ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt |
62pt
GOOD!
誰にでも付け替えOKなVIIのマテリアシステムを継承しつつ、それを召喚獣(G・F)の装備(ジャンクション)により、魔法とアビリティになれる発想自体は個人的にいいと感じました。
世界観は相変わらず面白い、学校があるというのもいい発想だと思えました、欲を言えばアーク・ザ・ラッドのようにギルドシステムを取り入れてほしかったです(後のXIIみたいにミッションを選んで遂行できれば良かった)。
しかし、給料システムは納得(笑)元々モンスターが金持ってるわけないと常々思っていたので。
BAD/REQUEST
ジャンクションシステム・・・どうなんでしょうよ?これ。発想は素晴らしいんですが。
・・・だが、RPGやり慣れていない人にとっては魔法使いずらいのでは?装備しているの使えばステータス下がるし、99個集めている魔法はやり慣れている人も使いずらいのではないかと印象を受けました。
システム面においてはあらゆるパラメータがジャンクションしないと弱いというあたりにどうしても違和感を感じてしまいます。もう完全にシステムに依存しているというか。
武器攻撃などにジャンクションが付いたりするくらいならまだ何とか耐えられるレベルだったのですが、パーティの切り替えなどの時にはどうしても手順が面倒な感は否めませんでした。
死の宣告など、存在意義が薄いコマンドもマイナスでした。もっと何とか処理できなかったものか?青魔法とか。
ストーリーについては魔女、とラブストーリーがメイン。魔女のストーリーの展開はともかく、リノア周りの展開はちょっと・・・と思いました。とはいえ今までのファイナルファンタジーの中では最も恋愛に突っ込んだものであるのも確かではあります。この題材をきっちりやっておいた点では評価します。料理の仕方に少々難があるきはしますが。
パーティー内に濃いルックスの人がいないというのは確実にマイナスだと思います。美形キャラが嫌いなのではありません。美形キャラも、濃い人がいてこそ引き立ちますし。逆に濃い美形でも非常にバランスが取れたものとなります。「今回は」美形キャラクターだらけだったという印象は否めませんでした。ちょうどガンダムSEEDシリーズのように。
そして相変わらず敵が弱い。自分のLVと相手のLVが比例するといってもそれほど強くなっているとも感じなかったし・・・苦労したのはオメガ・ウェポンくらい。
COMMENT
グラフィックがVIIに比べて益々進化したのはさておき、G・Fの召喚ムービーが凄くかっこよかったし、勿論、同じ物を何度も見ていたら飽きてくると思いますが、私はG・Fにばかり頼らないよう心がけていたので(実際後半あまり使えませんし)、さほど気になりませんでした。
中でもエデンね。長い!
時間計ったこと無いから正確なところは分からないけど、1分超えてるよあれは。
エデンそのものは好きだけどね。名前とかデザインとか強さも。(だけどどう考えてもエデンは召喚獣じゃないな・・・あれは9のアーク同様召喚兵器です)
G・Fといえば、「グリーヴァ」使いたかったなぁ。絶対使えると思っていたんだけどなぁ・・・
ラグナのほうだけにスポットを当てていればかなり良い作品になったのではないかなと思います。
まず、主人公がVIIのクラウドと姿が変わっただけで性格に変化がないのが痛いです。なんで似たようなキャラにするんだ?と不思議に思ったくらいです。
そしてリノア・・・ティファじゃないんですか?これ。ティファのグラフィックが変わっただけとしか私は思えなかったです。
ストーリー面はあまり感情移入できないというのが正直なところですが、世界観的には結構面白い要素は揃っていたと思います。
前半と後半で向きと構造が変わっているルナティックパンドラ、音楽と雰囲気が神秘的な大塩湖、IV以降久しぶりに絡んできた月、魔女(この辺はFFというよりサガっぽい雰囲気がありました)などなど。
難易度は相変わらず簡単で、ボスも全然でしたね。個人的には総合的に言えばVIIやIXの方が弱かった気がしますけどそれにしても歯ごたえなさ過ぎですね・・・特に中ボスであるサイファーや魔女の弱さときたら・・・。
ダンジョンに関して言えばラストダンジョンの封印解除だけ厄介で後は余裕です。ダンジョンに関して言えばVIIの方がまだ歯応えがあった気が・・・。
不満点も目立つ作品であったと思います。グラフィックに力入れているのはわかるがもう少しシステムを考えてほしかったです。面白い部分もあったのですけど・・・
多少アンバランスではあるもののやりこみ要素の多いシステム、個性的な特殊技能、これまたアンバランスなストーリーとキャラクター、ファイナルファンタジーらしい挑戦心などの点を加味して評価は普通にいたします。
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Amazonレビュー
レビュー者: あまかみ レビュー日: 2011-11-04リノアが不評ですが、サイファーに対する感情がまだ憧れにしか過ぎなかったこと、スコールを本当に好きになったこと、またスコールがリノアに出会い彼女をどうして好きになったのか、というのはとても納得がいきます。クセのある子ではありますが、キャラ自体はとても丁寧に描かれているので主人公と彼女を好きになれると楽しいゲームですよ。そこが難しいのかも知れませんが。スコールはグラフィックだとクールなイケメンですが、まだまだ子供なんですよね。でもそこに甘えようとはしないストイックさもある。幼いなりに一生懸命な少年少女たちの冒険が微笑ましく胸に迫る作品です。シナリオは右往左往(二転三転というよりは)しつつ最終的に「スコールとリノアの物語」に終始してしまうので、相当クセのあるこの二人を好きになれるかがキモなのかも。スコールに感情移入できるかどうかでかなりのプレイヤーがふるいに掛けられるし、そこを抜けても「さらわれたリノアを助けたい!」と思えるかどうかで作品の評価が決まってしまう気がする。かといって、大手メーカー特有の「もったいぶり」でプレイ前に登場人物のイメージを知る手段が公式で用意されているわけでもない。ちゃんとキャラを把握してプレイに望むのはハードルが高いなあ。
RPGゲームとしてはかなり冒険していると思います。キャラ育成方針の時点で難易度がガラリと変わるほど。難しいと思う人は精製とカード変化のシステムを意識してみて下さい。何でこれを大々的に宣伝しなかったの!?と思うぐらい便利です。教室のコンピューターを活用すればそんなに難しいゲームじゃないのですが、そんなの誰も見ないよね……。これらに着目しているファンサイトさんには脱帽です。
総評として、シナリオもキャラもシステムも「有名タイトルだし、無難に遊べてそこそこ面白いんでしょ?」ってイメージとは対極。最低限事前にアルティマニアぐらいは読んでおいたほうがいい。
自分は歳を取ってから買ったせいか、スコールもリノアも可愛くて仕方がないんですよね。ああまだ子供なのにみんな頑張ってるよなあ、と微笑ましく見て応援してしまう。けれども逆に、あの頃リアルタイムでプレイしたら「もっと自分ならうまくやれるのに」ってイライラしたと思うので、ダメな人の気持ちもわかるんだよなあ。ストーリーの荒唐無稽さが目に付くのは等身が高いせいだと思うのですが。10代のみっともないところがファンタジーの中妙にリアルで、どちらかというと年齢を重ねた人がプレイしたほうが楽しめる作品かも知れません。
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GOOD!
・グラフィック
グラフィックの美しさは当時のPS1においては素晴らしいレベルに完成されている。
ただ、ゲームらしいグラフィック(ポリゴン)であったFF7の良さとは違っているのでそこは見方が分かれるところ。
・システム(GFについて)
シリーズでこんなに召喚獣を主体としたシステムは初めてであり、また、「召喚獣自身と戦って打ち勝つことで召喚獣を入手する」というシチュエーションもFF5以来である(敵からのジャンクションで入手するのも多いけど)。
・カードゲーム
FFのミニゲームの代名詞の一つであるカードゲーム。
ミニゲームとしての面白さ、コンプリートのやりこみ性のバランスが取れたミニゲームだったと個人的に思います。
ハッキリ言って本編よりカードゲームの方が面白かった。
BAD/REQUEST
・キャラクター
主人公のスコールは当初クラウドと被っていた感じだった為か、後半自分の感情を露に曝け出したけれどもクラウドほどの思い入れが出来ないまま終わってしまった。
ヒロインのリノアは「スクウェア3大悪女」という称号通りで電波系のお嬢様でとにかく自己中。
他キャラクターは余りにも存在感が薄かったですね(特にアーヴァイン)。
・シナリオ
過去まれに見るほどぐだぐだです。これが7の次の作品なのかと思うぐらいに。
恋愛関係やら本当にどうでもいい…後半はそっちばかりの進行で、肝心のストーリーは突拍子もなく進んで行き、いつのまにかラスボスへ…本当は深い魔女の継承話も普通にプレイしている限りはまったく目立たず
まず、この作品のテーマは「愛」です。いろんな形の愛。それは魔女から魔女へと受け継がれていく魔女の力ともリンクしています。愛と憎しみは相反しながらも結びつく要素なのです。
テーマはともかく、なぜ、物語性がダメダメかというと、根幹をなす主人公とヒロインであるリノアに好感をもてない限りこの作品は作品として完遂しないし、非常に欠落を生じるからです。この二人の愛こそが作品の中心であり、世代を超えた恋愛であったはず。しかし、なんと中身のないことか…。
迷惑ばかりかけ、わがままで他の人たちをふりまわしまくったリノアにはどう考えても好感をもてません。そして、なぜそんなヒロインをスコールが好きになったのかも理解に苦しみます。正直行って後半からはドン引きの連続です。
字幕でもあれだけ寒気がしたので、もしこれがFF10みたくフルボイスだったらと想像すると、非常に恐ろしいです。キャラはリアル系ですが、字幕だったのが幸いしてる作品かと。
・システム
いやはや、「このゲームを作った人は作った後にテストプレイしたんだろうか」という出来映え
サガシリーズの真似をして導入されたと思われるレベルが上がれば敵も成長するというシステムは
サガシリーズの様にレベルアップと共に味方もバランス良く成長し、モンスターにバラエティのあるからこそ生きてくるのであって、
FF8の様にまずジャンクションありきのシステムでやっても全く機能しない
また、敵のレベルが上がってもサガシリーズの様にモンスターが様変わりするわけでもなく、同じ敵にパラメータが強化されたり行動パターンが追加されたりする程度なのでつまらない。
バランスについては特殊技が全て説明しています
発売当初、雑誌等で「G.Fが強すぎる」と書かれていたがそれよりも遥かにタチが悪いのは「ジャンクションアビリティー」と「特殊技」
序盤でもHP4桁、たたかうでダメージ4桁は軽いし、それを更にエスカレートさせるのが特殊技
メインキャラ6名それぞれが特殊技の中でも大技を持っているのだが…
まずスコール。彼の大技はFFが作数を重ねるごとに起こっているダメージのインフレを象徴するような技だった。合計ダメージ20万くらいって…
ゼルのデュエルもコツをつかめばダメージ6桁に到達する。
アーヴァインのハイパーショットやアーマーショットもそれくらいのダメージはあたえる。
リノアのウィッシュスターもかなりのダメージをあたえる。
オーラ掛ければ特殊技出し放題で変に簡単なゲームとなってしまった。
ラスボスも大して強い奴じゃなかったと思う。でも、ザコラスなFF9やDQ9の類よりは苦戦した覚えがある。
ちなみにオメガウェポンはハッキリ言ってザコ、行動バレバレなテラブレイクさえしのげばあっという間に死ぬ。アルテマウェポンとかの方がまだ強く感じた。
COMMENT
総じて評価をつけるなら落第点にしかならない。
旧作との確執を決定づけたような作品なのが本作と言っても良い。
RPGとしてのやり応えや醍醐味は前作の時点で既に失いかけていたが、本作は何よりFF特有の軽快さと、爽快感、そしてテンポの良さが完膚なきまでにぶち壊されており、キャラクターにも好感が持てなかった。
グラフィックだけのクソゲー扱いされても文句はいえまい。
敢えて好きなキャラを挙げるとするならキスティス位なものだった。どっかのラノベヒロインのようなリノアなんかより、キスティス等の方が魅力的だった思う人は多いはず。
魔女が存在する世界というのは中世世界を皮肉っているのかも知れないが、それでも魔女が全てを司る的なものは何となくスケールが小さかったし、スコールとラグナの関係もあまり上手い形で機能したようには思えなかったし、どこかチグハグな面が目立ち、サイファーも仲間にはならず、只の小者で終わった事も良いとはいえなかった。
イデオンじゃないんだからダメージ喰らった危機的状態で奥の手を出すという特殊技ありきの戦闘もリミット主体の前作よりもバランスが悪かったし、こういった戦闘シーンを改良しようとしながらも、あさっての方向を向いてしまったような造り方がシリーズでワーストクラスにつまらなく、かったるい作品にしてしまっている。
本作はこの戦闘システムの悪さが、とっつきやすいFF7との差が余計に顕著だったし、ストーリー的にも魅力は感じないし、同じくとっつきにくいがシステムにはまり込めば一気に楽しいゲームへと変わる良作だったロマサガ三部作と比べても比較にならないほどに株を下げてしまった。
グラフィックや演出に膨大な手を加えても、肝心の中身やキャラ造形についてはお粗末だった事は、全く持って評価できない。
システムの斬新性と、CGムービーの美麗さを評価しても赤点ギリギリでとどめられるといった程度。