家族計画
中央値: 73 Amazon点数: 3.7
スコアーボード
標準偏差 3.5 (難易度) 2.50 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt |
69pt
GOOD!
・「家族計画」の移植としてみると
以前に「家族計画」の移植版はPS2で発売されたが、ベスト版が出ていないことなどを含めた諸事情が重なってプレミア価格になっており、原作のPC版も10年前の作品だというのに相変わらずプレミア価格ということを含めても、興味があっても資金面の都合でプレイできない人にとって今回のPSP移植はプレイの敷居を下げたと言えるだろう(PC版・PS2版に比べたらPSP版のほうが手に入れやすく比較的価格も安い)。
携帯機ならば少しの時間を活用できるのでプレイする機会も増えるし、内容はPS2版とほとんど変わらないので(久美景ルートが存在する所や、コンシューマ移植にあたり準・春花の生い立ちや春花が抱えて逃げている物などの大幅な変更がなされた所など)、PSP版をプレイすることで実質PS2版を攻略したことになるのだから。
・音声関係
原作からしてそうだが、この作品のキャスティングほど全員ピッタリハマっている、という言葉が似合うものはない。
特に寛役の若本規夫氏の怪演や、劉役の子安武人氏のエキセントリックな演技はコメディ部分で笑わせてくれ、物語後半でシリアスな展開になったときとのギャップにうならせてくれた。
無論女性声優陣の、春花の慣れない日本語に片言で苦戦している感じや茉莉の歳相応の接し方などを上手く表現していたことにも驚かされたが。
・ストーリー
「家族」から切り離され集まることになった7人の男女が、相互扶助のため「家族」を装って一軒家で生活する、という内容だが、原作が10年前に出たという事を差し引いても、現代社会に通じるものが多いストーリーの魅力は未だ色褪せない。
PC版は昔プレイしたことがあり、改めて読み返して見ると、7人の共同生活といえど、「生活や自立のために必要なお金の存在」や「他者に関わることで生ずる責任の存在」など、生々しい要素も物語の中に散りばめられ考えさせられたことにも気付く。
また、この物語で一番成長したと言える存在が主人公である事(最初は「他人と関わるのも嫌だ」と孤独に生きていこうとして、「家族計画」にも半分冷めた態度を取っていたが、「家族計画」内で起こる様々な事件に能動的に関わる事で、「家族」のために必死になっていった)も非常に興味深い。
BAD/REQUEST
・ストーリー
確かに本質的には感動できる話ではあるが、寛とのやり取りの中で古いパロディネタや下ネタ系のギャグも多いため、人によっては好みが分かれる部分も多い。こうした序盤?中盤の寛とのやり取りなども、後半部分にそれを含めた平穏が失われた時に、「あの頃が本当に平穏だった」とプレイヤーを感傷的にさせる効果を持つのだが…
そして共通パートがとにかく多い上長く、1周クリアするのに約12時間以上掛かる所は忙しいプレイヤーにとってはちょっと辛いところだろう(逆に言えば、2周目以降は大半のテキストをスキップできるので3?4時間程度で終わる)。
・バグ関連
実はスリープモード使用に重要なバグがあり、スリープモードから復帰すると高確率でフリーズする、という事態が頻発する。
俺はその話を聞いていたのでスリープモードを使わないよう心がけていたが、ソフトの回収も期待できないために、対処法としてはゲーム中はこまめにセーブし、中断したい時はセーブしてからゲームを終了させる癖を付けておくくらいしかない。
また共通パートで1箇所、「動かなくなる?」と思わせる場所が存在するが、そこは入ったときにRボタンで強制スキップさせれば問題なく進めるので、安心してほしい。
これらの事から、入念なバグチェックをしてほしかったことは確かだ。
COMMENT
PSP-3000型使用。
PSPで「家族計画」をプレイできる、というメリット以上に、システム周りのバグを気にする人はプレミア価格だとしてもPS2版を買った方が良いだろう。
システム周りのバグを対処・回避できる人にとっては「家族計画」という作品に触れる良いチャンスであるので、PSP版を購入することを検討した方がいいだろう。
どちらを選ぶかはプレイヤーの判断にお任せしたい。
ただし共通パートがめっぽう長く、選択肢も結構難しいので、どちらをプレイするにせよPS2版の攻略サイトを探して攻略した方が賢明である。
Amazonレビュー
レビュー者: Pook レビュー日: 2010-08-26初期に発売した内の一部のソフトのみだと思いますが、「7/24 シーン「嘘」の真純が浴槽へ向かうシーン」で回避不能のフリーズがおきます。
インストールオフ、UMDロードでも回避不可能。 フリーズした方はサイバーフロントへ電話して対処して頂いて下さい。
その他、細かいバグが沢山あります。ゲームはとても面白いのにどうしてこうなった…
8/30日 追記 このフリーズバグについて「サイバーフロント」から信じられない回答が来ました。
内容は「Rボタンでスキップして下さい」という簡素な回答でした。
普通は「フリーズした状態」で「Rボタン」でスキップをする事など考えつかないし(そもそもテキストを読むゲームでスキップしろとは?)あきらかな「フリーズバグ」であるのだから回収して修正版に交換するのがメーカーの努めではないでしょうか?
HPにもバグについて掲載しないのは、ユーザーからの回収要請が広まって利益がなくなるのを懸念してでしょう。
対応から「サイバーフロント」の企業としての器の狭さを思いしりました。
移植作品である「家族計画」は名作です。是非プレイしてみて下さい。(サイバーフロント移植を除く)
フリーズバグの問い合わせ(抗議)はメールでは都合が悪いと無視されるか、定型文対応なので電話が確実です。
フリーズバグ、バグがあまりに酷いので当然ですがサイバーフロントからの修正版への交換対応を求めます。
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GOOD!
PC版プレイ済み
PS2版未プレイ
【オリジナリティ】
色々な問題を抱えた人たちが、互いの問題を解決するために家族の形態を取り、乗り越えていこうと言うお話。
意外と例にないシナリオなので面白かったです。
【グラフィック】
PCの限定版では新規キャラCGが荒く、色の塗り方が旧キャラCGより薄かったりと問題がありましたが、PSPに移植するに当たり塗りなおしたのか旧キャラと見分けがつかないくらい綺麗になってました。
PC版はかなり昔の作品なのですが、新規CGの絵の感じが昔と変わらないので新旧でのギャップがないのも良かったです。
【サウンド】
Ive音楽です。
OPのアレンジの数曲が聞きやすくていいです。
ピアノ曲が多いのも、静に聞けるのでよかったです。
【満足感・熱中度】
シナリオの出来が良いので、プレイ中の熱中度・クリア後の満足感は高いです。
お父さんのキャラが良いので、次にどんなことやるのか気になったりします。
【快適さ】
システムはKIDのシステムですのでかなり快適。
比較的選択肢の多いゲームですので、選択肢事にセーブを残してくれるのは助かります。
スキップも早く、未読も飛ばせるので楽です。
BAD/REQUEST
【シナリオ】
新規ヒロインシナリオだけ微妙でした。
取ってる付けたような内容でしたし、キャラの性格設定がおかしくなっている人物までいました。
旧ヒロインのシナリオが良いので、さらに目だって微妙に見えてしまいます。
【快適さ】
システムに問題はないのですが、如何せんシナリオが長すぎます。
2週目でもスキップを駆使しても3時間以上かかります。
途中結構どうでもいい話も多いので、ばっさり削っても良かったと思います。
選択肢の分岐も多いので、かなり序盤からやり直さなきゃならない場合もあり大変。
COMMENT
シナリオに変わりはないので、当時面白いと思ったままで楽しめました。
新規シナリオにはちょっとがっかりさせられましたが、概ね満足しています。
相変わらずクリアまで膨大な時間がかかります。
PC版よりもシステムが改善されていますが、それでも大変でした。
あの間延び間がなければ、もっといいと思うのですが。
どのヒロインよりも高屋敷家の寛お父さんが最高です。
主人公との掛け合いも楽しいので、見ててあきません。