ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
77pt
GOOD!
【ジャンクション・システム】
自由度が高く、それでいて大味。
やり方によっては、レベルアップによる成長とは比べ物にならないくらい
一気にステータスを上げる事が可能となっている。
ただし、ゲーム中の説明が不十分であり、理解するまでがなかなか大変。
【世界観】
FF7よりもさらに現代風となっており、ファンタジー色は薄い。
それでも、服装などを除けばFFらしいファンタジー要素を
上手く取り入れた現代風に仕上げていると思う。
【映像】
とにかく凄いの一言。ハードや発売年を感じさせないほど、素晴らしい出来。
背景も然ることながら、キャラクターの動きや表情が非常にリアルだった。
特にEDの演出が素晴らしく、後述する不満点を忘れさせてくれるほど感動的だった。
【音楽】
主題歌を始め、BGM等は素晴らしかった。
高クオリティな映像を更に盛り上げている。
BAD/REQUEST
【キャラクター】
主要キャラクターは全員が十代であり、年相応の不器用で軽率な行動が目立つ。
意図的ではあると思うが、かなり王道を外している。
ハッキリ言って終盤までは感情移入できるキャラがいない。
【ストーリー】
展開自体は面白いが、いかんせん説明不足なところが多く、
攻略本等の外部情報なしに理解するのが難しい。
いろんな考察が出来てしまうようにしているところも個人的にはマイナス。
COMMENT
個人的には面白かった。
FF7に続いてプレイしたが、同じかそれ以上に楽しめた。
ある程度、作品の方向性や評価は情報として入れていたので、大きく期待はしていなかった。
プレイ前の注目点としては、FF7に続いて現代風をどう上手くやるかというところだったが、
そこは上手くクリアしていたように思う。
好意的なサプライズはシステム面。
特にジャンクションシステムは、FF7のマテリアシステムのような自由度を保ちつつ
一気にステータスを上げられるという大味な面も兼ね備えており、
従来のレベルアップ制とは一味違っていて楽しめた。
一方で、キャラクターやストーリーは戸惑う所が多かった。
ハリウッド映画的なものを目指して作られた感じは伝わってきたし、展開自体は面白かったが、
もう少しキャラクターがどうにかならなかったのかとは思う。
ただ、EDは素晴らしく、個人的にはそれまでの苦労に見合うものだった。
それがなければ、評価はもっと低かったと思う。
総じて、ストーリーよりもシステム面が印象に残り、楽しめるゲーム。
いろいろ実験的で、独特・異色なのは間違いないため、新しさを求める人にとっては
これどほどピッタリな作品はないと思う。
Amazonレビュー
レビュー者: あまかみ レビュー日: 2011-11-04リノアが不評ですが、サイファーに対する感情がまだ憧れにしか過ぎなかったこと、スコールを本当に好きになったこと、またスコールがリノアに出会い彼女をどうして好きになったのか、というのはとても納得がいきます。クセのある子ではありますが、キャラ自体はとても丁寧に描かれているので主人公と彼女を好きになれると楽しいゲームですよ。そこが難しいのかも知れませんが。スコールはグラフィックだとクールなイケメンですが、まだまだ子供なんですよね。でもそこに甘えようとはしないストイックさもある。幼いなりに一生懸命な少年少女たちの冒険が微笑ましく胸に迫る作品です。シナリオは右往左往(二転三転というよりは)しつつ最終的に「スコールとリノアの物語」に終始してしまうので、相当クセのあるこの二人を好きになれるかがキモなのかも。スコールに感情移入できるかどうかでかなりのプレイヤーがふるいに掛けられるし、そこを抜けても「さらわれたリノアを助けたい!」と思えるかどうかで作品の評価が決まってしまう気がする。かといって、大手メーカー特有の「もったいぶり」でプレイ前に登場人物のイメージを知る手段が公式で用意されているわけでもない。ちゃんとキャラを把握してプレイに望むのはハードルが高いなあ。
RPGゲームとしてはかなり冒険していると思います。キャラ育成方針の時点で難易度がガラリと変わるほど。難しいと思う人は精製とカード変化のシステムを意識してみて下さい。何でこれを大々的に宣伝しなかったの!?と思うぐらい便利です。教室のコンピューターを活用すればそんなに難しいゲームじゃないのですが、そんなの誰も見ないよね……。これらに着目しているファンサイトさんには脱帽です。
総評として、シナリオもキャラもシステムも「有名タイトルだし、無難に遊べてそこそこ面白いんでしょ?」ってイメージとは対極。最低限事前にアルティマニアぐらいは読んでおいたほうがいい。
自分は歳を取ってから買ったせいか、スコールもリノアも可愛くて仕方がないんですよね。ああまだ子供なのにみんな頑張ってるよなあ、と微笑ましく見て応援してしまう。けれども逆に、あの頃リアルタイムでプレイしたら「もっと自分ならうまくやれるのに」ってイライラしたと思うので、ダメな人の気持ちもわかるんだよなあ。ストーリーの荒唐無稽さが目に付くのは等身が高いせいだと思うのですが。10代のみっともないところがファンタジーの中妙にリアルで、どちらかというと年齢を重ねた人がプレイしたほうが楽しめる作品かも知れません。
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GOOD!
強いて言えばオリジナリティー
単純にレベルアップしていけば敵に勝てるようなシステムでなく、自分のレベルアップに比例して敵レベルも上がる。
必死でレベルアップという方法論を否定する精神そのものは奇抜なアイデアとして加点材料とします。
BAD/REQUEST
「FFだから」という安易な考えから本作を購入してしまった者の評価。
ムービーだけを見る限り、当時のスクウェアらしさのあるイラストだったのでそこまで不安にはならなかったのだが、
「開けてビックリ、やってガッカリ」といった感じ。
・ストーリー(満足感)
―ストーリーの展開・進め方が非常にいい加減。
主人公スコールは何を考えているのか分からない。全く感情移入出来ない。
映画のように、スコールの行動をただ見ているだけだ。
あまりにヒロインが痛い・媚び過ぎ悪趣味。
ダサい主人公とヒロインが安い愛を演じています。
物語の前半はヒロインを敬遠気味だったのが、後半突如…。
最近知ったことですが、ある開発者が当時の雑誌インタビューで
「実は、リノアは僕の初恋の人なんですよ。もちろん、スコールは僕です(笑)」
と言っていたらしいです。
そんな不純な動機でキャラデザインするなよ、と言いたいです。この頃から開発者はFFをナメていたんだなとしか思えません。
その場限りで思いついたとしか思えないプロットも多数。
本作で重要な役割になるGFの物語上の設定などその最もたる例。
物語が進むにつれこの思いは大きいものになっていく。
一つ一つのあらすじを追って出てくるのは、歓喜の声ではなくため息ばかりだった。
・アクション(熱中度、快適さ)
―カメラワーク・操作性の悪さ、鬱陶しい演出の長さ
ただでさえマップは見づらいのに、カメラワーク等は劣悪で、煩わしい。
そして鬱陶しい演出の数々が唯でさえつまらない戦闘をさらにつまらないものにしている。
―装備の少なさ
FFの面白さはいろいろな武器、防具(属性など)を使い分けることも大きな要素の一つだと思っていたのに、本作では各キャラが持っている武器の改造のみ。
しかもせっかく改造してもパラメータはそれほど変わらず一部キャラの特殊技が追加されるぐらい。
そして、魔法を装備するという単純なシステムでありながら、装備箇所は多いです。(なんと、10箇所以上になります)
―制限の多さ
例えば、物語終盤になると一部の場所しか行けません。
・システム(熱中度、満足感、快適さ)
まずキャラクターの強化方法としては
1.ドローで魔法を集める
→作業感が強いのでやってられません
2.カードゲーム、「カード」コマンドでカードを集める、カード変化で魔法を精製
→カードゲームをやるために買った訳ではありません
後述の通りこれのせいでゲームが無茶苦茶になりました
3.適当に敵と戦って手に入れたアイテムを魔法に変える、レベルが上がったメンバーは控えに
→話を放り出して材料集めをやると話を忘れ安い、FFで最もストーリーに価値が無い
しかも、かなりの頻度でメンバーチェンジします
このゲーム、敵をカードにすることで経験値取得を回避出来るので、ゲームが簡単になり過ぎです。
何故か初期レベルクリアが一番楽だったりします。
こんな姑息なやり方が主流になってしまっている本作は、FFらしいシステムとは到底思えなかった。
逆にいえば、カードさえなければ「レベルが上がると敵が強くなる」本来の目的が機能し、結構改善の余地があったのでは?
COMMENT
ここまで躊躇無く最低評価が付けられるというのは悲しいことだ。
それもFFシリーズに…。
ウリにしている要素がことごとく外れている作品。
とてもじゃないけど、これを一つの作品として見る事はできない。
キャラクターを成長させる事に意味はないし、頼みの物語性も極めて低い。
肝心の戦闘も上記で述べた通り、決して楽しめるものではなかった。
そして「ファイナルファンタジー」であるという最大の利点をも活かす事のできなかった作品。