テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンＸ
中央値: 79 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
91pt
GOOD!
■バトル
特筆すべき点はやっぱりバトル。ハーツの正当進化といった感じで、ハーツでは同じ技連打で作業感を感じるバトルでしたが、特技→奥義と制限をつけることでコンボの試行錯誤をするようになったので良かった。
オーバーブレイブも、最初は早くてついていけない感じですが、慣れた時の爽快感が半端じゃないです。
悪点で鋼体のことがよく書かれてますが、個人的には気にならなかったです。むしろその鋼体をどうはがしていくか、その戦略を考えるのも、このゲームの面白さだと思います。
■グラフィック
とても綺麗です。テイルズらしい２Dドットと周りの背景がしっかりマッチしていました。
バトルでのグラフィックも携帯機にしてはよくできてる上に、処理落ちをすることがなかったので、ここら辺は本当によく作り込んであるなと思いました。
■ストーリー
なりきりダンジョンは小説版を読んだ事があります。一応原作の雰囲気を残しつつ、重すぎないよう原作よりも軽めのストーリーになってました。これを良いと見るか、悪いと見るかは人それぞれだと思います。個人的にはまぁまぁ良い方でした。
■豪華２本立て！
一つのゲームでRPG２本できるというのは本当にこれで採算とれるのか？というぐらい太っ腹でおまけの方も術で止まらない、三回攻撃可能、秘奥義追加など、一度ファンタジアをやったことがある人でも楽しめるのではないかと。よって満足度は５点。
■快適さ
ローディングはほぼ皆無でした。スリープからの立ち上がりと起動後の間に入るくらいです。ストーリースキップもあり、イベント戦で負けた後の再戦が楽になったのも快適さを感じますね。
■服が多い
さまざまな服になりきって戦うというのがこのゲームのコンセプトなのですが、その数はとても多く、意識して服のレベル上げをしない限り、一週目だけでは服全部マスターというのはできないですね。
服の系統によって戦い方がガラッと変わるので、飽きさせず、熱中させる作りになっていました。よって熱中度は５点。
■やりこみ度
今作はモンスターを仲間にできるのですが、その数も結構多かったです。二週目のあるダンジョンでは、精霊や魔族も仲間にできたりします。簡単には捕まらないので、やりこみ度もある程度充実してると思います。
勲章システムもやりこみ専用ですね。全部そろえるのはかなり大変だと思います。
BAD/REQUEST
■ストーリーの説明不足
GOODでストーリーを書きましたが、終盤?最後ははやっつけな感じがしました。説明すべき所が省かれて、終盤からはなんかモヤモヤしながら進むことになり、そしてモヤモヤしながらゲームを終えることになりました。
テイルズは基本的に人の心の動きや、行動を中心にストーリーが展開され、毎回その考えや心の動きの表現が面白く、今作は特にその描写を強くだすべきなのに、仮面二人の心情描写も、ディオ、メルの心情描写も薄かったです。
さらに、ノルンの行動描写、説教カット、仮面二人の行動理由が変更し薄くなる、精霊の哲学的説教のカット、ED後の謎展開などカットするべき場所と追加するべき場所を間違えてる感じでした。
第一部のストーリーはまぁまぁ良かったのですが、第二部からのストーリーは小説版を知る自分から見ると、もったいないと思わせる出来でしたね。
■敵のダウン
個人的に鋼体はそこまで気にならなかったのですが、ダウンが気になりました。地上でコンボすると、まだコンボ中なのに、勝手にダウンして無敵状態でやり過ごし、ガン攻めしてたら、起き上がって反撃を食らうので、ダウンしたら、コンボをあきらめて敵が起き上がるのを待ち、そしてまた鋼体をはがすために立ち回らないといけないのが苦痛でした。
■秘奥義
今回の秘奥義はちょっと微妙でした。演出がへたくそというよりは、テンポが悪く、締めが弱い。さらにコスチュームの秘奥義も系統ごとにあるかと思えばそんな事はなく、コスチュームによって優遇、不遇を感じました。
系統ごとに秘奥義をつけるか、コスチュームに関係なく出せるという形にした方が良かったです。それと特殊系のコスの一部カットイン、何故CGにした。
■タンス
こいついらないです。何故こんなキャラを追加したのかわからない。作品の雰囲気を軽くするために作られたのかもしれませんが、ただただ不快なだけのキャラでした。
■ボスキャラの暴走
HPが４分の１になるとボスが狂ったように強技連打をしてくるのですが、鋼体もちのボスがそういう事すると圧倒的に不利になり、やっと勝っても、「つらい戦いを乗り越えた」というよりは、「やっと終わった」と思わせるものでした。
■全体的にちょっと未完成な感じ
縦列のコスチュームの技が少なかったり、使いにくかったりで、がんばって手に入れたのに残念な気持ちになります。それと特殊系のコスチュームの技や性能も残念な感じになっていて、おまけコスとはいえ、作るならもっと作り込んで欲しかったです。
COMMENT
PSPー２０００使用。
総じて見れば良作です。ソフト二つ入ってるので買って損はありませんし、携帯機のRPGでは間違いなく上位に入る出来でした。
しかし、どうも「もったいない」と思わせる所があり、あともうちょっと作り込めばもっと・・・。というのが見えやすく、良作なだけに残念でした。
テイルズはいい加減に短い製作期間、納期主義のやっつけ仕事、売り出した後で悪いところを改善し、追加要素たっぷりの完全版を出す、いわゆる完全版商法をやめた方がいいです。
今回のテイルズの「未完成さ」も少しそういうのが現れているように感じました。
ストーリーはファンタジアをやっても少し説明不足な点があるので、スーパーダッシュ文庫の小説版をクリアと同時に読むことをお勧めします。
ファンタジアについては目新しいものはあまりなかったので、書きませんでしたが最近のテイルズしかやってない人でも出来るレベルになったと思います。
ファンタジアやったことのない人はファンタジアからやることをお勧めします。
Amazonレビュー
レビュー者： tanu レビュー日： 2010-12-17リメイクと言うことで購入したのですが、はっきり言って良リメイクと言う訳ではありません。
改善されたのは戦闘システムです。空中の連携に重点を置いているだけあって中々爽快感があります。
また、綺麗なグラフィックやキャラクターが喋るようになったのも好印象でした。
ここまでは良いのですが目立ったのが改悪点です。
まずはストーリーですが正直どうすればここまで改悪できるのかと疑問に感じました。
ダオスやノルンの改悪、物語の中心となる二人の敵キャラの性格や過去（とあるモノの使用理由など）がとことん悪くなってます。
また、精霊やサブイベントの重要な部分がごっそりと無くなってますし、時空戦士の末路が何故か付け足されてます…。
戦闘システム自体は良いのに技の見た目がすごく地味だったり、効果音が物凄く悪かったり、秘奥義も演出がすごくショボかったり…
どうしてTOEやPS2版TODのように派手な演出にできなかったのでしょうか。コスチュームも極端になってますし…。
個人的に気に入ってたBGMがアレンジもなしに削除されたこともすごく残念です。
さらに、追い討ちをかけるのが追加キャラのアルベルト。これは酷いなんてものじゃありません買ったことを後悔します。
エトスについては普通の追加キャラなら良かったのですが正直原作をプレイしているとこれも改悪点しか見えてこなくなります。
最後にクリアした感想ですが、全体的に改悪されたところが多すぎると感じました。
戦闘だけ良くしてストーリーやキャラクターはそのままにしてくれれば良かったのにと痛感せずにいられません。
これでは原作の良さをプレイした人に伝えることなんてできるのでしょうか…。
原作の良いところを殺したリメイクに意味はあるのでしょうか…。
とても疑問に感じます。
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GOOD!
なりきりダンジョンＸについて
満足できる内容でした。コンボも決められるし秘奥義も連発できる。初心者の方には良いかもしれません。音楽も原曲を崩壊させず上手くアレンジされていました。ストーリーも過去や未来をめぐったりしてファンタジアと似ている所もあって面白かったです。キャラクターも個性豊かでした。
クロスエディションについて
昨今のテイルズのように術の時に止まらないようになったのは良かったです。
BAD/REQUEST
なりきりダンジョンＸについて
オーバーブレイブ時の高速移動と画面が暗くなることはいらなかったと思います。なぜなら訳が分からなくなってしまい秘奥義不発なんてことがあるためです。
クロスエディションについて
かなり難しかったです。２０回ほど全滅しました。
理由としては三つあります。
一つは敵の挟み撃ちです。
ファンタジアは物語の最後の最後までクレスのみが前衛と言うことになります。クレスが目の前の敵と戦ってる間に後衛全滅なんてことが沢山ありました。バックステップで無理やり左に行って仲間も号令で呼べばいいのですが、中々上手くいかなくてかなりイラつきました。
二つ目は敵がハメて来ることです。
見境なく敵が通常攻撃を連発してきて、すぐやられてしまいました。
ガードしてもすぐにガードブレイクしてしまいますのでかなり辛かったです。
三つ目はせっかくリアルタイムになったのに味方が術を避ける気配が無いことです。
敵は避けることがあるのに…と何度も思いました。これじゃあ前より不利になってしまいます。
他に不満な点もありました。
一つは秋沙雨について。奥義に連携できないないからじゃあこれ自身が奥義なのかなーと思いきや魔神剣からも連携できず。いったい何なのかなと思いました。
次に「パッシングスルー」について。
せっかく新導入したのに最後の最後、しかも４０万ガルド使い装備欄を一個犠牲にしないと
使えないとは…出来れば物語の最初のほうにしてほしかったです。
次に通常攻撃時にＴＰが回復しない点について。
これは相当嫌でした。最近のテイルズにしかやっていなかったのでかなり苦痛でした。
アイテム使わなくちゃいけないし戦闘終了後のＴＰ回復量増加したってすぐ使い切っちゃうし…
できれば通常攻撃の時にも回復してほしかったです。
COMMENT
なりきりダンジョンＸとクロスエディションも時間的には１日（２４時間以内）でクリアできました。なりきりダンジョンＸは何週でもしたいなーと思いましたが、クロスエディションのほうはもうやりたくない…と思いました。ＳＦＣ版やＰＳ版の時の状態を出来るだけ保持したかったのはわかりますが自分のように最近のように最近のテイルズをやっている人にとっては「リメイクするんだったらもうちょっと最近の奴に近づけてほしかった」と思う方はいるかもしれません。ＢＡＤ欄に書いた挟み撃ちや通常攻撃のハメについてはリメイクされる前からあったことなら仕方ありませんが、新しく追加したならば完全にいらないものだと思います。