英雄伝説 零の軌跡
中央値: 78 Amazon点数: 4.2
スコアーボード
標準偏差 16.7 (難易度) 1.85 mk2レビュー数 66ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
83pt
GOOD!
・オリジナリティ
基本設計は空の軌跡を踏襲、そこから改良を加えた感じ。
特にコンビクラフトは手ごろかつ強力なのでありがたい。
セリフ飛ばしだけでなく、演出も早送りができるようになって楽になった。
・サウンド
戦闘曲をおしみなくガンガン投入というのはこれまでの作品にもあったが、
今作で一番評価したところはフィールドをはじめとした曲の豊富さ。
場所に合わせて違う音楽が流れるので、場所ごとに楽しめるようになれた。
・熱中度(主にストーリー面で良かった点)
いままでの遊撃士とは別の警察(お役所)視点からの進行なので、
正義のもとに敵をバッタバッタといっても、できることできないことが違ったりと
違う立場での葛藤が見られる。
サブクエもクエをこなすことによってその人の人となり、背景がわかるようになり
面倒だと思っても後の展開でバックグラウンドとして跳ね返ってくる。
このシリーズの良いところでもあるキャラクターの個性が存分に活かされてた。
盛り上げどころ(オート進行)のもっていき方が相変わらず上手い。
・快適さ
市内の移動、郊外への移動がある程度自由に飛べる。
・満足度(終わってみて)
空の軌跡3作品プレイ済みだが、終わった感想では今作が一番面白かった。
今作のなかでは一応の決着をつけて良い形で締めくくることができてると思う。
とくにレベル上げや寄り道をせずに50時間近くかかったので、量的に文句なし。
BAD/REQUEST
・オリジナルティ(戦闘システムのダメなところ)
3rdにもあったが、上位属性のATボーナス(デスとかガードとか)が不要。
戦略の幅が広がるよりも、肝心の戦闘をつまらなくしてる最たる要因に思える。
強力なアーツの演出が長ったらしいのもあるので、
Sクラフトがカットできる分だけかえって面倒に感じた。
・熱中度(主にストーリー進行上で煩わしかった点)
メインストーリーに関しては、「人対人」の時はものすごく面白かったが、
それ以外になるとまーたこの展開か・・・という感じで少し冷めることも。
おつかいクエストに関しては、終盤で移動に面倒な事があったが
面倒と思い始めたころにはおつかいクエも最後だったので、程よいくらいだった。
・満足度(終わってみて)
伏線の回収具合。空の軌跡で残された伏線ならまだよいとして、
今作のストーリーでかなり重要といえる部分で多くの未解決事項がある。
5つ重要な事項があったとして、そのうち今作で解決したのは2つか3つくらい。
重要な事柄のうちのだいたい半数が残されたままなのはいかがなものか。
COMMENT
3000使用
空の軌跡プレイ済みということでの感想です。
空の軌跡未プレイでもかなり楽しめるようになっていると思います。
ただ、過去作から登場する人物が関連する事柄ではその背景を知っているからこそ
今作で楽しめた要素になったし、知らないと何の話かになるかもしれない。
また、空の軌跡の背景を知っていると知らないとでは同じ世界での今作の楽しみも
また違うものになってくると思う。
今作が初めてだと、魅力が3割減くらいになるかもしれない。
ともあれ、とても面白い作品でした。
Amazonレビュー
レビュー者: ゴレモス レビュー日: 2010-09-30基本的に空の軌跡のシステムを更に便利にしたと言う感じですか
大きな街の一人一人の会話が丁寧につくられており、ちょくちょく会話が変わったり、特別な話が聞けたりクエストが発生したりするので注意が欠かせません
あらゆることが手帳に記入されていますので、道に迷うこともクエスト進行具合も忘れることはないでしょう。粗はほとんどないと思います
これこそ王道RPGといえるのではないでしょうか
テンポはとてもよくロード時間もほとんどありませんが、やはり街の中を何度も行き来したりするので、ほんのちょっとのロード時間といえど気になることもあります
拠点とする街の移動にワープ機能が実装されていますので、クエストなどに優しい仕様になっているのは助かります
音楽も相変わらずの素晴らしさですね
ノーマルでプレイしていますが、戦闘は空の軌跡と比べて難易度が上がっていますね
序盤から敵が堅めだったり、ボスの攻撃が鬼つよだったりします
オーブメントは前作から基本的に変わっておらず、前作の感覚で大丈夫かと思います
またアクションが追加され、これにより戦闘がかなり楽になりました。MAP上で敵の背後から攻撃すれば敵が怯み、その直後に接触すれば有利な状態での戦闘に入ることが出来る仕様なのですが
これだけではなく、敵が雑魚の場合戦闘に入ることなく終わらせることが出来ます。これは非常に素晴らしい
またやり込み要素が半端なくありますね
手帳埋めやミニゲームは相変わらずですが、実績といったものが追加されました。これの数も大したものでコンプリートしたい人は恐らくかなりの時間を有するでしょう
シェイプアップされて良い意味でも悪い意味でもコンパクトになった感じはします
これは個人的にですが、空の軌跡に比べてストーリーに躍動感がいまいち足りないように思えます。そこは残念でした
セーブなどでもちょくちょくロードが挟まれたりするのでPC版が如何に快適であったのかも気づきました
前作との絡みはありますが、基本的に今作からやっても大丈夫かと思います。が、やはり細かい点やキャラクターなどを網羅するためであったり、より楽しくプレイするためには空の軌跡もプレイ推奨ですね
特に前作キャラとの絡みは未プレイかどうかで大きく感想が変わると思いますので
クリア時間は約53時間でした
ノーマルで隠し以外のサブイベント制覇。適度に見回りして本集めなし、手帳埋めなし、料理集めなしでのクリア時間です。参考程度にどうぞ
SCか、〜の軌跡かはわかりませんが、続編は間違いなくでるでしょう
今作は零の軌跡のキャラクターお披露目と仲間との成長に重きを置いている感じです。なので空の軌跡からの伏線をがっつり回収したい人には物足りないかもしれませんね
次回作はきっと前作のとあるキャラに関わってくるであろう話なのでとても楽しみですし、今作の色々なキャラの掘り下げにも注目ですね
このゲームは本当に楽しい良作ですし、非常に丁寧な作りです
ですからRPG初心者の方でも安心してプレイできますので気になっておられる方は是非ともプレイしてほしいですね
長文失礼しました
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GOOD!
■物語の完成度
街の小さな事件からやがては大きな流れを知り、それに翻弄されながらも強くあろうとする主人公たちの姿に感銘を受けました。
英雄伝説シリーズ、特に白き魔女以降からのキャラクターの描き方はとても丁寧で上手いものでしたが、今作もそれに違わずとても丁寧に描かれていました。
■戦闘関連
今作は敵とのレベル差があった場合、フィールドで敵シンボルへ攻撃を加えるだけで倒せてしまいます。
これは素晴らしい、物語を楽しむ上でエンカウントが多すぎるとどうしてもテンポを削がれる部分があるが、こういった少しでもテンポアップを図ろうという試みは大切です。
軌跡シリーズのように丁寧に物語を描くが故に、プレイ時間が長くなってしまう作品には特に。
■音楽
ファルコムゲームと言えば音楽の良さを上げる人が多いですが、今作もその評価に違わずクオリティの高い楽曲が多いです。
ファルコムほど、音楽が印象に残る作品はあまりありませんね。
■快適さ
空の軌跡FCの移植と比べると驚くほどロードの短縮が図られています。
イベントが始まる暗転以外で、特にロードを煩わしいと思いませんでした。
■システム関連
今作はバス移動が追加されました、こういった移動簡略化の手段が用意されたのは有り難いです。
が、クロスベル自体はそこまで広くないので、前作ほどの移動の煩わしさも無く結局僕はあまりバスを使いませんでしたw
BAD/REQUEST
■オリジナリティ
どこか既視感のあるシステムが追加されているだけで、作品独自のオリジナリティとまで呼べるものは無く、悪く言えば代わり映えのしない部分が少し気になります。
王道という表現は時として悪い意味にもなると思います。
■グラフィック
空の軌跡FCの頃から気になっていた事ですが、やはりどこかぼやけ気味のグラフィックが気になります。
空はPCからの移植なのでしょうがないと思っていましたが、PSP用に作ったであろう今作もこれでは、もうちょっと最適化出来ないものかなと思いました。
また、会話中の文字もどこかボケているように感じます、文字の大きさ自体は問題ないんですけどね。
■戦闘関連
敵シンボルへ攻撃出来たりと戦闘導入部にはかなりの改善が見られましたが、戦闘自体は空の軌跡FCの段階で完成していたものに多少の要素を継ぎ足し継ぎ足しという印象が強く、少し大きな改革が欲しかったですね。
■物語
話自体は良いところでも述べたように、完成度も高く良いものでした。
ただ、また新たに謎を幾つも増やしていたのはどうかなと思います。
さすがにそろそろ本格的に回収していかないと、この広げに広げた風呂敷を畳めないまま尻すぼみで終わってしまうのではないかと危惧せざるを得ません。
また、空の頃からそうですが少々癖のある独特な台詞使いをします。
例を上げると、例えば一つの会話中に「……あ」や「……え」などが何度も出てきたりします、他の言葉で代用できるのに何故こればかり?と気になってしまいました。
また、今作は推理という要素が非常に強くなっています。
ただ推理ものというのは難しく、適度に情報を提供していながらも、隠す部分は隠して置くことで、解いたときに達成感が増し面白くなるものだと自分では思っています。
今作はあくまでユーザーではなくロイドが推理を組み立てる役なので、上記には必ずしも当てはまらないんですが、しかしどこか、その推理の答えや選ばされる選択肢の内容に論理的な飛躍を感じてしまい、首を傾げてしまう部分がありました。ロイドの推理にプレイヤーが置いてきぼりにされてる感じですかね。
■熱中度
物語自体への熱中度は非常に高いです、引き込まれます。
ただ本筋以外でやれる事が多すぎて、時限での隠しイベントのようなものもあり、早く先に進めたいのに、全部回収してからでないと先に進めないもどかしさがありました。
どうしてもプレイ時間が長くなってしまうシリーズなので、出来れば一周でほとんどの要素を見たいと思ってしまう僕のようなプレイヤーには辛い部分です。
■その他
一つのエリアを狭く感じました、空の頃はフィールドなどもっと広いところがあったはずですが、零はどこか窮屈さを感じました。
また、視点回転が出来なくなったゆえに、物陰にキャラが隠れてしまったりと、そういった煩わしさがありました。
ただ逆にそれを利用して隠し通路を作ったりというのは良かった部分です。
COMMENT
PSP-3000使用
悪い部分を多く上げましたが、それは基本的に前作とあまり差異を感じられなかったからだと思います。
今作が出るまでに3年という時間があった故に、期待が大きくなりすぎた部分がこういった評価に繋がったと自分なりに分析しています。
初プレイの人は出来るなら空からやるべきかなと思います、物語冒頭から専門用語やら世界観のオンパレードなので取っ付き難い部分があるかもしれませんよ。
ただ、図書館等で世界観の解説等を参照できるように前作を知らない人への配慮はあります。
色々と書きましたが、今作も街の一人一人から生活感が漂ってくる程に、細かい部分まで丁寧に描写している作品です。
RPGとしての完成度は非常に高いので買って損はありませんよ。