GOD EATER BURST(ゴッドイーター バースト)
中央値: 76 Amazon点数: 4.2
スコアーボード
標準偏差 11.07 (難易度) 2.18 mk2レビュー数 62ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 3pt | 4pt | 2pt |
77pt
GOOD!
前作をプレイ済みで、それを踏まえた上での感想です。
・バランス調整
前作では一撃で即死、ないし瀕死だった相手でも、装備をしっかり整えることで問題なく戦えるほどの難易度になっています。
一部強すぎたバレットなどはある程度弱体化されましたが、それに頼らなくても戦える程度です。
逆に少し簡単になりすぎた感も多少あるので、難易度は普通という評価です。
・爽快感が向上
吹っ飛ばされたとしても、ステップやガードで直ぐに体勢を立て直すことが可能になり、一方的に攻撃されるという事が減りました。
動きたいのに動けない! というジレンマは大分少ないです。
・BGM
ほぼ前作と同じで多少追加された程度ではありますが、やはりゴッドイーターのBGMは非常にすばらしいです。
一部の曲は海外で評価されるほどなので、聴いてみても損は無いと思っています。
・武器が増加
色違いばかりで殆ど変わらない装備ばかりでしたが、かなりの量が増えています。
引継ぎ時に追加された装備があまりに多く、現在どれを作ろうか悩むほどには多いです。スキルによって使いにくい装備はありますが、使い物にならないという装備はほぼないのも嬉しいところ。
・捕食およびバーストスキルについて
殆ど空気に近かった捕食によるバースト状態も、バーストスキルやコンボバーストの存在によってかなり積極的に狙っていけるようになりました。
通常捕食のメリットも増加し、使えば使うだけ利点も多く、それにより取得したアラガミバレットの威力も高いので使い勝手は良いです。
・NPCの強化
前作だと、NPCがあまりに使い物にならず、呼ぶ必要の無い敵を呼ぶだけ呼んで直ぐに死んでいるなど、酷い程に馬鹿過ぎました。
しかし今回はある程度の指示も出せ、深追いする事や必要以上に呼び寄せる行動がなくなり、乱戦を抑えることが簡単になりました。
積極的にリンクバーストや、回復弾を撃ってくれるなど、居ればかなり難易度が下がります。
・服装が自由
この手のゲームは、見た目を選ぶか能力を選ぶかという究極にも近い二択を迫られますが、ゴッドイーターにおいてはほぼ無関係です。
強化するのは手持ちの神機だけで、服装は素材を多少集める必要はありますがほぼ自由なので、好きに着飾れます。
量も増えていますし、今後も配信するとの事なので着飾って遊ぶのも一興。
・主人公が主人公
自分で主人公を作成するゲームの関係上、シナリオに絡ませるのは難しいモノだったため、前作だと完全に空気でした。
しかし今回の追加シナリオでは、十分に主人公をやっていたと思います。
ネタバレになるので多くは言いませんが、一番盛り上がるあのシーンには驚かされました。というよりあれ以上を求めるのは容量的に無理だと思います。普通にシナリオに絡ませたとして、一体どれだけの容量になるのか見当も付きません。
・アペンド版の存在
前作を持っている人には、2000円程度で購入できるという良心的な販売方法には唖然としました。昨今のゲームは、多少の追加でもフルプライスを要求してくる場所が殆どなのに、ここまで良心的だと逆に通常版を買ってしまいそうになります。
更には後に無料でDL配信をするなど、ユーザーには嬉しい仕様です。
BAD/REQUEST
・敵、アラガミの種類
新アラガミとしてハンニバルが追加されましたが、相変わらず総量は少ないです。殆どが堕天種(亜種)や上位種ばかりで、骨格が違う相手が非常に少ない。
今後配信でヴィーナスが追加されるのは分かるのですが、似たような敵ばかりで見飽きました。所詮は追加版という事なのでしょうか。
ヒットエフェクトや武器ギミック
全てが斬撃武器なので、ズバズバという音しか出ないのは別に構わないのですが、属性が変わっても同じエフェクトしかでないのでやや淡白に感じます。
チェンソー型やドリル型の刀身なら、その部分が稼動したりすると面白いのですが、一切動きません。
・MAPの少なさ
前作から増えたMAPは無く、基本的に狭いままです。
アラガミだけが使える獣道も健在で、追うのにかなりの遠回りを強いられるのも辛いところですね。
戦闘中にアラガミが建物を捕食して破壊すると、場所が広くなったり新しく通れたり、などというギミックがあると世界観的にも合うのかと思うのですが。
・装備の強化
どの装備も強化すれば強くなるのですが、1回強化するのに必要な素材量が結構多く、終盤になると1ランクずつ強化するようになる場合が多いため、1つの装備を最高ランクまで強化するのはかなり大変です。2?3ランク飛ばして強化できても良さそうなのですが。
・素材の分かりづらさ
どのランクのどの敵からどの素材がでるのか、というのがよく分かりません。
大体は予想できるのですが、特定のランクでしか出ないという素材も少なからずあるので、ある程度攻略サイトを漁らないと全然取れない場合も多々あります。
・マルチのシステム
ホストが部屋を作らないと入れない上に、ホストしかミッションを受けられないのはかなり面倒です。
新しく誰かを入れるときは、再び部屋を立て直さないと出来ないのも嫌な所です。
COMMENT
PSP-1000使用
前作体験版、前作製品版、今作体験版もプレイ済み。マルチプレイも頻繁に行っています。
前作とは比べ物にならないほど進化している点には、心の底からスタッフに賞賛を送りたいと思います。
ユーザーの意見をよく取り入れ、本当に必要な点を掬い取らなければ、此処までのゲームになるのは不可能だったでしょう。流石としか言い様がありません。
ユーザー間で実しやかに囁かれていた程度の事や、単なるネタまで掬い取ってくれるほどユーザーに近い姿勢は、最近のゲームには中々無く新鮮でした。
欲を言えばもっと追加要素が欲しい所でしたが、結局は追加版なので仕方ないのかもしれません。プラスマイナスで言えば、十分なほどプラス要素が多いので我慢できるレベルだと思います。
確かにまだまだ作りが甘く十分とは言いませんが、逆に言えばもっと今後に期待できるという事でもあります。
という事で、満足感は3点としています。
今後も此処のスタッフには、今まで通りの情熱を持ってゲーム制作をして欲しいと思いますね。そうすれば、モンハンと肩を並べる狩りゲーとして評価される日も近いと思います。
新規の人は勿論のこと、前作を難しいと投げた人にこそやって欲しい作品でしょう。
Amazonレビュー
レビュー者: 通りすがりの犬 レビュー日: 2011-04-10自分の周りには、モンハンをやっている人が何人もいて盛り上がっているけど、自分は狩りに誘ってもらえません。こっちから誘っても「もう、4人集まっちゃってるから」と断られいつも、寂しく一人で狩りしてました。
一応、一人で全クエストをクリアしましたが…一人はキツイ。
でも、このゴッドイーターバーストは、一緒にプレイする人がいなくても、自分を守って力になってくれる仲間がいっぱい出てきます。
一人でも楽しくクリア出来ましたし、今だに楽しくプレイしています。
モンハンをやっている人に言わせれば「モンハンのパクりじゃん」って馬鹿にしますが、確かに素材を集めて武器や防具作ってミッションをクリアしてと一連の流れはモンハンと変わりませんが、モンハンとは世界観も違うし、アクション自体も全然違う。
モンハンみたいにダラダラとモンスターと戦って時間切れなんて無駄な時間を使う事も少なく、スピード感、楽しさや達成感は、モンハン以上だと思います。
自分みたいに、モンハンで寂しい思いをしてるかたは、一度やってみる価値はありますよ。
あっ!モンハンが面白いと感じている人も是非どうぞ。
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GOOD!
前作はそこそこにやりこませていただいて、そこそこに満足したので今回も期待していた。前作もレビューし、他のレビュアーの方々が書くべきことは大概書いているが、その中で筆者の特に目に付いたところや、変更点についてレビューしてみようと思う。
まず、前作からシナリオが追加され、シナリオを盛り上げてくれた。謎めいたキャラクターや気になるあの人のその後等・・・王道ではあったが大いに満足だ。最終決戦はシビれる。ムービーやそれにマッチしたBGM、熱い台詞や展開はこういった狩ゲージャンルでは珍しい。
最も気になっていたバランスだが、かなり改善されている。前作では防御力など飾りにもならず、一撃食らえば瀕死か即死、敵の攻撃のモーションの素早さと攻撃力は余りにもバランスが悪く、言わば「面白いバカゲー」のような感覚でプレイすることもあった。
しかし、今回はどうだろうか。敵の攻撃力は順に高くなっていくが、ちゃんと装甲を強化していけば即死はない。ダメージは大技を食らっても減るのは3?4割くらいで、しっかり防御を考えれば非常にいいバランスになっている。もちろん、気を抜けば即死するスリルは失われていない。
NPCの思考は大幅に向上された。前作では死に物狂いで退けた敵を深追いし、プレイヤーの元に引き寄せてきてくれる高性能逆探知機であった。今回は敵が餌場に逃げ込めば・・・というか逃げ込もうと動いた瞬間にプレイヤーの手元に戻り、全く深追いをしようとしない。また、信号弾や命令を出すことが可能になり、戦闘に戦略性が産まれた。これにより、複数戦でも1体1の戦闘に持ち込みやすくなり、複数戦での分断の楽しさができた。
武器素材の見直しもポイントか。前作ではある敵からしか採取できない素材を、大量の武器が要求してくるという現象が起きていた。非常に入手確立が低い素材でも、最高ランクの武器となるとほとんどが要求してくるため、ノイローゼになるまで特定の敵を狩らなければならないという状況に陥ることがあった。今回はそれらの素材の入手確立や要求素材が見直されたことで、さすがにトラウマになるほどの数を倒さなくてもすむようになっている。
さらに、アイテム変換という機能が追加。これは今までの日用品を合成することでグレードアップさせることができた機能に加え、素材のグレードアップ、グレードダウンを行うことができる。
例えば同じ敵から採取できる、ランク1,2,3の素材があるとする。今まではランクに合わせた敵を倒さなければならなったが、今回は上位のランク3の素材を、ランク2の素材三つに分離したり、また逆にランク1の素材を8つ消費することで、一つ上のランク2の素材に合成することもできる。これによって、さらにストレスフリーな素材収集ができるようになった。
他に感じたところも様々あるが、細かいので箇条書きにしておく
・自室のターミナルで過去のムービーを閲覧できる
・バレットエディットに、見た目だけを派手にする装飾弾が追加
・服装の大幅追加
・メールの追加。これによりキャラクターの人間臭さが増したか
・クリア後のおまけ要素が豊富
BAD/REQUEST
不満点は前作に比べ大幅に減ったので、要望に近い形になる
追加シナリオは確かに面白いが、少し容量不足に感じた。クリアしなければならないミッションは少なくないが、それによって進行するシナリオが少ない。大量のミッションをクリアしなければシナリオが進まず、尺を稼いだかのような妙なお使いミッションまである。
さらに、シナリオに対してムービーが非常に少ない。長さはわからないが、絶対数がすくないせいで一つのムービーの時間が悪い意味で長いのだ。これならばもう少しムービーを細かく刻んで、少ないミッション進行で見せてくれるようにしてほしかった。
シナリオといえば、PVにから読み取れる情報が多すぎることも困った。さすがにラストバトル前後は度肝を抜かれる展開であったが、ミステリアスな新キャラクターの正体や例のあの人のその後など、PVから様々な情報が読み取れてしまった。PVを見なければいいのだが、それもなんだかおかしな話なので、もうちょっと上手くやって欲しかったところ。
バランス調整とは言ったが、さすがに簡単すぎると思うところもある。弱点属性の武器を使って適当に武器を振るえば、対1匹のミッションならば簡単にクリアできてしまう。今回、自分のHPを回復してくれるNPCの回復弾の追加やNPCの思考の劇的な進化により、戦闘不能やリスポーンの1,2回はあっても、ほとんどミッション失敗はない。これは悪い点として感じた。
また、やはり敵の種類は少ない。今回追加された《ハンニバル》は闘っていて楽しい。しかし、現時点で追加されたものがこれとこの亜種のみでは、さすがにバリエーションが少ない。今後のダウンロードコンテンツに期待がかかる。
COMMENT
PSP-3000を使用
前作は発売前から期待していたが、正直期待はずれの部分も多かった。今回はその期待はずれを見事に消し去ってくれていて、進化に驚くと同時に今もハマっている。ハイスピードハンティングの名にふさわしい出来栄えなので、前作をやりこんだ方は勿論、むしろ前作の難しさに妥協した人にこそ手にとってもらいたい。