現可能な犯人とトリックを導きだす。
ナゾやヒラメキの多くは解答に関係ないもので、
様々なミスリードを誘ってくる。
その中から絶対に矛盾するものをひとつひとつ否定していく作業は
自分の頭の中でしなければならず、
自分が真相を理解しなければ解けないようになっているところが面白い。
闇雲にキーワードを組み合わせてもナゾやヒラメキが生まれないときは、
事件の重要なポイントに絞って、自分なりに仮説を立てて攻めると吉。
すべての要素がひとつの線で繋がったときの快感は他のゲームでは味わえないかも。
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GOOD!
ーシナリオ担当が有名作家
パッケージやPRにもあるように、有名作家を起用しており、
シナリオの完成度は高いです。
ストーリーの流れとして、本を読むわけですが、じっくりと物語に引き込まれる形になります。
ーしっかりと事件をといている感覚
ミステリーゲームにありがちな、選択式で物語を進めていくのとは違って、
プレイヤー自身でしっかりと推理していかなければいけないので、
推理して、問題を解いてる!と感じられます。
ー分からない場所もフォロー
何もかもイチから解いていくのではなく、論理の骨格は用意してあります。
そこに向かって推理を展開していきますので、敷居が高すぎることはありません。
また、ある程度プレイすると、ヒントを開くことも出来るので
全く解けないということはないでしょう。
BAD/REQUEST
ーキャンペーンが邪魔
私だけかもしれませんが、キャンペーンにはあまり興味が無く
ある程度自己満足で終わらせたいのですが、PSスポットなどで
ネットワークの登録が必要になります。
特に解決編が無い状態でも求められて、登録したのに先に進めないよと言われるので、
意味が分からない。という状態になりがちです。
ーヒラメキの組み合わせを探さなくてはいけない
誰が犯人でどんなトリックを使ったか、大体の見当はついたとしても、
その為のヒラメキを見つける為の作業がやや面倒くさいです。
謎が分かりかけている分、余計にもどかしく感じます。
COMMENT
BGMが無いに等しいですが、ゲームの推理中は無い方が集中できます。
それに熱中すればするほど気にならなくなります。
ただ、BGMがあった方がいいという人にとっては、少々物足りないかもしれません。
キャンペーンに関しては、面白い試みです。
推理物は、大体自分だけで完結してしまうものなので。
ただ、無視出来る選択があればよかったかとも思います。